いっせいに首が長くなる(今西錦司が見た世界)
今西錦司シリーズをちょっと続けてみます。
今西錦司は、生物進化は個体単位ではなく「種」の単位でおこると考えました。
例えば、キリン。
一般的な進化の考え方では
「あるとき、突然変異で首の長いキリンが生まれて、高い枝の葉っぱ
が食べれたので適者生存で生き延び、子孫が繁栄した」
というような感じだと思います。
人間にたとえると、ある時、手の長い人間が生まれて、手が長くて他の
個体より、いろんな意味で、優勢であり、手の長い人間が繁栄した
というような感じでしょうか??
でも集団の中で1個体だけ、他より、生存に有利な獲得形質をもった個体
がいて、それがどんどん集団の中で増えていくということは現実的なのか
という疑問も残りますよね?(例:手長人間がうまれて、そっちのほうがも
のを取るのに有利だから、どんどん手長人間が増えて、さらには、すべて
の人間が手長になる???)
さて、今西錦司は、どう考えたかというと、
「キリンの首はいっせいに長くなった」と考えました。
あるとき、(種としての主体性が働いて)生まれてきた子キリン達の首が
みんな長くなった! と。
サルはいつ二足歩行の猿人になったか?
それは、あるとき、うまれてくる子ども達がいっせいに立ち上がるようになった。
そして、首を長くしたり、立ち上がったりするのは、種として主体的に適応する
環境を選び、それに適した適応を選択したということなのです。
この後続けると、かなりながくなり終わりが見えなくなるので、このへんで。
From なんでも部屋