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2008年02月29日

E-Lecture受講生のみなさん

  
3月より開始の新年度授業で、平常講座のEレクチャー(阪大神大文系数学E・阪大神大物理E・阪大神大化学Eなど)を受講予定のみなさんは、第一回目の授業を教室以外で受講する場合に、事前にパソコンの設定と動作確認、それから・・・ テキストを事前に在籍校舎で受け取っておくことを忘れないでください。 
 
全講座とも、3月第一回目の授業でテキスト配布がなされますが、Eレクチャーを自宅等で受講する場合にはパソコンの前に座っていてもテキストは????です。
  
在籍校にしっかり確認をしておいてください。「教室では受講しない予定なんですが・・・」と尋ねてもらえればOKです。
  
追伸:自宅のパソコンで受講する場合など音声を聞き取りやすく、集中できるようにするためには、「ヘッドフォン」または「イヤホン」の装着を推奨します。  

From E-Lectureの部屋
 

2008年02月28日

大学合格のみなさん

  
大学受験が終了し、進学先を決めたみなさん、
  
受験の報告待っています! できれば、研伸館まで直接報告に来てください。
(先生が近くの校舎にいるかは、電話でかまいませんので問い合わせてみてください)
  
2月末までが休講期間なので、この時期に足を運んでもらえたら先生達も比較的余裕があると思います。
   
それから、研伸館のHPにずっとバナーがある「同窓会サイト」・・・
  
  今年から、会員募集開始します。 メルマガ等にて案内しますので、よろしくお願いします。
  
  
From 研伸館からのお知らせ

2008年02月27日

Biological Stories 4

Biological Stories (第4回)
  〜少し名前を変えてみました!(しばらく教養ネタに入ります)〜
        
  死は仕組まれた運命 
  
(第1回)我々を構成する細胞
   
 「分類」は理解のために有効な手段のひとつです。分類するためには複数の特徴のなかから重要な特徴とさほど重要でない特徴を見抜かねばならないからです。
 ところで皆さんが地球上の全生物を二分類するなら、どう分けますか?
 「動物」と「植物」でしょうか。
   
 動物 と 植物 
   
 動物は動く事が出来、植物は動けません。これが最も目立つ違いです。しかし、動物と植物にはもっと大切で本質的な違いがあるのです。それは生態系におけるエネルギーや物質の循環に関して果たす役割の違いです。
  
植物は他の生物(あるいは生物の作った有機物)を食べる必要がありません。
肥料には腐葉土など死体的なものが含まれているので、植物は生物の死体を吸収しているとか、植物の根は動物の口や消化管に当たるものと誤解をしている方もおられるかも知れません。
しかし、植物の吸収活動は動物のそれとは全くの別物です。
植物は消化を行いませんし、必要もありません。植物は日光のエネルギーを利用できるため、他の生物の作った栄養分を一切必要としないのです。つねに他の生物の命を奪いつづける必要のある動物とは、その部分が違うところなのです。
 生態系内では他の生命も(勿論自分自身も)利用できるようなエネルギー源を新たに作り出す働きを担っているので、植物は「生産者」と呼ばれています。
   
 それに対して動物は食物中の化学エネルギー以外に利用できるエネルギー源がありませんから、自分の生命活動に必要なエネルギーの全てを他の生物のからだを食べる事で手に入れます。
 エネルギーの面で言えば「使う」ばかりで他の生物が利用できるような形の「エネルギー源」を新たに作り出すことがないのです。
 ですから、生態系内でのエネルギーの流れという観点からは、動物は「消費者」と呼ばれています。
    
 動く・動かないといった表面的な違いだけでなく、生態系での役割の違いでみても、動物と植物で2分するのは理にかなっているといえるでしょう。
   
 ところで、世の中には動物と植物の間の違いが小さく感じるほどの、はるかに異質な生き物がいるのをご存知ですか?
 形も生き方も全く異なる生物・・・。それは、細菌類の仲間です。
    
 細菌類は別名原核生物と呼ばれます(バクテリアなどと呼ばれることもあります。ウイルスは全くの別ものです)それに対して我々が普段見かける生物は真核生物と呼ばれています。細菌類は、われわれが普段よく見かける生物達とは細胞の内部構造からして全く違っています。
    
 ここで真核細胞と、原核細胞との違いを少しお話ししましょう。
   
 真核細胞 
  
 真核細胞と原核細胞は見た目だけでも区別できます。
 われわれの細胞=真核細胞を顕微鏡で見ると、細胞内に目立つまるい構造が見えます。
 これが「核」と呼ばれる部分で、ここには生存に必要な遺伝情報(DNA)が高度に折り畳まれて詰め込まれています。ちなみに細胞内の核以外の部分は細胞質と呼ばれています。こちらでは様々な生命活動が行われています。
   
 真核細胞ではこのように「情報を蓄えておくための部分=核」と「実際に生命活動が行われる部分=細胞質」が明確に区分されています。さらに細胞質内には、ミトコンドリアや葉緑体などの特定の機能を担当するための構造物、すなわち細胞小器官が存在しています。
 真核細胞は成立した最初期から現在と同程度に高機能化していたと考えられています。
  
 核という「遺伝情報を保存しておく専用の空間」を確保したためなのか、真核細胞は非常に沢山のDNAを保持した細胞になりました。
 この多くの遺伝子を溜め込むことが出来るという性質が、後で述べる多細胞生物への道をひらいたと考えられています。

 原核生物
   
原核細胞でできた生物を原核生物といいます。現存の原核細胞は限りなく無駄を省いた細胞です。
先程述べた真核生物は情報をたくさん抱え込むことで、多様な可能性を開いた生物と理解すると良いでしょう。それに対して原核生物は増殖速度を生存の武器にした生物です。
細胞構造を複雑にせず、保持する情報量は必要最低限とする。これは大量生産に適した特徴です。ただし必要以外のものを徹底的に切り捨てているため、ここから革新的な変化を生み出すことは難しいでしょう。(環境に対応して最大限の速度で個体数を増やす戦略を採るにはこれしか方法がなかったのでしょう)
   
 原核生物の一種である大腸菌の細胞内に含まれるDNA量の少なさを見れば、原核生物の無駄(あるいは余裕)のなさが理解できるかも知れません。
 大腸菌の遺伝子(生命にとって道具に当たるタンパク質の設計図)の数は、人間の数十分の一です。しかし、細胞内に含まれるDNAの量で比較すると、その量はじつに1000分の一以下なのです。
 しかも原核細胞の場合、核膜で包まれた明瞭な核が存在しないためDNAは細胞膜の内側に散らばっていますし、細胞小器官も存在しません。
   
 構造が比較的単純でしかも遺伝情報量もコンパクトなため、原核生物は非常に速く増殖することが出来ます。たとえば大腸菌の場合なら良好な条件下では20分に一度分裂できるので、例えばたった半日以内で、一個の細胞から人類の全人口数である60億程まで増殖するのです。
   
 次回は多細胞生物と単細胞生物の違いについてお話していきたいと思います。

(第4回 終わり  文責:上田@生物)
   

いよいよスタートします(高の原校)

 
3/1にいよいよ高の原校授業がはじまります。
  
現在、入学選抜試験受験者の手続き期間中であり、日々申込みが行われています。
  
研伸館の場合、VODであっても、きちんと入学選抜試験を行い、レベルをしっかり維持して授業が行われます。
  
このことは、他の類似予備校(希望すれば講座が受講できる)との決定的違いであり、高の原校の大きな大きな特長の一つとなっています。
  
また、高の原校のVODのメイン講座ラインナップはすべて新年度の取れたてホヤホヤの授業です。したがって、最新の入試傾向やカリキュラムをふまえた最適な授業であり、これもまた、いつ収録したかわからない映像とは一線を画するところです。
  
新年度の高の原校にご期待ください。
  
  
From 高の原校の部屋


 
  

2008年02月26日

試験会場 東大vs京大

  
二次試験当日の警備にも東大と京大の違いは顕著に表れます。
  
東大は、受験生以外は門でシャットアウト。
  
一方、京大は、あいている教室で試験をやっている感じで、学生は学食や研究室に出入りしているし、試験当日の昼休みにK林(世界史講師)さんなどは、教室を覗いて、知っている生徒を見つけては頑張れよとエールを送っていたりします。
  
京大は北部(理学部・農学部)で受験すると、ヒーターのきしむ音がカンカンいっていたりして、神経質な人には気に障るかもしれませんが、試験監督の先生達は結構気さくで、大文字山の大の字について京都に初めての受験生に質問されて、そうですね、あれが大文字山ですなんてこたえていたりします。
   
東大・京大受験生は二日目も頑張ってください!!
  
追伸:東大応援隊3名(本郷2名、駒場1名)は無事応援を終え、その足で新幹線に飛び乗り、京大に応援(昼休みに間に合った!)に駆けつけたとのことです。来年からは工学部にも国語の試験が課されるので、昼休みの盛り上がり(工学部受験組がいざ決戦の舞台に駆けつけ、他学部の受験生が昼休みに出てきて、研伸館の講師達の熱いエールを受ける)もなくなりそうで、ちょっと複雑です・・・。


  
From 受験の部屋
  

2008年02月25日

国公立大前期試験頑張れ!

 
さて、いよいよ国公立大前期試験です。
  
落ち着いて、これまで学習してきたことを思い浮かべ、緊張感の中、冷静に実力を発揮してきてください。
  
入試は総合力勝負です。山あり谷ありの場合もありますが、最後の最後まで1点ずつ積み重ねていくことがすごく重要です。
  
この日のために、それぞれの志望校合格を目指して、頑張ってきたわけですから、その気持ちを強く持って入試に果敢に挑んできてください。
  
追伸:東大受験生のみなさん
    今年は本郷だけでなく、駒場にも有志応援隊が駆けつける予定です。
    (東大応援部隊は、その足でとんぼ返りで京大の応援に駆けつけるとか・・・)
  
  
From 受験の部屋
  
  

2008年02月24日

関関同立現役合格速報第一弾


関関同立現役合格速報の第一弾を発表しました。

http://www.kenshinkan.net/2008_Goukaku.htm 
  
国公立第一志望者への調査はまだまだの段階で、かつ私大後期入試の結果等はまだですので、今後もさらに合格者数は増加していく見通しです。
  
  
From 研伸館からのお知らせ 
 

2008年02月23日

2/29までは休講; 3/1より新年度スタート

 
現在研伸館は新年度へ向けた休講期間です。
  
入学選抜試験は23日(土)24日(日)及び26日(火)に行われます(26日が最終回です:申込みは25日19:30が〆切!)
 
新年度の授業は3/1より開始されます。
  
テキストは原則として第一回目の授業時に教室で配布されます。
  
自分の取得講座を確認して、時間割をチェックし、当日は余裕を持って教室の指定された席に着席しておいてください。
  
  
From 研伸館からのお知らせ
 

2008年02月22日

【高の原校】3月体験授業すべて終わりました

  
昨日の『京大阪大文系数学』の体験授業で高の原校開校前の体験授業がすべて終了しました。
  
昨日の授業では、 
  
 「数列」をテーマに
  
かなりつっこんだ内容を、きわめてわかりやすく、独自の視点から授業が進められ、最後を飾るにふさわしい内容でした。
  
 1.数列の問題である特定の内容を示す場合は、要するに漸化式に帰着させるべきであること
 2.漸化式であっても、未知数と式数の関係から未知数を減じる方向で検討を進めること
 3.未知数を減じる場合の数列特有の着眼点と条件の提示
 4.論を進めていくときに、袋小路に入りそうになったときに、どれだけつっこんで考え粘り抜くか
 5.粘った結果、突破できる場合の発想(といっても思いつきではなく正しい着眼)
 6.厳密性を追求して、スキのないように検証し、答案をまとめる方法
 7.公式的なものであっても、その成り立ちの中に、きちんと理解しておくことにより思わぬ突破口が垣間見えること
 
などが授業されていました。
  
かなり有意義な時間であったと思います。
 
さて、あとは3月の開校に向けて、選抜試験と入学手続きを残すのみとなりました。
  
高の原校の一期生達を迎える日を楽しみにしています。
  
  
From 高の原校の部屋


  

2008年02月21日

2007年度の授業最終日です!

 
高1高2生のみなさん
 
本日2/21(木)が2007年度(=みなさんが高1高2として)の授業最終日です。
  
明日より2月末までは休講期間で、3/1より新学年(新高2新高3・・・中3から進級してくるみなさんは新高1としての)スタートです。
  
新しい時間割を確認して、授業開始時間に余裕を持って新たな年度を迎えましょう!
  
なお、テキストは原則として第一回目の授業中に配布します。
  
筆記用具等テキスト以外で必要なものを持参してください。
  
  
From 研伸館からのお知らせ
 

2008年02月20日

ワープビジョン体験授業@高の原 終了しました

 
昨日、ワープビジョン(インターネット専用回線によるライブ双方向システム)による
  
 東大京大英語、東大京大理系数学 の体験授業 が行われました。
  
ほぼ満席状態の体験授業でした。
  
 両科目とも、講師は西宮校で授業をし、生徒は高の原でした。
  
自慢の講師陣の授業は中継でも迫力があり、参加者の授業内容に対する満足度が非常に高いものであったことが印象的でした。
  
 数学の授業では、配信側の西宮校にも参加の生徒が15名ほどおり、双方の教室に生徒がいる状態での授業でした。
  
さて、3月より、ワープビジョンの講座も開始されます。研伸館の東大京大クラスは選抜試験で合格することがかなり難しいのですが、しっかり準備をして、週末の選抜試験で合格して、正規の受講生として通期の授業に参加し、実力アップを果たしてもらえるとうれしいです。
  
  
From 高の原校の部屋


 

  
  

2008年02月19日

プライベートデスクのお知らせ

 
西宮校にはプライベートデスク(有料自習室)があります。
  
講座と同様、月額料金で、自分の座席が確保されるしくみです。
  
長時間の学習を考慮し、机の幅や奥行きが広く、ロッカーも設置されています。
  
受験生が卒業しますので3月より空席が増加しますので、新年度講座と同時期に利用者の募集をしています。
  
詳しくは受付窓口まで。
  
*有料自習室は西宮校の他、ラポルテ芦屋校と上本町校に設置されています。
  
  
From 西宮校の部屋
  

2008年02月18日

都合が合わなければVODで(新年度講座)

  
新高2高3生のみなさん
  
本日、新年度受講申請の締め切り日です。
  
学年が上がると、取得すべき講座が増えるので、これまでとは違う曜日・時間帯に開講される講座を希望する場合が増えると思います。
  
たまたま他の用事とバッティングしたりする場合は、VOD受講も選択肢として積極的に検討してください。
    
  
From 研伸館からのお知らせ
  

2008年02月17日

いよいよ3/1より新年度スタートです

  
研伸館はいよいよ3/1より新年度を開始します。
  
現在、週末(土日)に入学選抜試験を実施しており、いよいよクライマックスに近づいてきました。
  
新しく入学する生徒、また校内生で進級の生徒、いずれも原則として3月1日からの第一週目の授業にて新年度テキストを配布し、授業を開始します。
  
新しい時間割をしっかり確認して、新年度第一回目の授業にのぞんでください。
  
   
From 研伸館からのお知らせ
 

2008年02月16日

新学年受講申請書の提出期限

 
新高2新高3のみなさん
  
すでに新学年受講申請書がご家庭に届いていると思います。
  
提出期限は2/18(月)19:30【厳守】(西宮校は2/14)
  
判定が出ている講座及びそれよりランクの低いまたは進度の遅い講座を受講できます。
  
ストライプの申請用紙に印字してある講座に○をするか、手書きで講座名を記載して○をして期限厳守で各校事務局窓口まで提出してください。
  
なお、入試に必要な科目をきちんと学習できるように講座選択しましょう。
(*他校舎の受講希望など不明な点はお問い合わせください)  
 
  
From 研伸館からのお知らせ

2008年02月15日

【高の原校】新高2超TOPレベル体験授業

  
明日、高の原校では、午後一で新高2特別選抜S(英語・数学)の体験授業が行われます。
 詳しくは・・・以下をクリック! 
  http://www.kenshinkan.net/ivent/2008_OpenCampus_TT_takanohara.htm
  
教室定員に限りがありますので、申込みは速やかかつ確実に!  
  
  
FROM 高の原校の部屋
  

VODますます人気です!

  
現在、大学受験間近、直前講習会中ですが、教室授業を自動収録したVOD視聴申込みがどんどん増加しています。
  
昨年までは、都合がつかなければ、それで受けられなくて終わりでしたが、今年からはこの新兵器のおかげで、受験生の最後の追い込みにさらに一役も二役もかえている気がします。
  
2008年度が3月からスタートしますが、VOD対応校舎のみなさんはとても心強い味方を得ることができたと思います。また、VOD対応校舎以外のみなさんも、一般講座と同様、VOD対応校にて講座取得(この場合VOD講座取得)可能ですので、都合のつかない講座についてはVOD設置校まで足を運んでVODをぜひ利用してください。
   
   
From なんでも部屋
  
 

2008年02月14日

【高の原校】VODの体験随時受け付けています

 
高の原校は現在体験授業Weekです(以下のページ参照)。
  
 http://www.kenshinkan.net/ivent/2008_OpenCampus_TT_takanohara.htm
  
なお、VODの体験は随時予約受付中です。新年度から受講したい講座がほぼラインナップされています。(ちなみに本日は体験ブースがすべて予約で埋まっています!)
  
詳しくは、高の原校までお気軽にお問い合わせください。

  
  
From 高の原校の部屋
  
  
 
 

2008年02月13日

体験第二弾@高の原

 
高の原校の体験授業第二弾が終了しました。
  
昨日は【京大阪大理系数学】と【高2数学エクセレント理系】の体験でした。
  
受講生の感想をみると、担当の高木先生の授業への絶賛の嵐!!
  
 解法のすばらしさ、着眼点の鋭さを指摘する感想から、
    まじめにやるぞというオーラがすごかった という感想まで
  
喜びの声で溢れていて、主催の高の原校としても、感無量です。
  
  
From 高の原校の部屋
 

2008年02月12日

私立大学合格のみなさんへ

  
私立大学合格のみなさん
  
講師・スタッフ一同、みなさんの報告を心待ちにしています。
  
授業がはじまる前に(14:00〜16:00)、ぜひ各校まで!
  
先生達の居場所は・・・、研伸館のウェブサイト(時間割)で確認ください。
  
  
From 研伸館からのお知らせ
  

2008年02月11日

現役生にとっての正念場です(大学入試)

  
さて、この時期は現役生にとっての正念場です(受験生の入試の話です)。
  
苦しいときが上り坂。
  
ここで一歩一歩登っていくと、一気にすばらしい眺望を得ることに成功できます。
  
決して気を抜かずに・・・。
  
  
From 受験の部屋
 
  

2008年02月10日

高の原校 初の体験授業(東大京大レベル)実施されました

 
高の原校 最初の体験授業が実施されました(2/9)。
  
お昼前から雪が降り始め、あたりは一面の銀世界の中、高の原校で最初の体験授業は、
  
東大京大英語、東大京大数学 でした。
 
参加メンバーは、予想通り、
 東大寺、東大寺、東大寺、洛南、東大寺、東大寺、東大寺、洛南、東大寺、東大寺、東大寺、東大寺、東大寺、東大寺、・・・・・
 という感じでした、
  
終了後、遠隔質問システムで、学園前校の先生に質問する参加者達もいて、盛況に終わりました。
  
参加者の感想に、「このような機会をもっと設けてほしい」というものがありましたが、
  
今度は2月19日に、今日の授業とは別のテーマで、新しいシステム「ワープビジョン」での東大京大英語と数学の体験授業が実施されます(もちろんその他教科の体験も別日程であります!)。
   
参加希望者は、高の原校までお申し込みください(感想で「目からウロコが落ちました」というのがありましたが、次回も、ウロコが落ちると思います!)。
  
 http://www.kenshinkan.net/ivent/2008_OpenCampus_TT_takanohara.htm 
  
  
From 高の原校の部屋
     
  


  

2008年02月09日

明日よりオープンキャンパス

  
新高1・新高2・新高3のみなさん
  
明日より、オープンキャンパスです。
   
http://www.kenshinkan.net/ivent/2008_OpenCampus_index.htm
  
時間割を確認して、遅れずに、着席してください。
  
  
From 研伸館からのお知らせ
  

2008年02月08日

イオン高の原SC

  
高の原校のある「イオン高の原ショッピングセンター3F」南側には●▲堂という書店があります。
  
この書店、取り扱っている書籍が結構インテリ好みのものが多い。
  
ということは、逆にその手の本がよく売れているということだと思います。
  
ところで、この書店で、新刊単行本のトップが「鹿男あをによし」でした。
  
昨夜の「鹿男あをによし」では、いよいよ大和杯がはじまりました。
  
この勝負でサンカクは果たして手にはいるのか、楽しみになってきましたね。
  
*鹿男は「しかおとこ」です。「しかお」「ししお」「ししおとこ」ではありません。念のため。(京都にある「鹿ヶ谷」は「ししがたに」ですよね。。)
   
追伸:高の原校と学園前校の自習室空席状況も携帯で確認できるようになりました。さっそく携帯に研伸館のトップページ登録しておいてください。
  
 QRコードは・・・
  http://www.kenshinkan.net/QR_i.htm 
   
 携帯の研伸館サイト トップページは・・・ 
   http://www.kenshinkan.net/i
 PCで確認するには・・・ 
   http://122.20.250.150/cgi-bin/WebObjects/kenSeatResHP 
   
   
From 高の原校の部屋

2008年02月07日

遠隔質問システム試験運用開始しています

  
高の原校の「遠隔質問システム」・・試験運用開始しています。
  
昨日は、高の原校と学園前校をつないで実験しました。
  
映像+音声 に加えて、質問箇所の読み込み→手書きでのマーキングや(先生からの)解答作成などが(PC画面上のホワイトボード8面を活用して)自在に行えるシステムです(オリジナル開発)。
  
VODやワープビジョン、自習室空席情報確認システムに加えて、高の原校の新兵器です。
  
  
From 高の原校の部屋
  
  

2008年02月06日

まもなく【学】【高】で自習室空席情報閲覧システム始動します

  
今週末にも、学園前校及び高の原校にて、
  
【自習室空席情報】を携帯やPCにて確認できるシステムが動き始めます。
  
西宮校ですでに稼働しているシステムで、研伸館の携帯サイトのトップページからメニュー画面で自習室空席情報を選べば、西宮校、学園前校、高の原校の3校の空席情報が同時に閲覧できるようになります。
  
特に、学園前校と高の原校はどちらで勉強するか選択する際の心強いツールになります。
  
  
From 高の原校の部屋

2008年02月05日

新学年受講講座申請書

  
新高2、新高3のみなさん
  
新学年受講講座申請書が各家庭に送付されていると思います。 
  
説明事項をしっかり読み理解した上で、副教科も含めて、きちんと講座申請を行ってください。
  
体験授業を希望する場合は、オープンキャンパスに参加してください。
  
  
From 研伸館からのお知らせ
 

  

2008年02月04日

高の原校 各種体験受付中

  
2008年3月オープンの高の原校は、現在現地開校準備室がオープンし、いよいよ校舎内に入れるようになりました。
  
また、2月中旬より実施の各種体験イベント(体験授業、体験ワープビジョン、体験質問システム、体験VODなど)の受付も行っています。 
 
高の原校は教室最大定員18名なので、特に体験授業を希望の場合は先着順受付ですので、早めに申し込んでください(ワープビジョンの時は定員は各講座10名+αに限定します)。
  
*東大寺学園他、高の原が最寄り駅のみなさんは、一度立ち寄ってみてください。
  
  
From 高の原校の部屋
   
 

2008年02月03日

鎌田浩毅教授のジキルとハイド出演本日です

 
鎌田浩毅教授@京都大学本日2月3日(日)19:58〜テレビ朝日系列(阪神地区では朝日放送6チャンネル)の近未来予測テレビジキルとハイドに出演されます。  
  
テーマは、 
・・・富士山は噴火する・・・
 
です。 ぜひ、ご覧ください。
  
PS:鎌田浩毅教授には3月下旬、西宮校にて開催される開校記念講演会(春)にてお話をいただく予定です。西宮校の映像は最新の技術で、三田校別館、上本町校、学園前校、高の原校にLive生中継される予定です。
  
  
From 研伸館からのお知らせ

Biological Stories 2

第2回 サブプライム問題という名の猛吹雪

このブログでは理科的なちょっと面白い話を扱うことにしています。時間の経過とともに意味不明になるような時事的な内容はできるだけ控えようと思っているのですが、この類の問題に関しては以前から是非触れてみたいと思っていたので、少し書かせていただきます。

この文を読者の皆さんがお読みになるのが、はたしてこの文章がブログ上に発表されてから何週後なのか、原稿を書いている今この時点では想像もつきません。

今この文章をお読みの皆さん、今の景気はどうですか? 世界恐慌はやってきましたか?
日本はまた大不況に陥りましたか? それともかすり傷ですみましたか?
経済崩壊して破綻してしまった国は出ましたか? それとも先進諸国の金融介入で大事にならずにすみましたか?

現在、日本の株価はどんどん値下がりしています。
ところが肌で感じる日本の景気は少しも悪くないように思えます。平成の大不況のときを肺炎とすると、今はゾクゾクと寒気がするくらいの、わずかに体調が悪化しはじめた程度。なのに、先進諸国や近隣のアジア諸国と比べても図抜けて株価が下落しているようなのです。いったいこれは何を意味するのでしょうか?

熱帯多雨林(赤道付近の森)と夏緑樹林(日本の東北地方やカナダの森)はどちらが強い森か?


あくまで仮定の話(思考実験)ですが、熱帯雨林の森と夏緑樹林の森のすべての木々をチェーンソーで切り倒し、切り株も穿り返し、その土地に木が一本も残らないようになるまで木を持ち出し尽くすとします。
その後、木が一本もない状態からまた再び森が復活するまで待つとしたら、どちらの森が先にもとの姿を取り戻すと思いますか?

なんとなく熱帯多雨林のほうが早く復活しそうだと思いませんか?
あんなに生物が豊富で、木なども高く重なって生えているのだから、さぞかし土の中には栄養分がたっぷりあり、生物の生存に適した植物の天国のような土地ではないか、すこしばかり森がなくなったとしてもまた木がうじゃうじゃ生えてきて、あっという間にもとの密林に戻るのではないかと。
だから、森林を伐採して木材を切り出すとしたら熱帯多雨林の森から切り出せばいい。あんなにたくさん木が生えているなら、何本か持って行ってもまた生えてくるに決まっていると。

それにたいして寒い地方の森は、頼りなくて木も低くて、冬になると葉も散らしてしまうし、一度森が消え去ってしまったら二度と再び森ができることなどないのではないかと。
木を切り出して持っていくなんてもってのほか、縮小した森は二度と帰らない、そういうイメージがありませんか?

もし僕に、元のような森が復活する可能性があるのはどちらかと聞かれれば、夏緑樹林(東北やカナダの森)と答えます。もし熱帯多雨林から木を一本残らず持ち出せば、そこはきっと何千年間か、何万年間か砂漠化してしまい、復活はきっと困難だとおもいます。

地上50メートル、あるいは100メートルほどに達する巨樹の塊を見ると、その足下には豊かな土壌があってそれが大きな木を支えているのだと考えてしまいます。
逆に木の高さがせいぜい20メートルほど、秋には葉が全部なくなってしまうような弱々しげな森を見ると、その森を支える土壌も貧弱なのだろうと思っていまいます。

ところが、実際に熱帯多雨林の土壌を調べると、その土壌は驚くほど貧弱であることが分かります。栄養塩類がわずかしか含まれていないのです。

危うい繁栄を続ける森・・・熱帯多雨林

熱帯多雨林は一年を通して気温が高く降雨量が多いので、植物たちはさかんに光合成をおこないます。光合成で利用されるのは水と空気中の二酸化炭素なのですが、光合成による生成物を利用してさらにタンパク質や核酸(DNAなど)を合成したり、細胞数を増やしたりするときに、土壌からの栄養塩が利用されます。
その結果、土壌中の栄養塩類はあっという間に植物体に吸収され、土壌中には栄養塩類が残らないのです。たとえ、何かの動物が森で死んだとしても、その死体は(高温多湿のため)アッという間にカビや微生物たちに分解され、ドロドロに溶けて土にしみこみ、それがまたすぐ植物に吸収されて土の中には何も残らない。このような状況にある熱帯多雨林から木を切りだして森の外へ持ち出せばどうなるでしょう?

土にはもう栄養分はありません。そこに種が落ちたとしても、大きく育つための栄養分が土壌中に欠けているのです。実際の熱帯多雨林の伐採現場では、木を切りだしてむき出しになった土壌に熱帯の長雨が降り続けるため、ただでさえ貧弱な土壌を流し出してしまうと言われています。

植物のなくなってしまった土地には、水を保つ力がなくなってしまいます。
一度木を失った熱帯多雨林は、どんどん壊れて砂漠になっていくと現代の生物学では予想されています。
上部構造として圧倒的に巨大な木々を持ちながらその足下の土壌は貧弱きわまりなく、一度破壊されれば復活できないような危うい繁栄を続ける森。それが熱帯多雨林なのです。

潜在力と顕在力がくいちがう森・・・夏緑樹林

それに対して寒い地方の森(夏緑樹林)は、豊かな土壌を持っています。
寒い地方では気温が低いため光合成がそれ程盛んに行われません。その結果、落葉などによって土壌に豊かな栄養分を蓄えているにもかかわらず、それが生物に利用されないまま眠っているのです。

利用できないほどの栄養分を貯金として抱えながら、それを利用できない森。
しかし、森に今ある木々を全て持ち去ったとしても、土壌にはなお幾ばくかの栄養分が残されていますから、また森が復活する可能性はあると思います。


熱帯多雨林的な経済、夏緑樹林的な経済

生態系の単元で森とその地下に眠る栄養塩類の話をする度に、僕は日本の経済とアメリカの経済を連想してしまいます。

世界で最大の預貯金を持ちながらそれをただ眠らせるばかりで、繁栄につなげることが出来ない国、日本。
 バブル崩壊後の日本の経済は、よほど寒い気候帯の森のように見えます。
 足下に使い切れないほどの資産を眠らせながらそれを全く利用できず、国民皆が不景気を嘆いている。まるで気温が低すぎて光合成できなくなってしまった森のようです。

それに対して、巨大な株式市場を持ち活発に金融取引が行われて、企業活動は世界を席巻し繁栄を極める国アメリカ。

しかし、その国に暮らす国民には、貯金がありません。資産はみんな株式に流れ込んでいるからです。財産を繁栄に変えるという点では、素晴らしいことですが危うさも感じてしまいます。
目に見える形の上部構造(株式市場=森)を繁栄させながら、足下(貯金=土壌中の栄養塩類)は空っぽの国、アメリカ。

どちらが正しい姿なのか、政治や経済の知識をほとんど持たない僕には上手く判断できません。ただ、今回のサブプライム問題が森に広がった野火のように株式市場を荒廃さえてしまえば、あとに木々を失った熱帯多雨林のような砂漠化した大地のような破滅的は変化が待っているのではないかと、生物を勉強する身としては考えてしまうのです。
そして、アメリカの株式市場を支えているのが、アメリカ人の資産ではなく日本人の溜め込んだ預貯金なのだという話を噂に聞くとき、足下を掘り返されて、土壌を肥料として持ち去られる森の姿を想像していまいます。

森の相観を決定する年平均気温や年間降水量は、物理的な条件で決定されるので、人間が働きかけようとしても、その効果は限られるでしょう。しかし資産を株式で持つ(日本の企業を力づけるパワーにかえる)か、貯金(安全ではあるが特に企業の役に立たない)で持つか、これは個人の心理の問題であり、変化させることは可能なのではないでしょうか。

株取引からうさんくささを排除し企業を元気づけることが出来るような未来。みんなが日本の将来に安心感を持てる未来。そういう日が来ることを祈らずにはいられません。

(第2回 終わり)

2008年02月02日

Biological Stories 1

このたび、研伸館ブログで「理科っぽいエッセイ」を連載させていただくことになりました生物の上田です。

皆さん宜しくお願い致します。(一礼)

僕は生物の講師ですので、エッセイの題材は主に生物を中心とした理科的なものになって行くと思われます。

しかし、せっかく研伸館という大変な頭脳集団の中でこういうエッセイを書くわけですから、研伸館のたくさんの先生方にビシバシ突っ込んでもらえるような広がりのありそうな題材を選んでいきたいと思います。
このブログをお読みの皆様方、鋭い突込みをお待ちしています。(深く礼)

ところで、栄えある第1回の題材は、これで行きましょう。

第1回 僕らはみんな塩っぽい

皆さん、サラリーマンと言う言葉の語源をご存知ですか?

サラリーの「サラ」には、「塩」と言う意味があります。他にサラのつく言葉として、サラダなどもあげられます。「塩」で味付けした野菜なので「サラ」ダなのですね。では、サラリーマンとは「塩で味付けされた人間」?いえ違います。しかし、「サラ」と言う言葉は国家や権力と深いかかわりがある単語なのです。

ところで話は一気に飛びますが、近代以前の中国の王朝が倒れるときに暗躍する人たちがいます。どんな職業の人々か想像つきますか?

ひとつは宗教人でしょう、しかしこの人々は今回のブログには関係有りません。もうひとつは何と、塩の密売人なのです!(世界史を受講している皆さんにとっては当たり前でしたか?)

たかが塩の密売がなぜ、国家転覆の原動力になるのか?そのあたりを生物っぽく説明していきましょう。

僕らの血潮は海から来た

太古、我々命あるものが誕生した場所は海であると考えられています。我々のはるかな祖先は、海の中に漂いながら生きてきました。海こそが我々を包む全てだったのです。
 海は気温の変化も少なく、濃度(浸透圧)の変化も少なく、急激な変化にうまく適応できなかった初期の生物たちにとっては、理想的な生息場所だったことと思われます。
 生物は細胞と言う最小単位のままで暮らしてきました。

ところで、生命誕生から10数億年前、生物の歴史に残る画期的な進歩が起こりました。
「囲い込み」です。

細胞たちがたくさん集団になって(多細胞生物の誕生)、海を自分たちの中に囲い込み、その海を自分たちにとって理想的な天国のような状態にしたのです。
囲い込まれた「理想の海」は本物の海よりさらに温度・浸透圧・pHなどの変化が少なく、しかもあらゆる細胞が必要とする栄養分を利用できるよう、栄養分をたっぷり溶かし込んだ液体でした。

この「理想の海」を体の中に囲い込んだことによって、多細胞生物は海でない環境にも進出できるようになりました。通常なら体が破裂して死んでしまうような薄い水(淡水域)、あるいは水の無い世界(陸上)にまでも・・・。
海を囲い込み、携えていくことで生物は海から離れることができるようにさえなったのです。

我々陸に生きる動物には、今でも太古に囲い込んだ海が流れ続けています。
我々はそれを「血潮」と呼んでいます。我々の先輩たちは生物学が発達していなかった頃から、体液と海水の関連に気がついていたのかもしれません。

長き年月にわたって雨が降り陸地を溶かし続けてきたため、今では我々の血液と海水は濃度や成分が違ってしまっています。しかし、動物の体液の濃度や成分は、太古の海水の状態をあらわしていると考える研究者も少なくないと思います。

体内の海を捨てた生物 = 植物

陸に上がったのは動物だけではありません。植物も陸地に生きています。
植物の組織(特に葉)を顕微鏡観察すると、細胞と細胞が密集しておらず結構隙間が有ることが分かります。この隙間を「細胞間隙」と呼びます。浮き草などではこの細胞間隙は、体積の70%にも達します。

生物を受講していない人に「ここに何が詰まっているか?」と問うとだいたい「液体?」「水っぽい何か?」と言う答えが返ってきます。生物受講者でもそう返す人は少なくないかもしれません。
動物の場合、細胞と細胞の間を「組織液」と呼ばれる液体が満たしています。動物の細胞は今でも体の中に囲い込んだ理想の海=体液の中に暮らしているのです。

ところで、狭い金魚鉢の中に、身動きできないほど金魚を詰め込めば間違いなく窒息するでしょう。我々の細胞はそれよりもっと高密度に詰まっているのに、なぜ窒息しないのでしょうか?
それは、心臓が動いているからです。心臓が鼓動を刻み、血液が流れ、肺から取り入れた酸素を体の隅々に運ぶので、体のどの部位の細胞も窒息しないのです。心停止が「死亡」の重要な基準なのは、心停止すると、血流が止まり酸素の運搬が途絶えるので、細胞たちは金魚鉢に詰め込まれた数十匹の金魚よりひどい有様になって、窒息死してしまうからなのです。

では、もし植物の細胞間隙が水で満たされていたら?
植物には心臓がありませんから、あっという間に全ての細胞が気体を自由に出し入れできなくなり死んでしまうことでしょう。

植物が採ったのは、体内の海を捨てることでした。細胞間隙を満たしているのは空気です。個々の細胞が直接大気と気体交換する構造になっているのです。


草食動物は岩塩をなめるが、肉食動物は岩塩をなめない(らしい)

我々の体液は、太古に取り込んだ海水を受け継いだものと考えられています。そのため海水と同じように塩辛い。これは多細胞生物誕生当事、海水中に大量の塩化ナトリウムが含まれていた(今でもたくさん含まれていますが)状態を今にまで伝えているのでしょう。それに対して細胞の中にはナトリウムは極めて少なくなっています。
現在でも動物細胞の細胞膜には細胞内に入り込んだナトリウムを細胞外に追い出し、代わりに体液中のカリウムを細胞内に取り込む働きをするタンパク質が存在しているほどです。

今では動物の体液とナトリウムはさらに強く関連づけられています。
動物は、体内の水の総量を知る仕組みを持っていません。体内の水分量に関する中枢は脳の一部、間脳の視床下部という部位に有るのですが、全身から水に関する情報を集めてきて判断しているわけではありません。せいぜい視床下部内を流れる血液の塩分濃度(浸透圧)をチェックし、塩分濃度が高くなると「水不足」と判断して飲水行動を促し(のどが渇いたと感じさせる)、塩分濃度が低いと体内の「水分量が多すぎる」と判断して体から水を排出しています。
体内に常に一定量の塩分が存在するならば、これはうまい仕組みです。
しかし、この調節機構には落とし穴があるのです。

たとえ体内の塩分が減ってしまった場合であっても、間脳視床下部は、水分過多と塩分不足とを区別できません。
そのため、激しい運動などで塩分を大量に失った場合水を飲むなどして体内の水分量を適切に戻したとしても、まるで水を飲み過ぎたかのように、尿として水分を出してしまうのです。激しい運動の後には、単に水を飲むのではなくスポーツ飲料などの塩分を含んだ飲み物を飲むことが推奨される生物学的根拠がここにあります。
このことから分かるように、我々動物は塩分が不足すると水分不足に陥るのです。

ところで、植物細胞は体液を持たないと先ほど書きました。つまり体内にナトリウムを持たないのです。すると、植物を摂取する動物は、食物から塩分を摂ることができないということになります。

 地上に存在する塩化ナトリウムの結晶を岩塩と言いますが、この岩塩をなめるという行動は草食動物に多く見られ、動物にはあまり観察されないといわれています。動物を体ごと全部食べてしまう肉食動物の場合、エサとなった生き物の体内のナトリウムを全て取り込むことになるので、草食動物よりはナトリウム不足に陥りにくいのでしょう。

帝国は塩を独占する

かつて日本には「専売公社」というものがありました。専売公社は国内において「タバコ」と「塩」の販売を独占していたと記憶しています。
これは近代以前の中国の税制度に倣ったものなのかもしれません。

近代以前であっても巨大な人口を持ったであろう中国のことですから、全人民に十分な食肉がまわったとは考えられません。
するとムギやコメ、雑穀などの植物由来のものが食料の大半を占めた事でしょう。この食事内容では、ナトリウムを食料から摂取できません。

ここに帝国と塩の関連が生まれるのです。
海の近辺では塩分の入手は容易です。海水を蒸発させれば良いからです。
 しかし、海から遠い土地(奥地)に住む人は、海辺から塩を運んできてもらわねばならないことになります。すると、海と奥地をつなぐ道路をつくる存在、あるいは海と奥地との交易路の安全を武力で保障してくれる存在、もっと言えば海から塩を直接運んでくれる存在が生存のために必須と言うことになるでしょう。

 国家が塩の販売を独占することにはそれなりの背景や理由があったと思います。
 しかし、生存に関わる物資の独占販売が国家の手で行われたため、国家の財政が傾いたとき、この塩にはきわめて高い税が課せられたことでしょう。

塩を食べねば死んでしまう、しかし国家の売る塩は非常に高価であるとなれば・・・。

ただのような値段で手に入れた塩を、国の売る塩よりは安い値段で売りさばく。すると人望と富が密売商人に集まり、やがて武力蜂起を起こし、帝国を傾ける。

たかが塩の密売が、ついには国家転覆の原動力になるメカニズムはこのようなものだったでしょう。

同じく古代帝国のローマでは、「塩」が給料として配給されていたと聞きます。そして、その塩が「サラリー」の語源となったと・・・。

 働いて給料をいただき、サラリーマンと呼ばれる立場であることを思うとき・・・。
僕は27億年前からつながる海との「縁(えにし)」を感じずにはいられないのです。
(第1回 終わり)

2008年02月01日

鎌田教授@ジキルとハイド(テレビ朝日)

  
鎌田浩毅教授@京都大学2月3日(日)19:58〜テレビ朝日系列(阪神地区では朝日放送6チャンネル)の近未来予測テレビジキルとハイドに出演されます。  
  
テーマは、 
・・・富士山は噴火する・・・
 
です。 ぜひ、ご覧ください。
  
PS:鎌田教授には3月下旬、西宮校にて開催される開校記念講演会(春)にてお話をいただく予定です。
  
  
From 研伸館からのお知らせ

高の原校、校内に入れるようになりました。

  
高の原校よりお知らせです。
  
昨日、無事、事務所開きを行いました。
  
自習室も(もちろん校内生限定で)利用できるようになりました。近隣に住んでいたり、帰宅途中の場合には、ぜひ利用してください(平日は13:30〜21:00すぎまでの利用時間となっています。もちろん学生証が必要です。忘れずに。)
   
さて、昨日の 『鹿男あをによし』 ですが、
  
結構、細かなところの描写ができていて感心しました。会話の中で、京都なんて急行に乗れば(奈良から)30分ちょっとだから、というフレーズが出るなど、結構、地元を熟知されていて、なかなかのものでした。
   
そういえば、問い合わせを受けて感じることですが、高の原って、かなり京都市内の学校に通っている人が多いんですね(なにしろ、京都駅までは30分ちょっとですからね・・・)。
   
   
From 高の原校の部屋