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2008年09月30日

E-文826(第9回)

E-文826
           〜第9回「不定詞vs動名詞」〜

こんにちは、Mr. Oです。今回は不定詞、動名詞、そしてこの2つの違いに焦点を当てます。不定詞と動名詞は、含むニュアンスが異なるんです。不定詞は「これからする」、動名詞は「既にしている、してしまった」というニュアンスです。この違いを掴めるようになりましょう。

■不定詞と否定の位置関係
1. I shut the door quietly so as not to wake the baby.
「赤ちゃんを起こさないように、ドアを静かに閉めた」
2. I told him not to open the window.
「私は彼に窓を開けないよう言った」
不定詞の時制と書き換え
3. She seems to be in good shape.
「彼女は元気そうだ」
4. I promise not to gamble again.
「ギャンブルはもうしません」
5. She is said to have been an actress.
「彼女は女優だったらしい」
■不定詞を用いた熟語
6. To be frank, I cannot agree with you.
「率直に言えば、君の意見には賛同できない」
7. Strange to say, I dreamed the same dream twice last night.
「奇妙なことに、昨晩同じ夢を二度みた」
8. You had better not sit up late.
「夜更かしをしない方がよい」
■動名詞の基本用法
9. Studying hard is essential to pass the exam.
「試験に通るのに、一生懸命勉強することは不可欠だ」
10. He is good at speaking English.
「彼は英語を話すのが上手だ」
11. I am looking forward to seeing you.
「君に会うのを楽しみにしている」
12. It was very nice seeing you again.
「またお目にかかれて嬉しかったです」
13. The zipper on my sleeping bag was broken.
「寝袋のジッパーは壊れていた」
14. The learning of English grammar was discussed in the meeting.
「会議で英文法を学ぶことについて議論された」
15. I insisted on his answering the question.
「私は彼が質問に答えるべきだと主張した」
■不定詞と動名詞の差異
16. My elder sister decided to study abroad.
「姉は留学することに決めた」
17. He enjoyed playing tennis.
「彼はテニスを楽しんだ」
18. He finished reading the book.
「彼はその本を読み終えた」
19. I don’t mind walking in the rain.
「雨の中散歩しても構わない」
20. I remember reading the book before.
「以前その本を読んだのを覚えている」
21. He tried opening the door.
「彼は(試しに)ドアを開けてみた」
22. I’m sorry for being late.
「遅れてすみません」
23. Since the rain began to fall, we took a taxi.
「雨が降り出したので、タクシーを拾った」
24. I came close to spilling my coffee.
「もう少しでコーヒーをこぼすところだった」
25. What do you say to driving out this weekend?
「この週末、ドライブに出かけるのはどうですか」

◇それでは解説です。まずは不定詞と否定の位置関係(1〜2番)。
1. I(S) shut(V) the door(O) /quietly(M) /so as not to wake the baby(M).「赤ちゃんを起こさないように、ドアを静かに閉めた」
●不定詞の否定語の場所は単純です。to不定詞の直前。これだけです。so as to V’「V’するために」という表現を前回勉強しました。それに否定語notをつけるときはどうするのか。to不定詞の直前にnotを置いてso as not to V’「V’しないように」となります。同様に、in order not to V’「V’しないように」という表現もつくれますね。

2. I(S) told(V) him(O) [not to open the window](C).「私は彼に窓を開けないよう言った」
●2番は不定詞の意味上の主語がある構文です。意味上の主語があっても、否定語を置くのは全く同じです。tell A to V’の意味、覚えていますか。「AにV’するよう言う」でしたね。第5文型ですよ。(つまりはOとCの主述関係があるんですね。)この構文に否定語notをつけるだけですから、tell A not to V’「AにV’しないよう言う」となるんですね。

◇次は不定詞の時制と書き換えです(3〜5番)。
3. She(S) seems(V) [to be in good shape](C).「彼女は元気そうだ」
●3番にはto不定詞が用いられていますが、that節を使って書き換えるとどうなるでしょうか。
        It(S) seems(V) that she is in good shape.
このように、that節内の時制が述語動詞(seems)と同じであることが分かります。このように、述語動詞と同じ時を表す場合、to不定詞は単純形をとります。
また、S seem to VはIt seems that SVと書き換えられ、「SはVするように思える」という意味になります。同様に、S appear to V=It appears that SVも「SはVするように思える」という意味です。ただし、appearの方がseemより客観的なことを述べているニュアンスを含みます。
ちなみに、It seems that SVの英文はIt seems that型とも呼ばれる、特殊な文型です。形の上ではSVという第1文型とされることが多いですが、特殊なものと覚えておく方がよいでしょう。that節が文頭にくることができないので、これは形式主語構文ではありません。itはthat以下の節を導入する働きをしているだけです。

4. I(S) promise(V) [not to gamble again](O).「ギャンブルはもうしません」
●4番もto不定詞は単純形です。しかし、述語動詞と同じ時ではありません。that節を使って書き換えてみましょう。
        I(S) promise(V) [that I will not be late again](O).
「今後遅れないこと」を今約束したんですね。このように、to不定詞が述語動詞の表す時より後に起こることを示す場合も、そのto不定詞は単純形をとります。

5. She(S) is said(V) [to have been an actress](C).「彼女は女優だったらしい」
●今度はto不定詞が完了形をとっています。3〜4番と同じく、that節を用いて書き換えますよ。
        It(仮S) is said(V) [that she was an actress](真S).
この話をしているとき、「彼女は女優だった」と過去形をとっています。このように、述語動詞の表す時より前であるとき、to不定詞は完了形をとるんです。
ちなみに、S is said to V=It is said that SVは、「SはVすると言われる」という意味になります。S is thought to V=It is thought that SV「SはVすると思われる」という構文もよく出てきますよ。

◇さて、不定詞を用いた熟語に話を移します(6〜8番)
6. To be frank(M), I(S) cannot agree(V) /with you(M).「率直に言えば、君の意見には賛同できない」
●6番は独立不定詞とよばれる不定詞が使われています。独立不定詞とは、文全体を修飾するよう、その文から独立した不定詞のことです。to be frank「率直に言うと」の他に、to tell the truth「実を言うと」やto begin with「まず第一に」などがあります。

7. Strange to say(M), I(S) dreamed(V) the same dream(O) /twice last night(M).「奇妙なことに、昨晩同じ夢を二度みた」
●7番も独立不定詞です。6番はto〜という型でしたが、7番はそれとは少し異なります。このような型をとる独立不定詞はstrange to say「奇妙なことに」の他に、needless to say「言うまでもなく」やso to say「いわば」などがあります。

8. You(S) had better not sit up(V) /late(M).「夜更かしをしない方がよい」
●このhad better V’「V’した方がよい」はお馴染みの表現ですね。これは原形不定詞を用いた構文です。原形不定詞はこれまでに何度も登場してきましたが、助動詞や使役動詞、知覚動詞の後で使われます。もちろん、原形不定詞の形は名前の通り、動詞の原形ですよ。had better V’「V’した方がよい」のような、原形不定詞を用いた構文は他に、cannot but V=cannot help but V’=cannot help V’ing「V’せざるをえない」やwould rather V’「むしろV’したい」などがあります。
さて、8番には否定語が使われていますね。notの位置はどこかと言うと、to不定詞のときと同じく、原形不定詞の直前です。had better not V’「V’しない方がよい」となります。

◇さぁ動名詞です。まずは動名詞の基本用法から(9〜17番)。
9. [Studying hard](S) is(V) essential(C) /to pass the exam(M).「試験に通るのに、一生懸命勉強することは不可欠だ」
●そもそも動名詞とは、動詞が名詞の機能をもつモノのことを言います。名詞のはたらきということは、主語や補語、目的語になれるんですね。そして、9番は動名詞句(studying hard)が主語になっています。

10. He(S) is good at(V) [speaking English](O).「彼は英語を話すのが上手だ」
●主語、補語、目的語の他に名詞がなれるのは…前置詞の目的語ですね。10番を見て下さい。これはbe good at V’ing「V’するのが上手だ」という表現ですが、これはatという前置詞の目的語に動詞V’がきているから、動名詞という形をとっているんですね。このように、前置詞の目的語に動名詞をとる構文は他に、be proud of V’「V’するのを誇りに思う」やbe afraid of V’ing「V’するのを恐れている」、be sad about V’ing「V’するのを悲しく思う」などたくさんあります。
ちなみに、be good atをひとカタマリの句動詞とみているので、speaking Englishという動名詞句が目的語になっています。

11. I(S) am looking forward to(V) [seeing you](O).「君に会うのを楽しみにしている」
●11番は10番と同じパターンですが、間違えやすい構文です。これもlook forward toを句動詞とみています。そして、このtoは前置詞なんです。前置詞だからこそ、後ろは動名詞seeingになっているんですね。look forward to V’ing「V’するのを楽しみにする」です。くれぐれもto不定詞と間違えないように気をつけて下さい。このように前置詞toを使った表現は、今回のE-文の最後に取り上げます。

12. It(仮S) was(V) very nice(C) [seeing you again](真S).「またお目にかかれて嬉しかったです」
●形式主語構文です。to不定詞で使われるのをよく見ていると思いますが、動名詞でも使うことができます。ちなみに、
    [1] Nice seeing you.「お会いできて嬉しかったです」
    [2] Nice to see you.「お会いできて嬉しいです」
    [1]と[2]は使われ方が異なります。(これらの表現自体は口語的です。)[1]は別れ際、[2]は出会った際に使われます。動名詞と不定詞の差が生む、表現の差です。この違いは17番以降で詳しく取り上げますが、動名詞には同時・過去志向、to不定詞には未来志向のニュアンスがあります。


13. [The zipper on my sleeping bag](S) was broken(V).「寝袋のジッパーは壊れていた」
●動名詞は動詞が名詞の機能をもったもの、と書きましたが、実は形容詞的用法ももちます。13番がその例です。sleeping bagの意味は類推できるでしょう。「寝ている袋」ではないですよ。the bag for sleeping「寝るための袋」つまり「寝袋」です。このように、V’ing+[名詞]で、「V’するための[名詞]」([名詞] for V’ing)という意味をもちます。このような例は他に、walking stick「つえ」、waiting room「待合室」、sewing machine「ミシン」などがあります。
ちなみに、
She(S) looked at(V) [the sleeping baby](O).「彼女は寝ている赤ちゃんを見た」
    この英文のsleeping babyのsleepingは動名詞ではありません。現在分詞です。現在分詞なのか動名詞なのか、見分ける簡単な方法は主述関係があるかどうかです。sleeping babyのように、baby is sleepingという主述関係があれば現在分詞。その主述関係がない場合は動名詞です。

14. [The learning of English grammar](S) was discussed(V) /in the meeting(M).「英文法を学ぶことについて会議で議論された」
    ●14番は次のように書き換えることができます。
        [Learning English grammar](S) was discussed(V) /in the meeting(M).
書き換えられた英文は、単純に動名詞句が主語になっていますね。14番のように、動名詞が名詞として独立し、V’ing+[前置詞]+[名詞]という様に前置詞で結ぶと 「[名詞]を/に/で/がV’すること」という意味になります。

15. I(S) insisted on(V) [his answering the question](O).「私は彼が質問に答えるべきだと主張した」
●15番は動名詞に所有格をつけた形です。このように、A’s +V’ingの形で「AがV’すること」という意味になります。動名詞の意味上の主語ですね。これは、次回詳しく取り上げますが、動名詞の意味上の主語は所有格を用いるんだということ、覚えておいて下さい。ちなみに16番を書き換えると、次のようになります。
    I(S) insisted(V) [that he should answer the question](O).

それでは不定詞との動名詞の差異について勉強します(16〜25番)。前にも書いたように、to不定詞は未来志向、動名詞は同時・過去志向のニュアンスを含みます。これが、ある違いを生みます。
動名詞は名詞の働きをもつので目的語になれます。to不定詞もまた、名詞的用法があるので目的語になれます。しかし、いつでもto不定詞・動名詞のどちらも使っていい訳ではありません。to不定詞・動名詞のニュアンスの違いが、to不定詞だけを目的語にとる動詞、動名詞だけを目的語にとる動詞、そしてどちらも目的語にとる動詞、という異なったグループを生みます。

16. My elder sister(S) decided(V) [to study abroad](O).「姉は留学することに決めた」
●まずはto不定詞だけを目的語にとる動詞です。to不定詞だけを目的語にとる動詞は、未来志向性、一時的行為、積極的行動を表すものです。decide to V’「V’するのを決定する」の他に、expect to V’「V’するのを予期する」、offer to V’「V’するのを申し出る」、refuse to V’「V’するのを拒否する」などが例に挙げられます。

17. He(S) enjoyed(V) [playing tennis](O).「彼はテニスを楽しんだ」
●動名詞だけを目的語にとる動詞は3つに大別できます。まずは習慣的な意味合いをもつもの。つまり、既に実行していること、反復的行為(習慣)を表す動詞です。「テニスを楽しんだ」ということは、テニスをした後なんですね。既に実行しています。このような習慣的な意味合いをもつ動詞は他に、 admit V’ing「V’するのを認める」、 practice V’ing「V’する練習をする」、imagine V’ing「V’するのを想像する」などがあります。

18. He(S) finished(V) [reading the book](O).「彼はその本を読み終えた」
●今度は実行中の動作を表す動詞です。既に実行していることの終了・中断・放棄を表すものとも言えます。18番は、「本を読む」ということを実行しており、それを「終えた」んですね。このような動詞は他に、stop V’ing「V’するのをやめる」、give up V’ing「V’するのをあきらめる」などがあります。

19. I(S) don’t mind(V) [walking in the rain](O).「雨の中散歩しても構わない」
●3つめは回避・否定的態度を表す動詞です。例えばavoid V’ing「V’するのを避ける」 、escape V’ing「V’するのを逃れる」、deny V’ing「V’しないと言う」などがあります。

20. I(S) remember(V) [reading the book before](O).「以前その本を読んだのを覚えている」
●20番はどちらも目的語にとれる動詞です。しかし、to不定詞と動名詞のニュアンスの違いが、意味の違いに結びつきます。つまり、to不定詞を目的語にとるときと、動名詞を目的語にとるときで、意味に差があるんです。
以下の2つの英文を比べてみましょう。
[3] I(S) remember(V) [reading the book before](O).「以前その本を読んだのを覚えている」
[4] Remember(V) [to read the book tomorrow](O).「明日その本を読むのを覚えておきなさい」
[3]は20番の英文ですよ。どちらも述語動詞はremember「覚えている」を使っていますが、[3]は目的語に動名詞が、[4]はto不定詞をとっています。そして、動名詞の『過去志向』のニュアンスが[3]のように『以前の事柄』を意味することにつながっています。それに対して、to不定詞の『現在・未来志向』のニュアンスが[4]のように『以後の行動』を意味することにつながっているんです。

21. He(S) tried(V) [opening the door](O).「彼は(試しに)ドアを開けてみた」
    ●21番も同20番と同様です。動名詞・to不定詞どちらも目的語にとれます。
[5] He(S) tried(V) [opening the door](O).「彼は(試しに)ドアを開けてみた」
        [6] He(S) tried(V) [to open the door](O).「彼はドアを開けようとした」
[5]は21番の英文です。この2つの英文にもまた、動名詞とto不定詞のもつニュアンスの差が出ていますね。[5]は「ドアを開けることを試した」ということです。即ち、これは実際に行った行為を示しています。それに対して[6]は行おうとした行為です。(to不定詞の未来志向のニュアンスが出ていますね。)
このように、動名詞を目的語にとるときとto不定詞を目的語にとるときで意味が異なる動詞は、try V’ing「試しにV’してみる」、try to V’「V’しようとする」の他にforget V’ing「(以前に)V’したことを忘れる」、forget to V’「(これから)V’することを忘れる」、regret V’ing「V’したことを後悔する」、regret to V’「残念ながらV'することになる」などがあります。

22. I’m(I(S) am(V)) sorry(C) /for being late(M).「遅れてすみません」
●動名詞とto不定詞の含むニュアンスの違いが理解できたならば、この2つの英文がどう異なるのか、理解できるはずです。
        [7] I’m(I(S) am(V)) sorry(C) /for being late(M).「遅れてすみません」
[8] I’m(I(S) am(V)) sorry(C) /to trouble you(M).「お手数をおかけしてすみません」
違い、見えるようになってきましたか?[7](22番の英文です。)は、既に遅れているという過去の事柄について謝っています。しかし、[8]はこれからのこと、未来の行為について「すみません」と言っているんですね。

23. Since the rain began to fall(M), we(S) took(V) a taxi(O).「雨が降り出したので、タクシーを拾った」
●23番も20〜21番同様、不定詞、動名詞どちらも目的語にとれる動詞です。しかし、不定詞、動名詞のときで意味上の違いはないと考えて構いません。このような動詞は他に、start「始める」、continue「続ける」、cease「やめる」などがあります。

◇最後に、to V’ingをとる表現を紹介します(24〜25番)。11番でもlook forward to V’ing「V’するのを楽しみにする」を取り上げましたが、前置詞toを含む表現です。
24. I(S) came(V) /close to spilling my coffee(M).「もう少しでコーヒーをこぼすところだった」
●24番はcome close to V’ing=come near (to) V’ing「もう少しでV’するところだ」という慣用構文です。何度も書きますが、前置詞toが使われているから後ろは名詞の働きをする動名詞V’ingがきているんですよ。
このように前置詞toを含む慣用構文は他に、object to V’ing「V’するのに反対する」、be used to V’ing=be accustomed to V’ing「V’するのに慣れている」、with a view to V’ing=for the purpose of V’ing「V’するために」、when it comes to V’ing「V’することになれば」などがあります。どれも間違えてto不定詞を書いてしまいがちなので、覚えておいて下さい。

25. What(O) do(Aux) you(S) say(V) /to driving out this weekend(M)?「この週末、ドライブに出かけるのはどうですか」
●前置詞toを使った構文が続きますが、25番は記憶から抜けやすいので取り上げますね。What do you say to V’ing?=How about V’ing?「V’するのはいかがですか」という構文です。
    You(S) say(V) what(O) /to driving out this weekend(M)
    これを疑問文にする、というステップで理解してもらえばいいですよ。

いかがでしたでしょうか。to不定詞と動名詞の違い、何度も英文を見比べて少しずつ理解していって下さいね。それでは、また。
  
(E-文 826<第9回>おわり。)文責;Mr. O
 
 
From 西宮校の部屋
 

2008年09月29日

もうすぐ10月

 こんにちわ、松本孝です (⌒▽⌒)ノ

 すっかり秋になりましたね〜
 朝晩かなり冷え込んできましたが、風邪などひいていないですか?自分は危うくひきかけましたが。。。Σ(―□―;)!
 これから模試等で忙しい日々が続くので、体調管理には十分注意しましょう(^^)b

 さてさて。。。

<皆さんへ>
 水曜日から特別指導期間になります。
 (一部除いて)今まで同様に授業がありますからね、注意してくださいよ(・ω・)ノ

<高1、2生へ>
 到達度試験の結果が返ってきていると思いますが、各自納得のいく結果だったでしょうか?
 「納得!」という人は、これからも油断することなく、日々勉強を続けていってください。
 「全然・・・」という人は、もう復習はしていますよね?何事も早め早めに行動するように!!
 なお、一部の人には「面談」をする予定です。詳細は授業にて。。。(・□・)

<高3生へ>
 昨日はセンター模試予備日でした。予備日受験者の人はご苦労様でした。朝から丸一日だったので、疲れがまだ残っているのでは?早めに疲れを取ってこれからに備えてくださいね。
 本試験は来週日曜日です!丸一日かかりますから、前日は早く寝て、模試に備えましょう!!

PS
 先日、某高校の文化祭に行く機会がありました。( ^0^)θ〜♪
 タイミングよく、バンドグループが演奏していたので、パッと見たら、何と研伸館生がいるじゃありませんか!!!
 研伸館で見る顔とは違う、非常に良い表情をしていました。
 「青春だなぁ〜」

 以上、松本孝でした (^0^)/


 From 三田校の部屋

2008年09月28日

高3校内生対象先行申込みお忘れなく

 
冬期講習の高3校内生対象先行申込みが行われています。10月1日からの校外生受付に先んじた人気講座の先行予約ですので、確実に申請をお願いします。
  
  
From 研伸館からのお知らせ

2008年09月27日

来週の予定

 
来週の予定
 
9月28日(日) 第2回研伸館センター模試(高3対象)予備日程
          10月入学選抜試験
9月30日(火) 9月度平常授業終了
10月1日(水) 冬期講習校外生受付開始
  
10月1日(水)〜
   10月7日(火) *特別講義期間(平常授業はなく、特別講義開催)
              ・・・・詳細は各校にて
 
10月4日(土) 10月入学選抜試験
10月5日(日) 第2回研伸館センター模試(高3対象)
10月8日(水) 10月度平常授業スタート
  
  
From 研伸館からのお知らせ

2008年09月26日

E-文826(第8回)


E-文826
             〜第8回「不定詞の主語は誰だ」〜

こんにちは、Mr. Oです。今回は、不定詞を読む際に、その不定詞の主語が誰なのかに注意しながら読んでみて下さい。文全体の主語なのか、はたまた意味上の主語が存在しているのか。それでは、スタートです。

■不定詞副詞的用法
1. She went to Paris in order to study art.
「彼女は芸術を勉強するためにパリに行った」
2. They studied hard so as not to fail the exam.
「彼らは試験に落ちないように一生懸命勉強した」
3. I was surprised to hear Japanese unexpectedly.
「思いがけず日本語が聞こえて驚いた」
4. They are crazy to go out in this stormy weather.
「こんな嵐の中でかけるなんて、彼らはどうかしている」
5. He was so rich as to buy a foreign car.
「彼女は外車を買える程お金持ちだった(彼女はお金持ちだったので外車を買った)」
6. They are old enough to drink.
「彼らはお酒を飲める年だ」
7. Would you be so kind as to hold the door for me?
「ドアを押さえていただけませんか」
8. She was too busy to come to the party.
「彼女はあまりに忙しくてパーティに来られなかった」
9. He grew up to be a famous musician.
「彼は成長して有名な音楽家になった」
10. I visited my aunt, only to find her absent.
「おばを訪ねたが、留守だった」
11. This book is difficult to read.
「この本は読むのが難しい」
12. This river is dangerous to swim in.
「この川は泳ぐには危険だ」
13. It would be fun to play tennis with him.
「彼とテニスができたら楽しいだろうなぁ」
不定詞と第5文型
14. She was heard to sing in her room.
「彼女は部屋で歌うのを聞かれた」
15. My parents allowed me to live by myself.
「両親は私に一人暮らしをさせてくれた」
16. My mother told me to close the door.
「母は私にドアを閉めるよう言った」
17. I want you to finish this job by tomorrow morning.
「明日の朝までに、この仕事を終えてもらいたい」
18. I thought her (to be) honest.
「私は彼女は正直だと思った」
19. I suspect him to be lying.
「彼は嘘をついていると思う」
20. He promised (me) to come as early as possible.
「彼はできるだけ早く来ると約束した」
意味上の主語
21. It is not easy (for us) to master English.
「英語を身に付けるのは簡単ではない」
22. It won’t be hard for him to pass the exam.
「彼が試験に通るのは難しくないだろう」
23. It is very nice of you to help me move out.
「引っ越しを手伝ってくれるなんて、君はとても親切だ」
24. This is the book for you to read.
「これが君の読むべき本だ」
25. This novel was short enough for me to read in an hour.
「この小説は短いので私は1時間で読めた」

◇まずは不定詞副詞的用法です(1〜13番)。
1. She(S) went to Paris(V) /in order to study art(M).「彼女は芸術を勉強するためにパリに行った」
   ●「〜するために」という目的を表します。She(S) went to Paris(V) /to study art(M).でも同じ意味を示しますが、『目的』を明確に示すために、in order to V’「V’するために」を使っています。この表現の書き換えには、so as to V’「V’するために」があります。また、in order that S’V’「S’V’するために」と、節で書くこともできます。その場合、1番は
        She(S) went to Paris(V) /in order that she could study art(M).
    と書き換えられます。

2. They(S) studied hard(V) /so as not to fail the exam(M).「彼らは試験に落ちないように一生懸命勉強した」
    ●「〜しないように」という否定目的を表します。in order to V’などの『目的』に否定語をつける訳ですが、その否定語の位置に注意して下さい。notはto不定詞の直前です。

3. I(S) was surprised(V) /to hear Japanese unexpectedly(M).「思いがけず日本語が聞こえて驚いた」
    ●感情の原因を表します。感情を表現する動詞や形容詞とともに用いられる用法です。感情を表現する語には、surprise「驚かせる」の他にglad「喜んで」、afraid「恐れて」、sorry「残念で」などがあります。

4. They(S) are(V) crazy(C) /to go out in this stormy weather(M).「こんな嵐の中でかけるなんて、彼らはどうかしている」
    ●「〜するとは」という判断の根拠です。人の性質を表す形容詞とともに用いられる用法です。careless「不注意な」、clever「賢明な」、polite「礼儀正しい」などが例に挙げられます。また、23番と関連していることですが、この4番の英文は、次のように書き換えることができます。
        It(S) is(V) crazy(C) /of them to go out in this stormy weather/(M).
    23番で詳しく取り上げますが、人の性質を表す形容詞が用いられた場合、不定詞の意味上の主語(them)をof+目的格で表します。

5. He(S) was(V) so rich(C) /as to buy a foreign car(M).「彼女は外車を買える程お金持ちだった(彼女はお金持ちだったので外車を買った)」
    ●5〜8番は程度を表す表現です。まず5番はso [形容詞/副詞] as to V’「V’する程[形容詞/副詞]だ」という形をとっています。(文脈によって、「とても[形容詞/副詞]なのでV’する」という『結果』を表す場合もあります。)さて、この英文を書き換えてみます。
        [1] He(S) was(V) rich enough(C) /to buy a foreign car(M).
        [2] He(S) was(V) so rich(C) /that he could buy a foreign car(M).
    [1]は[形容詞/副詞] enough to V’「V’する程[形容詞/副詞]だ(とても[形容詞/副詞]なのでV’する)」という形をとっています。[2]はso [形容詞/副詞] that S’V’「S’がV’する程[形容詞/副詞]だ(とても[形容詞/副詞]なのでS’がV’する)」という構文です。ところで、[2]のthat節内の主語(he)と、文全体の主語(he)が一致しています。だからこそ、5番や[1]では『意味上の主語』が書かれていません。この意味上の主語については、21番以降で詳しく取り上げます。

6. They(S) are(V) old enough(C) /to drink(M).「彼らはお酒を飲める年だ」
    ●5番で、[形容詞/副詞] enough to V’は文脈によって「V’する程[形容詞/副詞]だ」とも「とても[形容詞/副詞]なのでV’する」ともとれる、と言いました。この6番は同じ構文を使っていますが、「V’する程[形容詞/副詞]だ」という意味でのみとられている英文です。「年をとっているからお酒を飲む」訳ではありませんからね。「お酒を飲める程十分年をとっている」ということです。

7. Would(Aux) you(S) be(V) so kind(C) /as to hold the door for me(M)?「ドアを押さえていただけませんか」
    ●これは5番の構文を使って丁寧な依頼をしている表現です。助動詞wouldを用いて丁寧さを出しています。直訳すれば「ドアを押さえる程やさしい」ですが、よりキレイな日本語にしましょう。依頼しているのですから、「ドアを押さえていただけませんか」が適切ですね。

8. She(S) was(V) too busy(C) /to come to the party(M).「彼女はあまりに忙しくてパーティに来られなかった」
    ●8番も形容詞/副詞の程度を表しますが、これまでと少し異なります。too busyで「あまりに忙しい」という意味になりますが、「あまりに忙しい(ので、できない)」というニュアンスも含んでいます。何をできないのかが不定詞で説明されているんですね。8番ならば、「パーティに来ること」です。この英文、書き換えてみると、
        She(S) was(V) so busy(C) /that she couldn’t come to the party(M).
    となります。that節内にnotがありますね。tooが含むニュアンス、覚えておいて下さい。

9. He(S) grew up(V) /to be a famous musician(M).「彼は成長して有名な音楽家になった」
10. I(S) visited(V) my aunt(O)/, only to find her absent(M).「おばを訪ねたが、留守だった」
    ●9〜10番は結果の用法です。『結果』で用いられる表現はかなり偏っているので、覚えてしまいましょう。9番のgrew up to V’「成長してV’する」、10番の,only to V’「そして(その結果)V’する」の他に,never to V’「二度とV’しなかった」、lived to V’「V’するまで生きた」、woke up to V’「目覚めるとV’した」などがあります。,only to V’と,never to V’はコンマが付けられることが多いのも特徴です。

11. This book(S) is(V) difficult(C) /to read(M).「この本は読むのが難しい」
12. This river(S) is(V) dangerous(C) /to swim in(M).「この川は泳ぐには危険だ」
    ●11〜12番は形容詞の限定です。それぞれto不定詞が11番のdifficult、12番のdangerousという形容詞を詳しく説明しています。(何をするのが難しいのか、何をするのが危険なのか、ということですね。)ところで、11番の文末には前置詞がないにも関わらず、12番の文末には前置詞があるのは何故でしょうか。答えは11番のreadは他動詞で、12番のswimは自動詞だからですね。この2つの英文を書き換えると
        [11’] It(仮S) is(V) difficult(C) [to read this book] (真S).
        [12’] It(仮S) is(V) dangerous(C) [to swim in this river] (真S).
    となります。(11、12番の書き換えがそれぞれ[11’]、[12’]です。)[11’]と[12’]を見れば分かる通り、実はreadやswim inの後ろには目的語(this bookやthis river)が隠れていたんですね。11、12番では、これらの目的語を既に主語で書いてあるので、省略されているんです。『形容詞の限定』用法を用いた場合、このような目的語の欠落が起きます。
    ちなみに形容詞の限定は、difficult「難しい」やdangerous「危険な」の他に、convenient「便利な」、easy「やさしい」、impossible「不可能な」などと共に使われます。
    ここで、『形容詞の限定』用法と共に使えそうだけれど使えない形容詞も紹介しておきます。important「重要な」、necessary「必要な」、possible「可能な」がそれに当たります。これらの形容詞は、例えば
        It(仮S) is(V) important(C) [to study English](真S).
    と書くことはできますが、English is important to〜とは書けません。

13. It(S) would be(V) fun(C) /to play tennis with him(M).「彼とテニスができたら楽しいだろうなぁ」
    ●不定詞副詞的用法、最後は条件です。この『条件』用法は、よく仮定法の構文で用いられます。13番はまさにその例です。これは、
        It(S) would be(V) fun(C) /if I played tennis with him(M).
    と書き換えることができます。これは仮定法過去ですね。(仮定法は後で勉強します。)

◇さて、不定詞と第5文型に参りましょう(14〜19番)。第5文型SVOCのCにto不定詞がくる形です。第5文型といえば何でしたか?OとCの間にある主述関係でしたね。
14. She(S) was heard(V) [to sing in her room](C).「彼女部屋で歌うのを聞かれた」
    ●第6回で登場した、知覚動詞の受動態です。能動態の文は、
        I(S) heard(V) her(O) [sing in her room](C).
    という第5文型です。hear「聞こえる」という知覚動詞が用いられるとき、SVOCのCの位置にはto不定詞が続きませんが、受動態のときはto不定詞になるんでしたね。

15. My parents(S) allowed(V) me(O) [to live by myself](C).「両親は私に一人暮らしをさせてくれた」
    ●allow A to V’は「AがV’するのを許す」から派生し、「AにV’させる」という意味をもつ表現です。使役動詞ではありませんが、第5文型をとり、使役の意味をもちます。また、受動態に書き換えた場合も、使役動詞や知覚動詞のときと同様、to不定詞がbe動詞+V’p.p.の後ろに置かれます。
        I(S) was allowed(V) [to live by myself](C).
    このような動詞は、他にforce A to V’「AにV’させる」、get A to V’「AにV’させる、してもらう」などがあります。ニュアンスとしては、forceは使役動詞make(強制)、getは使役動詞have(手はず)、allowは使役動詞let(容認)に近いです。

16. My mother(S) told(V) me(O) [to close the door](C).「母は私にドアを閉めるよう言った」
    ●16〜19番も第5文型をとります。細かく言うと、SVO+to V’という形ですね。15番もそうでしたが、このような形をとると、「OがV’するようSはVする」又は「OがV’するのをSはVする」という意味になります。16番のように、何かをすることを促しているので、便宜的にこれを『促す系』と呼ぶことにしましょう。
    『促す系』の動詞を用いた16番は、「私(O)がドアをしめる(V’)よう母(S)は言った(V)」となります。このような『促す系』の動詞は他に、order A to V’「AにV’するよう命ずる」、encourage A to V’「AにV’するよう促す」、desire A to V’「AがV’するのを望む」などがあります。ちなみに、16番は
        My mother(S) told(V) me(O) [that I should close the door](C).
    と書き換えることもできます。

17. I(S) want(V) you(O) [to finish this job](C) /by tomorrow morning(M).「明日の朝までに、この仕事を終えてもらいたい」
    ●下の2つの英文を比べてください。
        [3] I(S) want(V) you(O) [to finish this job](C) /by tomorrow morning(M).「明日の朝までに、この仕事を終えてもらいたい」
        [4] I(S) want(V) [to finish this job](O) /by tomorrow morning(M).「私は明日の朝までに、この仕事を終えたい」
    [3]は17番の英文です。さて、[3]と[4]はyouがあるかないかの違いだけですが、意味が全く異なっていますね。「仕事を終える」のが「あなた」なのか「私」なのか、という違いです。しかし、この違いも文型が分かれば納得がいくでしょう。[3]はSVOCの第5文型ですから、OとCに主述関係がある。それに対して、[4]は第3文型です。E-文で繰り返し言っていますが、文型は大切なんです。
    ちなみに、want A to V’「AがV’するのを望む」も『促す系』の動詞です。

18. I(S) thought(V) her(O) (to be) honest(C).「私は彼女は正直だと思った」
    ●SVOCですが、今度はCにto be Cが入っています。つまり、SVO+to be Cという形です。意味は「OがCであるとSはVする」となります。16〜17番が何かを促しているのに対して、18番は何かを思っているので、こちらは『思う系』と呼ぶことにしましょう。思う系の動詞はthink「思う」の他に、know A to be C「AがCだと知っている」、find A to be C「AがCだと分かる」、guess A to be C「AがCだと推測する」などがあります。
    ところで、18番のto beがカッコで括られています。これは、to beは省略可能だということを示しています。ただし、すべての『思う系』動詞でto beが省略可能な訳ではありません。to beが省略可能な動詞は believe「思う」、consider「考える」、find「分かる」などです。

19. I(S) suspect(V) him(O) [to be lying](C).「彼は嘘をついていると思う」
    ●suspect A to be C「AがCだと思う」(疑いのニュアンスがあります。)も、『思う系』の動詞です。しかし、to beを省略しないことが多いです。このような動詞は他に、know「知っている」、understand「理解する」、discover「気づく」などが例として挙げられます。

20. He(S) promised(V) (me)(O1) [to come as early as possible](O2).「彼はできるだけ早く来ると約束した」
    ●20番の形はSVO+to V’なので、『促す系』と間違われがちです。しかし、文型は実はSVO1O2の第4文型。ですから、OとCの間の主述関係はありません。書き換えると
        He(S) promised(V) (me)(O1) [that he would come as early as possible](O2).
    となり、不定詞の意味上の主語と、文の主語が一致していることが分かります。promise「約束する」は要注意な動詞です。(意味上の主語はこの後すぐ登場します。)ちなみに、間接目的語がmeやyouのときは省略されることが多いです。

◇最後に、これまで何度か出てきた意味上の主語を詳しく勉強しましょう(21〜25番)。
21. It(仮S) is not(V) easy(C) [(for us) to master English](真S).「英語を身に付けるのは簡単ではない」
    ●不定詞の意味上の主語が省略される場合は2つあります。ひとつは意味上の主語と、文の主語が一致しているとき。もうひとつが、意味上の主語が漠然とした人である(又は明らかに意味上の主語が分かる)とき。20番はその後者です。意味上の主語for usは普通書きません。

22. It(仮S) won’t be(V) hard(C) [for him to pass the exam](真S).「彼が試験に通るのは難しくないだろう」
    ●21番はIt is 〜 for A to V’「AがV’することは〜だ」という形をとる構文です。意味上の主語を表す英文の典型的な例です。「彼が試験に通る」ことについて述べているんですね。ちなみにfor AのAは目的格です。
        [For him to pass the exam] won’t be(V) hard(C).
    と書くこともできますが、大抵21番のような形式主語構文を使います。

23. It(S) is(V) very nice(C) /of you to help me move out(M).「引っ越しを手伝ってくれるなんて、君はとても親切だ」
    ●23番も形式主語構文のように見えますが、実は違います。このto不定詞は、4番で扱った、不定詞副詞的用法の『判断の根拠』です。4番でも書きましたが、人の性質を表す形容詞がキーワードになります。It is 〜 of A to V’「V’するなんてAは〜だ」という形の構文ですが、It is [人の性質を表す形容詞] of A to V’と覚えておきましょう。of AのAは目的格です。もちろん、
        You(S) are(V) very nice(C) /to help me move out(M).
    と書き換えられますよ。ちなみに、不定詞句内にhelp(V) me(O) move out(C)という関係(I move outという主述関係)があります。

24. This(S) is(V) [the book for you to read](O).「これが君の読むべき本だ」
    ●24番は不定詞形容詞的用法です。[名詞] for A to V’「AがV’する(べき)[名詞]」という形で、for A to V’が名詞を修飾しています。

25. This novel(S) was(V) short enough(C) /for me to read in an hour(M).「この小説は短いので私は1時間で読めた」
    ●25番は5〜6番で紹介した[形容詞/副詞] enough to V’に意味上の主語を加えたものです。[形容詞/副詞] enough for A to V’「AがV’するほど[形容詞/副詞]だ」という形の構文です。「私が読む」という主述関係があり、そして他動詞readの後ろに目的語this novelが欠落しています。つまり、不定詞句内にI read this novel in an hourが隠れているんですね。実際、書き換えると
        This novel(S) was(V) so short(C) /that I could read it in an hour(M).
    という風に、that節内にその形が現れます。

いかがでしたでしょうか。不定詞を扱うときは用法だけでなく、その不定詞の意味上の主語は誰なのかに気を配りながら読んで下さいね。次回は不定詞の時制、そして動名詞に単元を移します。それでは、また。
   
(E-文 826<第8回>おわり。)文責;Mr. O
 
  
From 西宮校の部屋

2008年09月25日

入試情報Tips(第4回)

入試情報Tips(第4回)

一週間ぶりにお話をさせていただくMr.Yです。こんにちは。今回は、09年の入試において、募集人数枠を増加している大学・学部をご紹介したいと思います。以下に表がありますので、ご参考いただければと思います。同志社大学・関西学院大学の人数増にくらべると、国公立は人数的には少ないように感じます。私立が試験方式を増やし募集人数を増やすのに対し、国公立は後期日程を廃止する大学が増え、国公立受験者にとっては受験が非常に厳しくなっていることは明確です。前期募集人数の増加はそういった意味で、受験大学を選択する非常に大きな要因のひとつにもなります。逆に前期や後期で人数を減らしでいる大学があることも確かです。大学のHPや要綱もあわせて表を確認いただければと思います。

【09年入試募集人数(変更例)】
区分 大学名 学部名 方式 変更点
国公立 東北大学 前期 180人→200人に増加
前期 605人→591人に削減
AO㈼期 90人→104人に増加
東京医科歯科大学 医(看護学専攻) 前期 30人→35人に増加
医(検査技術学専攻) 推薦 セ試験免除推薦(5人)を新規実施
一橋大学 前期 215人→255人に増加
前期 140人→160人に増加
後期 30人→10人に削減
社会 前期 185人→225人に増加
後期 50人→10人に削減
信州大学 前期 85人→95人に増加
後期 116人→93人に削減
理(物理科学科) 推薦 セ試験課す推薦(5人)を導入
理(化学科) 推薦 セ試験免除推薦(5人)を導入
理(数理・自然情報科学) AO AO入試(3人)導入
名古屋大学 医(医) 後期 「地域医療枠」として復活(3人)
2段階選抜(約15倍)を実施
前期 220人→210人に削減
推薦 セ試験を課す推薦50人→60人に増加
京都大学 医(保健) 前期 123人→143に増加
大阪市立大学 医(医) 前期 60人→80人に増加
商1部 前期 148人→158人に増加
後期 40人→30人に削減
大阪府立大学 看護 前期 50人→45人に削減
推薦 セ試験免除推薦50人→55人に増加
神戸市外国語大学 外国語2部 定員120人→80人削減、募集人数を前期:64人→41人、後期:20人→15人、推薦6人→4人に削減
外国語(英米) 前期 84人→98人に増加
後期 30人→35人に増加
推薦 6人→7人に増加
外国語(中国) 前期 28人→35人に増加
後期 10人→12人に増加
推薦 2人→3人に増加
徳島大学 工[昼] 前期 316人→295人に削減
推薦 セ試験を課す推薦139人→160人に増加
九州大学 医(保健) 前期 99人→113人に増加
AO AO入試17人→21人に増加
鹿児島大学 前期 40人→35人に削減
推薦 セ試験を課す推薦(5人)を新たに実施
九州歯科大学 前期 73人→78人に増加
AO AO入試17人(セ試験を課す)を導入
私立 中央大学 法・経済・商・総合政策 統一入試 (募集人数)法100人(4教科型55人・3教科型45人)、経済・商各60人・総合政策各30人(4教科型15人・3教科型15人)
同志社大学 社会 入学定員365人→400人に増加
法・経済・商 入学定員各805人→850人に増加
政策 入学定員375人→400人に増加
文化情報 入学定員250人→280人に増加
関西学院大学 総合政策学部 学科別募集→学部一括募集に変更、学科増設伴い定員480人→580人に増加
理工 学科増設に伴い定員360人→460人に増加
社会 5コース→3系7領域に改組し定員475人→650人に増加



(入試情報Tips(第4回)おわり。 文責:Mr.Y)
  

From 受験の部屋

2008年09月24日

Biological Stories 33(韓国激動(2))

では、9月1日の朝の時点で僕が把握していた状況を説明いたしましょう。
下の図3をご覧ください。
image-3.gif
図3 9月1日USDKRW (1日)

このチャートはヨーロッパ某国の証券会社のものなので、3:00が韓国時間の10時になります。
知人からメールで韓国の為替市場で異変が起こっているという知らせを受け、急いで相場を確認しました。

ちなみに韓国と日本には時差がありません。ですから僕が出勤の準備をする間(11:00〜12:00)にこのグラフで言うと4:00から5:00の状況を把握していました。

この時点でドル=ウォンのレートは1100に迫る勢い。

「1020を超えたら変調をきたす」と噂され、ただでさえ危険域にあったウォンが、取引開始わずか2時間ほどで前日終値から20ウォンも落下しているではありませんか!

これはかなりの異常事態です。通常、為替の変動は一日に1%程度です。2%もの変動は株式市場並と言うことになります。
しかしとりあえず僕は1ウォンも持っていません(ウォンに関わっていたら、とても冷静な気持ちで市場を眺められなかったでしょう)し、韓国の通貨が変動しても、経済的な点では日本にさほど影響は無いとも聞いていましたので、「韓国の人はこれから大変だなぁ」的な感じで見ていました。

ちなみに5日間の変化で見ればこの日のウォンの落下がどれだけ急激なものだったか、実感してもらえるのではないかと思います。図4をご覧ください。
image-4.gif
図4 9月1日USDKRW (5日)

8月26日から9月1日までのウォンの変化です。
ちなみにこの日のレートの変化は

Max/min
1124.0/1092.3

ちなみに実際に落下した幅は30ウォン(しかし変動幅3%!)ほどなので、日本円で言うとたったの3円の変化です。ところが韓国には産業上の「ある特徴」があるため、ウォン高でもウォン安でも経済に悪影響があるのです。

では、次回は、韓国経済の特徴についてお話いたしましょう。
  
(Biological Stories 第33回 終わり。文責:上田@生物)
  
  
From 住吉校の部屋

2008年09月23日

E-文826(第7回)

E-文826
       〜第7回「いろいろな受動態」〜

こんにちは、Mr. Oです。今回は前回に引き続き受動態です。様々な受動態を使った表現を紹介しますので、しっかり整理していって下さい。その後は不定詞に入りますよ。

■受動態と前置詞・副詞
1. I was surprised at the news.
「私はその知らせに驚いた」
2. The building was completely destroyed by the earthquake.
「その建物は地震で完全に崩れた」
■受動態の応用
3. Don’t let people be judged by appearances.
「人は外見で判断されてはならない」
4. No objection was raised to his plan.
「彼の計画に反対意見は挙げられなかった」
5. I had my bicycle stolen.
「私は自転車を盗まれた」
6. I was robbed of my bicycle.
「私は自転車を奪われた」
7. This car handles easily.
「この車は運転しやすい」
■動作の受動態と状態の受動態
8. This office is closed at 6 p.m. on weekdays.
「この事務所は平日午後6時に閉められる」
9. This office is closed until 7 a.m.
「この事務所は午前7時まで閉まっている」
10. He got arrested for drunk driving.
「彼は飲酒運転で逮捕された」
11. That road still remains closed.
「あの道路はまだ通行止めのままだ」
■受動形で用いる表現
12. The shopping mall is located in the north of the city.
「ショッピングセンターは町の北側にある」
13. I’m not satisfied with the result of the exam.
「私は試験の結果に満足していない」
14. Please be seated.
「どうぞ座ってください」
■不定詞名詞的用法
15. It is dangerous to swim in this river.
「この川で泳ぐのは危険だ」
16. I found it difficult to make steady efforts.
「努力を積み重ねるのは難しいと思った」
17. I found him (to be) kind.
「彼は優しいと思った」
■不定詞形容詞的用法
18. I have no friends to help me.
「私には助けてくれる友達がいない」
19. I have no friends to help.
「私には助けてあげるべき友達がいない」
20. There is no one to trust in that group.
「あのグループには信頼すべき人がいない」
21. There is no one to be trusted in that group.
「あのグループには信頼されている人がいない」
22. I need something to write with.
「何か書ける物(道具)が必要だ」
23. I need something to write on.
「何か書ける物(紙)が必要だ」
24. He had the kindness to drive me home.
「彼は親切にも家まで送ってくれた」
25. She made a decision to change her major.
「彼女は専攻を変えることを決意した」
  
◇それでは解説です。まずは受動態と前置詞・副詞から(1〜2番)。ちなみに、英文中の[ ]は名詞の働きをもつカタマリ、( )は形容詞の働きをもつカタマリであることを示しています。
1. I(S) was surprised(V) /at the news(M).「私はその知らせに驚いた」
(The news(S) surprised(V) me(O).)「その知らせは私を驚かせた」
    ●by以外の前置詞をとる受動態です。be+V’p.p.という形の後ろは必ずby〜という動作主がくるとは限りません。surpriseは「驚かせる」という他動詞。その受動態I am surprised「私は驚かされる」を言い直して「私は驚く」となっているんですね。ところで、動作主とは動作の主体のことです。しかし、「その知らせ」は「〜によって驚かされた」という動作の主体ではないですね。「〜に対して驚く」という動作の対象です。ですから、1番ではbyではなくatが使われているんです。
    このように、by以外の前置詞をとる受動態は他に、be killed in A「Aで亡くなる」、be covered with A「Aで覆われる」、be known to A「Aに知られている」などがあります。

2. The building(S) was completely destroyed(V) /by the earthquake(M).「その建物は地震で完全に崩れた」
(The earthquake(S) destroyed(V) the building(O) /completely(M).)
    ●2番は能動態の文を見て下さい。completelyという副詞が文末にきていますね。しかし、受動態のとき、その副詞はbe動詞とV’p.p.の間にあります。このように、動詞を修飾し、程度を表す副詞は、受動態に書き換えられると過去分詞の前に置かれることが多いです。このような副詞は他に、highly「高く」、ill「悪く」、well「よく」などがあります。

◇では、受動態の応用に入りましょう(3〜7番)。
3. Don’t let(V) people(O) be judged(C) /by appearances(M).「人は外見で判断されてはならない」
(Don’t judge(V) people(O) /by appearances(M).)
    ●3番は命令形の受動態です。let+目的語+be V’p.p.という形をとります。能動態の文でも受動態の文でも目的語(people)が目的語のままであることに注意して下さい。否定の命令文にするときは、文頭にDon’tをつければ完成です。ちなみに、命令形の受動態はあまり使われません。(文語的なんです。)

4. No objection(S) was raised(V) /to his plan(M).「彼の計画に反対意見は挙げられなかった」
(They(S) did not raise(V) any objection(O) /to his plan(M).)
    ●能動態の文を見て下さい。この英文を受動態に書き換えよ、という問題に直面したら、皆さんはどんな英文を書きますか?Any objection was raised〜と書いてはいけませんよ。anyという単語は否定語より後ろに置かなければいけないんです。では、どうすればよいか。否定語を主語に持ってくればいいんですね。notは副詞ですから、形容詞のnoを使って下さい。文頭にNo objectionと、すでに否定語を使っているので、was not raisedとは書けません。No objection was raised〜です。

5. I(S) had(V) my bicycle(O) stolen(C). 「私は自転車を盗まれた」
(Somebody(S) stole(V) my bicycle(O).)
    ●「私は自転車を盗まれた」という意味の英文を作る問題で、I was stolen my bicycle.と書いてしまう人はいませんか?日本語に惑わされないで、文の構造を見ることが大切です。5番の英文は使役動詞が使われています。(第2回E-文で取り上げました。)使役動詞haveは被害の意味を表せるんでしたね。第5文型で書くことにより、my bicycle was stolenという主述関係が表されています。ちなみに、能動態の文の目的語を主語にする、という受動態への書き換えの基本ルールに沿ってもいいですよ。その場合、できあがるのは
        My bicycle(S) was stolen(V) (by somebody(M)).
    という英文です。

6. I(S) was robbed(V) /of my bicycle(M).「私は自転車を奪われた」
(Somebody(S) robbed(V) me(O) /of my bicycle(M).)
    ●5番で登場したstealという動詞は、steal A「Aを盗む」という他動詞です。このstealとよく一緒にとりあげられるのがrob A of B「A[人・場所]からB[金・物]を奪う」という、他動詞robです。ちなみに、robの目的語は人や場所ですから、My bicycle was robbed〜とは書けませんよ。

7. This car(S) handles(V) /easily(M).「この車は運転しやすい」
    ●7番は少し特殊です。というのも、受動態で書かれていませんからね。しかし、受動の意味を表しています。7番の英文も、車が運転する訳ではないですね。このhandleは、「(乗り物が)操縦される」という意味の自動詞です。ちなみに他動詞「(乗り物を)操縦する」で使ったら
        It(仮S) is(V) easy(C) [to handle this car](真S).
    という英文になります。このように能動態で受動の意味を表す動詞は他に、bake「焼ける」、cut「切れる」、eat「食べられる」などがあります。

8〜11番は動作の受動態と状態の受動態です。
8. This office(S) is closed(V) /at 6 p.m.(M) /on weekdays(M).「この事務所は平日午後6時に閉められる」
9. This office(S) is closed(V) /until 7 a.m.(M)「この事務所は午前7時まで閉まっている」
    ●8番と9番をセットで見て下さい。受動態は、「〜される」という動作を表すときと、「〜された状態にある」という状態を表すときがあります。8番が動作、9番が状態です。しかし、どちらが動作でどちらが状態なのかが分かりにくいため、その違いをはっきりさせる動詞があります。10番と11番で紹介します。

10. He(S) got(V) arrested(C) /for drunk driving(M).「彼は飲酒運転で逮捕された」
11. That road(S) still(M) remains(V) closed(C).「あの道路はまだ通行止めのままだ」
    ●10番は動作、11番は状態を表す受動態です。10番では動作の受動態であることを明確に示すため、get「〜になる」が使われています。(getは普通、会話などのくだけた言い方に使われます。)そして、11番では状態の受動態であることを明確に示すため、remain「(ある状態)のままである」が使われています。状態の受動態であることを示す動詞として、他にstay「(ある状態)のままである」も使われます。(stayはremainより口語的です。)

◇次に、受動形で用いる表現を紹介します(12〜14番)。
12. The shopping mall(S) is located(V) /in the north of the city(M).「ショッピングセンターは町の北側にある」
13. I’m[I(S) am] not satisfied(V) /with the result of the exam(M).「私は試験の結果に満足していない」
    ●位置・感情・被害・関係を表す表現は、受動形で書かれる場合が多いです。例えば12番。これは位置を表しますね。13番は感情を表しています。感情を表すその他の表現としてはbe excited at A「Aに興奮する」、be amazed at A「Aに驚く」などがあります。1番のbe surprised at A「Aに驚く」も感情を表していますね。
    ここで、被害や関係の表す表現も少し紹介します。被害を表す表現はbe injured in A「A[事故など]で怪我をする」、be drowned「溺れ死ぬ」などがあり、関係を表す表現はbe related to A「Aと関係がある」、be involved in A「A[けんか、活動など]に関わりがある」などがあります。

14. Please(M) be seated(V).「どうぞ座ってください」
    ●14番はその他、慣用的に受動態を用いる表現です。seatは、seat A「Aを座らせる」という他動詞なので、14番のように受動態が使われます。他には、be born「生まれる」やbe crowded「混雑している」なども日本語に惑わされがちな、英語独特の表現です。

受動態はここまでにして、不定詞に単元を移します。名詞的用法から参りましょう(15〜17番)。
名詞の働きをもつということは、主語、補語、目的語になることができます。名詞は前置詞の目的語になることもできますが、to不定詞は原則、前置詞の目的語にはなれません。

15. It(仮S) is(V) dangerous(C) [to swim in this river](真S).「この川で泳ぐのは危険だ」
    ●まずは主語の位置にくる不定詞です。15番は形式主語構文です。[To swim in this river](S) is(V) dangerous(C).では頭でっかちですから、バランスをとるために形式主語構文を用いています。何度も登場していますが、形式主語構文は後で勉強します。

16. I(S) found(V) it(仮O) difficult(C) [to make steady efforts](真O).「努力を積み重ねるのは難しいと思った」
    ●今度は不定詞が目的語の場合です。SVOCという第5文型、しかも仮O・真Oというものがあります。このit(仮O)は、形式目的語のitと呼ばれるものです。15番の場合と考え方は同じです。I(S) found(V) [to make steady efforts](O) difficult(C).ではバランスが悪いため、形式目的語itが使われているんです。形式目的語構文も、後で詳しく勉強します。

17. I(S) found(V) him(O) [(to be) kind](C).「彼は優しいと思った」
    ●補語の位置に不定詞がきていますね。この[to be kind](C)のto beは省略することができます。(すると、I(V) found(V) him(O) kind(C).というシンプルな第5文型の文になりますね。)

◇さて、形容詞的用法です(18〜25番)。
18. I(S) have(V) no friends (to help me)(O).「私には助けてくれる友達がいない」
(I(S) have(V) no friends (who will help me)(O).)
19. I(S) have(V) no friends (to help)(O).「私には助けてあげるべき友達がいない」
(I(S) have(V) no friends (who I will help)(O).)
    ●18番は19番とセットで見て下さい。18番はno friends to help meというカタマリで目的語(O)とみています。19番もno friends to helpというカタマリですよ。
    さて、この2つの違いは何でしょう。それぞれの構文の日本語訳や、構文の下にある書き換え英文(関係代名詞whoが使われた英文)を見て考えてみましょう。まず18番。no friendsがto helpという不定詞の意味上の主語になっています。しかし、19番は目的語関係です。19番にはhelpという他動詞の目的語がありませんね。(18番にはmeという目的語があります。)だから、I will help no friendsという目的語関係の意味になっているんです。

20. There(M) is(V) no one (to trust)(S) /in that group(M).「あのグループには信頼すべき人がいない」
(There(M) is(V) no one (who I will trust)(S) /in that group(M).)
21. There(M) is(V) no one (to be trusted)(S) /in that group(M).「あのグループには信頼されている人がいない」
(There(M) is(V) no one (who will be trusted)(S) /in that group(M).)
    ●20番と21番もセットです。どちらもThere S’ V’構文が使われていますよ。20番は他動詞trust A「Aを信頼する」が能動態ですが、21番は受動態です。受動態だということは、原則自動詞として働くということです。(自動詞は後ろに目的語がこないんでしたね。)21番にはbe trustedの目的語がなく、no one will be trustedという主語関係の意味で使われていますね。しかし、20番は他動詞trustであるにも関わらず目的語がありません。つまり、I will trust no oneという目的語関係で使われているんです。

22. I(S) need(V) something (to write with)(O).「何か書ける物(道具)が必要だ」
(I(S) need(V) something (which I can write with)(O).)
23. I(S) need(V) something (to write on)(O).「何か書ける物(紙)が必要だ」
(I(S) need(V) something (which I can write on)(O).)
    ●今度もセットで見ましょう。文末の前置詞が異なるだけですが、含む意味が全く違っていますね。22番はwrite with something、23番はwrite on somethingと、それぞれsomethingという修飾される語が、不定詞句内の前置詞の目的語になっています。この前置詞によって意味が変わりますので、修飾される語が前置詞の目的語になる場合は、前置詞を忘れないようにして下さい。
    ちなみに、例えば22番の構文は、次のような書き換えも可能です。
        [1] I(S) need(V) something (to write with)(O).
        [2] I(S) need(V) something (which I can write with)(O).
        [3] I(S) need(V) something (with which I can write)(O).
        [4] I(S) need(V) something (with which to write)(O).
    [1]と[2]はそれぞれ、22番とその下のカッコ内の英文です。[3]は文末の不定詞withを関係代名詞の前に持ってきたもの、[4]は[3]のI can writeを不定詞to writeに書き換えたものです。

24. He(S) had(V) the kindness (to drive me home)(O).「彼は親切にも家まで送ってくれた」
    ●24番は同格です。to drive me homeはthe kindnessという名詞の内容を説明しています。厳密には名詞的用法に分類されますが、名詞を説明するので形容詞的用法と考えても構いません。ここでは便宜的に形容詞的用法に属させています。このような同格の用法をとる名詞は、大まかに3種類に分けられます。1つは24番のように形容詞から派生した名詞。kindness「親切さ」の他に、ability「能力」、courage「勇気」、curiosity「好奇心」などがあります。

25. She(S) made(V) a decision (to change her major)(O).「彼女は専攻を変えることを決意した」
    ●同格の用法をとる名詞の2つ目が25番、動詞から派生した名詞です。decision「決意」という名詞はdecide「決意する」という動詞から派生したものです。このような名詞は他に、desire「願望」、proposal「提案」、refusal「拒絶」などがあります。(それぞれdesire A「Aを強く望む」、propose A「Aを提案する」、refuse A「Aを拒絶する」という動詞から派生しています。)
    ちなみに、同格の用法をとる名詞、3つ目の分類はその他です。動詞や形容詞から派生したわけではないのですが、to不定詞を同格にとります。effort「努力」、honor「光栄」、right「権利」などが例に挙げられます。

いかがでしたでしょうか。複雑な英文でも不定詞をきっちり見極められるよう、まずはシンプルな英語構文からしっかり慣れていきましょう。それでは、また。
 
(E-文 826<第7回>おわり。)文責;Mr. O


From 西宮校の部屋

2008年09月22日

E-文826(第6回)


E-文826
  〜第6回「受動態の合言葉:目的語を主語に」〜
  
 こんにちは、Mr. Oです。長かった助動詞の話から離れ、今回は受動態にスポットを当てます。とある合言葉を思い浮かべながら追っていって下さい。モクテキゴヲシュゴニ

■第3文型の受動態
1. A present was held in her arms by her.
「プレゼントは彼女の手に抱えられていた」
2. The vase was broken by Jack yesterday.
「その花瓶は昨日ジャックに割られた」
■第4文型の受動態
3. I was given this motorbike by my father.
「私はこのバイクを父からもらった」
4. This motorbike was given to me by my father.
「このバイクは父からもらった」
5. A hymn was sung to me by my grandchildren.
「賛美歌が私の孫によって歌われた」
6. A necklace was bought for her by her aunt.
「ネックレスが彼女のおばによって買われた」
7. He was envied his trip to Thailand by us.
「彼はタイ旅行を羨ましく思われた」
■第5文型の受動態
8. She was called Jenny by them.
「彼女はジェニーと呼ばれた」
9. I was told to wait at the gate by him.
「私は門のところで待つように言われた」
10. The boy was seen dancing by me.
「その少年は踊っているのを見られた」
11. The boy was seen to dance by me.
「その少年は踊るのを見られた」
12. The boy was made to dance by me.
「その少年は踊らされた」
■They say that型の受動態
13. It is said that Venice is a beautiful city.
「ベニスは美しい町だといわれる」
14. Venice is said to be a beautiful city.
「ベニスは美しい町だそうだ」
■受動態の動詞変形
15. 100 dollars must be paid to Bob by me.
「100ドルがボブに支払われなければならない」
16. He was not found by the police.
「彼は警察に見つからなかった」
17. He will not be found by the police.
「彼は警察に見つからないだろう」
18. The road is being repaired now.
「道路はいま補修されている」
19. Has the parcel been sent by Ken yet?
「小包はもう送られましたか」
20. What was given to Jeanne by him on her Birthday?
「ジーニーの誕生日に彼から何が渡されましたか」
21. What was the baby named?
「赤ちゃんは何と名づけられましたか」
22. Who was this picture taken by?
「この写真は誰に撮られましたか」
23. I was looked at by them.
「私は彼らに見られた」
24. Nomo is looked up to as a pioneer of the Japanese baseball players.
「野茂選手は日本人野球選手の先駆者として尊敬されている」
25. This quarrel must be made an end of by us.
「この喧嘩は終わらせられなければならない」
  
◇それでは解説です。まずは第3文型の受動態から参りましょう(1〜2番)。ちなみに、受動態(1〜25番の英文)の下に、それを能動態で書き換えた英文(カッコで括った英文)を載せてあります。受動態の作り方は大丈夫ですか?受動態は原則、他動詞がとります。他動詞ということは、目的語があり、その目的語を主語にとるのが受動態の大原則です。
1. A present(S) was held(V) /in her arms(M) /by her(M).「プレゼントは彼女の手に抱えられていた」
(She(S) held(V) a present(O) /in her arms(M).)「彼女はプレゼントを抱えていた」
    ●1番の英文。能動態のときはSVOの第3文型だったのですが、受動態にするとSVの第1文型になります。(能動態の目的語を主語の場所に置き、能動態の主語をby〜とするのが受動態の作り方でしたね。)
    ちなみに受動態で書かれた英文全体に言えることですが、動作主(by 〜)は省略されることが非常に多いです。日本語訳にも「彼女によって」とわざわざ書いてありません。「彼女の手に抱えられていた」とあるので、彼女が抱えていたのは明らかですね。
    この英文で注目してもらいたいのは、in her armsという『動詞を修飾する副詞』の位置です。このような、動詞を修飾する副詞があるとき、原則として、その副詞は動作主の前に置きます。

2. The vase(S) was broken(V) /by Jack(M) /yesterday(M).「その花瓶は昨日ジャックに割られた」
(Jack(S) broke(V) the vase(O) /yesterday(M).)「ジャックは昨日その花瓶を割った」
    ●これも同様に、能動態のときは第3文型で、受動態のときは第1文型です。2番で注目してもらいたいのは、yesterdayという『時を表す副詞』の位置です。時を表す副詞があるときは、原則、その副詞は動作主の後ろに置くことを覚えておいて下さい。
 
◇3〜7番は能動態が第4文型の受動態です。
3. I(S) was given(V) this motorbike(O) /by my father(M).「私はこのバイクを父からもらった」
4. This motorbike(S) was given(V) /to me(M) /by my father(M).「このバイクは父からもらった」
(My father(S) gave(V) me(O1) this motorbike(O2).)「父がこのバイクを僕にくれた」
    ●3番と4番はセットで見て下さい。というのも、この2つは能動態が同じ英文だからです。能動態の英文はSVO1O2の第4文型、つまり目的語が2つあるんですね。このどちらの目的語を主語に持ってくるかによって、受動態の作り方が少し異なるんです。
    間接目的語(O1)が受動態の主語になる3番が分かりやすいパターンでしょう。能動態の主語my fatherは動作主ですね。(O1を主語にした受動態の文はSVOの第3文型になります。)それに対して、4番は直接目的語(O2)が受動態の主語になっています。(こちらはSVの第1文型ですね。)このときは、まず第3文型に書き換えてから受動態に転換するように考えて下さい。つまり、下のようなプロセスです。
        [1] My father(S) gave(V) me(O1) this motorbike(O2).
        [2] My father(S) gave(V) this motorbike(O) /to me(M).
        [3] This motorbike(S) was given(V) /to me(M) /by my father(M).
    [1]の能動態(第4文型)を[2]の能動態(第3文型)に書き換え、それを[3]の受動態(第1文型)にする手順、覚えておいて下さい。O2を受動態の主語にするときは、まずは第3文型に書き換えてから!
    このように、O1、O2のどちらも受動態の文の主語になる動詞はgive「与える」の他に、show「見せる」、teach「教える」、tell「話す」などがあります。これらの動詞は、第4文型から第3文型に書き換えたとき、O1の前に前置詞toを補います。
◇ 
5. A hymn(S) was sung(V) /to me(M) /by my grandchildren(M).「賛美歌が私の孫によって歌われた」
(My grandchildren(S) sang(V) me(O1) a hymn(O2).)「私の孫が賛美歌を歌ってくれた」
    ●5番も能動態の文が第4文型です。また、第3文型に書き換えたとき、前置詞toを補うという点でも4番の英文と同じです。大きく異なるのは、O1を受動態の文の主語にした文が不自然になる、ということです。つまり、I was sung〜とは普通書かないということですね。このように、O1を主語にした文が不自然になる動詞はsing「歌う」の他に、pass「渡す」、read「読む」、write「書く」などがあります。

6. A necklace(S) was bought(V) /for her(M) /by her aunt(M).「ネックレスが彼女のおばによって買われた」
(Her aunt(S) bought(V) her(O1) a necklace(O2).)「彼女のおばが彼女にネックレスを買ってあげた」
    ●第4文型を第3文型に書き換えたとき、前置詞to以外の、他の前置詞を補う動詞があったのを覚えているでしょうか。6番はまさにその動詞が登場しています。補うべき前置詞はforでしたね。ちなみに能動態の文を第3文型に書き換えたものは、
        Her aunt(S) bought(V) a necklace(O) /for her(M).
    です。また、この動詞もO1を受動態の主語にした文が不自然になります。She was bought〜と普通書きません。このような動詞はbuy「買う」の他に、cook「料理する」、get「取る」、make「作る」などがあります。

7. He(S) was envied(V) his trip to Thailand(O) /by us(M).「彼はタイ旅行を羨ましく思われた」
(We(S) envied(V) him(O1) his trip to Thailand(O2).)「私たちは彼のタイ旅行を羨ましかった」
    ●7番は5〜6番とは逆のパターンです。つまり、O2を主語にした受動態の文が不自然になります。His trip to Thailand was envied〜と普通書かないんですね。ちなみに、his tripだけをO2と見なしてもかまいませんが、his trip to Thailandという大きなカタマリで目的語と見ています。このようなカタマリの見方は、この後登場する句動詞で使いますので、覚えておいて下さい。7番のように、O2を受動態の主語にすると不自然になる動詞はenvy「羨む」の他に、refuse「拒絶する」、save「節約する」、spare「節約する」などがあります。
 
◇次は能動態の文が第5文型のものです(8〜12番)。(→第2文型)
8. She(S) was called(V) Jenny(C) by them.「彼女はジェニーと呼ばれた」
(They(S) called(V) her(O) Jenny(C).)「彼らは私をジェニーと呼んだ」
    ●8番は補語が名詞・形容詞の場合です。第5文型の文を受動態に書き換えると、第2文型になります。Jennyという目的格補語が、主格補語に変わっていますね。受動態を扱うに当たっても文型が非常に大切であることが分かってもらえるでしょうか。

9. I(S) was told(V) [to wait at the gate](C) /by him(M).「私は門のところで待つように言われた」
(He(S) told(V) me(O) [to wait at the gate](C).)「彼は私に門のところで待つように言った」
    ●今度は補語がto不定詞・分詞の場合です。to wait at the gateをひとカタマリで補語と見ています。8番と同様、受動態のときも目的格補語であるto不定詞が主格補語に変わっています。

10. The boy(S) was seen(V) dancing(C) /by me(M).「その少年は踊っているのを見られた」
(I(S) saw(V) the boy(O) dancing(C).)「私はその少年が踊っているのを見た」
    ●10番も同じです。dancingという分詞が受動態のときに主格補語になっていますね。

11. The boy(S) was seen(V) [to dance](C) /by me(M).「その少年は踊るのを見られた」
(I(S) saw(V) the boy(O) dance(C).)「私はその少年が踊るのを見た」
    ●知覚動詞seeを使っているという点では10番と同じですが、能動態の文の目的格補語が異なります。10番は分詞でしたが、11番は原形不定詞です。この違い、受動態に書き換えると新たな違いになるんです。10番のように、能動態の文の目的格補語が分詞であるときは、受動態の文の主格補語に分詞をそのまま持ってきます。しかし、11番のように、原形不定詞の場合、受動態の文の主格補語に持ってくるときにto不定詞にしなければならないんです。目的格補語の原形不定詞は、受動態ではto不定詞!覚えておいて下さい。

12. The boy(S) was made(V) [to dance](C) /by me(M).「その少年は踊らされた」
(I(S) made(V) the boy(O) dance(C).)「私はその少年を躍らせた」
    ●12番は使役動詞を使っています。能動態の文を見てもらえば分かる通り、使役動詞makeは目的格補語に原形不定詞をとるんでしたね。しかし、受動態に書き換えるとto danceというto不定詞になっています。11番と同じですね。目的格補語の原形不定詞は、受動態ではto不定詞!

◇今度はThey say that型と呼ばれる文を受動態に書き換えましょう(13〜14番)。
13. It(仮S) is said(V) [that Venice is a beautiful city](真S).「ベニスは美しい町だといわれる」
14. Venice(S) is said(V) [to be a beautiful city](C).「ベニスは美しい町だそうだ」
(They(S) say(V) [that Venice is a beautiful city](O).)
    ●13番と14番はセットで見て下さい。(同じ能動態の文を受動態に書き換えたものです。)能動態のとき、They say that S’ V’という形をとっています。このtheyは「彼ら」という、ある特定の人ではなく、一般的な人や漠然とした人を指しています。ですから、theyの代わりにpeopleを使うこともできます。このような一般的な人や漠然とした人を主語にとる文を受動態にする場合、たいてい動作主は省略されます。
    13番は形式主語構文が使われています。受動態に書き換えるとき、能動態の目的語であるthat節を主語に置きますが、それでは文全体のバランスが悪いんです。([That Venice is a beautiful city](S) is said(V).では頭でっかちですね。)バランスを整えるために、形式主語構文を使っている、というわけです。また、14番はSVの後ろにto不定詞が続いていますが、代わりにthat節を置くことはできません。つまり、Venice is said that〜とは書けないんですね。このようなthey say that型をとる動詞は他に、think「思う」、believe「信じる」、consider「考える」などがあります。

◇さて、受動態の動詞変形に話を移しましょう(15〜22番)。
15. 100 dollars(S) must be paid(V) /to Bob(M) /by me(M).「100ドルがボブに支払われなければならない」
(I(S) must pay(V) 100 dollars(O) /to Bob(M).)「私はボブに100ドル支払わなければならない」
    ●まずは助動詞がある場合です。助動詞の後ろは原形不定詞。ですから、受動態のときは助動詞+be V’p.p.という形になるんですね。ちなみに、本動詞pay「支払う」は第4文型をとることができます。つまり、能動態の文は
        I(S) must pay(V) Bob(O1) 100 dollars(O2).
    と書くこともできます。そして、この本動詞payは4番と同様に、O1、O2のどちらも受動態の文の主語になれますから、
        Bob(S) must be paid(V) 100 dollars(O) /by me(M).
    という書き換えも可能です。

16. He(S) was not found(V) /by the police(M).「彼は警察に見つからなかった」
(The police(S) didn’t find(V) him(O).)「警察は彼を見つけなかった」
17. He(S) will not be found(V) /by the police(M). 「彼は警察に見つからないだろう」
(The police(S) will not find(V) him(O).)「警察は彼を見つけないないだろう」
    ●今度は否定形です。否定語の位置に注目しながら16番と17番を比べて下さい。能動態の文に助動詞が使われていない場合(16番)、受動態のとき否定語notはbe動詞の後ろに置かれます(be動詞+not V’p.p.)。それに対して能動態の文に助動詞が使われている場合(17番)、受動態に書き換えられると否定語notはbe動詞の前にきます(助動詞+not be V’p.p.)。もちろん、助動詞の後ろですからbe動詞は原形不定詞、beを使って下さいね。

18. The road(S) is being repaired(V) /now(M).「道路はいま補修されている」
(They(S) are repairing(V) the road(O) /now(M).)「道路をいま補修している」
    ●進行形の受動態です。見慣れない形をしているかもしれませんが、基本ルールに沿っているだけですよ。進行形はbe動詞+V’ingで、受動態はbe動詞+V’p.p.ですね。これらを組み合わせると、be動詞+being V’p.p.となるんです。

19. Has(Aux) the parcel(S) been sent(V) /by Ken(M) /yet(M)?「小包はもう送られましたか」
(Has(Aux) Ken(S) sent(V) the parcel(O) /yet(M)?)「ケンは小包をもう送りましたか」
    ●次は完了形です。18番は完了形と疑問文が組み合わせっています。完了形の受動態はhave+been V’p.p.という形をとります。それを受動態にするんですから、haveを頭に持ってきてHave S’ been V’p.p.となるんですね。勿論、18番は三単現なのでhasが使われていますよ。

20. What(S) was given(V) /to Jeanne(M) /by him(M) /on her Birthday(M)?「ジーニーの誕生日に彼から何が渡されましたか」
(What(O) did(Aux) he(S) give(V) /to Jeanne(M) /on her Birthday(M)?)「ジーニーの誕生日に彼は何をあげましたか」
    ●疑問詞の登場です。まず能動態の文を見て下さい。この疑問詞、目的語なんですね。目的語ということは、受動態に書き換えると主語になります。能動態の文の主語heは、受動態では動作主by himですよ。

21. What(C) was(V) the baby(S) named(V) /by them(M)?「赤ちゃんは何と名づけられましたか」1
(What(C) did(Aux) they(S) name(V) the baby(O)?)「彼らは赤ちゃんを何と名づけましたか」
    ●またもや疑問詞whatです。では能動態の文を見ましょう。文全体はSVOCの第5文型。つまり、このwhatは目的格補語なんですね。20番とは違い、補語ですから受動態に書き換えたときに主語になりません。能動態の文の目的語はthe babyですからね。(このthe babyが受動態の主語ですよ。)
さて、この能動態の文を受動態に書き換える方法を考えてみましょう。下のような手順で進んで下さい。(*は未完成な英文、という意味で使っています。)
        [1] What(C) did(Aux) they(S) name(V) the baby(O)?
        [2] *They(S) named(V) the baby(O) what(C)
        [3] *The baby(S) was named(V) what(C) /by them(M)
        [4] What(C) was(V) the baby(S) named(V) /by them(M)?
    まず、[1]の能動態の疑問文からスタートです。これを[2]の肯定文にあえてなおしてみます。そして、これを[3]のように受動態の肯定文にします。最後に疑問詞whatを頭にもってきて、助動詞なしの受動態の疑問文ですからbe動詞+S’ V’p.p.の順番にあわせて[4]の出来上がりです。

22. Who(M) was(V) this picture(S) taken(V) /by(M)?「この写真は誰に撮られましたか」
(Who(S) took(V) this picture(O)?)「誰がこの写真を撮りましたか」
    ●次は疑問詞whoです。能動態の文を見ると、疑問詞が主語になっていることが分かります。つまり、受動態に書き換えると、動作主by〜になるんですね。つまり、
        *This picture(S) was taken(V) /by who(M)
    となります。そして、疑問詞whoを頭に移動させて、21番と同様be動詞+S’ V’p.p.の順にあわせると22番の英文が完成します。Whoが(M)と書いてありますが、あくまでby whoという前置詞+名詞のカタマリで(M)であるのを分割させたから、という理由です。また、by who(M)というカタマリを頭に移動させることもできます。
        By whom(M) was(V) this picture(S) taken(V)?
    このように、by who全体を頭に持ってくるときは、疑問詞whoが目的格whomに換わることに注意しておいて下さい。

◇最後は句動詞の受動態です(23〜25番)。句動詞とは、『動詞+前置詞』、『動詞+名詞+前置詞』などの形で、全体で1つの動詞と同じ働きをするものです。
23. I(S) was looked at(V) /by them(M).「私は彼らに見られた」
(They(S) looked at(V) me(O).)「彼らは私を見た」
    ●能動態の文の要素を見て下さい。正確には、
        They(S) looked(V) /at me(M).
    という様に分解されます。look(V)は自動詞ですからね。しかし、look atをひとつのカタマリ、つまり句動詞であると考えると、meは目的語だと考えることができるんです。このように、句動詞の見方を導入することによって、本来は目的語がない文章に目的語を見出せます。そして、これこそが句動詞の最大の利点なのです。
    句動詞と見ることによって、目的語が見つかる。目的語があるということは、受動態に書き換えられます。23番の受動態の文はatとbyという2つの前置詞が並んでいて不自然に思うかもしれませんが、atはlook atという句動詞としてのカタマリ、byはby themという動作主としてのカタマリです。全くの別物なので、これは問題ないんです。このような『自動詞+前置詞』型の句動詞はlook at A「Aを見る」の他に、look after A「Aの世話をする」、look for A「Aを探す」などがあります。前置詞によって意味が異なりますよ。

24. Nomo(S) is looked up to(V) as a pioneer of the Japanese baseball players(C).「野茂選手は日本人野球選手の先駆者として尊敬されている」
(People(S) look up to(V) Nomo(O) as a pioneer of the Japanese baseball players(C).)「人々は野茂選手を日本人野球選手の先駆者として尊敬している」
    ●今度は『自動詞+副詞+前置詞』型の句動詞です。考え方は同じですよ。look up toまでをカタマリと見て、Nomoを目的語と見ています。さらに、この文章はas以下もまたひとつのカタマリと見ることによって、SVOCという第5文型という見方をしています。もちろん、句動詞としての見方をしなければ、能動態の文は
        People(S) look(V) /up(M) /to Nomo(M) /as a pioneer of the Japanese baseball players(M).
    という第1文型です。このような『自動詞+副詞+前置詞』型の句動詞は、look up to A「Aを尊敬する」の他に、put up with A「Aを我慢する」、look down on A「Aを見下ろす」、speak well of A「Aのことをよく言う」などがあります。

25. This quarrel(S) must be made an end of(V) /by us(M).「この喧嘩は終わらせられなければならない」
(We(S) must make an end of(V) this quarrel(O).)「この喧嘩を終わらせなければならない」
    ●最後は『他動詞+名詞+前置詞』型の句動詞です。他動詞なので目的語があるのですが、その後ろの前置詞までも含めてカタマリと見ているんですね。23〜24番同様、句動詞としての見方をしなかったら、
        We(S) must make(V) an end(O) /of this quarrel(M).
    となります。makeは他動詞なので、目的語がありますね。目的語があるということは、この目的語を主語にとる受動態を作ることも可能ということです。つまり、
        An end(S) must be made(V) /of this quarrel(M) /by us(M).
    という書き換えもできるんですね。このような、『他動詞+名詞+前置詞』型の句動詞はmake an end of A「Aを終わらせる、除く」の他にmake use of A「Aを利用する」、take care of A「Aの面倒をみる」などがあります。このような句というカタマリで見る考え方は今後も出てきます。是非この機会に慣れておいて下さい。

いかがでしたでしょうか。今回は様々な受動態を紹介しました。すべてに共通しているのは、目的語を主語の場所に置いて受動態を作ること。つまり、目的語が判別できることが大前提なんですね。文型は全ての土台になります。不安な人は今すぐ第1回E-文へ!それでは、また。
  
(E-文 826<第6回>おわり。)文責;Mr. O
  
  
From 西宮校の部屋

今日はいい天気!

 こんにちわ、松本孝です( ̄▽ ̄)/

 昨日(日曜日)の天気は不安定でしたね(ーー;)
 やんだ!と思えば、土砂降りになり、またやんだ、また土砂降り、やんだ、、、の繰り返し。
 これも異常気象の影響なのかなぁ。。。と思ったりします。(;-_-;)

 さて。

 学校によっては文化祭+体育祭があったりして忙しい日を送っているところもあると思います。高3生にとっては高校生活最後の文化祭+体育祭なので、悔いの残らないようにしてくださいね。文化祭、体育祭当日はそれに全力投球して下さい!!
 勿論
 終われば
 勉強(高3生は受験生)モードへ!!

 また、高3生は、来週、再来週の日曜日にセンター模試がありますね。(9月28日は予備日です。)自分の課題が何かは全統マークの結果で分析できていると思います。その点を意識して受験するようにしましょうね。


PS 最近、少しずつですが、このブログに対するコメントが増えつつあります
 最初はコメント0が続いていたので、「皆に見てもらえているんだなぁ〜」と一人こっそり喜んでいます(笑)これからも(なるべく)頻繁に更新していきたいと思います。o(*▼▼*)o

 以上、松本孝でした(^0^)/


 From 三田校の部屋

2008年09月21日

今週の予定

今週の予定
  
・〜9月22日(月) 願書写真撮影会<校舎により撮影可能日時が異なります(要確認)>
   ・・・空き状況により当日飛び込み可能な場合もあります(要確認)
・9月23日(火祝) 休講日 平常授業はありません (9:00〜17:30)
・9月28日(日)  センター模試予備日程
 
*なお、今週は高1高2到達度判定試験の結果発送、高3冬期講習優先申込受付開始なども予定されています。
  
  
From 研伸館からのお知らせ
 

2008年09月20日

京大スパルタン【英作文】

  
京大スパルタン【英作文】(天藤講師)が大好評です!

この後期からはじまった京大英語「英作文」対策の講座・・・そのアカデミックさと群を抜く卓越した授業内容に多くの受講生が第一回目の講義から魅了されています。   

http://www.kenshinkan.net/E-Lecture/KyodaiSP.htm
  
40点/50点満点を取るための上級講座で、ちまたの基本講座(例:中学英語で英作文は書けるetc)とは異なります。きらりと光る答案を目指している受験生へのすばらしい贈り物となっています。
  
  
From E-Lectureの部屋
 

2008年09月19日

もう9月も残り。。。

 こんにちわ、松本孝です (≧∇≦)/

 今日は雨ですね ヘ(-_-ヘ
 雨といえば、台風が近づいているので、気象情報が気になりますね。
 皆さんも注意しておいて下さいよ。( ̄○ ̄)/

 さてさて。。。

<高1、2生へ>
 到達度試験ご苦労様でした d(^0^) 今、授業内で解答解説集が配布されていますね。既に復習は始めていますか?学校によっては定期考査が近いので、後回しになりがちですが、必ず、今週〜来週中に復習は済ませておくようにしましょう!!!日が経てば、「別にいいや」という気持ちが出てきて、結局やらないという事になりかねません。何事も早めに!! _¢(0-0ヘ)
 (もちろん、定期考査対策もしっかりと!)

<高3生へ>
 現在、願書写真撮影が行われていますね。この時期に冬服は暑いと思います(汗)ちょっとの間だけ我慢していい写真を撮ってもらいましょう☆
 また、夏の全統マーク模試の結果が返却されているので、成績・判定に一喜一憂しているのでは?勿論判定も大事ですが、必ず失点原因を考え、それを克服するための策を練りましょう!よくわからない点があれば、遠慮なく進学アドバイザー、担当講師の人に相談してください!p( ´∇` )q

PS 秋ですねぇ。
  今年は「読書の秋」にしようかなぁと思っています。
  何故か今年になってから本を読むのが楽しくて楽しくて v(≧∇≦)v
  ちなみに、今読んでいるのは、「武士道」(新渡戸稲造)です。
  読んでいる理由は、「面白そう」→「衝動買い」です(笑)

 以上、松本孝でした〜\(^_^=^_^)/


 From 三田校の部屋

2008年09月18日

入試情報Tips(第3回)

みなさんこんにちは。1週間ぶりに登場させていただくMr.Yです。このコーナーは入試情報を随時提供していくことを目的としていますが、毎回入試科目とかの羅列では味気ないので、高校3年生の皆さんがいまどういうことを考えていけばいいのかのお手伝いもしたいという意図で、前回や今回の内容を記載しています。
 
最近急に夜の気温が下がるようになったせいか、風邪による欠席が増えています。体調管理にはくれぐれも注意しましょう。

8月中に実施された、マーク模試や大学別模試の結果が返却され、皆さんは進学アドバイザーや担当講師に相談に行っていることと思います。その相談結果から今後のプランをたてるのですが、中には相談に行っていない、計画がまとまらない人もいるのではないでしょうか?出来るだけ早いうちに相談に行って欲しいところですが、そんななかでもなかなか相談に行けない人が参考にしていただければと思います。

<模試の判定>
模試はまず、各予備校の過去のデータを元に同点数(合計点)の生徒の結果をもとに算出します。つまりは、同点数の先輩達のうち○×%の人がその大学に合格しました。という確率と今回の受験層との調整で判定がでます。皆さん、「そんなん年の問題レベルにもよるし、志望人気にもよるやん!」と思うと思いますが、実はその通りです。ですので、予備校によっては似通った点数でも判定が異なることがあると思って下さい。

<模試を受ける意味>
これは私の意見ですが、模試を受けることはあくまでも「予想問題を解いて実際の受験の対策とする」「これから伸ばすべき教科・単元の把握」「現在の位置が確認できる」「補う箇所の計画を立てる」ことが前提で、判定は二の次と考えています。この時期の判定を見て、「志望校変えた方がいいですか?」と相談にくる生徒がたくさんいます。内容的にはそうせざる得ない生徒もいますが、それは少数で、大多数の
人は、単純に模試の成績(判定)の使い方・捕らえ方を間違えているだけで、今から計画をしっかりとたてていき、次の模試で手ごたえを掴めればそれでいいと思っています。

<学習計画の立て方>
とはいえ、これから毎月のように模試を受けることになると思います。ある程度短期的な計画を打ち出し、その都度結果を出さないといけない訳ですので、計画を立てるのは難しいでしょう。そういった方は、それこそ進学アドバイザーや講師や普段授業を受けている講師に相談すべきです。以下は参考になればと思い記載する、計画の参考例です。
○志望校の合格平均点や配点を確認して、どの教科でどのくらいの点数が必要なのか
 などの目標得点(教科別)を考える。その中で、高配点科目や伸びが期待できそう
 な科目の学習を優先科目として学習時間を毎日取る。それ以外の教科は1週間で分
 配して学習する。
○科目内での補強箇所(単元)は、「目標得点」−「模試の点数」とし、必要得点を
 単元別に考える。模試の結果で自己分析をして、苦手単元を洗い出し、すばやく復
 習の計画に役立て実行。

書き出すとキリがありませので、ここまでとさせていただきますが、模試の結果の相談は、あくまでも相談ですので数名(進学アドバイザーと数名の講師)に相談し、その中から、「今の自分でもできる」「今一番自分に必要なことだ」と思えるものを取捨選択することです。全てやろうとするとパンクしてしまいますので、あくまでも「参考」にすること大事です。皆さんに必要なことは”本番で必要点を取る”ことですので、こんなところで悩んでいてはいけません。それでももっと細かく知りたいという人は、是非一度進学
アドバイザーまで気軽に相談してみて下さい。
  
(入試情報Tips 第3回 おわり。文責:Mr.Y)  
  
From 受験の部屋

2008年09月17日

Biological Stories 32(韓国激動(1))

9月1日22時過ぎ。三田校から自宅へと向かう電車の中、携帯をチェックしていたところ、家族からニュースを知らされました。

「福田首相! やめるんだって」

正直、驚きました。
そのメールを受け取った直後に携帯から書き込んだネット上の日記に、そのとき私がどれくらい狼狽していたかがはっきり残っています。

福田総理わざとか? わざとやってるのか? 今日アレが起こることを予め知ってて、わざとタイミングを合わせたのか? それにしてもなぜわざわざ今日なんだ? 国内要因だけで今日発表することに決めたのか?

その日記を読んだ友人が、コメントをつけてくれていますので、これも引用してみます。

何があるのだ? …いや、それより、首相の辞任、家族から緊急メールってほどのネタか?(^^;


そう確かに。普通首相辞任のニュースはわざわざ家族が緊急にメールを送ってくるような話ではないです。

しかし我が家では8月半ば以降、アジアで経済的な大変動が起こる可能性について話し合っていて、何か予兆があったら、知らせてほしいとたのんでいたのです。

ちなみに、その前にうちの家族がニュースをわざわざメールで送ってきたのは
「冥王星、惑星じゃなくなったよ」
・・・たしかそのときも、数日前から食事のたびにこの事を話題にしていました(微苦笑)。
首相の辞任は冥王星降格に匹敵する(笑)ニュースだと、うちの家族は認識したのです。

それにしても、9月1日夜の私はサプライズは全て海外からやってくるものと思っていました。
実際、9月1日の午前中に「大変動」の予兆と思えるようなものを、つかんでいました。
しかし、その事態の収拾には日本が深くかかわるだろうと予測していたので、日本の政策決定が不能になってしまうと思える首相の辞任は、完全に予想外でした。

 さてここから数回に渡って、私が9月1日にどんな予兆をつかみ、いかなる事態へ推移していくことを恐れたのか、解説していくことにいたしましょう。
image-1.gif
図1 8月28日USDKRW (1月)

まず、図1の画像をごらんください。
8月28日の時点での韓国の為替市場の値動き(過去1ヶ月間)です。 (Sieは8月)

8月4日ごろまでならば、おおよそドル=ウォンレートが1010〜20あたりに収まっていたことがおわかりいただけると思います。
いろいろあって(理由はあとの記事で説明します)韓国ウォンは適正レンジの幅が異常に狭く、ドル=ウォンが950-1020ぐらいなら国内経済がうまくいくが、それを外れてしまうと、産業が変調をきたすといういびつな構造にあります。

図1の右端近くを見てもらえば分かりますが、8月28日の時点ですでにレートは

Max/min
1083.7/1078.4 (←8月28日のドル=ウォン交換取引の最高値と最低値)

になっていました。これは黄色信号ぐらいの感じです。人間だと、体調が思わしくなく顔色が悪くなり始めたくらいの感じでしょうか。
image-2.gif
図2 8月28日USDKRW (1年)

ちなみに図2は1年間の値動きです。 Lipは7月、Sieは8月を意味します。
この一年間でのレートの範囲が

Max/min
1092.1/899.9

であることがおわかりいただけると思います。8月28日の時点ですでに年初来安値に迫っていますし、ウォン安の危険水準でした。
(図2のグラフの右端には9月3日ごろまでのデータが入ってしまっているようです)

この時点ですでに通貨ウォッチャーには、なかなかの注目イベントになっていたようです。

・・・次回へ続きます。

(Biological Stories 32 終わり。文責:上田@生物)
  
 
From 住吉校の部屋

2008年09月16日

E-文826(第5回)

  
E-文826
  
〜第5回「助動詞を使った表現の幅を広げよう」〜
   
 こんにちは、Mr. Oです。今回も焦点は助動詞です。前回は助動詞そのもののニュアンスや用法を見ていきましたが、今回はその助動詞を用いた慣例表現にまで展開していきます。暗記事項がかなり多いので、じっくり覚えていって下さい。

■助動詞+have V’p.p.
1. It must have rained at midnight.

「夜中に雨が降ったにちがいない」

2. That girl may have known the answer.
「あの少女は答えを知っていたのかもしれない」

3. He can’t have been busy.
「彼が忙しかったはずがない」

4. You need not have called an ambulance.
「救急車を呼ぶ必要はなかった(のに、呼んだ)」

5. You shouldn’t have eaten so much ice cream.
「君はあんなにアイスクリームを食べるべきではなかった」

6. The flight to Boston ought to have arrived by now.
「ボストン行きの便は今頃着いているはずだ」

■助動詞mayを用いた表現
7. You may well get angry.
「君が怒るのももっともだ」

8. We may well have rain this evening.
「夕刻にはおそらく雨になるだろう」

9. You may as well go home before it gets dark.
「暗くなる前に帰った方がよい」

10. You might as well come with me.
「(来なくてもよいけれど)私といっしょに来たほうがいいでしょう」

11. We may as well throw our money into the sea as lend it to him.
「彼にお金を貸すくらいなら海に投げ捨てた方がよい」

(彼にお金を貸すのはお金を海に投げ捨てるようなものだ)

■助動詞canを用いた表現
12. We couldn’t help laughing at his joke.
「彼の冗談に笑わずにいられなかった」

13. You cannot be too careful when you take an exam.
「試験を受けるときはいくら注意してもしすぎることはない」

14. I cannot thank you enough.
「いくらお礼を言っても言い足りない」

15. We can but wait and see.
「私たちはただ待って様子を見るだけだ」

16. She cannot argue without talking in a loud voice.
「彼女は議論すれば必ず大声でしゃべる」

■助動詞wouldを用いた表現
17. Would you like some coffee?
「コーヒーはいかがですか」

18. I would like to send this package to Japan.
「この荷物を日本に送りたいのですが」

19. I would like to have joined the party.
「そのパーティに参加したかったのですが(できませんでした)」

20. I would like you to do an errand for me.
「君にお使いを頼みたい」

21. Would you mind closing the window for me?
「窓を閉めていただけますか」

22. Would you mind my taking this seat?
「この席に座ってもかまいませんか」

23. I would rather confess everything than tell a lie.
「嘘をつくくらいなら、むしろすべてを白状したい」

24. I would rather not go.
「(どちらかといえば)私は行きたくない」

25. I’d rather you took part in the next debate.
「今度の討論会に参加してもらいたい」

◇それでは解説です。まずは前回そして前々回学んだ助動詞に完了形を混ぜたものです。(1〜6番)
1. It(S) must have rained(V) /at midnight(M).「夜中に雨が降ったにちがいない」
2. That girl(S) may have known(V) the answer(O).「あの少女は答えを知っていたのかもしれない」
●1番は助動詞must、2番は助動詞mayに完了形が加わっています。それぞれmust V’「V’するにちがいない」、may V’「V’するかもしれない」という推量の用法を思い出して下さい。これに完了形が加わると、視点が過去へ移動します。つまり、『過去のことの推量』を表すようになるんです。それぞれmust have V’p.p.「V’したにちがいない」、may have V’p.p.「V’したかもしれない」となり、視点が現在から過去へ移っていることに注目して下さい。ちなみに1番のitは天候のitなので、日本語には普通なおしません。

3. He(S) can’t have been(V) busy(C).「彼が忙しかったはずがない」
●3番は助動詞canの推量の用法can not V’「V’するはずがない」を思い出して下さい。これを1〜2番と同様、過去に視点をずらすのですから、can not have V’p.p.「V’したはずがない」となるんですね。ところで、次の英文2つを比べてみて下さい。
        [1] He(S) can’t have been(V) busy(C).「彼が忙しかったはずがない」
        [2] He(S) couldn’t be(V) busy(C).「彼が忙しいはずがないだろう」
    上の[1]は3番ですよ。さて、この2つの英文を書き換えてみます。
        [1’] It(仮S) is(V) impossible(C) [that he was busy](真S).
        [2’] It(仮S) is(V) impossible(C) [that he is busy] (真S).
[1]、[2]を書き換えたのがそれぞれ[1’]、[2’]となっています。それぞれの違いが見えましたか。that節の中の時制が異なっていますね。先程書いた通り、[1]は助動詞canに完了形を加えることで視点を過去にずらしています。「今思うと、彼が忙しかったはずがない」と、『過去のことの推量』ですね。しかし、[2]は違います。助動詞canの過去形であるcouldを使用しているから、過去の話だ考えてはいけませんよ。確かに助動詞は過去形にすることによって過去を表すことができます。しかし、その他に『控えめ』な表現を表すこともできるんでしたね。[2]はまさにそのパターンです。could not V’「V’するはずがないだろう」という『現在のことの控えめな推量』です。

4. You(S) need not have called(V) an ambulance(O).「救急車を呼ぶ必要はなかった(のに、呼んだ)」
●4番のneedは本動詞でしょうか、それとも助動詞でしょうか。正解は助動詞です。これまでと同様、助動詞に完了形が加わって過去に視点をずらしていますからね。本動詞を使った場合、以下の[3]のようになります。
[3] You(S) didn’t need to call(V) an ambulance(O).「救急車を呼ぶ必要はなかった(呼んだかどうかは不明)」
[4] You(S) need not have called(V) an ambulance(O).「救急車を呼ぶ必要はなかった(のに、呼んだ)」
[4]は4番の英文です。さて、本動詞を使った[3]と助動詞を使った[4]の違いは何でしょうか。2つあります。1つは形です。本動詞needを使った場合([3])、助動詞doの過去形didを用いてdid not need to V’となっていますね。しかし、助動詞needを使った場合([4])、完了形を用いてneed not have V’p.p.となっています。次に、[3]と[4]は含む意味が異なります。どちらも「呼ぶ必要はなかった」という日本語訳になりますが、本動詞needを使った[3]は『過去における必要性の有無』を表しているだけです。それに対して、助動詞needを使った[4]は「呼ぶ必要はなかったのに呼んだ」と『過去の行為への非難や後悔』を表しています。

5. You(S) shouldn’t have eaten(V) so much ice cream(O).「君はあんなにアイスクリームを食べるべきではなかった(のに、食べた)」
●5番も同様です。助動詞shouldの義務「〜すべきだ」を過去にずらしています。4番の場合と同様、「食べるべきではなかったのに食べた」と、実際にしてしまった行為について非難や後悔している意味が含まれています。

6. The flight to Boston(S) ought to have arrived(V) /by now(M).「ボストン行きの便は今頃着いているはずだ
●助動詞ought toです。ought toはshouldと同様の用法をもちますが、6番の用法は5番のそれとは異なります。助動詞ought toには義務「〜すべきだ」の他に、推量「(当然)〜のはずだ」という用法もあるんでしたね。これを完了形によって過去の視点にずらしたので、ought to have V’p.p.「V’したはずだ」という過去の推量を表しているんです。

◇それでは次に、助動詞を用いた様々な表現をみていきましょう。まずはmayを用いた表現です(7〜11番)。
7. You(S) may well get(V) angry(C).「君が怒るのももっともだ」
8. We(S) may well have(V) rain(O) /this evening(M).「夕刻にはおそらく雨になるだろう」
●7番と8番はどちらもmay well V’で、「V’するのももっともだ」「おそらくV’するだろう」という意味になります。You may well V’という形をとった場合は「V’するのももっともだ」という意味になり、それ以外の主語をとったときは「おそらくV’するだろう」となる場合が多いです。

9. You(S) may as well go(V) /home(M) /before it gets dark(M).「暗くなる前に帰った方がよいだろう」
●9番はmay as well V’という形で「V’した方がいいだろう」という意味をとる表現です。これは12番にあるmay as well V1 as V2「V2するくらいならV1した方がましだ」のV2にnotが入れられ、as notが省略された形であると考えられています。つまり、You may as well go home (as not) before it gets dark.「暗くなる前に帰らないよりは帰った方がよい」となります。この意味から考えると、may as well V’「V’した方がいいだろう」には強制力がないことが分かります。それに対して、同様の日本語訳をとるhad better V’「V’した方がよい」は『忠告・命令』を表し、強制的な言い方です。

10. You(S) might as well come(V) /with me(M).「(来なくてもよいけれど)私といっしょに来たほうがいいでしょう」
●助動詞mayが過去形mightになっていますね。つまり、控えめな表現になっているんです。日本語訳にははっきりと表れませんが、『控えめな助言』というニュアンスが含まれています。

11. We(S) may as well throw(V) our money(O) /into the sea(M) /as lend it to him(M).「彼にお金を貸すくらいなら海に投げ捨てた方がよい」(彼にお金を貸すのはお金を海に投げ捨てるようなものだ)
●11番は先ほども紹介しましたが、may as well V1 as V2「V2するくらいならV1した方がよい」(V2するのはV1するのと同じだ)という慣用表現です。mayをmightにした場合、might as well V1 as V2「V2するくらいならV1した方がましだ」と、少し控えめな表現になります。

◇では、助動詞canを用いた表現に移ります(12〜16番)。
12. We(S) couldn’t help(V) laughing(O) /at his joke(M).「彼の冗談に笑わずにいられなかった」
●cannot help V’ingで「V’せざるを得ない」という表現になります。これは書き換えが可能です(cannot help V’ing=cannot but V’「V’せざるを得ない」)。ちなみにこのcanは『能力・可能』の用法であり、helpはここでは「耐える」という意味で使われています。「笑うのを耐えることができない」から派生して「笑わずにはいられない」となっているんですね。この『能力・可能』のcanは過去形になると「〜できなかった」という過去におけることを表します。それ故に11番の英文も「笑わずにいられなかった」となっているんですね。

13. You(S) cannot be(V) too careful(C) /when you take an exam(M).「試験を受けるときはいくら注意してもしすぎることはない」
14. I(S) cannot thank(V) you(O) /enough(M).「いくらお礼を言っても言い足りない」
●13番と14番はセットで覚えておいてもいいかもしれません。cannot V’ too A「いくらV’してもA過ぎることはない」と、cannot V’ enough「いくらV’してもしきれない」です。前者はtooの後ろ(Aのことです)に形容詞や副詞が入るのに対して、後者はenoughで表現が終わっていることに注意して下さい。意味も少し異なっており、13番のcannot V’ too Aの方が少し大げさに響きます。

15. We(S) can but wait and see(V).「私たちはただ待って様子を見るだけだ」
●15番は文語的な表現なので、普段はあまり見かけないかもしれません。can but V’で「ただV’するばかりである」という意味になります。

16. She(S) cannot argue(V) /without talking(M) /in a loud voice(M).「彼女は議論すれば必ず大声でしゃべる」
●canを用いた慣例表現、最後に紹介するのはcannot V1 without V2ing「V1すれば必ずV2する」(V2することなしにV1できない)です。2つ書いた日本語訳のうち、前者の方が日本語としてキレイですね。ただ、意味を理解するのならば後者の方が便利でしょう。後者の意味で英文を理解した上で、テクニックとして前者の意味を覚えておいて下さいね。

◇最後に助動詞wouldを用いた表現を勉強します(16〜25番)。
17. Would(Aux) you(S) like(V) some coffee(O)?「コーヒーはいかがですか」
●would like A「Aがほしい」を疑問文にしたのが17番です。この「〜がほしい」といえばwant A「Aがほしい」が浮かぶ人が多いかもしれませんが、このwantは表現が直接的すぎるので、失礼に当たる可能性があるんです。そこで、この丁寧な表現であるwould likeを是非覚えて下さい。18番以降にも登場しますよ。

18. I(S) would like to send(V) this package(O) /to Japan(M).「この荷物を日本に送りたいのですが」
●先ほどは名詞がつながっていましたが、今度はto不定詞につなげて丁寧な表現をつくっています。would like to V’「V’したい(ものだ)と思う」です。

19. I(S) would like to have joined(V) the party(O).「そのパーティに参加したかったのですが(できませんでした)」
●to不定詞にhave V’p.p.がつながっていますね。もちろん、視点が過去にずれますよ。would like to have V’p.p.「V’したかったのですが(できませんでした)」と、過去に実現しなかったことを表します。

20. I(S) would like(V) you(O) [to do an errand](C) /for me(M).「君にお使いを頼みたい」
●would like A to V’「AにV’してもらいたい」という丁寧な表現を表します。SVOCの第5文型ですよ。do an errand「お使いをする」もこの機会に覚えて下さいね。

21. Would(Aux) you(S) mind(V) [closing the window](O) /for me(M)?「窓を閉めていただけますか」
●Will you V’?「V’してくれませんか」という、人にものを頼む表現は前に勉強しましたね。過去形wouldを使い、より丁寧に表現しています。さらに、mind V’ing「V’するのをいやだと思う」という表現を使うことによって、非常に丁寧な表現をつくっています。Do you mind V’ing?「V’してくれませんか」という表現もありますが、助動詞wouldを使った方が丁寧に響きます。ところで、Would you mind closing the window for me?と皆さんが言われたとき、正しく答えられますか?
        Not at all.「勿論いいですよ(いやではありませんよ)
        I’m afraid I can’t.「すみませんが、できません」
Would you mind V’ing?と聞かれているのですから、Yes, I would mind V’ing.と答えると、「V’するのをいやだと思います」という意味になってしまいます。ご注意を。承諾するときのOf course not.「勿論いいですよ」、No, go ahead.「いいえ、どうぞ」、Sure.「勿論」や、断るときのI’m sorry, but I can’t.「すみませんが、できません」なども適切でしょう。

22. Would(Aux) you(S) mind(V) [my taking this seat](O)?「この席に座ってもかまいませんか」:許可を求める
●21番は人にものを頼んでいましたが、22番はそれとは異なります。動名詞の前にmyやmeなどの人称代名詞がつくと、Would you mind my V’ing「(私が)V’してもかまいませんか」という、許可を求める形になります。さて、この英文の正しい答え方は何でしょうか。
        Not at all.「勿論いいですよ(いやではありませんよ)」
I’d rather you didn’t.「どちらかと言うと、そうしないで頂きたいのですが」
承諾するときの表現は21番と同様です。断るときの表現は異なりますから注意して下さい。このI’d rather you didn’t.には25番と同様、仮定法過去が使われています。(仮定法は後に勉強します。)

23. I(S) would rather confess(V) everything(O) /than tell a lie(M).「嘘をつくくらいなら、むしろすべてを白状したい」
24. I(S) would rather not go(V).「(どちらかといえば)私は行きたくない」
25. I’d[I(S) would] rather(V) [you took part in the next debate](O).「今度の討論会に参加してもらいたい」
●23番はwould rather V1 than V2「V2するくらいならむしろV1したい」という表現です。そして、24番はそのthan V2が省略された形です。「行くか行かないか、どちらかといえば、行きたくない」んですね。would rather+原型不定詞という形ですから、否定語notは原型不定詞の直前に置いてください。25番はwould ratherにthat節をつなげた形です。(I’dはI wouldの省略形です。)通常thatは省略されます。ところで、文の要素に関して、would ratherをひとまとまりで動詞と区分しています。この英文はthat節内に仮定法が使われており、that節を導くのにwouldが動詞のような働きをしています。(仮定法は後に勉強します。)しかし、これに関しては、例外的にあまり文の要素にこだわらず、ひとつの構文として覚えてしまった方が無難でしょう。
 
いかがでしたでしょうか。助動詞はここまでになります。次回からは新しい単元、受動態を勉強していきます。助動詞の様々な表現、徐々にで構いませんから、是非暗唱しながら覚えていって下さいね。それでは、また。
  
(E-文 826<第5回>おわり。文責;Mr. O)
  
  
From 西宮校の部屋
 

2008年09月15日

リーマン

アメリカの大手証券会社リーマンブラザーズが破綻したというニュースが飛び込んできています。よくない流れになるとみなさんが大学卒業して就職する頃以降までなかなか終わらないということになりかねません。直接何かできるわけではもちろんないですが、しっかり勉強して力をつけておくことは不可欠のようです。
 
From なんでも部屋

2008年09月14日

台風接近時

 
今年の夏期講習は台風の接近もなく、無事終了することができました。
台風のシーズンは9月いっぱいまで続きます。
台風接近時は暴風警報発令で休講規程があります。詳細は以下で確認(ハンドブックにも掲載あり)してください。 
  
http://www.kenshinkan.net/typhoon/
  
なお、現在台湾〜南西諸島付近にある台風が週の中頃に接近する可能性もあります。
  
  
From 研伸館からのお知らせ

2008年09月13日

来週の予定

 
来週の予定
 
9/14(日)〜9/22(月) 願書写真撮影会<高3>
  ・・・校舎によって撮影日が異なります。要申込み。

9/15(月・祝) 休講日<授業はお休み> 9:00〜17:30
  
9/20(土) 10月入学選抜試験
9/21(日) 10月入学選抜試験・10月内部選抜試験
 
 
From 研伸館からのお知らせ
 

2008年09月12日

E-文826(第4回)

 
E-文826
  
        〜第4回「話し手の気持ちを感じよう」〜
    
 こんにちは。Mr. Oです。今回は助動詞のみの勉強となります。助動詞は話し手の様々な気持ちを表すことができる便利なものです。どんな助動詞がどんな気持ちを表現するのか、1つ1つ整理しながら追っていって下さいね。

■義務・可能・許可の助動詞
1. You must come home now.「今すぐ帰らないといけない」
2. You will have to get up early tomorrow.「明日、君は早起きしないといけないだろう」
3. You mustn’t speak like that to your parents.「両親に向かってそんな風に話してはいけない」
4. We don’t have to go to school on Sundays.「日曜日に学校へ行く必要はない」
5. Ought I to inform him of the result? 「彼に結果を知らせるべきですか」
6. Need we get a ticket to enter the stadium? 「競技場に入るためのチケットが必要ですか」
7. You had better not stay here now.「今ここにいない方がいい」
8. You can use my computer now.「いま私のコンピュータを使ってもいいよ」
9. You may not chat here.「ここで喋ってはいけない」
10. The door won’t open.「その戸はどうしても開かない」
■助動詞の注意すべき用法
11. Must I submit this paper today?「今日このレポートを提出しなければなりませんか」
  Yes, you must.「ええ、そうしなければなりません」
  No, you don’t have to.「いいえ、その必要はありません」
12. May I use the computer?「そのコンピュータを使ってもいいですか」
  Yes, you may.「ええ、いいですよ」
  No, you must not.「いいえ、いけません」
13. May I please see your passport?「パスポートを見せて頂けますか」
  Here you are.「どうぞ」
14. Will you bring it to me tomorrow?「明日それを持ってきてくれませんか」
  Sure.「もちろん」
  I’m sorry, but I can’t.「すみませんが、できません」
15. Shall I carry your bag?「鞄を持ちましょうか」
  Yes, please.「はい、お願いします」
  No, thank you.「いいえ、結構です」
16. Shall we have lunch here?「ここで昼ご飯を食べませんか」
  Yes, let’s.「ええ、そうしましょう」
  No, let’s not.「いいえ、やめましょう」
17. It is surprising that she should know the news.「彼女がその知らせを知っているとは驚きだ」
18. He suggested that we (should) have a meeting tomorrow.「彼は明日会議を行うよう主張した」
19. It is necessary that you (should) read aloud if you want to improve your English.「英語が上達したいなら、声に出して読むことが必要だ」
■助動詞will/would
20. Dr. Brown would arrive by three o’clock.「ブラウン博士は3時までに到着するだろう」
21. Would you give me a direction to Osaka Castle please?「大阪城への行き方を教えていただけませんか」
22. John would cook it in his own way.「ジョンはどうしてもそれを自己流で調理しようとした」
23. My sister would not let me in her room.「姉はどうしても私を自分の部屋に入れさせなかった」
24. Babies will cry.「赤ん坊は泣くものだ」
25. My father would often go jogging in the morning.「父は朝、よくジョギングをしていたものだ」
  
◇それでは解説です。今回は義務・可能・許可の助動詞から始めたいと思います。まずは1〜4番を見て下さい。
1. You(S) must come(V) /home(M) /now(M).「今すぐ帰らないといけない」
2. You(S) will have to get(V) /up(M) /early(M) /tomorrow(M).「明日、君は早起きしないといけないだろう」
3. You(S) mustn’t speak(V) /like that(M) /to your parents(M).「両親に向かってそんな風に話してはいけない」
4. We(S) don’t have to go(V) /to school(M) /on Sundays(M).「日曜日に学校へ行く必要はない」
●助動詞mustとhave toです。1番は助動詞mustの基本的な用法である『義務』ですね。そして、助動詞mustは過去時制、未来時制で使うときに形が変化することはありません。それに対して、have toは形を変えることができるため、2番のように未来を表現するときは、have toが用いられるんですね。ここでは助動詞willの推量用法とともにhave toが並べられ、will have to V「Vしなければならないだろう」となっています。ちなみにmustとhave toには違いがあるのを知っていますか?mustは主観的、have toは客観的という位置づけがあります。ですから、話し手の意志や命令を表すときはmustを使い、客観的に考えて『義務』である場合はhave toを使います。have toの方が義務の意味が弱い、とも言えますね。例えば下の例。
You(S) must come(V) /home(M) /now(M).「今すぐ帰らないといけない」
You(S) have to come(V) /home(M) /now(M).「今すぐ帰らないといけない」
どちらも同じ日本語訳ですが、上の英文は例えば「今すぐ帰ってきなさい!」とお母さんが言っているような場面です。しかし、下の英文は例えば「(あと1時間で新幹線に乗る時間だから)今すぐ帰らないといけないよ」と言っている状況を想像してもらえればいいでしょう。
3番は助動詞mustの否定形です。(mustn’tはmust notの省略形ですよ。)mustの否定形は『禁止』を表し、「〜してはいけない」と訳します。ではhave toの否定形don’t have to(3単現の場合はdon’tをdoesn’tに変えて下さいよ。)も同じ意味を表すのでしょうか。いいえ、違いますね。don’t have to V’は「V’しなくてよい」という『不必要』を表します。この不必要を表す表現は他にdon’t need to V’, need not V’(どちらも「V’しなくてよい」があります。この2つに関しては後で取り上げていますから、よく読んでおいて下さいね。
  
◇助動詞はまだ続きます。次に5〜7番です。
5. Ought(Aux) I(S) to inform(V) him(O) /of the result(M)? 「彼に結果を知らせるべきですか」
6. Need(Aux) we(S) get(V) a ticket(O) /to enter the stadium(M)? 「競技場に入るためのチケットが必要ですか」
7. You(S) had better not stay(V) /here(M) /now(M).「今ここにいない方がいい」
●5番の形、見慣れない人もいるのではないでしょうか。前回ought toを勉強したのを覚えていますか。前回は『推量』の用法を紹介しましたが、今回は『義務』です。ought to V’で「V’すべきだ」と訳します。前回でも書きましたが、ought toというカタマリで私たちは覚えていますが、形としては助動詞oughtにto不定詞が続いています。だから、疑問文にするときはその助動詞oughtだけを文頭に持ってくるんですね。ちなみにこのought toは助動詞shouldと書き換えられます。(Should(Aux) I(S) inform(V) you(O) /of the result(M)?)また、ought to客観的、should主観的というニュアンスを含むという違いも持っています。ちなみに、どちらもmustよりも弱い表現です。
さて、need「〜する必要がある」に話を移します。このneed、助動詞とと本動詞、どちらの品詞にもなります。(本動詞とは、助動詞以外の動詞のことで、3単現のsをつけたり不定詞や分詞の形になったりするものです。)助動詞として使う場合と本動詞として使う場合、違いは2つあるのですが、先にまとめた表を見て下さい。それから説明していくことにしましょう。

助動詞need+V’本動詞need+to V'
肯定文×need to V'
否定文need not V’don't need to V'
疑問文Need SV’?Do S need to V'?

1つ目の違いは「×」の存在です。助動詞needは肯定文では使えないんですね。肯定文では必ず本動詞needを使って下さい。ではどうやって助動詞と本動詞を見分けるのか。それが2つ目の違い。語の位置です。助動詞needを用いるときは、助動詞なのですから後ろに原形不定詞が続くんですね。(勿論、疑問文のときはNeed+SV’ですよ。)それに対して本動詞needを用いる場合は、後ろにto不定詞を伴います。
7番はhad better V’「V’した方がよい」は直後に原形不定詞がくること、そして否定語notの位置に注意して下さい。否定語について詳しく勉強するのはもう少し先になりますが、否定する部分の直前に否定語を置くのが基本です。つまり、「V’しない方が」と言いたいのですから、had better not V’「V’しない方がよい」となるのです。ちなみにought to V’の否定形は分かりますか?to不定詞がある場合、否定語notはどこに置くのでしょうか。to不定詞の直前でしたね。ですから、ought not to V’「V’すべきでない」となります。

◇続いて可能・許可の助動詞です(8〜10番)。
8. You(S) can use(V) my computer(O) /now(M).「いま私のコンピュータを使ってもいいよ」
9. You(S) may not chat(V) here(M).「ここで喋ってはいけない」
10. The door(S) won’t open(V).「その戸はどうしても開かない」:強い拒絶
●8番の助動詞canといえば可能「〜できる」がまず浮かびますね。そして、可能には「能力があるから」という場合と、「許可されているから」という場合とがあります。前者が基本的な用法である可能「〜できる」であり、後者が許可「〜してよい」であるわけです。ちなみに『可能』のcanはbe able toで書き換えられますね。(be動詞は主語によって変化させて下さい。)
He(S) will be able to leave(V) hospital(O) /soon(M).「彼はもうすぐ退院できるだろう」
助動詞canは助動詞willと並べておくことができないので、be able toが使われているんですね。
9番もまた『許可』の助動詞です。canもmayも許可を表すことができますが、canの方が口語的です。mayはもっと改まった場合に使われます。10番は助動詞willの否定形won’t(will notの否定形)です。willは今回の最後で取り上げてあるので、読んでおいて下さい。willは『意志』のニュアンスを含むんでしたね。E-文第2回で勉強しましたが、覚えていますか。この意志から派生し、肯定文のときは「どうしても〜しようとする」という『強い意志』、否定文のときは「どうしても〜しようとしない」という『強い拒絶』を表すことができます。10番は「ドアがどうしても開こうとしない」、つまり「どうしても開かない」んですね。
  
◇それでは助動詞の注意すべき用法に参ります(11〜19番)。まずは応答に注意すべきものです。どう質問されたらどう答えるべきかに注意しながら追っていって下さい。
11. Must(Aux) I(S) submit(V) this paper(O) /today(M)?「今日このレポートを提出しなければなりませんか」
  Yes, you must.「ええ、そうしなければなりません」
  No, you don’t have to.「いいえ、その必要はありません」
●まずは11番。助動詞mustの『義務』の用法ですね。「〜しなければなりませんか」と聞いています。Yesは問題ないでしょう。しかし、NoはNo, you must not.と答えるのは不適切です。なぜならこれでは「提出してはいけません」という意味になってしまうからです。そうではなく、「今日レポートを提出する必要がない」と言うべきなので、No, you don’t have to.と答えて下さい。同じ意味で、No, you need not.やNo, you don’t need to.も構いませんよ。
◇  
12. May(Aux) I(S) use(V) the computer(O)?「そのコンピュータを使ってもいいですか」
  Yes, you may.「ええ、いいですよ」
  No, you must not.「いいえ、いけません」
13. May(Aux) I(S) please(M) see(V) your passport(O)?「パスポートを見せて頂けますか」
  Here you are.「どうぞ」
●12番と13番はどちらもMay I〜?と聞いていますが、答え方が違います。まずは12番。「コンピュータを使ってもいいか」という許可を求めています。それに対して、Yes, you may.「使ってもいい」と答えているんですね。もしも「使うことを許可します」という表現を避けるのならば、もう少し口語的な言い方があります。それがSure.「もちろん」やGo ahead.「どうぞ」などです。Yes, of course.「ええ、もちろん」などと言ってもいいですね。逆に許可しない場合、No, you must not.「いいえ、いけません」と答えます。助動詞mustの否定形が使われているので、『禁止』ですね。もしも少し弱めの禁止「使うことは許可されない」と言いたいのであれば、No, you may not.「いいえ、いけません」という表現があります。日本語訳は同じですが、must notを使えば『強い禁止』、may notを使えば『弱い禁止(不許可)』を示すという違いが現れます。もっと口語的な表現ならば、No, please don’t.「いいえ、使わないで下さい」やI’m sorry, but you can’t.「すみませんが、できません」などもありますよ。
次に13番を見て下さい。こちらは12番と同じ形をしていますが、「見せて頂けますか」と聞いています。状況を思い浮かべてみて下さい。海外旅行の際、空港で旅券を発行するときにMay I please see your passport?と聞かれて「はい、見ることを許可します」とは言いませんよね。「はい、どうぞ」とパスポートを見せます。ですからこの質問に対してYes, you may.と答えるのは不適切なんです。Here, you are.「どうぞ」などと答えましょう。
 
◇次に14番。
14. Will(Aux) you(S) bring(V) it(O) /to me(M) /tomorrow(M)?「明日それを持ってきてくれませんか」
  Sure.「もちろん」
  I’m sorry, but I can’t.「すみませんが、できません」
●先ほども書いた通り、willは『意志』のニュアンスをもちます。14番はまさに、その意志を相手に聞いているんですね。この質問にはどう答えればよいのでしょうか。Sure.「もちろん」やCertainly.「もちろん」などがよく使われます。もう少し丁寧に言うならば、Yes, I will.「ええ、持ってきます」でもいいでしょう。逆に断るときはI’m sorry, but I can’t.「すみませんが、できません」の方がNo, I won’t.「いいえ、だめです」よりずっといいでしょう。否定の意味は通じますが適切とは言い難いです。
  
◇今度は助動詞shallを使った表現です(15〜16番)。
15. Shall(Aux) I(S) carry(V) your bag(O)?「鞄を持ちましょうか」
  Yes, please.「はい、お願いします」
  No, thank you.「いいえ、結構です」
16. Shall(Aux) we(S) have(V) lunch(O) here(M)?「ここで昼ご飯を食べませんか」
  Yes, let’s.「ええ、そうしましょう」
  No, let’s not.「いいえ、やめましょう」
●Shall I〜?は「〜しましょうか」と相手の意志を尋ねる表現です。Will you〜?も意志を聞いていましたが、日本語訳が違いますね。(Will you〜?は「〜してくれませんか」と相手がしてくれるかどうか意志を尋ねています。)これはYes, you shall.やNo, you shall not.という答え方はしません。「持ちましょうか」と聞いてくれているのですから、Yes, please.「はい、お願いします」やNo, thank you.「いいえ、結構です」と答えるのが適切でしょう。16番はShall we〜?「〜しませんか」と誘っているんですね。答え方は「〜しましょう」というLet’sを使いましょう。Let’s have lunch here.のhave lunch hereが省略されている形と考えて下さい。ちなみにlet’sはlet usの省略形ですからね。(letは使役動詞なので、後ろのhaveは原形不定詞です。)断るときはlet(V) us(O) not have lunch(C) /here(M)のhave以下を省略しましょう。No, let’s not.「いいえ、やめましょう」です。
  
◇次に、shouldの注意すべき用法に触れておきたいと思います(17〜19番)。
17. It(仮S) is(V) surprising(C) [that she should know the news](真S).「彼女がその知らせを知っているとは驚きだ」
18. He(S) suggested(V) [that we (should) have a meeting tomorrow](O).「彼は明日会議を行うよう主張した」
19. It(仮S) is(V) necessary(C) [that you (should) read aloud](真S) /if you want to improve your English(M).「英語が上達したいなら、声に出して読むことが必要だ」
●上の3つの英文。that節内に助動詞shouldがあることに気付きましたか。ある表現をするとき、that節内にshouldを置くんです。そのある表現は次の2つ。まず1つは『主観的判断や感情の原因』を表す場合。17番で「〜とは驚きだ」と感情が表現されていますね。ちなみにこれは形式主語構文と呼ばれるものです。Itが文全体の形を整えるための仮主語(又は形式主語)、that以下が真主語と呼ばれ、意味上での主語です。文の長さのバランスが崩れることを英語は嫌うので、それを整えるためにこの形を作っているんですね。詳しくはまた後で勉強します。もう1つの表現が『主張・命令・提案・要求など』を表す場合。18番と19番がそれに当たります。19番も形式主語構文が使われていますね。
さて、これらに共通することは、that節内のshouldは翻訳しないということです。「〜べき」などという訳が英文の意味に書いてないですよね。しかし、共通しないこともあります。17番のように『主観的判断や感情の原因』を表す場合、shouldを使うと主観的に述べていることを表し、感情が強調されます。つまり、shouldがなくなると客観的な文章になり、意味が変わってしまうんです。
It(仮S) is(V) surprising(C) [that she should know the news](真S).「彼女がその知らせを知っているとは驚きだ」
It(仮S) is(V) surprising(C) [that she knows the news](真S).「「彼女がその知らせを知っているのは驚くべきことだ」
shouldが入っている上の英文の方が、下の客観的な英文よりも感情が強調されていますね。
18〜19番のように『主張・命令・提案・要求など』を表す場合、shouldは省略することができ、省略しても意味は変わりません。(省略するだけであって、3単現のsをつけてはいけませんよ。)これは仮定法現在と呼ばれます。これもまた、詳しくは後で勉強することになります。
もしも区別がつきにくいのなら、最初はどちらにもshouldをつけるように心がけてもいいかもしれませんね。区別をつけるには、どんな形容詞が使われているかに注目する必要があります。『主観的判断や感情の原因』を表す場合の形容詞は例えばreasonable「道理にかなった」、natural「当然な」、strange「不思議な」、curious「奇妙な」などがあります。『主張・命令・提案・要求など』を表す場合の形容詞の例としては、advisable「望ましい」、essential「絶対必要な」などがあり、動詞の例としてはinsist「主張する」、order「命令する」、demand「要求する」などがあります。
 
◇最後に助動詞will/wouldの用法について勉強しましょう(20〜25番)。willとwouldは基本的に用法が似ています。
20. Dr. Brown(S) would arrive(V) /by three o’clock(M).「ブラウン博士は3時までに到着するだろう」
21. Would(Aux) you(S) give(V) me(O1) a direction(O2) /to Osaka Castle(M) /please(M)?「大阪城への行き方を教えていただけませんか」
●wouldはwillの過去時制での形だ、と理解している人もいるかもしれませんね。しかし、もう1つ覚えてもらいたいのが、『控えめ』にすること。20番は「〜だろう」という推量です。しかし、助動詞willの推量「〜だろう」よりも確信度が低いんですね。弱い推量などとも呼ばれます。大切なのは、過去のことを表していないことです。同様に21番も控えめです。Will you〜?という相手の意志を尋ねる表現を14番で勉強しました。それをもっと控えめに尋ねる、即ちもっと丁寧に尋ねているのがWould you〜?
なのです。和訳するときも非常に丁寧な表現を使って下さい。例えば「〜していただけませんか」です。
◇ 
22. John(S) would cook(V) it(O) /in his own way(M).「ジョンはどうしてもそれを自己流で調理しようとした」
23. My sister(S) would not let(V) me(O) /in her room(M).「姉はどうしても私を自分の部屋に入れさせなかった」
●22番と23番は単純に過去の用法です。willは強い意志「どうしても〜しようとする」を表すことができるんでしたね。それを過去にずらしたと考えて下さい。過去の強い意志「どうしても〜しようとした」が22番のwouldです。23番は10番の強い拒絶を過去にずらしただけです。「どうしても〜しなかった」ですね。
◇  
24. Babies(S) will cry(V).「赤ん坊は泣くものだ」
25. My father(S) would often go(V) /jogging(M) /in the morning(M).「父は朝、よくジョギングをしていたものだ」
●24番では助動詞willが登場しています。これまでに学んだことのない用法を紹介しますね。「〜するものだ」という『習性』です。それでは25番は過去の習性かと思いきや、少し違うんですね。『過去の習慣』と呼ばれるもので、「よく〜したものだ」という意味になります。(would oftenというように、oftenを後ろに置くことがしばしばあります。もちろん、wouldだけでも過去の習慣を表せます。)前に少し述べましたが、wouldの他にこの過去の習慣を表せる表現があります。それがused to「よく〜したものだ」です。この2つの違いは何でしょうか。wouldは過去のことは言及しても今のことは言及していません。それに対してused toは過去と対比させて今のことを言っているんです。つまり、wouldを使った表現だと今のことはどうだか分かりませんが、used toを使った表現だと今は違うことが分かるんです。例えば下の英文を見て下さい。
There(M) used to be(V) a hospital(C) /around here(M).「昔この辺りにかつて病院があった(が、今はない)」
この英文で助動詞wouldを使うことはできません。なぜだか分かりますか?「昔この辺りにあった」と言っている、ということは、今、その病院があった場所に話し手がいることになります。つまり、今の状況がはっきり分かっているんです。このように過去と現在を対比させたような文ではused toを使います。覚えておいて下さい。
  
いかがでしたでしょうか。今回は助動詞がたっぷり出てきました。これらの助動詞を使いこなせるようになると、より表現豊かな文章が書けるようになり、長文を読むときも英作をするときも見方が変わってくると思いますよ。それでは、また。
  
 
(E-文 826<第4回>おわり。文責;Mr. O)
  
 
From 西宮校の部屋


2008年09月11日

入試情報Tips(第2回)

 
 1週間ぶりにお会いすることになりますMr.Yです。こんにちは。
 
 学校もはじまり、1週間が経ちました。高3生は学校・塾・受験勉強のサイクルに追われることになりますが、私達も一生懸命サポートしますので、頑張って残り半年で大きな成果を出していきましょう!
  
 さて、学校が始まり今から本格的に学習という人もいますが、間もなく受験という人もいますよね?例えばAO入試の人。すでに志望調査書などを記入して、提出の準備に追われているのでは?
  
 この時期の高3生の大きな流れは大きく3つのパターンがあると思います。
  。腺脇試にむけて、学校で評定値(評定のいる場合)を確認して出願準備、
   志望調査書の書き方を練習したり、面接の練習を開始する生徒
  公募推薦を受験希望するので、学校で評定値を確認(評定のいる場合)を
   確認し、案内の取り寄せや、調査書の書き方の練習、推薦用の学科別の
   学習、小論文の練習(必要な場合)を開始する生徒
  B膤慂面六遒9月末より始まります。国公立受験者も大学別模試での判定
   にむけて2次試験対策(過去問題など)に取り組み、良い判定を出すための
   学習を開始する生徒
それ以外にもありますが、準備日程の近いものを3つ挙げました。
  
「えっ!何それ?」と思った方、興味のある方は、研伸館各校の進学アドバイザーもしくは講師にお問い合わせて下さい。お答え致します。
 
「私には関係ないです」という方は、今からセンター試験に向けて、私立一般入試に向けて計画性のある学習を心がけて下さい。

この文面を読まれている方で「おいおい、その前に研伸館のセンター模試があるやん!」と思われた方は「その通り!!」、研伸館にお通いの方へは、事前に受験票(受験型入り)をお送りしていますので、必ず登録されている受験型を確認して下さい。また、実施日に受験ができない場合にも予備日の設定をしていますので、受験型を変えたい、予備日で受験したいという方は、早めに窓口に申し出て下さい。「自分の志望にはがきの受験型があっているか分からない」といった方も窓口でご相談下さい。

(入試情報Tips第2回 文責:Mr.Y)  
  
 
From 受験の部屋

2008年09月10日

Biological Stories 31


       第31回 女性が進化の方向をきめる?(11) 
  
 センター試験に、試験範囲があることをご存知でしょうか?
 いえいえ。センター試験に限らず、入試は生物とか化学とかそういう理科の大きな枠組み全体から適当に出題されるのではありません。明確な試験範囲が存在するのです。このことは受験生にはおなじみでも、そうでない方にはちょっと驚きかもしれません。
  
 高校理科の場合、高校1年(場合によっては2年)のうちに理科総合A(B)、あるいは理科基礎を受講することになっています。それに続いて(あるいは並行して)生物機Σ蹴忰機κ理気覆匹痢岫機廚里弔い深業を受講し、理科系大学への進学を希望する人は(高校2年あるいは3年の時に)生物供Σ蹴忰兇覆匹痢岫供廚里弔い寝別椶鮗講するというのが建前です。
 センター試験は「機廚里弔科目が試験範囲です(理科総合AやBを受験する人もいます)。「供廚脇鷦〇邯海任里濟邯拡楼呂砲覆蠅泙后
 生物気亡泙泙譴詁睛討蓮嶌挧Αα反ァ廖◆嵌生」、「(古典)遺伝+基礎的な分子遺伝」、「動物(生理学+行動学)」、「植物(生理学)」といった分野です。
   
 このなかで受験生が特に苦しむのは「(古典)遺伝」、なかでも「遺伝子の組換え」の項です。この項は「減数分裂時、相同染色体上の遺伝情報を編集して父からもらった物でも母からもらった物でもない新しい染色体を作るという事実を理論的に説明する」という内容なのですが、どうも生徒達は上手くイメージできないようです。
   
 染色体はそれなりの形を持った構造物なので、なんとなく簡単に構造を作りかえられないようなイメージがあります。
 しかし、「相同染色体同士で遺伝子を交換しあう行為」=「染色体の乗換え」を意図的に起こす仕組みが存在していますので、配偶子を作るたび、父由来の遺伝子と母由来の遺伝子を併せ持ったあたらしい染色体がある程度の割合で作られることになるのです。
   
        染色体の乗換え、遺伝子の組み換え
   
 通常、筆者の授業では「染色体の乗換え」を「配偶子の多様性を増すための行為」と説明しています。古典遺伝学の立場ではこのようにしか説明の仕様が無いからです。
 しかし、「利己的な遺伝子」論の観点からは、「染色体の乗換え」はアウトロー遺伝子に対抗する手段という意味合いを持つことになります。
  
 二つで一組の「毒ガス」遺伝子と「ガスマスク」遺伝子の間に割って入るような形で「染色体乗換え」がおこって、「毒ガス」遺伝子から「ガスマスク」を取り上げてしまうとしたら、どうなるでしょう?
   
 「毒ガス」遺伝子は自殺を遂げ、その害は永遠に除かれることになるでしょう。
   
 「染色体の乗換え」、その結果起こる「遺伝子の組換え」。このような対抗手段がある限り、短期的にはともかく長期的には必ず「アウトロー遺伝子」は報いを受けることになるというわけです。
  
        「Y」− 組換えを行わない唯一つの染色体
   
 このような対抗手段をもつことで「アウトロー遺伝子」は排除されてきたと考えられています。
 ところが一組だけ非常に「アウトロー遺伝子」に毒されやすい染色体の組があるのです。われわれの持つ染色体の中で唯一乗換えを起こさぬ染色体・・・。そう、あのY染色体です。
   
 Y染色体が「毒ガス」と「ガスマスク」を持ってしまったとき、「染色体乗換え」を用いて「毒ガス遺伝子」から「ガスマスク」を剥ぎ取ってしまうことができないのです。
 こうなってしまうと「アウトロー遺伝子」持ちのY染色体は、精子形成時に自らが入っていない精子(要するに女性を生み出すための精子)を思うままに抹殺することができることになります。
   
 こうなると「アウトロー遺伝子」持ちのオスからは「オスを生み出す精子」しか作られなくなります。「アウトロー遺伝子」を受け継いだオスの子はすべてオスになり・・・。こういったことを繰り返せば、いずれその地域一帯にオスしかいないという事態が起こるでしょう。
 地理的障壁などに阻まれて、その「アウトロー遺伝子」の広がりが一地域にとどまればよいのですが、これが一つの種全体にひろがってしまいオスしか生まれない状況にいたれば・・・。
 その種に待つのは絶滅の未来のみということになるでしょう。
 それでは「アウトロー遺伝子」がY染色体に載ったとたん、その種には絶滅の未来しかないことになるのでしょうか?
 これを防ぐ方法はあるのでしょうか?
 ・・・あります。Y染色体を働けなくしてしまえば良いのです。
 「アウトロー遺伝子」が暴れ始めたときにそれを押しとどめる術がない以上、この仕組みは「アウトロー遺伝子」に対する決定的な対抗手段となったことでしょう。Y染色体から性決定以外の役割りを全て剥奪してしまえば、Y染色体上にいかなる有害な遺伝子が存在しても全く問題なくなるのです。
   
        働きを奪われ遺伝子を失っていくY染色体
  
 もともとX染色体とY染色体は相同染色体で、性決定の遺伝子以外はほぼ同じように存在していたと考えられています。
 しかしこのような仕組みが働くと、X染色体上にある遺伝子のみを利用し、Y染色体上のものは全く使われない事になります。
 これの仕組みは「アウトロー遺伝子」がY染色体に存在してしまった場合の被害を最小限に抑える役には立ちましたが、同時にY染色体上の遺伝子の存在意義を大幅に低下させたことでしょう。
   
 通常、異常な遺伝子が存在した場合、その遺伝子を受け継いでしまった個体は生存する確率が低下するため、長期的には生物集団からは除外されていくと考えられます。
 しかしY染色体上の遺伝子は発現しない(利用されない)ため、異常であっても生命活動に全く影響がなく、いつまでも生物集団から排除されないことになります。
 DNAの複製に伴う「間違い」は複製の頻度の応じて高くなっていく訳ですがら、自然淘汰によって排除されていかない以上、集団内にはどんどん異常な遺伝子をもったY染色体が蓄積されて行くことになるでしょう。
    
 もちろん遺伝子が存在しても存在しなくても違いがない以上、極端な話をすればY染色体から何%分かの塩基配列がばっさり失われても、特に影響なくY染色体は受け継がれていくことでしょう。
 これこそが現在、Y染色体上にはきちんと発現する遺伝子が極わずかしか存在せず、その他はみな完全にサイレントである理由なのでしょう。
   
 Y染色体上の「アウトロー遺伝子」は女性を生み出すための精子を抹殺し、女性がこの世に生まれなくしてしまうことで「Y染色体」を種全体に広げようとする利己的な無法者の遺伝子でした。
 極めて利己的な「姉妹殺しの遺伝子」であると言えます。
   
 そしてそれに対抗するための行為によって、Y染色体は働きの大部分を奪われ、その結果まともにはたらく遺伝子の大部分を失ってしまう結果となったのです。
    
 男性の寿命が短いのは誰のせいでしょうか?
 ・・・誰のせいでもありません。ただヒトという種に女性が存在し続けるためには、Y染色体が働きを失う必要があっただけのことです。
    
 男性の皆さん、命の短さを嘆くのはやめましょう。
 我々の命は短くなってしまいましたが、この世から女性がいなくならずに済んだのですから・・・。
 片方の性だけになってしまった世界は味気ないものです。
   
 女性がこの世に存在してくれる喜びをかみしめて、この稿はここまでに致したいと思います。
   
   
 (第31回 終わり。上田@生物)
  
  
From 住吉校の部屋

 

2008年09月09日

E-文826(第3回)

E-文826

〜第3回「基準点を見つけよう」〜
  
 
こんにちは、Mr. Oです。OとCの主述関係、そしてその中にある単純形や進行形が表すニュアンスは少しずつ感じ取れるようになってきましたか。今回は時制の続き、完了形から学んでいきます。今回のポイントはサブタイトルの通り、『基準点』です。

◆完了形
1. I’ve just watched a baseball game on TV.「ちょうどテレビで野球の試合を見終わった」
2. Mr. Hall has gone to the Netherlands on business.「ホール氏は仕事でオランダに行った(ので、今ここにはいない)」
3. She has been married to him for five years.「彼女は彼と結婚して5年になる」
4. Have you ever been to Germany? 「ドイツへ行ったことがありますか」
5. How long have you been here? 「どのくらいここに(住んで)いるんですか」
6. I have just been to my uncle’s house.「ちょうどおじさんの家へ行ってきたところだ」
7. He has been dead for three years.「彼が亡くなって3年になります」
8. I had lived in Chicago for five years when I got married.「結婚したとき、私はシカゴに住んで5年経っていた」
9. I found my ballpoint pen I had lost the day before.「前の日に亡くしたボールペンを見つけた」
10. This work will have been finished by tomorrow morning.「この仕事は明朝までに終わっているだろう」
◆完了進行形
11. It has been raining for two hours.「2時間雨が降り続いている」
12. Her eyes were red. She had evidently been crying.「目が赤かった。彼女が泣いていたのは明白だ」
13. By next March, she will have been teaching at this school for ten years.「今度の3月で、彼女はこの学校で10年教えたことになる」
◆時制の識別
14. She was in hospital for a month last year.「彼女は去年1か月入院した」
15. She has been in hospital for a month.「彼女が入院して1か月になる」
16. She had been in hospital for a month when I saw her.「彼女に会った時、彼女は入院して1か月たっていた」
17. She will have been in hospital for a month next Monday.「今度の月曜日で彼女は入院して1か月になる」
18. We will go hiking to the woods if it is fine next Sunday.「来週の日曜日晴れたら、森までハイキングに行くつもりだ」
19. I wonder if it will be fine next Sunday.「来週の日曜日晴れるだろうか」
20. When did you borrow the camera from Peter? 「いつピーターからカメラを借りましたか」
◆推量の助動詞
21. Can Chris still be at the station? 「クリスはまだ駅にいるだろうか」
22. We may have some rain tomorrow.「明日雨が降るかもしれない」
23. He should be back in a few minutes.「彼は2、3分で帰ってくるはずだ」
24. My father will build a doghouse this weekend.「父は今週末、犬小屋を作るだろう」
25. She must be twenty years old or under.「彼女は20歳以下のはずだ」

それでは解説です。
◇まずは完了形、その中でも現在完了形をみていきます(1〜4番)。現在完了形の形have+Vp.p.は見つけられましたか。現在完了形を見る際に考えてほしいことは、現在完了形はあくまで『現在が基準』だということです。過去時制は『現在から切り離された』単なる過去の事柄を表していましたが、現在完了形は切り離されていません。現在とつながりのある過去の事柄を示しており、あくまで基準点は現在なのです。それでは下の英文を見て下さい。
1. I’ve[I(S) have(Aux)] just(M) watched(V) a baseball game(O) /on TV(M).「ちょうどテレビで野球の試合を見終わった」
2. Mr. Hall(S) has gone(V) /to the Netherlands(M) /on business(M).「ホール氏は仕事でオランダに行った(ので、今ここにはいない)」
3. She(S) has been married(V) /to him(M) /for five years(M).「彼女は彼と結婚して5年になる」
4. Have(Aux) you(S) ever(M) been(V) /to Germany(M)? 「ドイツへ行ったことがありますか」
●1番は「ただ野球の試合を見た」という過去の事柄ではなく、「いま見終わった」という動作の完了を示しています。今に繋がっていますね。I’veというI haveの省略形にも注意して下さいね。現在完了形の完了用法です。2番もまた、今との繋がりに重点が置かれます。日本語訳にも書いてありますが、「行った」という事柄だけではなく、その結果、「今ここにはいない」意味までこの英文には含まれています。結果用法です。3番は現在までの状態の継続を示します。「結婚した状態である」ことが5年間続いているんですね。これが、継続用法です。ところで、完了形の継続用法では状態の継続を表します。動作の継続は完了進行形を使います。この違いはまた後でとりあげますね。ちなみに、「〜と結婚している」という日本語訳から、前置詞withを置いてしまいがちです。しかし、そうではないんです。下にまとめておくので、よく見ておいて下さい。
be married to A「Aと結婚している」という状態又は「Aと結婚する」という動作
marry A「Aと結婚する」という動作
get married to A「Aと結婚する」という動作
be/get married 「(主語が)結婚する」という動作
4番はドイツへ行くという「経験をいま持っているかどうか」を聞いています。経験用法ですね。ちなみに4番に対する答え方は分かりますか?Yes, I have. 「はい、あります」No, I haven’t. 「いいえ、ありません」となりますね(haven’tはhave notの省略形ですよ)。1番から4番まで、どの用法も基準点が現在にあることを感じて下さい。

5. How long(M) have(Aux) you(S) been(V) /here(M)? 「どのくらいここに(住んで)いるんですか」
6. I(S) have just been(V) /to my uncle’s house(M).「ちょうどおじさんの家へ行ってきたところだ」
●次に5番と6番です。さきほど、2番と4番でhave gone to「〜に行った(ので、今ここにはいない)」、have been to「〜に行ったことがある」の2つが出てきました。これらの典型例にならって、have been toといえば「行ったことがある」という経験を常に表すと思っていませんか?必ずしもそうとは限りませんよ。
5番は「ここに(住んで)いる状態」がどれくらい続いているのかという継続。6番は先程「おじさんの家へ行ってくる」という動作が完了したことを示しています。どちらもhave been toを使っていますが、経験ではないですよね。この用法の違いは、英文全体や文脈で判断しますが、違いを見分けるヒントとなる語があります。以下にまとめますね。
完了を示すのによく使われる語は
just (have just Vp.p.「ちょうどVした」)
継続を示すのによく使われる語は
for three months(have Vp.p. for three months「3か月ずっとVp.p.している」)、since she came here(have Vp.p. since she came here「彼女が来て以来Vp.p.している」)、How long …?(How long have you Vp.p.?「どのくらいVp.p.していますか」)
経験を示すのによく使われる語はbefore(have Vp.p. before「以前Vしたことがある」)、once(have Vp.p. once「一度Vしたことがある」)、 ever(have ever Vp.p.「これまでにVしたことがある」)、 never(have never Vp.p.「これまで一度もVしたことがない」)
などがあります。

7. He(S) has been(V) dead(C) /for three years(M).「彼が亡くなって3年になります」
●7番のこの英文、見たことある人がけっこういるのではないでしょうか。書き換え問題でよく登場しますね。それではあと3つ、同じ意味の英文を書いて下さい。
[1] It(S) has been(V) three years(C) /since he died(M).
[2] Three years(S) have passed(V) /since he died(M).
[3] He(S) died(V) /three years ago(M).
すべて書けましたか?7番と合わせたこの4つの英文、意味は同じですが、もう少し細かく訳してみましょう。7番は「彼は3年間ずっと死んだ状態である」(現在完了形・継続)、[1]番は「彼が死んで以来3年である」(現在完了形・継続)、[2]番は「彼が死んで以来3年が過ぎてしまった」(現在完了形・継続)、[3]番は「彼は3年前に死んだ」(過去時制)です。ちなみに[1]番はIt(S) is(V) three years(C) /since he died(M).(現在時制)と書いても構いません。このItは時間を表すitと呼ばれ、日本語訳には表れません。英文には主語が必要なので、形を整えるために置かれています。

8. I(S) had lived(V) /in Chicago(M) /for five years(M) /when I got married(M).「結婚したとき、私はシカゴに住んで5年経っていた」
9. I(S) found(V) my ballpoint pen(O) (I had lost the day before).「前の日になくしたボールペンを見つけた」
●それでは過去完了形に移ります(8〜9番)。過去完了形の形はhad+Vp.p.ですね。現在完了形の基準点が現在であったのに対して、過去完了形の基準点は『過去のある時点』です。8番を見て下さい。この英文の基準点はいつでしょうか。when I got married「結婚したとき」ですね。そしてその基準点まで「シカゴに住んでいるという状態」が5年続いていたわけです。つまり、この英文は過去完了形の継続用法です。このように、基準点が現在から過去のある時点にずれますが、現在完了形と同じく、過去完了形は完了・結果・継続・経験の用法をもちます。では、9番の用法は何でしょうか。実は4つの用法のどれにも当たらないんです。これは大過去と呼ばれます。先程書いた通り、過去完了形の基準点は過去のある時点。その基準点より前の動作・出来事を表すのが大過去です。具体的に9番の基準点を考えましょう。それは「ボールペンを見つけた」ときです。このときを基準点とし、その基準点より前の動作・出来事(「前の日にボールペンをなくした」こと)が書かれているんですね。ちなみに、9番は以下のように書き換えられます。
I(S) lost(V) my ballpoint pen(O), but I(S) found(V) it(O) /the next day(M).「私はボールペンをなくしたが、翌日見つけた」
過去完了形でなく、過去時制が使われていることに気付きましたか。このように、出来事を起こった順に並べる場合、動詞の過去時制を使います。

10. This work(S) will have been finished(V) /by tomorrow morning(M).「この仕事は明朝までに終わっているだろう」
●10番は未来完了形(will have+Vp.p.)です。この英文は受動態になっていますから、Vp.p.にあたるのはbeenですよ。未来完了形の基準点はというと、大方の予想通り『未来のある時点』です。用法は、現在完了形の4つの用法と同じです。勿論、基準点はずらして下さいよ。さて、10番の基準点はどこでしょう。tomorrow morning「明朝」ですね。その基準点までに「この仕事が終わるだろう」、という完了を示しているんです。このように、完了形はまず基準点を探すことから始めて下さいね。

◇次に完了進行形です(11〜13番)。完了進行形はこれまでに学んだ完了形と進行形を組み合わせたんですね。完了形ということは、基準点です。
11. It(S) has been raining(V) /for two hours(M).「2時間雨が降り続いている」
12. Her eyes(S) were(V) red(C). She(S) had evidently been crying(V).「目が赤かった。彼女が泣いていたのは明白だ」
13. By next March(M), she(S) will have been teaching(V) /at this school(M) /for ten years(M).「今度の3月で、彼女はこの学校で10年教えたことになる」
●11番は現在完了進行形(have been+Vp.p.)、12番は過去完了進行形(had been+Vp.p.)、13番は未来完了進行形(will have been+Vp.p.)です。(ただし、未来完了進行形は形が長くて複雑なので、あまり使われることはありません。)それぞれの基準点はどこでしょうか。11番は現在、12番は彼女の目が赤いのを筆者が見たとき、13番はBy next March(今度の3月)です。これに進行形の『目の前で起こっている』イメージを組み合わせて下さい。ある動作が基準点で(又は基準点まで)継続するという完了進行形の特徴が感じられますか。3番の現在完了形・継続用法のところで少し書きましたが、完了形は「状態が継続する」のを示します。それに対して完了進行形は「動作が継続する」のを示します。つまり、状態動詞を使って継続を表すときは完了形に、動作動詞を使って継続を表すときは完了進行形にすればよいのです。下の英文を見て下さい。
John and Mary(S) have known(V) /each other(M) /since they were children(M).「ジョンとメアリーは子供のときからの知り合いだ [幼馴染だ] 」
know「知っている」は動作・状態どちらを表しているでしょうか。日本語の問題ですよ。答えは状態です。ということは、「お互いに知っている」という状態が子供のときから現在(基準点!)まで継続しているんですね。だからこの英文は完了進行形ではなく、現在完了形の継続用法が使われているんです。ちなみに、必ずではありませんが、完了進行形にはその動作・出来事がその後も続くことを暗示する場合があります。例えば11番ならば、雨が今まで2時間降り続いて、まだ止んでいないことを暗示する場合があります。実際に暗示しているかどうかは文脈で判断して下さいね。進行形が『一時的』なニュアンスを含む故に『まだ完了していない』ことを表すことができるのを覚えていますか。『まだ完了していない』からこそ、『今後も続くことを暗示』することができるんですね。
ところで、次の英文2つを比べてみて下さい。
Her eyes(S) were(V) red(C). She(S) had evidently been crying(V).「目が赤かった。彼女が泣いていたのは明白だ」
When I watched her(M), she(S) was crying(V).「彼女を見たとき、彼女は泣いていた」
上の英文は12番です。これは過去完了進行形でしたね。下の英文は過去進行形です。この2つの違いは何でしょうか。過去完了進行形はある時点から別のある時点までのことを表すという完了形の性質をもっているんでしたね。ある時点から筆者が彼女に会ったときなで(正確には恐らくその直前まで)彼女が泣き続けていたんですね。泣くという動作の継続です。そして、下の英文は彼女を見たそのとき泣いていたという事柄を示しているだけです。ここにはいつからいつまで泣き続けていた、という継続のニュアンスはありません。

◇続いて、時制の識別に入りますが、14〜17番はこれまでのまとめです。
14. She(S) was(V) /in hospital(M) /for a month(M) /last year(M).「彼女は去年1か月入院した」
15. She(S) has been(V) /in hospital(M) /for a month(M).「彼女が入院して1か月になる」
16. She(S) had been(V) /in hospital(M) /for a month(M) /when I saw her(M).「彼女に会った時、彼女は入院して1か月たっていた」
17. She(S) will have been(V) /in hospital(M) /for a month(M) /next Monday(M).「今度の月曜日で彼女は入院して1か月になる」
●14番は過去時制、15番は現在完了形・継続用法(基準点は現在)、16番は過去完了形・継続用法(基準点は「私が彼女に会った時」)、17番は未来完了形・継続用法(基準点は「今度の月曜日」)です。どれも「彼女が入院して1か月」ですが、それぞれのもつ意味の違いを感じて下さい。14番の過去時制は『現在から切り離された』イメージでしたね。もう彼女は入院しておらず、その過去を振り返っています。15番の現在完了形はまだ彼女は入院していますよ。(基準点が現在ですからね。)「入院して1か月になる。今度またお見舞いに行こうよ」と続きそうなくらい現在に重点が置かれた文章です。16番はもう入院していませんね。ただ過去の事柄を述べている14番とは違い、16番は「彼女に会った時」とき(基準点)についてこれからさらに会話が続くニュアンスを含みます。「会った時、1か月たっていたんだけど、とても入院生活を楽しんでいたよ」といった具合ですね。15番同様、17番はまだ入院していますね。ただ基準点が「今度の月曜日」という未来のある時点であるため、未来完了形が使われています。この未来の基準点から入院した時までを振り返ると1か月だということです。

18. We(S) will go(V) /hiking(M) /to the woods(M) /if it is fine next Sunday(M).「来週の日曜日晴れたら、森までハイキングに行くつもりだ」:副詞節の中の時制
19. I(S) wonder(V) [if it will be fine next Sunday](O).「来週の日曜日晴れるだろうか」:名詞節
●18〜19番はそれぞれ比較しながら見て下さい。if節の中身が18番は現在時制であるのに対して19番は未来時制です。なぜこのような違いがでるのでしょうか。答えは、このif節の品詞を考えれば出てきます。18番は副詞節、19番は名詞節なのが分かりますか。ここで『時・条件を表す副詞節内は現在時制』というルールを思い出した人もいるかもしれませんね。そもそも、なぜこのルールが適用されるのでしょう。副詞節のとき、ifは「もし〜ならば」と翻訳しますね。この「〜ならば」を大前提にして、主節で話をしているんです。18番でいうならば、来週の日曜日が晴れるということが前提。それが確定したとして、「ハイキングに行くつもりだ」と言っているんですね。さて、『安定・確定的』といえば現在時制、とすぐに頭に浮かびましたか。この確定的なニュアンスが現在時制を導くんです。それに対して19番は名詞節。名詞節内のifは「〜かどうか」という日本語訳ですね。「AかAでないかどうか」という二択です。ここに確定的なニュアンスが含まれるでしょうか。いいえ、含まれませんね。だから現在時制にはなりません。そして、単純に「来週の日曜日」という未来を表す語に導かれて未来時制を使っている、というカラクリです。

20. When(M) did(Aux) you(S) borrow(V) the camera(O) /from Peter(M)? 「いつピーターからカメラを借りましたか」
●20番はただの過去時制です。しかし、完了形を学ぶと、この英文を例えば現在完了形で書いてしまう人が増えるんです。この20番、なぜ現在完了形が使えないのでしょうか。単純な理由は、現在完了形は基準点が現在にあるからです。20番は「いつ借りたのか」という過去のある時点について聞いていますね。だから現在完了形は使えないんです。このように、現在完了形では使えないにも関わらず、誤って使ってしまいがちな語は他にyesterday「昨日」、 last week「先週」、 two years ago「2年前」、 in 1970「1970年に」、 when SV「SがVするとき」、just now「たったいま」などがあります。just now「たったいま」はjust a few minutes agoということなので、ある時点だけを示していますね。だから完了形では使えません。(「たったいま」という日本語に惑わされて現在時制を使ってもいけませんよ。just a few minutes ago「2、3分前」なのですから、過去時制です。)

◇最後に、推量の助動詞です(21〜25番)。
21. Can(Aux) Chris(S) still(M) be(V) /at the station(M)? 「クリスはまだ駅にいるだろうか」
22. We(S) may have(V) some rain(O) /tomorrow(M).「明日雨が降るかもしれない」
23. He(S) should be(V) /back(M) /in a few minutes(M).「彼は2、3分で帰ってくるはずだ」
24. My father(S) will build(V) a doghouse(O) /this weekend(M).「父は今週末、犬小屋を作るだろう」
25. She(S) must be(V) twenty years old or under(C).「彼女は20歳以下のはずだ」
●今回は様々な助動詞の『推量』の意味に焦点を当てます。それ以外の意味に関しては次回とりあげますね。まずは21番。canは『可能性』を表し、「〜でありうる」と訳されます。「クリスがまだ駅にいるという可能性はあるか」と聞いているんですね。22番はmayの推量「〜かもしれない」。半信半疑なんですね。23番はshouldの当然・推量「(当然)〜のはずだ」。こちらは半信半疑で分からないのではなく、ある程度の根拠が存在している感覚です。ところで、shouldと同じく「(当然)〜のはずだ」という当然・推量を示す助動詞がもう1つあります。それが、ought toです。正確にはoughtという助動詞にto不定詞が続いているわけですが、ought toというカタマリで覚えておきましょう。(ought toはshouldより少し推量の意味が強いです。)
He(S) ought not to be(V) /in Japan(M) /now(M).「いま彼は日本にいないはずだ」
さて、上の英文でnotの位置に注目して下さい。oughtという 助動詞にto不定詞が続いている、と言いましたね。to不定詞の否定表現はどう書くんでしたか。そうです、not to V’ですね。否定されるto V’という句の直前に置いて下さい。
24番のwillは以前少し取り上げましたね。強い推量「〜だろう」であり、shouldよりも可能性がさらに高いです。そして、これらの中で最も可能性が高いのが25番の推測「〜にちがいない」。断定的ともいえるほど、かなり高い可能性の推量です。さて、この「〜にちがいない」の否定語は何でしょうか。答えは「〜であるはずがない」です。助動詞はcan not(省略形はcan’t)を使います。
She(S) can’t be(V) /over twenty(M).「彼女が20歳を越えているはずがない」
「越えていることはありえない」から派生して「越えているはずがない」という翻訳になります。

いかがでしたでしょうか。毎回かなりの内容量になっていますが、少しずつでいいですから情報を整理し、理解していって下さいね。必ず実を結びますよ。それでは、また。 
  
(E-文 826<第3回>おわり。文責;Mr. O)
  
  
From 西宮校の部屋

2008年09月08日

E-文826(第2回)

E-文826
  
       〜第2回「OとCの関係に目を向けよう」〜

こんにちは。Mr. Oです。文型はきちんと判別できるようになりましたか。なんとなくできた、で止めておかないで下さいね。文型はいわば土台です。これから様々なものを積み上げていくわけですから、どっしりとした土台を作っておいて下さい。そのためには、練習あるのみです!

■使役動詞と知覚動詞
1. Let me know when you finish the work.(仕事が終わったら知らせてください)
2. I had my wallet stolen in the train.(財布を電車の中で盗られた)
3. We can have this cloth floating on the water.(この布を水に浮かべておくことができる)
4. Tom got his sister to help him cook.(トムは妹に料理を手伝ってもらった)
5. She helped me to wash the dishes.(彼女が皿を洗うのを手伝ってくれた)
6. I heard someone call my name.(誰かが私の名前を呼ぶのが聞こえた)
7. I heard someone calling my name.(誰かが私の名前を呼んでいるのが聞こえた)
8. I heard my name called.(私は自分の名前が呼ばれるのが聞こえた)
9. My girlfriend kept me waiting for two hours in front of BIG MAN.(ガールフレンドにビッグマンの前で2時間待たされた)
10. I want my son to wash my car.(私は息子に車を洗ってもらいたい)
■単純形
11. I usually get up at six.(私はたいてい6時に起きる)
12. The sun rises in the east.(太陽は東から昇る)
13. She read the children a story.(彼女は子供たちに物語を読んであげた)
14. John and I often played catch on Saturdays.(ジョンと私は土曜日によくキャッチボールをしたものだ)
15. I will ask her about the problem tomorrow.(明日その問題について彼女に聞くよ)
16. He won’t be able to catch the last train.(彼は最終列車に間に合わないだろう)
17. It’s going to snow this evening.(今晩雪が降りそうだ)
18. I’m leaving for Paris tomorrow.(私は明日パリにたつ)
19. We start tomorrow morning.(私たちは明日の朝出発する)
■進行形
20. My grandfather is dying.(祖父は死にかけている)
21. She is having dinner now.(彼女はいま夕食を食べている)
22. Nancy is being kind now.(ナンシーは今親切にしている、親切なふりをしている)
23. You are always complaining about it.(あなたはいつもそのことについて文句を言ってばかりいる)
24. My father was listening to the radio intently.(私の父親は熱心にラジオを聞いていた)
25. I’ll be seeing her soon.(もうすぐ彼女に会うことになっている)

>>それでは解説です。
まずは使役動詞(1〜3番)。「〜させる」という意味が根本にある使役動詞、その代表例はやはりmake、have、letの3つでしょう。これらにはどんな違いがあるのでしょうか。
・makeは『「無理にでも〜させる」という強制』
・haveは『「〜してもらうようにもっていく」という手はず』
・letは『「自由に〜させておく」という容認』
がそれぞれ基本です。つまり、makeにある強制力がhaveにはないんですね。

◇それでは例文を見てください。
1. Let(V) me(O) know(C) /when you finish the work(M).(仕事が終わったら知らせてください)
2. I(S) had(V) my wallet(O) stolen(C) /in the train(M).(財布を電車の中で盗られた)
3. We(S) can have(V) this cloth(O) floating(C) /on the water(M).(この布を水に浮かべておくことができる)

●まず第5文型[S+V+O+C]であることに気づいてもらえましたか。使役動詞、そしてこの後出てくる知覚動詞はSVOCの形をとれます。第5文型ということは、OとCの間にある主述関係に注目するんでしたね。Cにある語がいろいろな形をとっていることに注目して下さい。O-C間に着目し、1番はI know「私が知る」(現在時制・能動関係)、2番はmy wallet was stolen「私の財布が盗られた」(過去時制・受動関係、3番はthis cloth is floating「この布が浮いている」(現在進行形・能動関係)という関係を導き出して下さいね。
さて、1番で使われている使役動詞はmake(『強制』のニュアンス)でなくlet(『容認』のニュアンス)です。「AがV’するという状態を許す」から派生してlet A V’「AにV’させる」という日本語訳になります。”Let me know …”「知らせる」という言い回しはよく使われますから、覚えておいて下さい。2番はhaveが使われていますが、だからといって「財布を盗んでもらう」わけではありません。「盗まれた状態をもつ」から派生し、「盗まれる」という被害のニュアンスをhaveは持ちます。ちなみにOとCの間には受動関係がありますよ。では3番は?先ほど書いた通り、this cloth is floating「布が浮かんでいる」という進行形があることに注意してください。また後で詳しく述べますが、進行形は『目の前で起こっている』ニュアンスを含みます。ですから、この文章からは目の前で状況(布が浮かんでいること)が起こっていることが分かるんです。日本語訳自体には特に違いは出ませんし、have this cloth float「布を浮かべる」という原型不定詞を使ったときと特に変わらないという説明もよくされます。ただ進行形のニュアンスがあるんだということは、掴んでおいて下さい。

◇次にgetとhelpです(4〜5番)。
4. Tom(S) got(V) his sister(O) to help him cook(C).(トムは妹に料理を手伝ってもらった)
5. She(S) helped(V) me(O) to wash the dishes(C).(彼女が皿を洗うのを手伝ってくれた)
●4番のgetは他の使役動詞と混同されがちですが、SVOCのCにくる動詞の活用形が異なります。OとCが能動関係にあるときgetはCの位置にto不定詞をもちます。get A to V’という形で、「AがV’するという状態を得る」から派生して「(説得して)AにV’してもらう」という意味になります。『説得』のニュアンスも覚えておいて下さい。では5番。help「助ける」のときはCにくる動詞の活用形は、原形不定詞でもto不定詞でも構いません(help A V’又はhelp A to V’「AがV’するのを助ける」)。このようなCにくる動詞の活用形は、後で表にまとめますね。ちなみに4番はCの中にさらに第5文型が入っています。(to help(V) him(O) cook(C)という文の要素、he cooks「彼女が料理する」という主述関係を見つけてください。)

◇それでは次に知覚動詞です(6〜8番)。
6. I(S) heard(V) someone(O) call my name(C).(誰かが私の名前を呼ぶのが聞こえた)
7. I(S) heard(V) someone(O) calling my name(C).(誰かが私の名前を呼んでいるのが聞こえた)
8. I(S) heard(V) my name(O) called(C).(私は自分の名前が呼ばれるのが聞こえた)
●知覚動詞の代表例はsee「見える」、hear「聞こえる」、feel「感じる」。ご覧の通り、知覚動詞には原形不定詞、現在分詞、過去分詞のどれも置くことができます。(ただし、to不定詞はだめですよ。)他の第5文型と同じように、主述関係を考えるように心がけて下さいね。6番はsomeone called my name「誰かが私の名前を呼ぶ」(過去時制・能動関係)、7番はsomeone was calling my name「誰かが私の名前を呼んでいる」(過去進行形・能動関係)、8番はmy name was called (by someone)「(誰かによって)私の名前が呼ばれる」(過去時制・受動関係)となります。これが見えてくると、どのような日本語訳になるのかも見えやすくなってくるはずです。

◇今度は使役・知覚動詞以外の動詞がとる第5文型です。(9〜10番)
9. My girlfriend(S) kept(V) me(O) waiting(C) /for two hours(M) /in front of BIG MAN(M).(ガールフレンドにビッグマンの前で2時間待たされた)
10. I(S) want(V) my son(O) to wash my car(C).(私は息子に車を洗ってもらいたい)
●keepは状態保持動詞と呼ばれます。keep A V’ingという形で「AがV’ingするという状態を保つ」から派生し、「AをV’ingさせておく」という日本語訳になります。そして、leaveもまた、状態保持動詞に含まれます。(leave A V’ing「AがV’ingするという状態を残す」から派生して「AをV’ingしたままにしておく」、leave A to V’「AをV’したままにしておく」)。この二つの違いは次の二点です。第一に形。SVOCのCの位置にto不定詞を置くことができるか・できないか。keepはできませんが、leaveはできます。現在分詞はどちらも置くことができます。第二の違いがニュアンス。keepは『維持する』というニュアンス、leaveは『放置する』というニュアンスです。そして、使役・知覚動詞と同様、状態保持動詞はSVOCのOとCに受動関係があればV’p.p.をとることができます(keep A V’p.p.「AをV’p.p.させておく」、leave A V’p.p.「AをV’p.p.させておく」)。ところで9番ですが、「待たせる」という翻訳からMy girlfriend kept me waitedと書いてしまう人が多いので注意が必要です。OとCの関係を考えて、I was waitedとしてしまうと、「待たせる」のではなく、「待たれる」になってしまいます。使役「〜させる」と受動「〜される」の違いには注意して下さいね。
10番は『使役系』と呼ばれるタイプです。要するにS+V+O[人]+to V’という形をとるVが使役系動詞ということです。具体的にはtell A to V’「AにV’するよう言う」、ask A to V’「AにV’するよう頼む」、allow A to V’「AがV’するのを許す」などが挙げられます。

★それでは第5文型の動詞の活用形をまとめましょう。
ちなみに使役動詞letに関して、過去分詞がlet A be V’p.p.となっていることに注意して下さい。使役動詞letはSVOCのCに原形しかとれないのでbe動詞が生き残っているんです(let A be V’p.p.「AにV’p.p.させる」)。

OとCが能動関係OとCが受動関係

V'ing(現在分詞)to V'(to不定詞)V'(原形不定詞)V'p.p.(過去分詞)
make××make A V'make A V'p.p.
havehave A V'ing×have A V'have A V'p.p.
let××let A V'(let A be V'p.p.)
getget A V'ingget A to V'×get A V'p.p.
help×help A to V'help A V'help A V'p.p.
keepkeep A V'ing××keep A V'p.p.
leaveleave A V'ingleave A to V'×leave A V'p.p.

see/hearなど

(知覚動詞)

see A V'ing×see A V'see A V'p.p.

さて、ここまでOとCの関係に注目してきました。しかし、その関係が分かったとしても、例えば不定詞と進行形の意味の違いが分からなければきちんと理解できたことになりません。そこで、次は時制、その中でも単純形と進行形にスポットを当ててみることにします。

それでは時制に参りましょう。まずは単純形です。単純形とは基本時制とも呼ばれる、いわゆる普通の現在時制、過去時制、未来時制のことです。
  
◇まずは現在時制(11〜12番)
11. I(S) usually(M) get up(V) /at six(M).(私はたいてい6時に起きる)
12. The sun(S) rises(V) /in the east(M).(太陽は東から昇る)
●現在時制を考える上で持っておいてもらいたいイメージは『安定・確定的』です。例えば11番を見て下さい。たいてい6時に起きる。恐らく昨日も6時に起きたでしょうし、明日も6時に起きるでしょう。安定・確定的なイメージから、このような現在だけでなく、『ある程度幅のある時間』を表すことができます。このイメージがあるから、事実(12番が例です。)や諺も現在時制で表すことができるんですね。
The early bird(S) catches(V) the worm(O).(早起きは三文の得)
 
◇続いて過去時制です(13〜14番)。
13. She(S) read(V) the children(O1) a story(O2).(彼女は子供たちに物語を読んであげた)
14. John and I(S) often(M) played(V) catch(O) /on Saturdays(M).(ジョンと私は土曜日によくキャッチボールをしたものだ)
●過去時制は『現在から切り離された』イメージを持ってください。過去のことを思い返して話しているんです。13番は単純な過去時制の文章ですが、過去時制だとすぐに判別できましたか。主語がsheであるにも関わらず、三単現のsがついていませんね。ちなみにread「読む」の活用はread-read-readです。綴りは同じですが、発音は違いますよ。カタカナで書くならば、リード、レッド、レッドです。14番は過去の習慣的動作と呼ばれます。昔どうだったかを思い返している様子を思い浮かべて下さい。この習慣的動作をより明確に表したい場合は助動詞の力を借ります。それがused toとwouldです(「よく〜したものだ」)。助動詞の項目でまた取り上げますが、used toは「昔はそうだったが、今は違う」、wouldは「昔はそうだった(今のことは何も言っていない)」という違いがあります。
 
◇それでは未来時制にうつりましょう(15〜19番)。
15. I(S) will ask(V) her(O) /about the problem(M) /tomorrow(M).(明日その問題について彼女に聞くよ)
●現在時制、過去時制と違って、未来時制ははっきりとした形がある訳ではありません。さまざまな未来を表す表現があるんです。その典型が助動詞willです。助動詞willの様々な用法は、助動詞の項目で詳しく取り上げます。ここではよく見る二つの用法をみておきましょう。
まずは15番の意志未来(「〜するつもりだ」)。このような『意志』のイメージが強く現れるのがwillの特徴です。「聞くつもりだ」ということはまだ聞いていません。未来表現ですね。ちなみにこのwillの否定表現は何でしょう?そうです、willは助動詞ですからwill notですね。それではwill notの短縮形は?答えが16番にあります。(won’tですよ。)
◇  
16. He(S) won’t be able to catch(V) the last train(O).(彼は最終列車に間に合わないだろう)
17. It(S) is going to snow(V) /this evening(M).(今晩雪が降りそうだ)
18. I(S) am leaving(V) /for Paris(M) /tomorrow(M).(私は明日パリにたつ)
19. We(S) start(V) /tomorrow morning(M).(私たちは明日の朝出発する)
●次に16番に移りますが、19番までの英文と比較しながら見て下さい。これらはよく出る4つの未来表現です。16番は助動詞willの推量(「〜だろう」)。彼は間に合わないだろうと、ただ推測しているだけです。それに対して17番のbe going to「〜するつもりだ、〜しそうだ」はgoing to(ある状態へ向かっている)という語からも分かる通り、既にその兆候があるニュアンスが含まれています。夕方、非常に気温が下がってきているので、「今晩雪が降りそうだ」と言っている状況を想像してみて下さい。18番は現在進行形です。(進行形はこの後とりあげます。)進行形は『目の前で起こっている』というニュアンスをもちます。そこから、「(今、準備をしていて)明日パリにたつ」と言っている感覚をつかんで下さい。そして19番が現在形。現在形は『安定・確定的』でしたね。「(間違いなく)明日の朝出発する」んです。実際に未来で起こる可能性は16番が最も低く、だんだん高くなってきて19番が最も高いです。
 
◇それでは進行形に参ります。(20〜25番)
20. My grandfather(S) is dying(V).(祖父は死にかけている)
●まずは形に注目してみると、be動詞+V’ingになっていますね。もちろん、be動詞は主語によって変えて下さい。進行形は先ほど書いた通り、『目の前で起こっている』ニュアンスです。それでは20番。これはよく間違われる英文ですね。be dyingなので「死んでいる」と翻訳する人が多いですが、違いますね。「死んでいる」の「〜している」は進行形ではなく、状態です。帽子をかぶった人をみて、「あの帽子をかぶっている人」と言いますよね。これは「帽子をかぶる」という動作をしていることを示していません。「帽子をかぶった状態である」ということです。英語を鍛えるには日本語力を鍛えろ、とよく言われますが、まさにその通りです。さて、20番はどのように訳せばよいのでしょうか。dieという動詞は「生きている状態」から「死んでいる状態」への推移を表す動詞です。be dyingはその最中にあるのですから、「死にかけている」という訳になります。dieの進行形はdyingであることも合わせて注意しておいて下さい。このように、推移を表す動詞のもう一つの代表例がstopです(stop A「Aを止める」、stop「(主語が)止まる」。これも「動いている状態」から「止まっている」状態への推移を表します。

21. She(S) is having(V) dinner(O) /now(M).(彼女はいま夕食を食べている)
22. Nancy(S) is being(V) kind(C) /now(M).(ナンシーは今親切にしている、親切なふりをしている)
23. You(S) are always complaining(V) /about it(M).(あなたはいつもそのことについて文句を言ってばかりいる)
●次に21番です。上に書いたように、原則、『状態』は進行形にしません。ではhaveはどうでしょうか。haveの一般的な意味は「所有する」ですね。これは状態を表しています。しかし、haveには「食べる、飲む」といった動作を表す意味も持っています。21番のhaveは、まさにこの例ですから、進行形になっているんです。
では22番も同様に『動作』を表しているのでしょうか。いいえ。もとはbe kind「親切だ」という状態を表しています。「(ナンシーの普段のやさしさはさておき)、いま親切にしている、親切なふりをしている」という『一時的な状態』を進行形は表すことができます。「いま親切にしている」、「親切なふりをしている」という二種類の訳は、その前後にある英文に従って使い分けて下さいね。もし現在時制を使ってNancy is kind.「ナンシーは親切だ」と書いたならば、現在時制の『安定・確定的』なイメージによって、普段も親切であることが感じ取れます。
23番もまた、進行形のイメージを象徴する英文です。先ほど言った様に、進行形は『一時的』を表します。言い換えるならば、そのアクションはまだ完了していないんです。23番もまた、complain about it「そのことについて文句を言う」ことがまだ完了していないから、「いつも文句を言ってばかりいる」という反復動作を表すことに繋がるんですね。
◇ 
24. My father(S) was listening(V) /to the radio(M) /intently(M).(私の父親は熱心にラジオを聞いていた)
25. I(S) will be seeing(V) her(O) /soon(M).(もうすぐ彼女に会うことになっている)
●24番は過去進行形ですね。形はwas/were+V’ing、そして、現在進行形で表されていたニュアンスが、過去に関する話になっているだけ。ですから、進行形そのもののニュアンスさえ掴んでもらえたなら、あまり難しく考えないでいいですよ。ちなみに、listen to A「Aを意識して聞く」という動作と、hear A「Aがひとりでに聞こえる」という状態の違いは混同されがちなので、注意しておいて下さい。
Do(Aux) you(S) hear(V) me(O)? (私の言うことが聞こえますか)*Auxは助動詞のことです。
最後は25番の未来進行形です。形はwill be+V’ingです。willが未来表現の代表例であることはこういう所からも言えるんですね。用法はやはり進行形のニュアンスを未来に当てはめてもらえれば大丈夫です。さて、ここでひとつ問題を出してみましょう。以下の英文の違いは何でしょうか?
I(S) will be seeing(V) her(O) /soon(M).(もうすぐ彼女に会うことになっている)
I(S) will see(V) her(O) /soon(M).(もうすぐ彼女に会うつもりだ)
どちらも未来表現です。上の英文(これは25番ですね。)は未来進行形であるのに対して、下の英文は未来時制・単純形です。前に4つの未来表現を比較したのを覚えていますか。進行形は、助動詞willのみを使ったときよりも確定的な意味合いが含まれるんでしたね。つまり、未来進行形を使った上の英文の方が、確定的要素が強いんです。仕事上の理由などで彼女と会うのかもしれません。それに対して、下の英文はただ意思を示しているだけです。未来進行形がもつ確定的なニュアンス、感じ取って頂けましたか。
  
いかがでしたでしょうか。単純形や進行形がもつニュアンスを感じ取ってもらえたならば、もう一度使役・知覚動詞に戻ってみて下さい。OとCの間の関係が、きっとより鮮明に見えてくると思いますよ。それでは、また。

(E-文 826<第2回>おわり。文責:Mr. O)
  
  
From 西宮校の部屋
 

いよいよ

 こんにちわ、松本孝です (^o^)b

 今日から9月授業が始まりますね。
皆さん、自分が受講する授業の時間は
ちゃんと確認できていますか?よく
  「忘れてた」
という声を聞きますので、再度確認をする
ようにしましょう!

<高1、2生へ>
 昨日から到達度試験が行われていますね。
まだ、受験していない人もいるので、詳しい
内容は話せませんが。。。
 結果が楽しみですね( ̄ー ̄)
 高2生は、9月から授業の種類が変わります。
前期よりレベルが少し上がりますから、毎日確実に
復習をするようにしていきましょう!!もう高3まで
半年ですから尚更ですよ!Σ( ̄□ ̄;)!

<高3生へ>
 夏期明け補講も終わり、今日から9月授業ですね。
もう大丈夫だと思いますが、再度気持ちを切り替えて
授業に臨みましょう!!p(^-^)q
 最近、模試の結果のせい(?)か、皆さん表情が暗い
ですよ。(・へ・)気持ちはわかりますが、落ち込んでても
仕方ないです!そこは自分の弱点が発見できたと前向きに
捉えましょう!
 少しでも不安な気持ちがあるならば、一刻も早く
相談するようにしましょう!!!ヾ(^ ^ )

 以上、松本孝でした (^-^)v

From 三田校の部屋

2008年09月07日

この9月から

この9月から、従来の内容に加えて、入試情報や基本英文のブログ記事も定期的に掲載していきます。少し、受験に直結する内容としてお役立てください。
 
 
From 研伸館からのお知らせ
 

2008年09月06日

9月授業は9月8日(月)スタート

 
9月授業は9月8日(月)スタート。
  
後期から新しい講座を受講する場合など、第一回目の授業の日時は必ず確認をしておいてください。なお、7月からの継続の場合にも、9月から教室変更になっていたりする場合もありますので、第一週目には必ず余裕を持って校舎に入るようにしておいてください。
  
なお、高校3年生の皆さんには・・・
 受験生応援企画 「願書写真撮影会」が9月14日より開始の予定です。詳しくは、第一回目の授業時に各校の掲示板等で確認をしておいてください。撮影は申し込み制ですのでお忘れなく。。。
  
また、高3生の皆さんはセンター模試の受験型の確認はすませましたか? 自宅に届いた案内でしっかり確認して、変更の必要がある場合には所定の手続きをしておいてください。
  
  
From 研伸館からのお知らせ

2008年09月05日

3minutes 9/5

こんにちは、阪急豊中校です。
このところ朝夕涼しくなってきていますが、体調を崩したりしていませんか?
夏休みが終わり二学期ということで、勉強もコツコツ頑張っていきましょう!!
さて、今回の3minutesは英語の安田先生の登場です。
安田先生は阪急豊中校で、
 ・国公立大・センター英語 (水曜日17:20〜19:15)
 ・早慶関関同立英語読解 (水曜日19:35〜21:30)
 ・高2英語エクセレントR[英作文法] (木曜日17:20〜19:15)
 ・私立大英語読解 (木曜日19:35〜21:30)
の授業を担当しています。詳細はコチラ↓
http://www.kenshinkan.net/aboutUs/TT.htm

それでは、どうぞ!


高画質版(オススメ)はこちら↓
http://jp.youtube.com/watch?v=LRgPDJfiXKc&fmt=18

いかがでしたか?
次回をお楽しみに!

もうすぐ・・・

 こんにちわ、松本孝です v(^0^)v

 久しぶりの更新です!(苦笑)

 その間に夏期講習が終わり、夏期明け補講の
期間が始まっていますね。皆さん、夏期の学習
内容は当初の予定通りいきましたか?
 学校が始まるので両立が大変だと思います。
が、慌てず、一つ一つ確実にこなしていきましょう!
p(^ー^)q
慌てたらダメですよ〜(^^)

<高1、2生へ>
 もうすぐ第2回到達度試験です。対策は順調
ですか?
 何回も言っていますが、
   「もっと早くからしておくべきだった・・・」
ということのないように注意してくださいね(◎−◎)ノ


<高3生へ>
 夏が終わり、いよいよ受験まで後4ヶ月ほどと
なりました。これからは、勉強内容、進路等で
色々と迷う事が多くなるかもしれません。そんなときは
気軽にいつでも相談してくださいね(*´ー`)

 最後に。。。
 最近朝晩の寒暖差が本当に大きくなっていますので、
(特に)風邪には注意してくださいね!(≧∇≦)ъ
自分は危うく風邪を引きかけましたが・・・(^^;)
今はもう大丈夫ですよ☆

 以上、松本孝でした!

From 三田校の部屋

2008年09月04日

入試情報Tips(第1回)

入試情報Tips(第1回)  
  
今回から入試情報をみなさんに配信させていただくMr.Yです。定期的に皆さんに情報を提供していきますが、入試に関する疑問などがあればご質問下さい。回答させていただきます。

21年入試も、各大学の入試日程の変更が続いています。以下の大学はその一例です。この時期に自身の一番行きたい大学については分かっているかとは思いますが、2番手・3番手大学については以外に調べていない人もいるはず。自身の第1志望だけではなく、受験可能性のある大学についても広くしっかりと調べておきましょう。
   
●前期日程のみで実施に変更する大学(学部)●
[国立大]
東北大−文  一橋大−商  京都大−医(保健)  鳥取大−医(生命科学)  九州大−教育、医(保健)
[公立大]
大阪市立大−医(医) など。
  
次に、第2志望・第3志望と第1志望とで入試科目に大きな違いがあると勉強量が増えるだけでなく、学習内容が浅くなりかねません。また、毎年のことですが、センター試験の結果で大学や学部を変えた際に、入試科目に不都合が生じるようなこともあります。皆さんは、そういったことがないよう、いま一度、自身の受験希望大学の入試科目や科目配点をしっかりと見直して、受験校を選定し、学習計画をたててください。やむを得ず、入試科目の違う複数の大学を受験することになりそうな場合にも、事前に覚悟が出来ていて対策をするのと、そうでないのとではぜんぜん違う結果となる可能性が高いと思います。
  
●21年入試 入試科目変更点●
[国立大]
・筑波大 <2次>医学群(看護学類)【前】理科除外
・一橋大 <セ試>経済【後】7→6科目 法【後】4→7科目
      <2次>経済【後】論文除外  法【後】外国語除外、面接追加
          社会【後】数学・外国語除外、面接追加
・横浜国立大 <2次>工(物質工=化学、物質のシステムとデザイン)【前】総合問題→数学、理科
・京都大  <2次>医(保健=作業療法)【前】理科「生必須、物・化から1」→「物・化・生から2」 面接除外
           工【前】国語追加、3→4教科
           文系学部【前】数C除外
           経済【前】理系入試導入、論文入試「数学」→「国語・外国語」
・大阪大  <セ試>医(医)【前】【後】8→7科目
・神戸大  <2次>工(機械工以外)【外国語除外】
           理(化学)【前】理の2科目選択→「化必須のほか1科目選択(<セ試>【前】【後】も同じ)」
・奈良女子大  <2次>理(化学)【後】理科除外 (情報科学)【後】数学除外
・鳥取大  <セ試>医(保健=看護)【前】【後】7→6科目
           農(獣医)【前】【後】英語リスニング追加
       <2次>地域(地域教育)【前】総合問題→外国語
・岡山大  <セ試>医(医)【前】【後】7→8科目
       <2次>薬【後】小論文追加
・広島大  <セ試>理(化学)【後】4→5科目
・徳島大  <セ試>医(医)【前】7→8科目

[公立大]
・大阪市立大 <2次>商1部【後】論文除外
・大阪府立大 <セ試>理(生物科学)【後】5→4科目
         <2次>生命環境科学(緑地環境科学)【後】総合科目→面接
・奈良県立医科大  <2次>医(看護)【後】小論文除外
 
  
(注)入試に関する情報は変更になる可能性がありますので、必ず各大学の最新の募集要綱等で確認をして下さい。
  
  
(第1回おわり。文責:Mr.Y<進学アドバイザー>)
  
 
From 受験の部屋
 

2008年09月03日

Biological Stories 30

  
       第30回 女性が進化の方向をきめる?(10) 
    
  
 Y染色体は、遺伝子的にほとんど不毛の地のようなもので、主要な機能は男性としての発生を引き起こすだけ。
 こんなろくでなしのY染色体を受け継いだため、男性たちは女性より肉体的にもろく、寿命の短い生き物になってしまったのです。男性とは悲しい存在ですね・・・。
 男性はいかなる罪により、女性より寿命を7年も縮められる罰を与えられねばならなかったのでしょうか?
   
 今回は、なぜY染色体が遺伝子をわずかしか持たないのか、その理由を大胆に考えていきたいと思います。
  
             アウトロー遺伝子
  
 第26回に人間は父方から23本、母方から23本受け継いだ計23対(ペア)の染色体をもっていると言うことをお話ししました。
 卵や精子は「配偶子」との呼び名でわかるとおり、「配偶=一緒になる」事で新しい生命を作り出す細胞です。
 合体して一つの細胞になる時点で染色体数46本になっていなければならないので、23本の染色体を作るためにそれぞれのペアから片方だけをえらび取って精子や卵を作っています。
   
 確率的に考えれば、母方からの染色体のみ、あるいは父方からのみで配偶子を作るという事は不可能に近いでしょう。しかしサイコロの出目にイカサマをほどこしたら?
 たとえば一方の遺伝子が対立遺伝子を殺してしまったとすれば?
 このような遺伝子は「アウトロー遺伝子」と呼ばれます。
   
「アウトロー遺伝子とは、ある生物体のゲノムを共有する他の遺伝子を犠牲にして、自身の自己複製を促進するという特徴をもった自己複製子である。」
   
 このような遺伝子はすでにいくつか実在が確認されています。
 そのうちのひとつがある種のショウジョウバエの第2染色体上にある「分離歪曲遺伝子」と呼ばれる遺伝子です。
  
> 分離歪曲segregation distoter遺伝子(分離比歪みmeiotic drive遺伝子)
>
  ◇ 分離歪曲遺伝子:減数分裂において、多くの遺伝子にとって、
    半数体に組み込まれる確率は50%。しかし分離歪曲遺伝子は
    その確率をゆがめる、より多くの機会に自身が配偶子に入るよ
    うにする。
  ◇ この種の遺伝子は、もう一方の対立遺伝子よりの適応的。しか
    しこの場合も、遺伝子レベルの適応が、生物体の適応度を向
    上させるとは限らない。むしろ、減少させることがしばしば。例え
    ば、分離歪曲遺伝子のホモ接合体である生物体はしばしば不妊。
     
 この遺伝子は第2染色体の他の遺伝子を持つ精子を全て殺してしまうので、そのショウジョウバエの精子数は正常の半分になってしまいます。
 しかし、この遺伝子が働くことですべての精子に「分離歪曲遺伝子」が含まれることになるので、受精に成功しさえすればこの遺伝子は確実に子孫に伝わる事になります。
   
 このような遺伝子の多くは、対立遺伝子を何らかの形で破壊してしまうような遺伝子産物(おそらく酵素)を作る場合が多いのです。そのような破壊的遺伝子産物を以下では比喩的に「毒ガス」と呼ぶことにします。
   
 しかし、ただ単純に「毒ガス」を作る能力だけを持っていたとしても、その遺伝子が子孫に伝わったり広がったりすることはできません。なぜなら「毒ガス」をつくる遺伝子自身が、「毒ガス」の攻撃によって破壊されてしまうからです。
 これでは子孫に伝わりようがありません。
   
 つまり、このような利己的な遺伝子が生物集団内でひろがる為には、対立遺伝子を殺しなおかつ自分自身が無事でいられるような仕組みが必要です。
 つまり、破壊酵素を寄せ付けないようにする遺伝子産物、これを比喩的に「ガスマスク」と呼ぶことにしましょう、を作る遺伝子が近くにあって、常にこれと行動を共にする時、このコンビを組んだ二つの遺伝子(毒ガスとガスマスク)はひとつの「アウトロー遺伝子」となりうるのです。
   
 ひとたびこのような「アウトロー遺伝子」が誕生すれば、理論的にはこの遺伝子は急速に生物集団内に広がっていくはずです。何しろこれらを受け継いだが最後、すべての配偶子が「アウトロー遺伝子」入りになってしまうのですから。
   
しかし、こうした遺伝子はハエやネズミなどのほか少数の生物に見られるが、その数は非常に少ないのが現実です。それはなぜでしょうか?
 理由の一つはこの世界の厳しさです。遺伝子たちは船のクルーのように協力し合って厳しい「時の海原」を渡らねばならないのです。殺し合いをするより他にやることがあるのです。
 アウトローの乗り込んでしまった船は普通の船より生き残りが難しく時の海原を渡りきれずにほかの遺伝子もろとも沈んでしまい、消え去ってしまうからでしょう。
   
 しかし、生命にはもうひとつアウトローの暴虐を許さない巧妙な仕組みがあるのです。
   
 すっかり、字数をオーバーしてしまいました。残念ですが続きはこの次に。
   
 (第30回 終わり。上田@生物)
 

From 住吉校の部屋


2008年09月02日

E-文 826 (第1回)

E-文826(第1回)
  
     〜第1回「英語といえば並べ方」〜
   
 こんにちは。今回から研伸館ブログで英語構文を一緒に勉強していきます、Mr. Oです。よろしくお願い致します。ここでは代表的な英語構文を毎回25個ずつ紹介していきます。そして横には日本語訳、下には簡単な説明もまとめて書いてあります。補語や目的語といった文の要素を判別する練習、予習・復習の手助けなど上手に活用していってくださいね。勿論これらの構文を暗唱(読むんじゃなくて、大きな声でしゃべるんですよ!)するのは非常に効果的な勉強ですからオススメですよ。
  
◆第1文型
1. George swims in the pool every morning.「ジョージは毎朝プールで泳ぐ」
2. There is an apple on the table.「食卓の上にりんごがある」
 
◆第2文型
3. The poor young man finally became a great artist.「その貧しい若い男はついに偉大な芸術家になった」
4. The TV program seemed very interesting.「そのテレビ番組はとてもおもしろそうだった」
 
◆第3文型
5. Can you solve this problem in mathematics? 「この数学の問題を解くことができますか」
6. I found his fountain pen for him.「私は彼に万年筆を見つけてあげた」
7. Bees provide us with honey.「ミツバチは私たちに蜂蜜を与えてくれる」
8. They regard him as our leader.「彼らは彼を私たちのリーダーだと考えている」
 
◆第4文型
9. I found him his fountain pen.「私は彼に万年筆を見つけてあげた」
10. We showed him some pictures of London.「私たちは彼にロンドンの写真を見せた」
11. She promised me to keep the secret.「彼女は私にその秘密を守ることを約束した」
12. This book shows you how a car works.「この本を読めば車がどうして動くかわかる」
 
◆第5文型
13. Everyone considers Shakespeare a great poet.「みんながシェークスピアは偉大な詩人だと考えている」
14. Do not leave the door open.「戸を開け放しておいてはいけない」
15. I could not make myself understood in English.「私の英語は通じなかった」
 
◆文型と意味
16. I found the book easily.「私はその本を簡単に見つけた」
17. I found the book easy.「私はその本が簡単だと思った」
 
◆自動詞と他動詞
18. Jack called on his uncle at three.「ジャックは三時におじさんを訪れた」
19. Jack called his uncle at three.「ジャックは三時におじさんに電話した」
20. I haven’t replied to his letter yet.「まだ彼の手紙に返事を書いていない」
21. I haven’t answered his letter yet. 「まだ彼の手紙に返事を書いていない」
22. The man lay on the sofa.「その男はソファに横たわっていた」
23. They lay their bags on the sofa.「彼らはソファに鞄を置く」
24. He complained of being unable to see the stage.「彼は舞台が見えないと不満を言った」
25. We reached our destination in two days.「我々は二日で目的地に着いた」

   
 それでは解説です。今後、文の要素は毎回「主語」「動詞」と書かずにS、Vと書いていきます。具体的には…主語(S)、動詞(V)、補語(C)、目的語(O)、修飾語(M)です。さらに間接目的語(O1)、直接目的語(O2)が出てくることもありますから、覚えておいて下さい。「補語って何?」「目的語にはどんな単語がなれるの?」という疑問が出た皆さんは、テキストやE-Lecture単元別ライブラリーなどを見てみて下さいね。
    
★まずは第1文型[S+V]です。
1. George(S) swims(V) /in the pool(M) /every morning(M).「ジョージは毎朝プールで泳ぐ」
2. There(M) is(V) an apple(S) /on the table(M).「食卓の上にりんごがある」
●第1文型の形はS+Vでしたね。1番は問題ないと思います。(George(S)、swims(V)以外はMですね。)2番のSはThereではなく、an appleですよね。(いわゆるthere VS構文です。)Vは勿論isですが、皆さん、この2番を疑問文に書き換えられますか?主語がan appleだからIs an apple〜とはなりませんからご注意を。(正解はIs(V) there(M) an apple(S) /on the table(M)?です。)このthereは、意味上は主語ではないですが(勿論意味上の主語はan appleですよ。)文法的には主語のように働きます。
  
★次に第2文型[S+V+C]。
3. The poor young man(S) finally became(V) a great artist(C).「その貧しい若い男はついに偉大な芸術家になった」
4. The TV program(S) seemed(V) very interesting(C).「そのテレビ番組はとてもおもしろそうだった」
●S+V+Cという形が見えましたか。第二文型の特徴はS=Cの関係でしたね。Sがどんな人(又は物・事など)なのかをCが詳しく説明しています。3番はthe poor young man(S)=a great artist(C)、4番はthe TV program(S)=interesting(C)という関係が見えてほしいところです。それではbecame(V)やseemed(V)は何?「〜になった」「〜のようだ」というイコール関係の味付けです。
  
★それでは第3文型[S+V+O]。
5. Can(Aux) you(S) solve(V) this problem(O) /in mathematics(M)? (この数学の問題を解くことができますか)*Auxは助動詞のことです。
6. I(S) found(V) his fountain pen(O) /for him(M).(私は彼に万年筆を見つけてあげた)
●S+V+Oですね。5番は助動詞canを使っていたり疑問文になっていたりしていますが、典型的な第3文型です。Canとsolveを合わせてVと見てもらって構いません。6番は9番と合わせて見て下さい。それぞれが書き換えられた英文になっています。詳しくは9番のところで解説します。6番の英文そのものはhis fountain penをOにとる第3文型ですね。for himはMですよ。
   
7. Bees(S) provide(V) us(O) /with honey(M).「ミツバチは私たちに蜂蜜を与えてくれる」
8. They(S) regard(V) him(O) /as our leader(M).「彼らは彼を私たちのリーダーだと考えている」
●7番と8番は少し特殊です。これらは本来の形は第3文型です。(with honeyもas our leaderもMですからね。)しかし、7番は変形第4文型、8番は変形第5文型と呼ばれています。なぜでしょう?with honey(M)、as our leader(M)という前置詞句をひとまとまりに考えれば、これらをそれぞれO2、Cと見ることができるんです。つまり、7番はBees(S) provide(V) us(O1) with honey(O2).という第4文型、8番はThey(S) regard(V) him(O) as our leader(C).という第5文型だと考えることができます。わざわざ面倒くさいことを…と思うかもしれませんが、英語は並べ方が極めて大切な言語。そして第4文型は授与関係が、第5文型は主語・述語の関係(主述関係と呼ばれます)がキーワードです。変形第4文型、変形第5文型と見ることによって、7番に「蜂蜜を与える」という授与関係が、8番に「彼が私たちのリーダーだ」という主述関係が見えてくるというカラクリです。こういう見え方ができてくると便利ですよ。変形第4文型にはその他にsupply A[人] with B[物]「A[人]にB[物]を供給する」やinform A[人] of B[事]「A[人]にB[ニュースなど]を知らせる」、変形第5文型にはsee A as C「A[人・物・事]をCとみなす」やkeep A from V’ing「A[人・物]にV’させないようにする」などがあります。変形第4文型の授与関係(AにBを与える)、変形第5文型の主述関係(AがCである、AがV’する)が見えてきましたか?
    
★それでは第4文型に移ります[S+V+O1+O2]。
9. I(S) found(V) him(O1) his fountain pen(O2).「私は彼に万年筆を見つけてあげた」
第4文型はS+V+O1+O2。先ほど言った通り、「授与する」イメージをつくる形です。9番は「見つけてあげた」んですね。これが第4文型であることを見抜くのは問題ないのではないでしょうか。(O1がhim、O2がhis fountain penです。)問題はこれを第3文型に書き換えるときですね。答えは6番(I(S) found(V) his fountain pen(O) /for him(M).)を見てください。find「見つける」は前置詞forをとるんです。このようにforをとる動詞は他にどんなものがあるでしょうか。buy「買う」、call「呼ぶ」、bring「持ってくる」などが挙げられます。(buyグループと呼ぶことにしましょう。)
   
10. We(S) showed(V) him(O1) some pictures of London(O2).「私たちは彼にロンドンの写真を見せた」
●では次に10番を第3文型に書き換えてみて下さい。show「見せる」はなんの前置詞をとるのでしょうか。そうです、toですね。実際に書き換えてみると、We(S) showed(V) some pictures of London(O) /to him(M).となります。他に前置詞toをとる動詞はgive「与える」、lend「貸す」、bring「持ってくる」などがあります。(こちらはgiveグループと名付けますね。)
ここで「どちらにもbringがある!」と思った皆さんは素晴らしい!そうです。buyグループとgiveグループ、どちらにも属する単語があるんです。bring「持ってくる」やleave「残す」がその代表例です。勿論、forを前置詞にとったときとtoのときとで意味が異なりますから注意しておいて下さい。forは「〜のために(利益)」、toは「〜に(着点)」という意味をもちます。
Bring(V) the money(O) /to me here(M).「お金を私がいる所まで持って来なさい」
I(S) have brought(V) your heavy suitcase(O) /for you(M).「あなたの重いスーツケースを持ってきてあげましたよ」
  
また、こんな動詞もあります。下の英文を見て下さい。
Can(Aux) I(S) ask(V) you(O1) a favor(O2)? 「お願いがあるのですが」
 →Can(Aux) I(S) ask(V) a favor(O) /of you(M)?
This computer(S) has saved(V) us(O1) a lot of work(O2).「このコンピュータのおかげでずいぶん手間が省けた」
 →『第3文型に書き換え不可!』
ask(頼む)は第4→第3の書き換えをしたとき、forでもtoでもなく、前置詞ofをとります。ask A[人] B[事]又はask B[事] of A[人]「A[人]にB[事]を頼む」と覚えておいて下さい。また、save A[人] B「A[人]のB[労力・時間・金など]を節約する」のように、第4→第3の書き換えができない動詞もあります。このような動詞には他にcost A[人] B「A[人]にB[金額・時間など]がかかる」、envy A[人] B[物]「A[人]のB[物]を羨ましく思う」などもあります。
   
11. She(S) promised(V) me(O1) [to keep the secret](O2).「彼女は私にその秘密を守ることを約束した」
12. This book(S) shows(V) you(O1) [how a car works](O2).「この本を読めば車がどうして動くかわかる」
●S+V+O1+O2という形をとる第4文型。なにもO2にくるのは一単語だけではありません。11番はto不定詞名詞的用法が、12番は疑問詞節がO2にきています。このように名詞句や名詞節がくることもあります。ちなみに名詞句の例として疑問詞+to不定詞、名詞節の例としてthat節がくることもあります。
My sister(S) taught(V) me(O1) [how to fold paper into a crane](O2).「姉は私に折り紙で鶴の折り方を教えてくれた」
I(S) convinced(V) him(O1) [that he was wrong](O2).「私は彼が間違っていることを納得させた」
上の英文の、how to V’「どのようにV’するか、V’する方法」、convince A[人] that S’+V’「A[人]にS’がV’だと納得させる」もそれぞれ覚えておいて下さいね。
ところで、S+V+O+thatという形ですが、ひとつ注意してもらいたいことがあります。それは、この形になれそうなのに、なれない動詞があるということです。例えばexpect「期待する」、suggest「提案する」などです。expectはexpect A to V’やexpect that A will V’「A[人・物・事]がV’すると思う」という形をとり、suggestはsuggest to A[人] that S’ (should) V’「A[人]にS’がV’することを提案する」という形をとります。
He(S) expects(V) the bus(O) [to be late](C).「彼はバスが遅れるだろうと思っている」
 →He(S) expects(V) [that the bus will be late](O).
They(S) suggested(V) to him(M) [that he (should) go alone](M).「一人で行ってはどうかと彼らは彼に提案した」
suggestに続くthat節中にある『should(又は仮定法現在)』が気になった人もいると思いますが、これはまた後に勉強していくことにしましょう。
  
★さて第5文型[S+V+O+C]に参りましょう。
13. Everyone(S) considers(V) Shakespeare(O) a great poet(C).「みんながシェークスピアは偉大な詩人だと考えている」
14. Do not leave(V) the door(O) open(C).「戸を開け放しておいてはいけない」
15. I(S) could not make(V) myself(O) understood(C) /in English(M).「私の英語は通じなかった」
●まず第5文型の形、S+V+O+Cは思い出せましたか?第5文型で最も大切なのはOとCの間にある主述関係。(ネクサス関係と呼ばれます。)Cには名詞の他に形容詞もなれます。13番が名詞、14番が形容詞のパターンですね。15番はunderstood(C)という分詞です。(分詞は形容詞的に扱います。)それぞれShakespeare is a great poet、the door is open、myself was understoodという主述関係が必ず見えるようにして下さい。ちなみに15番のmyselfは「私自身」でなく、「私の話すこと」だったことも合わせて思い出して下さいね。
   
★それでは文型と意味に話を移しましょう。
16. I(S) found(V) the book(O) /easily(M).「私はその本を簡単に見つけた」
17. I(S) found(V) the book(O) easy(C).「私はその本が簡単だと思った」
なぜこれほど文型が大事にされているのか、それは少し前に書いた通り、英語は語句の並びが非常に大切な言語だからです。例えば16番と17番の違いは何でしょうか?easily(M)とeasy(C)が違うだけ。しかし、そのアルファベット三文字の違いが大きな違いを生みます。まずはそれぞれ第何文型か考えて下さい。easily(M)は副詞でeasy(C)は形容詞ということを考慮すると…16番は第3文型、17番は第5文型ですね。さて、文型が変わると意味も変わります。違いは日本語訳をみて比べて下さい。17番にはthe book was easyという主述関係(the bookが主語でeasyが述語)があるけれど、16番にはないことが分かりましたか。このように文型が異なれば意味が異なる動詞は山ほどあります。いつも文型に注目する癖をつけて下さいね。
   
★最後に自動詞と他動詞についてです。
まず自動詞と他動詞の違いを思い出しましょう。自動詞はその名の通り自分だけで意味が通じる動詞、他動詞は他の語があってようやく意味が通じる動詞です。言い換えれば、自動詞は目的語をとらない動詞、他動詞は目的語をとる動詞ということになります。
  
18. Jack(S) called(V) /on his uncle(M) /at three(M).「ジャックは三時におじさんを訪れた」
19. Jack(S) called(V) his uncle(O) /at three(M).「ジャックは三時におじさんに電話した」
●では具体例として18番と19番を見て下さい。どちらも同じ動詞callが使われていますが、片方が自動詞、もう片方が他動詞です。正しく判別できるか考えてみてください。正解は18番が自動詞、19番が他動詞です。(18番は動詞called(V)の直後に目的語でなく、前置詞onがきているのに対して、19番はcalled(V)の直後に目的語his uncle(O)がきていることに注目して下さい。)このように、自動詞か他動詞かの違いによって意味が異なる場合があります。call onで「訪れる」と意味だけを覚えている人もいたかもしれませんが、自動詞と他動詞の違い、そして文型の違いから意味が異なっているんです。
  
20. I(S) haven’t replied(V) /to his letter(M) /yet(M).「まだ彼の手紙に返事を書いていない」
21. I(S) haven’t answered(V) his letter(O) /yet(M).「まだ彼の手紙に返事を書いていない」
今度は、同一の意味で違う単語を使っている例を見てみましょう。20番と21番です。reply(V)が自動詞、answer(V)が他動詞であることはすぐに見分けられましたか?(20番の前置詞toが見分けるポイントですよ!)英作時に、「彼に返事を書く」だからとanswered to his letterと書いてはいけませんよ。answerは原則他動詞ですから、後ろに目的語をとらなければならないんです。reply to A「A[人・物・事]に返事をする」、answer A「A[人・質問・手紙など]に答える」と覚えておいて下さい。
  
22. The man(S) lay(V) /on the sofa(M).「その男はソファに横たわっていた」
23. They(S) lay(V) their bags(O) /on the sofa(M).「彼らはソファに鞄を置く」
次は22番と23番です。これは皆さんにとってはお馴染みかもしれませんね。自動詞なのか他動詞なのかを見分けさせる問題で頻繁に登場しますね。自動詞lie「横たわる」の活用、他動詞lay A「A[人・物]を横たえる(置く)」の活用を思い出してください。自動詞「横たわる」はlie-lay-lain-lying、他動詞「A[人・物]を横たえる(置く)」はlay-laid-laid-layingです。これらを踏まえると、どちらが自動詞・他動詞でしょうか。そうです。22番が自動詞lie「横たわる」の過去形、23番が他動詞lay A「A[人・物]を横たえる(置く)」の現在形です。
    
24. He(S) complained(V) /of being unable to see the stage(M).「彼は舞台が見えないと不満を言った」
25. We(S) reached(V) our destination(O) /in two days(M).「我々は二日で目的地に着いた」
最後に他動詞と間違われやすい自動詞、そして自動詞と間違われやすい他動詞を見ておきましょう。前者が24番、後者が25番です。complain(V)は前置詞を落としてしまうことが多い単語です。正しくはcomplain of A/V’ing「A[物・事](又はV’すること)について不満を言う」です。他にもapologize to A[人] for B「A[人]にB[人・事]のことで謝る」、agree with A「A[人・考え・意見など]に賛成する」、object to A「A[人・物・事]に反対する」などいろいろありますから、これらは前置詞とセットで覚えておいて下さい。逆に、前置詞をもたないのに日本語訳から惑わされて前置詞をつけてしまうパターンもあります。25番はそんな例のひとつです。「目的地に着く」という日本語訳を考えると、思わず前置詞toを置きたくなりますが、reachは原則他動詞ですから間違わないようにして下さい。reach A「A[場所・目的地など]に着く」です。
  
いかがでしたでしょうか。これからこのような流れで構文を紹介しつつ、文法を大まかにカバーしていきたいと思います。扱っていく単元の順序は、E-Lecture単元別ライブラリーに沿っています。構文や説明を読んでもう少し詳しく知りたいと思った方は、是非E-Lecture単元別ライブラリーも覗いてみて下さいね。それでは、また。
  
(E-文826<第1回> 文責:Mr.O)


From  西宮校の部屋
 

2008年09月01日

9月になりました

 
9月の授業開始は9月8日(月)〜 
 <時間割>
   http://www.kenshinkan.net/aboutUs/TT.htm

なお、9月1日〜7日の施設利用時間は、
 9月1日(月)〜6日(土):
     受付:10:30〜19:30
     自習室:11:00〜21:30
 9月7日(日):高1高2「到達度判定試験」日
     受付:9:00〜17:30
     自習室:9:00〜17:30
です。
 
9月8日以降の施設利用時間は、原則以下のようになります。
 <授業日>
   事務受付:10:30〜19:30
   自習室:11:00〜最終時限終了時間
 <休講日>
   事務受付:9:00〜17:30
   自習室:9:00〜17:30
 
以上
  
  
From 研伸館からのお知らせ