『型(form)』を覚えて『型(style)』を確立する
野球の初心者が、少しぐらいバットを振る練習をしたからといって、バッティングがうまくなるわけではない。
そんな簡単なことは誰でもわかる。
ところが、例えば、「数学が苦手な人が、少しくらい数学の考え方を習ったからといって、数学ができるようになるわけではない」ということは、あまり理解されていない。
なぜなら、ちょっと習って、わからなかったら、「発想力がない」「センスがない」「向いていない」「理系の素養がない」となってしまうからだ。
本当にそうだろうか。
例えば、二次関数の「最大最小」の問題で、「変数a」で場合分けをするやつがわからなかったら、次のようなステップを踏むべし。
1.その問題の解答を何度もじっくり見ながら、論の展開を読み取る
2.計算用紙か何かに、その問題を、自分の手でなんども解いてみる。
3.同様の問題を見つけてみて、解けるかどうか、やってみる。
(a)解けたら、次へ
(b)解けなかったら、その問題も、上記1〜2を重ねてみる。
・・・そして解けるようになる
4.解答をどのように書いていったらいいか、図・表をどこに配置すべきか検討を重ねて結論を出す
5.数学ノートをつくり、そこに論をじっくり考えながら清書していく
6.解答にポイントを書き込む
7.再度、問題と解答の流れをながめてみる
こうして、代表的な問題をノートに清書していき、そのノートを毎日ながめる。
そんなことできるか! と思う人は、それまで。
しかし、そうこうしながら、50問になり100問(もちろん二次関数以外のいろんな問題を含めて)になると、自分の中に解法の『型(form)』が確立してくるのを感じる。
そのうち、自分で、初見の問題を解けるようになる。
そのうち、いくつもの解き方のうち、自分流の解き方(=style)ができるようになる。
問題集の解答を見て、こっちのほうがよい解答だ、こっちの方がエレガントだ、などとわかるようになる。
そのうち、周りの人から、「センスがあるな」「理系人間だな」などと言われるようになる。
それだけのことだ。
例えば、「群数列」に悩んでいる君は、試してみてほしい!
From なんでも部屋