Pre Summer Festa 2009 Extra
今週、6月28日(日曜日)三田校において、センター試験の解析より正確な知識と問題を解くスピードをつけ、得点力をアップしてもらうための具体策を伝授します。私、上田も40分間いただきました。
日曜日に朝一番から大変だと思いますが、教職員一同、皆様のお越しをお待ちしております。
さて、気になるその内容ですが・・・。
14日に行われましたプレサマーフェスタでは、発生分野の実際の過去問を題材にセンター試験に独特の出題のクセを見てきました。発生分野に絞ることで、センターの独自性というか特異性を浮き彫りにしようというねらいだったわけです。
28日のイベントではセンター生物全分野に渡って大きく傾向を探っていきたいと思います。
ちょっぴり意地悪でパズル的な楽しさにあふれた(この部分が受験生を苦しめるのですが…)センター生物の出題傾向をお話ししますので、是非いらしてくださいませ。
ではまず、こちらの問題をご覧ください。

これは2009年度センター試験(本試験)の第1問・問2の問題です。
このキ〜スの図の中に、生物学的に見て明らかに誤った部分が2箇所あります。
どこかお分かりになりますか?
実は、この問題僕も試験当日にプリントアウトして解いてみたのですが、小さく印刷したせいもあってどこが間違っているのか10分くらい見つけることが出来ず、大いに汗をかきました。
(この問題の解答は当日発表しますので、お楽しみにお待ちください。)
実際、皆さんの先輩方にも、この問題で試験ペースを狂わされてしまった人がいるようです。
試験では、簡単そうに見えるのに時間ばかりが過ぎてなかなか解けないような問題に関しては、後に続く小問を解くのに影響なさそうな場合、とりあえず放置しておく勇気も必要なのです。
センター生物の第1問には、過去にも一度(2003年)出題の仕方が紛らわしくてなかなか答えが見当たらず、(時間を浪費して)結果的に受験生のペースを狂わせるような問題が出題されたことがあります。
センター生物の第1問は意外にも注意が必要なのです。
実は以前、生物を単なる暗記科目と捕らえる傾向がありました。
しかし、現代生物学の急速な発展と今後の生物学の重要性を考え、単なる暗記科目のイメージを払拭し真に思考力を問う教科というイメージを確立するため、1997年以降高校生物学のカリキュラムには大胆な変更が行われました。
まず1997年から2005年まで生物の教育目標として,思考力に優れた生徒を育成することが掲げられました。この課程の目玉として「探究活動」がはじまり、実習が重視されるタイプの授業が展開されるようになりましたが、知識量はやや軽量化されました。
その当時のセンター生物の問題もその流れを受けて、どちらかといえば生物的な知識をあまり重視しない、生物を題材にしたパズルのような問題が数多く出題されました。
ちょっと驚くようなデータをお見せしましょう…。
下は2002年(生物場JB時代)と今年の「生物的知識がなくても解ける問題の割合」の比較です。生物場JB時代全般にわたるデータはイベントでお見せしますので、楽しみにお待ちください。

この頃、生物は文系の受験者にとって非常に取り組みやすい科目でした。あまり深く勉強しなくても、問題で与えられるデータで答えを導くことができる問題が多かったからです。
ところが現行課程への移行に伴い生物の知識がないと解けない問題に変わりました。さらに単純に知識を問う穴埋め問題の割合も増加しました。ただし穴埋め問題であるにも関わらず、丁寧に隙なく学習しなければ解答できないような細かいところが出題されているため難しく、平均点を下げる要因になっています。

また最初に取り上げた「間違い探し」のような、過去に見られない形式の問題も出てきています。
イベントでは、難化が著しいセンター生物に対応するため、何をどのように勉強していけばよいのか、データと共にお話ししていきます。
三田近郊にお住まいの皆様。
ぜひこの機会一度、研伸館三田校にお越しくださいませ。
教職員一同、皆様のお越しを心からお待ちしております。
Pre Summer Festa 2009
Extra 6月28日(日)
センター生物 9:00 〜 9:40 (40分)
センター化学 9:55 〜 10:35 (40分)
センター数学 10:50 〜 12:05 (75分)
センター英語 12:45 〜 14:15 (90分)
さて、1年半にわたって続いて参りましたこのブログですが、この第70回をもっていったん連載を休止させていただきます。
ただし、完全に終わるのではなく、この連載中に書き残したあれやこれやを不定期に掲載させていただくつもりです。
皆様、長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。
そして、70回という長期連載を見守り続けてくださり、特に叱咤激励してくださった松尾秀彦さんにこの場をお借りして深く感謝の意を表したいと思います。
本当にありがとうございました。
それでは皆様、また、教室でお会いいたしましょう!
(第70回 終わり。 文責:上田@生物)
From 住吉校の部屋