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2008年10月31日

E-文 826<第30回>

E-文826
                〜第30回「仮定法と時制の一致」〜

こんにちは、Mr. Oです。仮定法も今日でラスト。最後は仮定法を用いた様々な表現を紹介しましょう。
 
■仮定法を用いた表現
1. He looked as if he were ill.
「彼はまるで病気のように見えた」
2. He looked as if he had seen a ghost.
「彼はまるで幽霊に会ったように見えた」
3. I wish I had his phone number.
「彼の電話番号が分かればなぁ」
4. I wish I had had his phone number.
「彼の電話番号を知っていたらなぁ」
5. It’s high time you went to bed.
「もうとっくに寝る時間だ」
6. We suggested that he go alone.
「私たちは彼が1人で行くよう提案した」
7. It is essential that you read aloud while studying English.
「英語を勉強するとき、音読することが極めて重要だ」
8. I would rather confess everything than tell a lie.
「嘘をつくくらいなら、むしろすべてを白状したい」
9. She is, as it were, like a mother to me.
「彼女はいわば、私にとって母親のような人だ」
10. Suppose (that) you went to a desert island, what would you bring?
「無人島に行くとしたら、何を持って行きますか」
その他の条件を表す表現
11. Provided (that) the work is finished, you may go home.
「その仕事が終わったら、帰ってもよい」
12. You can go out as long as you get back by curfew.
「門限を守りさえすれば、出かけてもよい」
13. John won’t come to the party unless Mary comes.
「メアリーが来なければ、ジョンはパーティに来ないだろう」


それでは解説です。今回は仮定法を用いた表現ですね(1〜10番)。
1. He(S) looked(V) /as if he were ill(M).「彼はまるで病気のように見えた」
●1番と2番はセットで見て下さい。SV as if S’V’「まるでS’V’であるかのようにSVする」という構文を使っています。1番で仮定法過去、2番で仮定法過去完了が使われていますね。次の2文を比べて下さい。
[1] He(S) looked(V) /as if he were ill(M).「彼はまるで病気のように見えた」
        [2] He(S) looks(V) /as if he were ill(M).「彼はまるで病気のように見える」
[1]は1番の英文、[2]は[1]のlookedをlooksにしただけです。ここで大切なのは、『仮定法は時制の一致を受けない』ということです。[1]と[2]で述語動詞lookの時制が異なっているにも関わらず、SV as if S’V’はどちらも仮定法過去を使っていますね。
SV as if S’V’の形で仮定法過去を使った場合、主節のVとif節のV’の時制は一致しています。同時に起こっているということですね。[1]は「彼に会ったとき、その彼が病気のようだった」のに対して、[2]は「いま彼に会っていて、その彼が病気のようだ」と言っています。
ただし、「実際には病気ではない」ことが仮定法を使っていることから分かります。

2. He(S) looked(V) /as if he had seen a ghost(M).「彼はまるで幽霊に会ったように見えた」
●2番のようにSV as if S’ had V’p.p.「まるでS’V’であったかのようにSVする」となり、仮定法過去完了を用いた場合、時制がずれます。V’の方がVよりも前の事柄、ということになります。2番ならば、「彼に会ったとき、そのときよりさらに前に彼が幽霊に会ったようだった」と言っているんです。
こちらも、やはり「実際には彼は幽霊に会わなかった」んですね。

3. I(S) wish(V) [I had his phone number](O).「彼の電話番号が分かればなぁ」
●3番と4番もセットです。I wish S’V’「S’V’ならばなぁ」という願望を表す構文が使われています。1〜2番同様、3番が仮定法過去、4番が仮定法過去完了です。そして、考え方も1〜2番と同じです。仮定法過去が使われているならばI wish S’V’のwishとV’が同時に起きています。「電話番号を知っている」状態であることを「今願っている」んですね。
やはり、仮定法は時制の一致を受けていません。

4. I(S) wish(V) [I had had his phone number](O).「彼の電話番号を知っていたらなぁ」
●仮定法過去完了を使っているので、I wish S’ had V’p.p.「S’V’したらなぁ」という構文のwishとV’の時制はずれています。wishよりV’の方が以前に起こっています。4番ならば、「(あのとき)彼の電話番号を知っていたら」と、「今願っている」んですね。

5. It’s(It(S) is(V)) [high time you went to bed](C).「もうとっくに寝る時間だ」
●It is time S’V’「もうS’V’してもいい頃だ」という構文が使われているのが5番です。timeの前にhighやaboutをつけて、It is high time S’V’「もうとっくにS’V’してもいい頃だ」やIt is about time S’V’「もうそろそろS’V’してもいい頃だ」となります。
そして、「実際にはまだ寝ていない」ので、仮定法が使われているんです。

6. We(S) suggested(V) [that he go alone](O).「私たちは彼が1人で行くよう提案した」
●前回までに仮定法過去、仮定法過去完了、仮定法未来は紹介しました。ここで仮定法現在の登場です。
6番のように「提案・要求」を表す動詞+that節という形のとき、that節の中で仮定法現在がよく使われます。that節内の主語はheですが、動詞はgoという原形を使っていますね。このように主語や時制に関わらず動詞の原形が使われるのが仮定法現在です。
ちなみに、that節は助動詞shouldを用いて現れることもあります。
    We(S) suggested(V) [that he should go alone](O).
    ということですね。
この仮定法現在が使われるケースは限られていますから、覚えてしまいましょう。1つが「提案・要求」を表す動詞+that節のとき。「提案・要求」を表す動詞は、suggest「提案する」の他に、insist「主張する」、order「命令する」、demand「要求する」などがあります。

7. It(仮S) is(V) essential(C) [that you read aloud while studying English](真S).「英語を勉強するとき、音読することが極めて重要だ」
●仮定法現在を用いるもう1つのケースが7番です。It is [形容詞] that節の形で、「要求や願望の気持ち」を伝える形容詞が使われたときです。そのような形容詞の例としては、essential「必要不可欠だ」の他に、necessary「必要だ」、desirable「望ましい」、urgent「緊急を要する」などがあります。

8. I(S) would rather confess(V) everything(O) /than tell a lie(M).「嘘をつくくらいなら、むしろすべてを白状したい」
●8番は、実はE-文第5回23番で紹介した英文です。would rather V1 than V2「V2するくらいならむしろV1したい」という構文ですね。実は、これまでのE-文で仮定法はけっこう登場しているんです。ここで、過去のE-文で仮定法に触れたものを紹介しておきますね。E-文第1回12番、E-文第4回18〜19番、E-文第5回22〜25番、そしてE-文第8回13番です。仮定法が理解できたらば、是非戻ってみて下さい。

9. She(S) is(V), /as it were(M), [like a mother](C) /to me(M).「彼女はいわば、私にとって母親のような人だ」
●as it were=so to speak=so to say「いわば」が9番では使われています。ただ、as it wereはやや古風という認識もあり、so to speakの方が使われることも多いです。so to sayはso to speakよりもくだけた表現です。
ここでも、「実際には彼女は母親ではない」ことを考えれば、仮定法が使われているのも納得するでしょう。

10. Suppose (that) you went to a desert island(M), what(O) would(Aux) you(S) bring(V)?「無人島に行くとしたら、何を持って行きますか」
●suppose「想像する、仮定する」を用いた構文です。このsupposeはifの代わりに使われていると考えて下さい。
If you went to a desert island(M), what(O) would(Aux) you(S) bring(V)?
ということですね。また、「仮定する」という意味から想像できるかもしれませんが、このsupposeは仮定法とともに使われることが多いのも特徴です。
    また、supposeの代わりにsupposingが使われることもあります。
Supposing (that) you went to a desert island(M), what(O) would(Aux) you(S) bring(V)?

ここからはその他の条件を表す表現です(11〜13番)。
11. Provided (that) the work is finished(M), you(S) may go(V) /home(M).「その仕事が終わったら、帰ってもよい」
●10番同様、ifの代用です。しかし、10番と大きく異なる点は、11番は仮定法とともには使わないことです。provideは「提供する」という意味ですから、仮定の話はできないんです。
ちなみに、11番もまた
    Providing (that) the work is finished(M), you(S) may go(V) /home(M).
    というようにprovidingを使って書くこともできます。

12. You(S) can go(V) /out(M) /as long as you get back by curfew(M).「門限を守りさえすれば、出かけてもよい」
●ifの代用表現、どんどんいきましょう。12番はas long as S’V’=so long as S’V’=only if S’V’「S’V’する限り、S’V’しさえすれば」という構文です。「S’V’しさえすれば」という表現から分かるように、これは条件を表しています。また、この構文もふつう仮定法とともには使いません。
ちなみに、as far as S’V’「S’V’する限り」と混同されがちな表現なので、注意して下さい。as long as S’V’は条件を表し、as far as S’V’は程度や範囲を表します。
As far as I know(M), she(S) is(V) cheerful(C).「私が知る限り、彼女は明るい」
    上の英文ならば、「私が知る」という「範囲に限れば」ということです。

13. John(S) won’t come(V) /to the party(M) /unless Mary comes(M).「メアリーが来なければ、ジョンはパーティに来ないだろう」
●unless S’V’「S’V’しなければ」が13番で使われている構文です。たまに、unless=if notと説明されることがありますが、正確には違います。unless S’V’=except if S’V’です。つまり、「S’V’しないことが重要だ」と話し手は主張しているんです。13番ならば、「ジョンがパーティに来るためには、メアリーが来ることが重要だ」ということですね。
ちなみに、unlessもまた仮定法とともにはあまり使われません。

いかがでしたでしょうか。仮定法はこれで終わりです。仮定法の『反事実』が感じられるようになるまで何度も声に出して復習して下さいね。次回からは否定です。それでは、また。


(E-文 826<第30回>おわり。)文責;Mr. O


From 西宮校の部屋


2008年10月30日

受験情報Tips<第9回>


受験情報Tips<第9回>  
 
1週間ぶりの登場となりますMr.Yです。今回も前回に引き続き、入試の変更点で特に注目するものを以下にピックアップしますが、入試科目や科目内容に関する変更などは、必ず最新の大学の選抜要項にてご確認下さい。

【京都府立医科大学】
”医学科・看護学科”
<前期>
●センター試験 (08)医科)理科:150 看護)理科:200
          (09)医科)理科:100 看護)理科:100
      ※看護(08)物機寝臭機神賢気ら2
           (09)物機寝臭機神賢気ら1

●2次試験   (08)医科)外200 数200 理200×2 小論文100 合計:900
           (09)医科)外200 数200 理200 面接点数に課さない 合計:600
           (08)看護)小論100 面接100 合計:200
           (09)看護)小論100 面接点数に課さない 合計:100 

<後期>
●センター試験 (08)看護)外200 数50  国100 理100 地歴50  合計:400
           (09)看護)外200 数100 国200 理100 地歴100 合計:700

【奈良県立医科大学】
”看護学科”
<後期>
●センター試験 (08)看護)外100 数50  国100 理50  地歴50  合計:350
           (09)看護)外200 数100 国200 理100 地歴100 合計:700

●2次試験   (08)看護)小論250 面接100 合計:350
           (09)看護)小論なし  面接200 合計:200
※医科大学(看護)ではセンター国語の配点を上げる傾向にあります。しかしこれは国公立全体
 での傾向ととることもできます。

以上

休館期間中、学習や生活のリズムを守り、ペースを崩すことなく、過ごしてください。
  
(受験情報Tips<第9回>おわり。文責:Mr.Y)
  
 
From 受験の部屋
  

2008年10月29日

10月末〜11月初旬の予定

 
研伸館の予定
 
10月29日(水)  休講(授業はありません)
10月30日(木)  休館(校舎がお休み)
10月31日(金)  休館(校舎がお休み)
11月 1日(土)  休館(校舎がお休み)
11月 2日(日)  休館(校舎がお休み)
11月 3日(祝月) 11月期平常授業開始
  
*休館期間は校舎に入ることが出来ません(自習室等の利用も不可)ので注意してください。
*ファックスやウェブサイトでの各種受付は実施しています(確認の電話は11/3以降になります)。
  
  
From 研伸館からのお知らせ

E-文 826<第29回>

E-文826
               〜第29回「(助動詞の過去形)→(仮定法を疑え)」〜

こんにちは、Mr. Oです。前回に引き続き、今回もifが省略された英文に焦点を当てます。前回よりも仮定法が使われていることが分かりにくいかもしれません。そんなときに見るべきポイントは1つ。助動詞の過去形です。
 
■潜在仮定法
1. A man of sense would not act in that way.
「分別のある人ならば、あんな風にふるまわないだろう」
2. To hear her sing, you would take her for a professional.
「彼女が歌うのを聞いたら、プロかと思うだろう」
3. This man, living in this age, would be a successful man.
「この時代に生きていたら、この人は成功者となっていただろうに」
4. With a little more attention, I could have avoided the accident.
「もう少し注意していたら、事故を免れただろうに」
5. She practiced English every day; otherwise, she would not have improved her English.
「彼女は毎日英語を練習した。そうでなければ、上達しなかっただろう」
6. A few more steps and you would have fallen into a trap.
「もう2、3歩進んでいたら、罠に落ちていただろう」


それでは解説です。今回扱うのは潜在仮定法です(1〜8番)。潜在仮定法とは、ifが省略され、条件のニュアンスが他の語句に隠されている仮定法のことです。
1. A man of sense(S) would not act(V) /in that way(M).「分別のある人ならば、あんな風にふるまわないだろう」
●1番は主語に条件を含むものです。a man of senseという主語に「分別のある人ならば」という条件のニュアンスが含まれています。このように条件のニュアンスが隠れているかどうかは、助動詞の過去形から予測して下さい。1番ならば、wouldが使われていますね。助動詞の過去形が登場したら仮定法を疑いましょう。
    If he were a man of sense(M), he would not act(V) /in that way(M).
    というニュアンスです。

2. To hear her sing(M), you(S) would take(V) her(O) /for a professional(M).「彼女が歌うのを聞いたら、プロかと思うだろう」
●主節に助動詞の過去形wouldがありますね。この文にも条件のニュアンスが含まれているんです。どこにあるかと言うと、不定詞です。正確には不定詞副詞的用法の『条件』に当たります。E-文第8回の13番で登場しました。
If you heard her sing(M), you(S) would take(V) her(O) /for a professional(M).
このニュアンスが隠れているんですね。ちなみに、take A for Bは「AをBだと思う」という意味の熟語です。

3. This man(S), /living in this age(M), would be(V) a successful man(C).「この時代に生きていたら、この人は成功者となっていただろうに」
●不定詞だけでなく、分詞が条件の意味を含むこともあります。3番がその例ですが、これは分詞構文ですね。
If this man had lived in this age(M), he(S) would be(V) a successful man(C).
    やはり助動詞の過去形wouldからこの意味を推測して下さい。

4. With a little more attention(M), I(S) could have avoided(V) the accident(O).「もう少し注意していたら、事故を免れただろうに」
●助動詞の過去形couldがあります。実際、条件のニュアンスがこの文には含まれているんですが、どこにあるでしょうか。答えは副詞句です。
If I had paid a little more attention(M), I(S) could have avoided(V) the accident(O).
    このように、副詞句にも条件のニュアンスが隠れていることがあります。

5. She(S) practiced(V) English(O) /every day(M); otherwise(M), she(S) would not have improved(V) her English(O).「彼女は毎日英語を練習した。そうでなければ、上達しなかっただろう」
●5番は、otherwise「さもなければ」という副詞に条件の意味が含まれています。「さもなければ」とは、前の文の内容を受けているんですね。つまり、
If she had not practiced English every day(M), she(S) would not have improved(V) her English(O).
    ということです。

6. A few more steps(M) and you(S) would have fallen(V) /into a trap(M).「もう2、3歩進んでいたら、罠に落ちていただろう」
●6番は、(比較級のついた)名詞句+andという形で条件のニュアンスをもたせています。
        A few more steps(M), you(S) would have fallen(V) /into a trap(M).
    というように、コンマでつなげることもあります。
If you had made a few more steps(M), and you(S) would have fallen(V) /into a trap(M).
    このような意味が名詞句+andに含まれているんです。

いかがでしたでしょうか。今回紹介した英文は、一見どれも条件のニュアンスがあるとは思えないかもしれません。しかし、主節にある『助動詞の過去形』から、仮定法を予測するようにして下さい。そうすれば、徐々に見えてくるようになりますよ。それでは、また。
  
(E-文 826<第29回>おわり。)文責;Mr. O
  
 
From 西宮校の部屋

2008年10月28日

E-文 826<第28回>

E-文826
               〜第28回「ifがなくても仮定法」〜

こんにちは、Mr. Oです。今日はifが省略された仮定法を扱います。ただ、扱う基本英文法は前回とほとんど同じです。仮定法過去と仮定法過去完了の違い、仮定法未来とはなにか。これらがあやふやな人は、まずE-文第27回を見るようにして下さいね。

■仮定法とifの省略
1. Were I a bird, I could fly to you.
「私が鳥だったら、君のところに飛んでいけるのに」
2. Had we left a little earlier, we would have arrived before curtain time.
「もう少し早く出発していたら、開演に間に合っただろうに」
3. If it were not for the Internet, we might not come to know.
「インターネットがなければ、私たちは知り合っていないかもしれない」
4. Had it not been for water and the sun, no living thing could have begun.
「水と太陽がなかったら、生き物は発生しえなかっただろう」
5. Should it rain tomorrow, the game will be put off.
「万一明日雨が降ったら、試合は延期されるだろう」
6. Were you to drop a bowling ball and a ping-pong ball at the same time, which ball will hit the ground first?
「ボウリングとピンポンの玉を同時に落としたら、どちらの玉が先に地面に着くだろうか」


それでは解説です。今日は仮定法とifの省略です(1〜6番)。
1. Were I a bird(M), I(S) could fly(V) /to you(M).「私が鳥だったら、君のところに飛んでいけるのに」
●仮定法のifは省略することができます。1番(仮定法過去)を見て下さい。もとの文は、
        If I were a bird(M), I(S) could fly(V) /to you(M).
です。このIfを省略したんです。ただし、このとき倒置が起きることに気をつけて下さい。if節の主語Iと述語動詞wereの語順が入れ替わっていますね。

2. Had we left a little earlier(M), we(S) would have arrived(V) /before curtain time(M).「もう少し早く出発していたら、開演に間に合っただろうに」
    ●今度は仮定法過去完了でのifの省略です。もとの文は、
If we had left a little earlier(M), we(S) would have arrived(V) /before curtain time(M).
やはり倒置が起きています。ただし、入れ替えるのはif節の主語weと助動詞hadです。

3. If it were not for the Internet(M), we(S) might not come to know(V).「インターネットがなければ、私たちは知り合っていないかもしれない」
●3番は慣用構文です。If it were not for A=But for A=Without Aで、「Aがなければ」という意味になります。この3番の英文も、ifを省略できますよ。仮定法過去が使われていますから、ルールは1番と同じです。
        Were it not for the Internet(M), we(S) might not come to know(V).
    このように、ifを省略してitとwereを入れ替えるんですね。

4. Had it not been for water and the sun(M), no living thing(S) could have begun(V).「水と太陽がなかったら、生き物は発生しえなかっただろう」
●3番と同じ構文ですが、仮定法過去完了が使われています。また、これはifが省略されている形ですね。
If it had not been for water and the sun(M), no living thing(S) could have begun(V).
これがもとの英文です。If it had not been for A=But for A=Without A「Aがなかったら」という構文が使われているんですね。

5. Should it rain tomorrow(M), the game(S) will be put off(V).「万一明日雨が降ったら、試合は延期されるだろう」
    ●さて今度は仮定法未来です。もとの文、考えてみて下さい。
        If it should rain tomorrow(M), the game(S) will be put off(V).
この英文のifを省略し、if節の主語itと助動詞shouldを入れ替えたのが5番なんですね。

6. Were you to drop a bowling ball and a ping-pong ball at the same time(M), which ball(S) will hit(V) the ground(O) /first(M)?「ボウリングとピンポンの玉を同時に落としたら、どちらの玉が先に地面に着くだろうか」
●最後は少し長いですが、前回と今回で学んだことを使えば問題ないはずです。まず、これは仮定法未来です。were to V’が使われていますね。さらに、ifを省略し、youとwereを入れ替えたのが6番です。ちなみに、もとの英文はこれです。
If you were to drop a bowling ball and a ping-pong ball at the same time(M), which ball(S) will hit(V) the ground(O) /first(M)?

いかがでしたでしょうか。ifの省略は、仮定法を扱うに当たって避けられない項目です。今回紹介した形に慣れ、これらが登場したときに即座に仮定法だと見抜けるよう、しっかり練習しましょう。それでは、また。

(E-文 826<第28回>おわり。)文責;Mr. O

From 西宮校の部屋


Biological Stories<第39回> 韓国激動(8)

Biological Stories <第39回> 
                           韓国激動(8)


いまや世界中で、バブルの崩壊が起こっています。

多額の資金を借り出して市場に介入し利益を上げる。
・・・ほんの夏前まで世界中で行われていたことです。
考えてみればあたりまえのことですが、この借金はより多くの利益を得るためのものであって、慈善事業でやっているのではありません。

投資とは勇気。投資の利益は勇気に対する報酬

投資の世界での利益の根源は勇気です。大きな利益は、不確実なものの中にのみあります。
この認識はいわゆる世間の常識とはかけ離れているかもしれません。しかし、この連載のために集めた金融や経済の資料を読むうち、僕は強く確信するようになりました。

誰もが確実に利益が出ると思う事業には、多くの資金が集まることでしょう。しかし、その分出資額あたりの利益は小さくなってしまいます。
逆に利益があるかどうか不確定な(資金が集まらない)事業が大きく育ったとき、投資家は大きな利益を手にするでしょう。しかし皆がうまくいかないと思う事業は、やはり成功が困難で、投資した資金を丸ごと失うことも少なくないでしょう。
誰もがためらう事業に資金を失う危険をも顧みず勇敢に資金を投入することは、やはり勇気なしにできることとは思えません

高い利益を求める投資家たちは国境を越える場合なら「より危険な」新興国あるいは発展途上国に、国内に投資先を求める場合なら、より破産の危険性の大きな「サブプライム層」に投資を行いました。破綻の危険性のある事業者への貸し付けや投資からは高い利子や配当を取ることができるからです。
しかし新興国にしても「サブプライム層の借り手」たちにしても不安定で危険です。ですので、資金が危機にさらされたと思うとき、投資家は資金を現金に戻すことになります。

何年にも渡って世界は、危険を恐れ自分ではリスクを取らない日本人からより勇敢なアメリカ人が低利で資金を借り出し、その資金で投資が行われるという形で回ってきました。日本の資金はアメリカへ移され、そこから世界中へリスクを求めて広がっていったのです。

しかし、経済的な流れが変わり新興国やサブプライム層の借り手たちが破産する危険性が高まると、損失を恐れる投資家たちは資金をドルへ戻し、そして(投資を止めれば円を借りて利息を払う意味が無いので)、ドルを円に戻して円建ての借金を返済しているのでしょう。

その結果が10月24日から(大きく見れば21日から)の急激な円高なのだと思われます。

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これこそが、前回お話した「円キャリートレード」終焉の姿。いわゆる「円キャリートレードの巻き直し」なのです。

この変化は、この数年のドル円の動きと比較してみると一目瞭然です。

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もちろん、日本経済が欧米や新興国に較べて相対的に(あくまで相対的なものでしかありません)健全であるために、世界の富の「避難所」として買い進められているということも円高の要因の一つです。

円キャリートレードは双子の女神だった

「円キャリートレード」は二重に日本を支えていました。

ひとつは当然、利子の収入源としてです。
諸外国へ貸し出した資金の利息が日本の国富の増加に寄与しました。

産業が発達したことで巨額の貿易黒字を得た国家は、通常、産業が競争力を失う前にその富を国外への投資へと振り向け、かつて労働の成果として受け取った資産を用いて今度は投資の利益を得るのが普通でした。歴史上で言えば、イギリスなどがたどった道です。イギリスは産業が競争力を失っていった時期、過去に蓄えた巨大な富を成長する市場へ投資してそこから収入を得ていました。

日本の特異な点は、充分利子収入が得られるほどの巨大な国富を持つにもかかわらず、製造業が健全であり続けていることです。

海外に巨額の円を貸し出すことで市場には円が多めに出回り、それが円安を作り出します。
つまり日本は円を世界にあふれさせることで円安を作り出し、それによって工業製品の価格競争力を作り出し、しかも貸し出した円の利子も受け取ることでさらに利益をあげている国なのです。

いま、円キャリートレードは終焉を迎え、円は日本国内に戻ってきています。
それどころか、世界中から資金が逃げ込みつつある状況なのです。

この状況下で、株式市場で暴落と言っていいほどの株価下落が起こることが信じられません。ぼくには日本人全体が何かタチの悪い詐術にかかっているように思えて仕方ないのです。

よくマスコミは日本が「外需依存の国」だ、などと言います。まるで当たり前のことのように言い立てています。それは本当なのでしょうか?
国際的な統計を良く調べてみると、日本は先進国の中ではアメリカについで外需依存の割合が低い国だということがわかります。GDPに占める外国との交易の割合は90年代で10%程度であったという資料を産業経済省のHPで見つけました。現在でも17%程度でしょう。「外需依存」とは40年前の話でしょうか?それとも30年前の話でしょうか?たとえばアメリカ並みに外需の占める割合を低下させるためにはGDPを現在の倍にするする必要がありますが、それは現実的には不可能でしょう。
現在でも十分外需依存度は低いのです。

日本には過去に蓄えた莫大な富があります。
何故日本人は、これを日本の産業へ投資できないのでしょうか?
日本人全体にもっとたくさんの勇気がありさえすれば、日本はもっと住みやすく豊かになれるような気がしてならないのです。

(第39回 終わり。文責:上田@生物)
  
  
From 住吉校の部屋
 

2008年10月27日

Biological Stories(第38回)〜韓国激動(7)〜

Biological Stories(第38回)
                        〜韓国激動(7)〜

前回お話しましたが、バブル崩壊後の日本ではすさまじいデフレーションが起こりました。
要するに国民全体が「貨幣(現金・預金)しか信じられない病」にかかってしまったのだと考えると分かりやすいと思います。

この現象は個人の範囲にとどまりません。
銀行でさえも極端に貨幣を選り好みしました。この頃よく「貸し渋り」や「貸しはがし」などが話題になったことは記憶にございますでしょうか?

http://www.findai.com/yogo/0104.htm

<↓引用ここから>

◆貸し渋り(かししぶり)・貸し剥がし(かしはがし)

貸し渋りとは、健全な債務者(資金の借り手)に対して、銀行が融資の条件を厳しくするなどして、融資に消極的になることをいいます。また、すでに融資している資金を積極的に回収することを一般に、貸し剥がしと呼んでいます。

<↑引用ここまで>

そうなると企業を成長させる株式市場へマネーが流れ込まなくなり、また借金によって企業を成長させる資金を集めることさえ出来なってしまいます。
そのような現金に凝り固まってしまったマネーを、一部でも株式市場に流し込むために日銀がとった対応があの「ゼロ金利政策」なのです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ゼロ金利政策

<↓引用ここから>

ゼロ金利政策(ぜろきんりせいさく:zero interest rate policy)とは、1999年2月から日本でとられた金融政策のこと。ゼロ金利政策は2000年8月に一度解除された後、2001年3月には量的金融緩和政策が導入されて再び短期金利が実質的にゼロとなった。

<↑引用ここまで>

この政策は日本人の貨幣に凝り固まった心を融かして、もういちど株式市場にマネーを流し込む勇気を与えると言うところまでは行かなかったようです。
今に至るまで、日経平均やTOPIXは低いままですから。

しかし、日本人に投資に立ち向かう勇気を与えるところまで行かなかったゼロ金利は、日本人以外のマネーに対して目いっぱいの力を与えたようです。
「円キャリートレード」という言葉を調べれば、日本の銀行の低金利がどれほど諸外国の投資活動を助けたかが分かります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/円キャリー取引
http://キャリートレード.seesaa.net/


<↓引用ここから>

円キャリートレード(えんキャリートレード)は「円借り取引」とも呼ばれ、円資金を借入れて相場商品や証券など一般には金融資産を保有し、一定期間後に資産を売却しその売却対価によって、資金を付利して返済し、差額により利益を得ようとすることである。

<↑引用ここまで>


要するに主に海外のヘッジファンドなどは(本来は日本のデフレーション脱却のために行われている低金利を利用し)低金利の日本で円を借りて、その借りた日本円を外貨に替えて海外の株式や債権に投資し、その差額で利益を上げているのです。資金を膨らませ、規模を拡大すれば利益も拡大するので(運用に失敗すると損失も拡大してしまうけれど)円をたらふく借りまくっているのです。

ここ数年、欧州・米国・中国と株式市場は大きく値を上げていました。日本人は現金に引きこもっていましたが、世界ではリスクに挑み高い利益を得ようとするマネーがあふれていたのです。
世界的に潤沢な資金があふれてた原因の少なからぬ部分に、日本が関係しているだろうと言われています。

 しかし、やはり今回の世界的な好況(株高)もバブルの一種だったのです。
サブプライムローンと言う言葉からして、危険な投資を行っていたことをあらわしていると思いませんか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/サブプライムローン

<↓引用ここから>

サブプライムローン(米:subprime lending)とは、主にアメリカ合衆国において貸し付けられたローンのうち、優良顧客(プライム層)向けでないものをいう。報道機関ではしばしば低所得者向けローンとの説明がされ、低所得者に多額の貸し付けを行ったというニュアンスで取り上げられるが、厳密には通常の住宅ローンの審査には通らないような信用度の低い人向けのローンである。

<↑引用ここまで>

本来、高額な資金を貸し付けられないような人に多額の貸付を行い、代わりに多めに利子を取る。こんな無茶なビジネスが長続きするはずも無いのです。
そして、日本でバブルが崩壊したようにアメリカでもバブルが崩壊しました。

アメリカのバブル崩壊は、ちょうど日本のバブル崩壊と同じように急激な貨幣への逃避を起こしています。その流れで先進国以外に投資されていた資金がドルやユーロに戻され、先進諸国へ逃げ帰っていくと言う現象が起こっているのです。

(Biological Stories(第38回) 終わり。文責:上田@生物)
  
 
From 住吉校の部屋
 

休館期間。そして11月へ

こんにちわ、松本孝です(^0^)

<皆さんへ>
 授業内でも、館内掲示でも告知していますが、10月30日(木)〜11月2日(日)は休館期間となっています。大丈夫だと思いますが、再度各自確認をしておいて下さいね。
 休館期間は研伸館の授業がない分、少し時間にゆとりが出来ますから、その時間を模試・平常授業の復習をするなどして、各自うまく使ってくださいね。
 また、11月期の授業は11月3日(月)からスタートします!祝日でも授業がありますからくれぐれも休まないようにしてください!!

<高2生へ>
 明後日10月29日(水)は「現役合格への扉」があります。当日必ず「ロイヤルナビ」を忘れずに持ってきてくださいね。それがないと話についていけなくなる可能性がありますから、要注意!!(・ω・)ノ

<高3生へ>
 この土日で模試を受けた人はお疲れさまでした d(^^)上にも書きましたが、休館期間に時間が出来ますから、その時には必ず復習をしましょう!!模試は自分の弱点を発見+克服するものですからね!!!

PS
 プレウィンターに関する配布物を以前授業で配布しました。館内に掲示してあるモノと少し違う点に気がつきましたか?右上の英語の先生の写真が。。。( ̄ー ̄)

PSのps 
 最近コメントが少ない(TT)ので、ひそかに「コメントがもらえる」ブログを目指しています。p(^^)q何か参考になるテクニックがないか、そのために、某芸能人のブログを見ています(笑)

 以上、松本孝でした(^^)v


From 三田校の部屋

E-文 826<第27回>

E-文826
〜第27回「仮定法、まずは時制から」〜
  
こんにちは、Mr. Oです。今回から仮定法を勉強します。様々な表現がある仮定法ですが、まずは基本から。時制に注目し、仮定法全般が表す『反事実』を感じて下さい。
 
■仮定法と時制の関係
1. If I had time, I would study English.
「もし時間があったら、英語を勉強するのに」
2. If I were you, I would sell the car.
「もし私が君だったら、その車を売るだろう」
3. If I had had more money, I would have traveled all around the world.
「もしもっとお金があったら世界中を旅行したのに」
4. If he had taken the teacher’s advice, he might still be alive.
「彼が医者の助言に従っていたら、今でも生きているかもしれないのに」
5. If she should come to the office, tell her to call me.
「万一、彼女が事務所に来たら、私に電話するよう伝えて下さい」
6. If she comes to the office, tell her to call me.
「彼女が事務所に来たら、私に電話するよう伝えて下さい」
7. If the sun were to rise in the west, he wouldn’t change his mind.
「太陽が西から昇るようなことがあっても、彼は考えを変えないだろう」


それでは解説です。今日は仮定法と時制の関係を勉強します(1〜7番)。
1. If I had time(M), I(S) would study(V) English(O).「もし時間があったら、英語を勉強するのに」
    ●まずは[1]と[2]を比べて下さい。
[1] If I had time(M), I(S) would study(V) English(O).「もし時間があったら、英語を勉強するのに」
[2] If I have time(M), I(S) will study(V) English(O).「もし時間があったら、英語を勉強するつもりだ」
[1]が1番の仮定法、[2]は単なる条件文です。[2]は時間があるのかないのか、その可能性は五分五分です。それに対して、[1]の仮定法では「もし時間があったら、英語を勉強するのに(時間がなかったから、勉強しなかった)」というように、事実に反することを述べています。仮定法の特長はこの『反事実』です。
そして、1番の仮定法では、if節に動詞の過去形had、主節に助動詞の過去形wouldが使われています。しかし、内容は現在のことを述べている。これが仮定法過去と呼ばれるものです。
If S’ V’(過去形), S 助動詞(過去形) Vという形です。

2. If I were you(M), I(S) would sell(V) the car(O).「もし私が君だったら、その車を売るだろう」
●2番も仮定法過去です。現在のことを述べているんですね。「もし私が君だったら」などということはあり得ない『反事実』です。ここでの注意点は次のことです。もし仮定法過去でbe動詞を使う場合、wereを使うようにして下さい。逆に言うと、この形が出てきたら仮定法の意味で捉えればよいということです。

3. If I had had more money(M), I(S) would have traveled(V) all around the world(M).「もしもっとお金があったら世界中を旅行したのに」
●3番は現在ではなく、過去に関する仮定を述べています。時制が1〜2番と比べて1段階ずれていますね。if節では過去完了形、主節では助動詞+have V’p.p.が使われています。つまり、If S’ V’(過去完了形), S 助動詞(過去形) have Vp.p.という形です。このような形で過去の『反事実』を表すのを仮定法過去完了と呼びます。
「もっとお金があったら」という反事実なので、実際には「お金がなかった」んですね。そして、「旅行もできなかった」ことがわかります。

4. If he had taken the teacher’s advice(M), he(S) might still be(V) alive(C).「彼が医者の助言に従っていたら、今でも生きているかもしれないのに」
●1〜3番では、if節が現在の仮定ならば主節も現在の仮定、というように時制が一致していました。しかし、ずれる場合もあります。たとえば4番。if節は過去完了形を使っていることから分かるように、過去の仮定です。ここから「彼が医者の助言に従っていなかった」ことが分かります。そして、主節はmight beとなり、完了形が使われていません。つまり、主節は現在の仮定を述べているんです。「いま、彼は生きていない」ということですね。
このように、現在と過去の『反事実』が1つの英文内に含まれることもあります。ただ、if節も主節もどちらも『反事実』を述べていることには変わりありません。時制が異なっているだけです。

5. If she should come to the office(M), tell(V) her(O1) [to call me](O2).「万一、彼女が事務所に来たら、私に電話するよう伝えて下さい」
6. If she comes to the office(M), tell(V) her(O1) [to call me](O2).「彼女が事務所に来たら、私に電話するよう伝えて下さい」
●5番と6番はセットで見て下さい。5番は仮定法ですが、6番はただの条件文です。どちらも未来の内容を表し、この違いを掴むことはとても大切なので、取り上げておきます。
まずは5番を見てみましょう。これは仮定法未来と呼ばれるものです。If S’ should V’, S will/would Vという形をとります。if節内に助動詞shouldがあるのが何よりの特徴です。日本語訳は「万一〜したら」となります。ちなみに5番のように主節に命令文がくることも多いです。
5番も6番も「彼女が事務所に来る」かどうか分からりません。しかし、「万一」という訳が表すように、5番のように仮定法未来を用いた場合、「彼女が来る」可能性が低いと話し手が思っていることが分かります。6番は単純に可能性は五分五分です。

7. If the sun were to rise in the west(M), he(S) wouldn’t change(V) his mind(O).「太陽が西から昇るようなことがあっても、彼は考えを変えないだろう」
●7番も仮定法未来です。今度はshouldではなくwere toを用いているんですね。この2つの違いは何でしょう。現実の問題として起こる可能性が低い、と話者が考えているとき、shouldを使います。それに対して、現実の問題のことなど考えず、ただ議論上の仮定をするときにwere toを用いるんです。7番のような『たとえ話』などでよく使われます。

いかがでしたでしょうか。仮定法のスタート、まずは時制に注目すること。そして仮定法は事実には反する『反事実』を述べていること。この2つを核に、今後仮定法を学んでいきましょう。それでは、また。
  
  
(E-文 826<第27回>おわり。)文責;Mr. O
  
  
From 西宮校の部屋
 

2008年10月26日

E-文 826<第26回>

E-文826
                〜第26回「その他の比較表現」〜

こんにちは、Mr. Oです。比較は今回で終わり。最後は比較を用いた表現です。前回も紹介しましたが、まだまだ様々な表現方法があるのが比較です。じっくり覚えていきましょう。
 
■比較を用いた表現
1. This dorm is far larger than I expected.
「この寮は思っていたよりずっと大きい」
2. France is about twice as large as Japan.
「フランスは日本より約2倍大きい」
3. The population of Japan is about two fifths as large as that of Italy.
「日本の人口はイタリアの約5分の2だ」
4. This camera is certainly superior to mine in quality.
「このカメラは私のより確かに質がいい」
5. She knows better than to believe this gossip.
「彼女はこのゴシップ(醜聞)を信じるほどばかではない」
6. My mother can speak Spanish, much more English.
「母はスペイン語が話せる。まして英語はなおさらだ」
7. My mother cannot speak English, much less Spanish.
「母は英語が話せない。ましてスペイン語はなおさらだ」
8. Did you know that this cake contains as many as 500 kilocalories?
「このケーキは500キロカロリーもあると知っていましたか」
9. My cousin looks as young as ever.
「いとこは相変わらず若く見える」
10. Cell phone cameras are getting more and more advanced.
「携帯電話のカメラはどんどん進化している」


それでは解説です。比較を用いた表現ですね(1〜10番)。
1. This dorm(S) is(V) far larger(C) /than I expected(M).「この寮は思っていたよりずっと大きい」
●1番は比較級の強調です。ただ「大きい」のではなく、「ずっと大きい」と強めたいとき、farやmuchを使います。次の英文を見て下さい。
My sister(S) is(V) two years older(C) /than I(M).「姉は私より2歳年上だ」
というように、比較級の前にtwo yearsと書いて程度の差を表すんでしたね。これと同様、その比較級の程度の差を強めるfarやmuchは比較級の直前に置くんです。ちなみにfarの方がmuchより口語的です。

2. France(S) is(V) about twice as large(C) /as Japan(M).「フランスは日本より約2倍大きい」
●倍数表現と呼ばれるのが2番。「〜倍」という表現ですね。倍数詞+原級という形を通常使います。倍数詞とは、twice「2倍」、three times「3倍」のことです。「3倍」以上には〜 timesを用います。

3. [The population of Japan](S) is(V) about two fifths as large(C) /as that of Italy(M).「日本の人口はイタリアの約5分の2だ」
●3番のように、分数を使った倍数表現もあります。分数はどのようにして表すのでしょうか。one third「3分の1」、one fourth「4分の1」のように、分母を序数(first、 second、 thirdなど)を使います。しかし、3番のような場合は注意が必要です。「5分の2」はtwo fifthsとなり、複数形のsがつきます。「5分の1」が2つある、と考えれば分かりやすいですね。ただ、「2分の1」はone secondではなく、シンプルにhalf「半分」が使われます。

4. This camera(S) is(V) certainly superior(C) /to mine(M) /in quality(M).「このカメラは私のより確かに質がいい」
●今度は、比較を表すのにthanを使わない表現を紹介しましょう。4番のように、toを使う表現があります。junior to A「Aより年下だ」、senior to A「Aより年上だ」、superior to A「Aより優れている」、inferior to A「Aより劣っている」などがそれです。これらはラテン語から取り入れられた語なので、「ラテン比較」と呼ばれます。

5. She(S) knows(V) /better(M) /than to believe this gossip(M).「彼女はこのゴシップ(醜聞)を信じるほどばかではない」
●know better than to V’「V’しないくらいの分別を持つ」という構文です。knowには「区別する」という意味があり、「よりよく区別する」から派生して「分別がある」という訳になります。そして、「V’するより分別がある」からさらに派生し、「V’しないくらいの分別がある」になっているんです。5番のように、「V’するほどばかではない」という訳を使うのもいいですね。
ちなみにゴシップとは、興味本位の噂話などのような醜聞のことです。

6. My mother(S) can speak(V) Spanish(O), /much more English(M).「母はスペイン語が話せる。まして英語はなおさらだ」
●6番と7番は非常に似ています。どちらも『前の内容を受ける』という共通点があるんです。6番ならば「母はスペイン語を話せる」ですね。その内容を受けた上で、「英語はなおさら話せる」と加えています。このように、肯定文に続けてプラスのことを加えるのがmuch more A=still more A「ましてAはなおさらだ」です。

7. My mother(S) cannot speak(V) English(O), /much less Spanish(M).「母は英語が話せない。ましてスペイン語はなおさらだ」
●6番と同様、前の内容を受けますが、否定文に続けるのがmuch less A=still less A「ましてAはなおさらない」です。否定文にマイナスのことを加えるので、「なおさらない」という訳になっているんですね。

8. Did(Aux) you(S) know(V) [that this cake contains as many as 500 kilocalories](O)?「このケーキは500キロカロリーもあると知っていましたか」
●数や量などが多いことを強調するため、as many/much as A「Aも」という構文が使われているのが8番です。[that this cake(S) contains(V) as many as 500 kilocalories(O)]というように、as many asをひとまとまりで見た方が間違えにくいでしょう。ちなみに数ではなく量を強調するのなら、manyではなくmuchを使って下さいね。

9. My cousin(S) looks(V) as young(C) /as ever(M).「いとこは相変わらず若く見える」
●どんどん構文を紹介していきましょう。9番ではas 〜 as ever「相変わらず〜だ」を用いています。「これまでと同様に」ということですね。

10. Cell phone cameras(S) are getting(V) more and more advanced(C).「携帯電話のカメラはどんどん進化している」
●比較級+and+比較級「どんどん、ますます」という意味になります。「より進化し、さらに進化する」という意味から「どんどん」という訳につながっているんです。
  
いかがでしたでしょうか。前回、今回と比較の表現がたくさん登場しました。これらを使いこなし、より表現力豊かな英語を身につけましょう。次回からは、仮定法です。それでは、また。


(E-文 826<第26回>おわり。)文責;Mr. O


From 西宮校の部屋

2008年10月25日

E-文 826<第25回>

E-文826
               〜第25回「なぜその意味になるのか」〜

こんにちは、Mr. Oです。今日は比較級に否定語をつけた構文の紹介です。どの表現も1度は見たことがある、という人が多いのではないでしょうか。しかし、どの表現も訳し方があやふやだ、という人も多いと思います。今日は是非、「なぜその意味になるのか」を理解する、という覚え方に挑戦してみて下さい。

■no+比較級
1. This amusement park is not more exciting than Disneyland.
「この遊園地はディズニーランドほどおもしろくはない」
2. He is not less talented than his father.
「彼は父親に勝るとも劣らず才能がある」
3. I can no more swim than a hammer can.
「私はかなづちと同じで泳げない」
4. She is no less beautiful than your wife is.
「彼女は君の奥さんと同じで美人だ」
5. It will take not more than fifteen minutes to get to the station.
「駅までせいぜい15分だ」
6. He goes to Hokkaido not less than twice a year.
「彼は少なくとも年に2度は北海道に行く」
7. No more than five people came to the party.
「そのパーティにはたった5人しか来ていなかった」
8. She can speak no less than five languages.
「彼女は5ヶ国語も話せる」


それでは解説です。今日はno+比較級がテーマです(1〜8番)。大まかに分けて2つ。1つはno more 〜 than …というタイプ、そしてもう1つがno more thanというタイプです。どちらもnoがnotになったり、moreがlessになったりすることによって意味が異なります。それぞれ表でまとめてありますから、よく整理しておいて下さいね。
1. This amusement park(S) is not(V) more exciting(C) /than Disneyland(M).「この遊園地はディズニーランドほどおもしろくはない」
●まずはno more 〜 than …型のnotを用いた構文から見ていきましょう。1番はA is more 〜 than B「AはBより〜だ」(A>B)に否定語notをつけています。notの役割は、そのままですが『否定する』こと。この場合、述語動詞isを否定しています。これによって、A is not more 〜 than B「AはBほど〜ではない」(A≦B)となっているんですね。

2. He(S) is not(V) less talented(C) /than his father(M).「彼は父親に勝るとも劣らず才能がある」
●2番も1番と同じように考えましょう。A is less 〜 than B「AはBほど〜でない」(A<B)にnotをつけて否定すると、AはBと同等かそれ以上ということになります。つまり、A is not less 〜than B「AはBに勝るとも劣らず」(A≧B)という意味になるんです。

3. I(S) can no more swim(V) /than a hammer can(M).「私はかなづちと同じで泳げない」
●クジラ構文(クジラの公式)などと呼ばれる構文です。A is no more B than C is D「CがDでないのと同様にAもBでない」です。「私が泳げないのは、かなづちが泳げないのと同様だ」ということですね。このように、この構文の特徴はC≠Dだと明らかに分かる例を引き合いにだすことです。そして、AがBである可能性がそれを上回ることはない(no more)と述べています。否定語noは、比較級moreの程度の高さを『打ち消す』という役割をもっています。
ちなみに、BとDが同じである場合、Dを省略することができます。
一応、有名な英文、書いておきますね。
A whale(S) is(V) no more a fish(C) /than a horse is(M).「クジラは馬と同じで魚でない」

4. She(S) is(V) no less beautiful(C) /than your wife is(M).「彼女は君の奥さんと同じで美人だ」
●3番のmoreをlessにすると、どうなるでしょうか。それが4番です。A is no less B than C is D「CがDであるのと同様にAもBである」という構文であり、3番と同様Dは省略されることがあります。3番と異なるのは、引き合いにだす例がC=Dという肯定であることです。そして、AがBである真実性がそれを下回ることはない(no less)、ということです。noとless(little「ほとんど〜ない」の比較級)の2つを並べた2重否定だから肯定の意味になっている、と考えると分かりやすいかもしれません。
それでは1〜4番の構文、表にまとめておきますね。

A is not more 〜 than BAはBほど〜ではない
A is not less 〜 than BAはBに勝るとも劣らず〜だ
A is not more B than C is DCがDでないのと同様にAもBでない
A is no less B than C is DCがDであるのと同様にAもBである


5. It(S) will take(V) [not more than fifteen minutes](O) /to get to the station(M).「駅までせいぜい15分だ」
●次はno more than型です。まずは前半と同様、notを使ったものから見ていきましょう。more than fifteen minutes「15分より多い」にnotをつけてそれを『否定』しているので、「15分以下」ということですね。「せいぜい15分」という様に、上限を表しています。

6. He(S) goes(V) /to Hokkaido(M) /not less than twice a year(M).「彼は少なくとも年に2度は北海道に行く」
●6番はnot less than A=at least A「少なくともA」です。less than twice a year「年に2度より少ない」を『否定』しているんですから、「年に2度以上」。つまり、下限を述べています。

7. [No more than five people](S) came(V) /to the party(M).「そのパーティにはたった5人しか来ていなかった」
●7番はno more than A=only A「たったA」という構文。比較級moreの程度をnoが『打ち消し』、「少ない」という気持ちが表れます。それが「たったA」という訳につながっているんです。

8. She(S) can speak(V) [no less than five languages](O).「彼女は5ヶ国語も話せる」
●no less than A=as many/much as A「Aも」は7番の逆ですね。比較級lessを打ち消しているんですから、「多い」というイメージになります。7番も8番も「5人」、「5ヶ国語」という事実を述べていますが、「たった5人」、「5ヶ国語も」という日本語訳から分かるように、それを少ないと考えている(7番)か多いと考えている(8番)か、という点が異なっています。
では最後に5〜8番を表にまとめて終わりにしましょう。

not more than A=at most A「せいぜいA」(上限イメージ)
not less than A=at least A「少なくともA」(下限イメージ)
no more than A=only A「たったA」(少ないイメージ)
no less than A=as many/much as A「Aも」(多いイメージ)

いかがでしたでしょうか。ただ表を覚えようとするのではなく、なぜその意味になっているのかを理解できれば、覚えやすく、忘れにくくなりますよ。それでは、また。
   
(E-文 826<第25回>おわり。)文責;Mr. O
  
 
From 西宮校の部屋

2008年10月24日

E-文 826<第24回>

E-文826
〜第24回「最上級以外で最上級を表す」〜
   
こんにちは、Mr. Oです。今日は比較を使った様々な構文、その中でもtheを用いるものと、最上級のニュアンスを表すものを取り上げます。例えば原級を使って最上級を表すにはどうすればよいのでしょうか?それでは見ていきましょう。

■theの付く比較級
1. This computer is the better of the two.
「2つの中ではこのコンピュータの方が良い」
2. She loves him (all) the better for his faults.
「彼女は彼に欠点があるので、いっそう彼を愛している」
3. She loves him none the less for his faults.
「彼女は彼に欠点があるにも関わらず、彼を愛している」
4. The older we get, the less we sleep.
「年をとればとるほど、眠らなくなる」
5. The more practice you have, the more confidence you will feel.
「練習すればするほど、自信がつくだろう」
■最上級構文
6. Nothing is as precious as time.
「時間ほど大切なものはない」
7. Nothing is more precious than time.
「時間より大切なものはない」
8. No (other) preparatory school is as good as Kenshinkan.
「研伸館が1番いい予備校だ」
9. No building in this town is taller than this palm tree.
「このヤシの木は、この町のどの建物よりも高い」
10. I have never seen so beautiful a sight as this.
「こんなに美しい景色は見たことがない」
11. This is the most beautiful sight (that) I have ever seen.
「これが今まで見た中で1番美しい景色だ」
 

それでは解説です。前半はtheの付く比較級(1〜5番)。
1. This computer(S) is(V) the better of the two(C).「2つの中ではこのコンピュータの方が良い」
●1番はtheの付く比較級の単純な例と言えます。冠詞theがもつ役割は、『1つに決まる』こと、つまり『限定する』ことです。2つを比べていて「より良い方」を指すことによってコンピュータが1つに決まります。このように、「2者のうち一方の方が〜」という場合、the+比較級という形で表現します。

2. She(S) loves(V) him(O) /(all) the better for his faults(M).「彼女は彼に欠点があるので、いっそう彼を愛している」
●2番と3番はこの構文で最もよく登場する英文かもしれません。the+比較級+for A「Aなのでいっそう〜」という構文が用いられているのが2番です。このtheは「それだけいっそう」という意味の副詞です。「欠点故にそれだけいっそう愛している」ということですね。ちなみにallは単純に強調しているだけと考えてもらって構いません。ですから、このallは省略可能です。
また、理由を表すforはbecauseを使って書き換えられます。ただし、前置詞forの直後は名詞、接続詞becauseの後ろは節がきますから、
    She(S) loves(V) him(O) /(all) the better because he has his faults(M).
    となるんですね。

3. She(S) loves(V) him(O) /none the less for his faults(M).「彼女は彼に欠点があるにも関わらず、彼を愛している」
●今度はnone the+比較級+for A「Aだからといってそれだけ〜ということはない」という構文です。(theは2番同様、副詞です。)もう少し噛み砕けば、「Aという理由によって[比較級]の効果がもたらされることはない」ということです。ですから、3番は「彼に欠点があることによって、彼を愛さないことにはならない」となり、この訳から派生して「〜にも関わらず」となっているんです。そして、ここから、副詞nonethelessが「それにもかかわらず」という意味になることも分かるでしょう。
ちなみに、これも2番同様、for以下をbecauseで書き換えられますよ。
        She(S) loves(V) him(O) /none the less because he has his faults(M).

4. The older we get(M), /the less(M) we(S) sleep(V).「年をとればとるほど、眠らなくなる」
●比較級といえばこの構文もよく登場しますね。the+比較級, the+比較級「〜すればするほど…」です。2つめのtheは2番同様、副詞のthe「それだけいっそう」(=by so much)。そして1つめのtheは関係副詞であり、「どれだけ」(=by how much)という意味です。これらが組み合わさっているんですね。しかし、それぞれのtheの機能よりも、the+比較級, the+比較級「〜すればするほど…」という構文を覚えることを心がけましょう。

5. The more practice you have/(M), the more confidence(C) you(S) will feel(V).「練習すればするほど、自信がつくだろう」
●5番のように、the+比較級はthe+比較級+名詞の形もあり得ます。ただ、基本は全く同じです。1つ大切なことは、the more confidenceが補語として機能しているため、その後ろに続く文は欠落文になっているということです。

後半は(原級や比較級などを用いて)最上級のニュアンス表現する、最上級構文です(6〜11番)です。このような表現は、大きく分けて3つあります。nothingという否定主語を使うもの(6〜7番)、no+[名詞]という形の否定主語を使うもの(8〜9番)、そして完了形の経験用法を使うもの(10番)です。もちろん、11番のように最上級を使えば最上級のニュアンスを表現できますよ。
6. Nothing(S) is(V) as precious(C) /as time(M).「時間ほど大切なものはない」
●まずはnothingという否定主語を使うパターンから。6番と7番をセットで見て下さい。この2つはよく同じ意味に訳されますが、実は違いがあります。6番は「時間と同じくらい大切なものは他にはない」ということです。それゆえ「時間が最上だ」というニュアンスを表しています。いうならば、[他]<[時間]ということですね。
ちなみに6番は次のように書き換えられます。
    Time(S) is(V) as precious(C) /as anything else(M).

7. Nothing(S) is(V) more precious(C) /than time(M).「時間より大切なものはない」
●7番は「時間と同じくらい大切なものは他にもある」が、「時間を上回るほど大切なものは他にはない」ということです。[他]≦[時間]である故、「時間は最上」というニュアンスになっています。
7番もanything elseで書き換えておきましょう。
    Time(S) is(V) more precious(C) /than anything else(M).

8. [No (other) preparatory school](S) is(V) as good(C) /as Kenshinkan(M).「研伸館ほど良い予備校はない」
●今度はno+[名詞]という否定主語を使うことによって、「他のもの」ではなく「他の[名詞]」と比較して最上級のニュアンスを出してみましょう。8番は研伸館と他の予備校を比較しているんですね。6番と7番のニュアンスの違いを分かってもらえたならば、8番の意味もつかめるはずです。ちなみにotherは略しても構いません。
さぁ8番も6〜7番のように書き換えますよ。ただし、比較対象は「他のもの」ではないのでanything elseは使いません。
    Kenshinkan(S) is(V) as good(C) /as any other preparatory school(M).

9. [No building in this town](S) is(V) taller(C) /than this palm tree(M).「このヤシの木は、この町のどの建物よりも高い」
●ここまで理解してもらっていれば、9番は問題ないはずです。7番のように比較級を用い、さらに「他のもの」ではなく具体的に名詞を挙げて比べているんですね。1つ注意点をあげると、9番はno other buildingとは書けません。9番は「このヤシの木」と「他のヤシの木」を比べている訳ではないからです。
This palm tree(S) is(V) taller(C) /than any other building in this town(M).
    という書き換えになるんですね。

10. I(S) have never seen(V) so beautiful a sight(O) /as this(M).「こんなに美しい景色は見たことがない」
●完了形の継続用法を使っても最上級のニュアンスは表せます。「こんなに美しい景色は見たことがない」つまり、「いま見ている景色がこれまで見てきた中で一番美しい」ということです。たまにneverをeverと書いてしまう人がいますので、間違えないで下さいね。「これまで見たことがない」から最上級を表す、そしてそれゆえneverを用いるんです。
ちなみに、10番はsuchを使って書き換えられます。
    I(S) have never seen(V) such a beautiful sight(O) /as this(M).

11. This(S) is(V) [the most beautiful sight (that) I have ever seen](O).「これが今まで見た中で1番美しい景色だ」
●最後は単純に最上級を用いた表現を紹介して終わりましょう。関係代名詞thatの先行詞はthe most beautiful sightです。「これまで見てきた中で」と言っているのですから、10番とは違ってeverを使わねばなりません。
ちなみに名詞のカタマリは[the most beautiful sight (that)(O’) I(S’) have ever seen(V’)]です。

いかがでしたでしょうか。今回は比較の様々な表現を紹介しました。ここの書き換えは間違えやすいですから、意味の違いをはっきり認識し、正しく覚えて下さいね。それでは、また。
  
(E-文 826<第24回>おわり。)文責;Mr. O
  
 
From 西宮校の部屋
  

2008年10月23日

受験情報Tips<第8回>

Mr.Yの受験情報Tips<第8回>

1週間ぶりの登場となりますMr.Yです。センター試験まで3ヶ月を切りましたが、本番の試験は練習量がものをいいますので、やりすぎるということはありませんから、どんどん問題を解いて、着実に苦手分野(教科)の点数を押し上げる努力をして下さい。

今回も前回に引き続き、入試の変更点で特に注目するものを以下にピックアップしますが、入試科目や科目内容に関する変更などは、必ず大学の選抜要項にてご確認下さい。

【大阪市立大学】
”商学部”
●募集人数 (08)前期:148 後期:40
         (09)前期:158 後期:30

”理学部”
(化学)
●募集人数 (08)前期:18   後期:4
         (09)前期:25   後期:7

(生物)
●募集人数 (08)前期:20   後期:5
         (09)前期:16   後期:5

”医学部”
●募集人数 (08)前期:60
         (09)前期:80

”工学部”
学科統合により、学科数が減少。1学科の人数は前年増
※前期募集に集中しているのは、最近の国公立大学の傾向です。逆に考えると後期日程を絞り込んでいくことになります。前期の大学選択はセンター試験の結果をもとに慎重に選んで下さい。

【大阪府立大学】
”理学部”
(生物科学)
●募集人数 (08)前期:25   後期:6
         (09)前期:29   後期:6
※市立大学と逆の現象がおきています。

”生命環境科学部”
(生物情報・緑地環境・植物バイオサイエンス学科)
●センター試験(08)英200・数200・国200・理200・地歴公100→合計900点
          (09)英100・数100・国100・理100・地歴公50→合計450点
※08年までのセンター試験重視の入試方式から、09年は2次試験重視への転換となった。

次回は、京都府立医科大と奈良県立医科大の予定です。

(受験情報Tips<第8回>おわり。文責:Mr.Y)  
 
 
From 受験の部屋

E-文 826<第23回>

E-文826
               〜第23回「何と比べているのか」〜

こんにちは、Mr. Oです。前回はあくまで基本。今回からどんどん比較の本質に迫っていきます。今日は比較対象に目を向けましょう。「何と比べているのか」が大切です。

■他者比較と自者比較
1. Mary is not so beautiful as Jane.
「メアリーはジェーンほど美しくない」
2. Jane is more beautiful than Mary.
「ジェーンはメアリーより美しい」
3. Jane is the most beautiful girl in our class.
「ジェーンはクラスで一番美しい」
4. He has succeeded not so much by his talent as by his constant efforts.
「彼が成功したのは才能より日々の努力によるものだ」
5. She is less a singer than an actress.
「彼女は歌手というより女優だ」
6. He is more quiet than shy.
「彼は内気というより物静かだ」
7. This pond is deepest here.
「この沼はここが1番深い」


それでは解説です。他者比較と自者比較(1〜7番)。
前回書いたように、比較するためには比べる対象がなければなりません。その対象が他者なのか、自分の中の何か(見かけや性質など)なのかによって、違いが出ます。前者(the former)を他者比較、後者(the latter)を自者比較と呼びます。
1. Mary(S) is not(V) so beautiful(C) /as Jane(M).「メアリーはジェーンほど美しくない」
●まずは原級比較。as [形容詞]/[副詞] as 〜で、「〜と同じくらい[形容詞]/[副詞]だ」という意味になりますが、1番はその否定形が使われています。否定形のとき、1つめのas(副詞)は副詞soで書くこともできます。どちらかと言うと、asを使ったときの方が口語的です。not as/so [形容詞]/[副詞] as 〜「〜ほど[形容詞]/[副詞]ではない」となるんですね。
    1番はメアリーとジェーンを比べる他者比較です。

2. Jane(S) is(V) more beautiful(C) /than Mary(M).「ジェーンはメアリーより美しい」
●2番は比較級を用いた他者比較です。1番と同様、メアリーとジェーンを比べています。
    ところで、次の2文を比べて下さい。
[1] Jane(S) is(V) more beautiful(C) /than Mary(M).「ジェーンはメアリーより美しい」
[2] Mary(S) is(V) less beautiful(C) /than Jane(M).「メアリーはジェーンほど美しくない」
[1]は2番の英文です。[2]はA is less [原級] than Bという形で、「AはBほど[原級]でない」という構文を用いています。moreによってJaneを上げているのか([1])、lessによってMaryを下げているのか([2])。日本語訳にニュアンスの違いが出ていますね。

3. Jane(S) is(V) the most beautiful girl(C) /in our class(M).「ジェーンはクラスで一番美しい」
●3番も他者比較ですが、ジェーンとクラスの生徒全員を比べています。どの生徒と比べてもジェーンの方が「美しい」ので「ジェーンはクラスで一番美しい」という訳になっているんですね。

4. He(S) has succeeded(V) /not so much by his talent as by his constant efforts(M).「彼が成功したのは才能より日々の努力によるものだ」
●4番はこれまでと少し違います。才能と日々の努力を比べているんですね。このように、同一人物についての比較をする場合もあり、これを自者比較と言います。ここではnot so much A as B「AよりはむしろB」という構文を用いています。
ちなみに比較の形をみると、前回学んだようにどちらも前置詞+名詞になっていますね。

5. She(S) is(V) less a singer(C) /than an actress(M).「彼女は歌手というより女優だ」
●今度は比較級を使った自者比較です。「歌手である」ことと、「女優である」ことの比較ですね。2番の[2]と同様の形をしていますが、2番は他者比較、5番は自者比較です。この違いが意味の違いにつながっています。同一人物についての比較をするとき、less A than B=more B than A「AよりはむしろB」という意味になります。

6. He(S) is(V) more quiet(C) /than shy(M).「彼は内気というより物静かだ」
●これも比較級を使った自者比較。ただし、5番は補語(C)が名詞、そして6番は補語(C)が形容詞です。ここで注意してもらいたいのはmore quietです。quiet「静かな」の比較級はquieterが通常使われます。しかし、6番は違っています。6番のように、自者比較での比較級には-erではなく、moreを用います。他者比較では、通例通り-erをつけてquieterにして下さい。
    He(S) is(V) quieter(C) /than his brother(M).「彼は彼の弟より物静かだ」

7. This pond(S) is(V) deepest(C) /here(M).「この沼はここが1番深い」
●最後は最上級を使った自者比較ですね。沼の深さについて、「ここ」と「同じ沼の他の場所」とで比べています。最上級といえば必ずtheをつけたくなりますが、自者比較のときは注意が必要です。7番のように、自者比較での最上級にはtheをつけません。逆に他者比較の最上級ではtheが必要です。見逃しがちな違いですから、覚えておいて下さいね。
ところで、次の英文はどんな意味になるでしょうか。
This pond(S) is(V) the deepest(C) /in the world(M).「この沼は世界で1番深い」
今度は「この沼」と「世界中の他の沼」とを比べているんですね。他者比較ですから、the deepestとなっています。

いかがでしたでしょうか。単純に比較といっても、他者比較なのか自者比較なのかによって、形も訳も変わるんですね。比較が出てきたら比較対象を考えること、忘れないで下さいね。それでは、また。
  
(E-文 826<第23回>おわり。)文責;Mr. O
  
 
From 西宮校の部屋

2008年10月22日

Biological Stories (第37回)〜韓国激動(6)〜

Biological Stories (第37回)
                   〜韓国激動(6)〜

みなさま、風邪などお召しになっていませんでしょうか?
季節の変わり目は寒暖の差が激しく、充分気をつけているつもりでいてもちょっとしたことで体調を狂わせてしまうこともあります。
特に受験生の皆さんは、風邪で貴重な時間を無駄にしてしまわないよう、手洗いうがいなどを怠らず、睡眠時間などにも注意を払ってくださいね。

・・・などと言っている僕自身、10月5日から12日まで一週間、風邪で熱を出してしまいました。
ところで国際経済のほうは、ぼくの風邪など比較にならぬほどの大激変に見舞われています。
ヨーロッパでは金融危機の不安が広がっているとか、アイスランドに至っては、議会が金融危機を回避するため同国のすべての金融機関を事実上国有化する法案を可決したとか、そのおまけとして、アイスランドが(同国の銀行に預けていた)英国人や団体の預金を補償できないと表明したことに英国側が反発し、反テロ法を持ち出して英国内にあるアイスランドの銀行の資産を凍結に踏み切る対抗手段に訴えた、などという驚くようなニュースも報じられています。

金融危機 「この危機の終点見えない」欧州でも不安拡大
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/m20081001023.html?C=S

アイスランド、全銀行を国有化
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/m20081008021.html

金融危機で冷戦状態に 英がアイスランド銀行の資産凍結
http://www.asahi.com/business/update/1011/TKY200810110163.html


正直、韓国経済をとりあげようと決めたときはここまで世界経済が悪化するとは思っていませんでした。
いずれ韓国で通貨危機が起こると予想はしていましたが、せいぜい韓国と中国がそれなりの不況に陥る程度の結果に終わり、マスコミが取り上げるのも早くて11月に入ってからで、遅ければ来年3月ごろだろうと思っていました。「このブログで韓国経済に関する説明が一通り終わるころ、ようやく金融の変調が顕在化する可能性がある」程度の認識でこの連載をはじめることにしたのです。

しかし今や金融危機は誰の目にも明らかとなり、一部のテレビメディアに至っては「世界恐慌」などと報じはじめる始末です。
僕もせめて今回の金融危機の一端なりを解説して、皆さんのお役に立てるようがんばって行きたいと思います。

暴落する韓国ウォン

さて10月10日(金)、熱が下がらず横になっていますと、携帯に友人から異常を知らせるメールが届きました。

「えらい騒ぎになっとる!」

 月曜(6日)からKRW-USD為替市場が異常な乱高下を繰り返しているのには、気がついていました。しかし友人がメールでわざわざ知らせてくるとは、よほどの事態なのでしょう。
 携帯を為替のサイトにつないで見ると・・・。
image_37-1.gif
・・・そこには、目を疑う数字がありました。$1=1400KRWを超えています。

たしか韓国の新聞社の報道によれば、$1=1200KRW以下のウォン安になると大タメージを受けるといわれていた筈です。

「1ドル=1200ウォンで中小企業の7割が不渡り」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=105240&servcode=300§code=300

それが1400KRWとは・・・。
それにしても、10月10日の取引が完全に終わった今の時点で一日のチャートを見返してみると、10月10日だけでも異常な値動きを示していることに気づかされます。
image_37-2.gif
まず10月10日の最高値と最低値を見てみましょう。

Max:1454.5 / min:1222.0

ここに示されているように、ウォンドルレート一日の変動幅252.5ウォンは10日の終値:1304.6の19.4%にあたります。これは日本円で言えば一日のうちに100円から119.4円の間を行き来したようなものです。
円の場合一日で4円も動けば大ニュースとして経済番組で取り上げられますから、それと比較すれば10日の変動がどれほど大きかったか想像できるのではないでしょうか。
9月以降USDとEURが日替わりで交互に弱っていき円ばかりが強くなる流れの中で、ウォンはUSDとEURより弱く、それどころかあらゆる通貨に対して一方的に弱くなっています。(10日午後から韓国銀行の大規模介入があったためレートは大幅にウォン高方向に振れていますが、YAHOOファイナンスによれば12日夜の時点で1,381.6にまでウォン安方向に戻しています)
これはいったい何を意味するのでしょう。

バブルを輸出した?日本経済

今回韓国では、二つでありながら同根ともいえる金融不安が重なり合って大きな金融危機となって現れたように思われます。
しかし、そのどちらにも日本が間接的にかかわっていると言われたら、皆さんはどう思われるでしょうか?
これを理解するには、世界第2の規模をもつ日本経済の「不調」がここ10年の世界経済の繁栄を(間接的にせよ)作り出したという話からはじめなければなりません。

「失われた10年」と呼ばれたこの10年間、日本はバブル経済の後遺症に苦しみました。「バブル経済」とは不動産や株式をはじめとした資産の価格が、投機によって説明可能な価格以上に上昇し、その上昇が魅力となってさらなる投機を呼ぶという循環が起こっている状態の経済のことです。

バブル経済の状況を単純化して「財」と「貨幣」の関係だけから見ると、「超インフレーション」といえると思います。
その時代には土地・株式・商品などの「財」の価値が異常に高まりました。誰もが時間の経過とともにその価値がさら高まっていくと期待し、「貨幣」を「財」と交換することで、のちによりたくさんの「貨幣」を手に入れることができると考えて行動していた時代だったのです。
しかし、もともと価格が上昇するという(ある意味根拠の無い)前提をもとにに形成された資産価格であるため、いったん価格下落が始まると急速にバブル経済は収縮しました。

バブル崩壊後の世界は、高校生の皆さんも良く知る「デフレ(デフレーション)」の時代です。
「バブルの崩壊」とは「財」と「貨幣」の交換比が貨幣のほうに有利になっていく(平たく言えばモノの値段がどんどん下がっていく)過程なので、誰もが「貨幣」すなわち現金を求めました。
誰もが物を欲しがらず、現金を欲しがる時代になったのです。デフレの時代は、ある程度必要なものでさえ、購入が控えられました。みんながモノを買い控えれば、そのモノを在庫として抱えている会社が倒産したり、現金を得るために処分価格で放出することになります。そうなってから買えば、同じモノでもより安く買うことが出来たからです。数ヶ月我慢すれば以前の半値で買えるとなれば、誰だって買物を控えるようになるでしょう。
こうして「貨幣」は溜め込まれ、流動性(=市場に出回る現金の流れ)はどんどんなくなっていきました。

誰もが(銀行でさえも)貨幣を大切に思うなら、株式や貸し出しに現金が回るはずがありません。

ここで経済の大原則を述べます。それは、

「投資なしには成長はありえない」です。経済学では「投資は、資本(生産手段)を増加させる」と簡潔に表現されています。

しかし投資を行ったからと言って必ず成長するとは限りません。投資を行えば成長するかもしれないと言うことです。ただ投資を行わなければ成長はありえません。

投資にはリスクが伴います。「どんな状況でどんな相手に行ったとしても投資をするだけで必ず成長する」と断言できないのです。
投資先の企業が失敗した場合、出資者は出資した貨幣を失うことになります。
さて危険を冒してまで投資を行うわけですから、企業を成長させた投資家は「利益の分配」を受け取る権利があります。これが「配当」と言うことになります

ところで「融資」は投資とは全く違います。融資の場合、債権者は債務者から元本(元金)、及び利息を受け取る(回収する)権利がありますが、企業が大きく成長しても、その分け前を受け取ることは出来ません。


さて、次回は以上を踏まえた上でバブル崩壊後日銀がどのような政策をとったか、そしてそれが世界経済に与えた影響についてお話しましょう。


(Biological Stories第37回 終わり。文責:上田@生物)
  
  
From 住吉校の部屋


2008年10月21日

E-文 826<第22回>

E-文826
                〜第22回「何と何の比較?」〜

こんにちは、Mr. Oです。今回から新しい単元、比較を勉強します。今日は基本を扱うだけなので、簡単に感じる人もいるかもしれません。しかし、意外に抜けている箇所がある人も多いですから、じっくり見ていって下さいね。すべては基本から。
 
■比較の基本
1. I feel better today than yesterday.
「今日は昨日より調子がいい」
2. I don’t like the latter half of the novel very much.
「私はその小説の後半部があまり好きでない」
3. I like buckwheat noodle better than udon.
「私はうどんより蕎麦が好きだ」
4. The population of Chicago is smaller than that of Los Angeles.
「シカゴの人口はロサンゼルスの人口より少ない」
5. Is it true that we are taller in the morning than at night?
「本当に夜より朝の方が背が高いんですか」
6. You can play golf cheaper here than in Japan.
「ここでは日本より安くゴルフができる」
7. He is two years younger than I (am).
「彼は私より2歳若い」

それでは解説です。今回は比較の基本です(1〜7番)。
1. I(S) feel(V) better(C) /today than yesterday(M).「今日は昨日より調子がいい」
●比較を勉強するのに、規則変化・不規則変化は避けられません。規則変化は問題ないでしょう。基本的には、比較級に-erを、最上級に-estをつけるんでしたね。(音節が3音節以上のものは基本的に比較級にmore、最上級にmostをつけますよ。)
しかし、不規則変化はそうはいきません。表にまとめておきます。この表に従って、形容詞wellの比較級betterが1番では使われています。ちなみに、原級は形容詞や副詞のそのままの形で用いられます。

原級比較級最上級
goodbetterbest
well
badworseworst
ill
manymoremost
much
littlelessleast


2. I(S) don’t like(V) [the latter half of the novel](O). 「私はその小説の後半部があまり好きでない」
●今度は下の表をみて下さい。このように、比較変化が2種類あるものもあるんです。これらは意味によって比較変化が異なります。2番ならば、「(順番が)遅い」という意味のlateの比較級が使われています。ですから、the latter half「後半部」となっているんですね。

原級意味比較級最上級
far「遠い」(距離・物理的)fartherfarthest
「遠い」(程度・抽象的)furtherfurthest
late「遅い」(時間)laterlatest
「遅い」(順番)latterlast

 

3. I(S) like(V) buckwheat noodle(O) /better(M) /than udon(M).「私はうどんより蕎麦が好きだ」
●比較するということは、比較対象があるということです。何かと比べられなければ比較にはなりません。このとき注意すべきことは、文法的に等しいもの同士を比べねばならないということです。3番ならば、buckwheat noodleという名詞とudonという名詞を比べていますね。

4. [The population of Chicago](S) is(V) smaller(C) /than [that of Los Angeles](M).「シカゴの人口はロサンゼルスの人口より少ない」
●もし4番を、The population of Chicago is smaller than Los Angelesと書くと、おかしなことになります。シカゴの人口と、ロサンゼルスという町を比べることになりますからね。ちなみに、population of Los Angelesと書いても構いませんが、繰返し書くことになるので代名詞thatを用いています。

5. Is(仮S) it(V) true(C) [that we are taller in the morning than at night](真S)?「本当に夜より朝の方が背が高いんですか」
●接続詞thatが導く名詞節は[that we(S’) are(V’) taller(C’) /in the morning than at night(M’)]です。これは何と何を比較しているのでしょうか。in the morningとat nightですね。つまり、前置詞+名詞という形で比べているんです。品詞が正しく識別できることの重要性はここでも出てきます。ちなみに形式主語構文の疑問文が使われています。

6. You(S) can play(V) golf(O) /cheaper(M) /here than in Japan(M).「ここでは日本より安くゴルフができる」
●前置詞+名詞は副詞として機能するので、6番のような形もあり得ます。副詞と副詞を比較している、といってもいいでしょう。

7. He(S) is(V) two years younger(C) /than I (am)(M). 「彼は私より2歳若い」
●今度は文と文を比較しています。7番はHe(S) is(V) two years younger(C) /than I(S’) am(V’) young(C’)という文章のyoungが省略されていると考えれば分かりやすいかもしれません。このように、文と文を比較するときは、文型が同等であることが大切です。また、このyoungは必ず省略しなければなりませんが、amは省略可能です。
    ちなみに、「2歳」という「差」をtwo years youngerと書いていますが、
        He(S) is(V) younger(C) /than I(M) /by two years(M).
と、byを使って表すこともありますが、差を示す語が長いときなどに使います。ふつうは7番のように比較級の前に置きましょう。

いかがでしたでしょうか。まずは比較の形を正しく身に付けて下さい。比較を使った様々な表現は次回以降紹介していきます。それでは、また。

(E-文 826<第22回>おわり。)文責;Mr. O


From 西宮校の部屋


2008年10月20日

息が白い!?

 こんにちわ、松本孝です(^0^)

<高1、2生へ>
 今月末に「現役合格への扉(高2生)」、来月中旬に「プレウィンター」がありますね。
 プレウィンターは冬期講習に向けて「自分が何をすべきか?」という課題を見つけさせてくれるイベントですから、必ず参加するようにしましょう!!高2生はプレセンター試験で、現段階の自分の実力が計れます。受験して、今の自分に必要なものを見つけましょう!p(^^)q
 また、「現役合格への扉」では受験に必要な知識、受験に向けての心構え等、非常に重要な事が聞けますから、参加するようにしましょう!もう受験勉強は始まっているのですよ!!

<高3生へ>
 記述・マーク模試を控えている人もいると思います。Mr.Yさんもブログに書いていますが
  「結果(結果というのは各教科の出来・不出来)の反省材料を次回までに潰す努力」
をするようにして下さいね。その積み重ねが本番に活きてきますから!!(^^)b

PS 先日の帰り道、ふと大きく息をしてみたら、息がほんの少し白くなりました。もう秋も終わって冬になるのかなぁ?と思いました(^^;)
 帰り道と言えば、先週イノシシ×2と遭遇しました Σ( ̄□ ̄;)!

 以上、松本孝でした(⌒▽⌒)

From 三田校の部屋

2008年10月19日

E-文 826<第21回>

E-文826
               〜第21回「名詞節か副詞節か」〜

こんにちは、Mr. Oです。関係詞の単元、最後に複合関係詞を扱って終わりにしましょう。複合関係詞を勉強するにあたって大切なのは、その複合関係詞が導く節が「名詞節か副詞節か」です。

■複合関係詞
1. Whoever wants to come will be welcome.
「来たい人は誰でも歓迎する」
2. Don’t open the door, whoever may come.
「誰が来てもドアを開けてはいけない」
3. He told the horror story to whomever he met.
「彼は会う人には誰にでもその怪談を話した」
4. Your parents will always support you, whatever decision you make.
「君がどんな決心をしようとも、両親はいつも君を支えてくれるだろう」
5. Take whatever advice your doctor makes.
「医者のどんな忠告も従いなさい」
6. She is busy whenever I call her.
「私がいつ電話しても彼女は忙しい」
7. Come and see us whenever it is convenient for you.
「いつでも都合がよい時に遊びに来てください」
8. You may perform however you like.
「好きなように演じてよい」
9. However late you are, come here.
「どんなに遅れても、ここに来なさい」


それでは解説です。複合関係詞ですね(1〜9番)。複合関係詞とは、関係詞に-everがついたものです。関係代名詞に-everがついて複合関係代名詞、関係副詞に-everがついて複合関係副詞になります。ただし、関係代名詞thatと関係副詞whyは複合関係詞になりません。
1. [Whoever wants to come](S) will be(V) welcome(C).「来たい人は誰でも歓迎する」
●まずは複合関係代名詞whoeverです。複合関係代名詞の特長は、名詞節及び副詞節を導くことです。そして、どちらを導くのかによって意味が異なります。詳しくは下の表を見て下さい。

[名詞節]/副詞節/
whoever V'V'する人は誰でも誰がS'V'しようとも
whomever S'V'S'V'する人は誰でも誰をS'V'しようとも
whatever (S')V'(S')V'するものは何でも何が(を)(S')V'しようとも
whichever (S')V'(S')V'するものはどちらでもどちらが(を)(S')V'しようとも

このように、意味が大きく変わるので、文型を正しく捉えることが何よりも重要なんです。1番は[Whoever(S’) wants to come(V’)]が主語になっていますね。主語になるということは、名詞の働きをしていなければならないということです。名詞節になっているから、このwhoeverは「〜する人は誰でも」という訳になるんです。
ちなみに、名詞節を導くwhoeverはanyone whoと書き換えることができます。つまり、
    [Anyone who wants to come](S) will be(V) welcome(C).
と書けるということです。

2. Don’t open(V) the door(O), /whoever may come(M).「誰が来てもドアを開けてはいけない」
●今度はwhoeverが副詞節/whoever(S’) may come(V’)/を導いています。複合関係代名詞は副詞節を導くとき、譲歩の意味を表します。no matter whoと書き換えられ、「誰が〜しようとも」という訳になります。
        Don’t open(V) the door(O), /no matter who may come(M).
    と書き換えられるんですね。
ところで、whoeverは関係代名詞whoに-everがついた形です。関係代名詞whoは主格ですから、複合関係代名詞whoeverも同様に主格です。実際、1番の名詞節内や2番の副詞節内で主語として機能していますね。ということは、目的格として機能するためには関係代名詞whomに-everをつけたwhomeverを用い、人ではなく物・動物を表すのであれば関係詞whichに-everをつけたwhicheverを使うということです。勿論、whicheverは主格・目的格どちらの場合も同じ形ですよ。

3. He(S) told(V) the horror story(O) /to whomever he met(M).「彼は会う人には誰にでもその怪談を話した」
●2番で書いた、目的格の関係代名詞whomに-everがついたwhomeverが登場しているのが3番です。ここで注意してもらいたいのは、/to [whomever he met]/です。whomeverは[whomever(O’) he(S’) met(V’)]という名詞節を導いていますが、全体としては前置詞+名詞という副詞の働きをしています。前置詞を見逃してwhomeverが副詞節を導いていると考えてしまうと、意味が異なってしまいますよ。3番は名詞節を導いているので、「会う人には誰でも」です。これに前置詞toがついて、「会う人には誰にでも」になったと考えて下さいね。
    He(S) told(V) the horror story(O) /to anyone whom he met(M).
    と書き換えれば意味が理解しやすいかもしれません。

4. Your parents(S) will always support(V) you(O), /whatever decision you make(M).「君がどんな決心をしようとも、両親はいつも君を支えてくれるだろう」
●4番は複合関係形容詞です。関係形容詞whatのことは覚えていますか。関係代名詞が直後の名詞を修飾して形容詞のような働きをするものでしたね。これに-everがついたのが複合関係形容詞ということです。4番ならば、decision「決心」にwhicheverが掛かっているんですね。
複合関係形容詞は、複合関係代名詞と同様、名詞節または副詞節を導きます。
ちなみに、/whatever decision(O’) you(S’) make(V’)/は副詞節で、no matter what decision you makeと書き換えることができます。副詞節を導くときはwhatever [名詞] S’V’=no matter what S’V’「どんな[名詞]を(が)S’V’しようとも」です。

5. Take(V) [whatever advice your doctor makes](O).「医者のどんな忠告も従いなさい」
●今度は複合関係形容詞が名詞節を導くパターンです。[whatever advice(O’) your doctor(S’) makes(V’)]という名詞のカタマリ、見えていますか。
        Take(V) [any advice that your doctor makes](O).
と書き換えられますよ。名詞節を導くときはwhatever [名詞] S’V’=any [名詞] that S’V’「S’V’するどんな[名詞]でも」です。
    それでは複合関係形容詞を表にまとめておきましょう。

[名詞節]/副詞節/
whatever [名詞] (S')V'(S')V'するどんな[名詞]でもどんな[名詞]が(を)(S')V'しようとも
whichever [名詞] (S')V'(S')V'するどちらの[名詞]でもどちらの[名詞]が(を)(S')V'しようとも


6. She(S) is(V) busy(C) /whenever I call her(M).「私がいつ電話しても彼女は忙しい」
●次は複合関係副詞です。複合関係副詞の特長は、常に副詞節を導くこと。そして同じ副詞節を導いているのに2種類の意味を表すことです。6番と7番を比べてみて下さい。
まずは6番。/whenever(M’) I(S’) call(V’) her(O’)/という副詞節を導いていますね。これはno matter whenと書き換えられ、「いつ〜しようとも」という意味になります。つまり、
        She(S) is(V) busy(C) /no matter when I call her(M).
    と書けるんですね。では次に7番。

7. Come and see(V) us(O) /whenever it is convenient for you(M).「いつでも都合がよい時に遊びに来てください」
●7番もwheneverが副詞節を導いていますね。/whenever(M’) it(S’) is(V’) convenient(C’) /for you(M’)/です。しかし、日本語訳は6番とは異なります。7番は、
    Come and see(V) us(O) /at any time when it is convenient for you(M).
と書き換えられることから分かるように、「〜するときはいつでも」という訳になります。

8. You(S) may perform(V) /however you like(M).「好きなように演じてよい」
●最後は複合関係副詞howeverです。8番と9番を比べてみて下さいね。複合関係副詞howeverの表す意味もやはり2種類あるのですが、これは形によって判断できます。8番のようにhowever+S’V’という形のとき、「どんなふうにS’V’しても」という意味になります。このとき、S’V’する方法をhoweverが表しています。
/however(M’) you(S’) like(V’)/という副詞節、見えていますね。

9. However late you are(M), come(V) /here(M).「どんなに遅れても、ここに来なさい」
●8番に対して、9番のようにhowever+[形容詞/副詞]+S’V’のとき、「どんなに[形容詞/副詞]にSVしようとも」という形容詞/副詞の程度を表します。やはり/however late(C’) you(S’) are(V’)/という風に、howeverは副詞節を導いていますね。
では複合関係副詞を表にまとめておきます。

/副詞節//副詞節/
wherever S'V'S'V'するところならどこでもどこでS'V'しようとも
whenever S'V'S'V'するときはいつでもいつS'V'しようとも
however S'V'どんなふうにS'V'しようとも
however [形容詞/副詞] S'V'どんなに[形容詞/副詞]にS'V'しようとも

いかがでしたでしょうか。複合関係詞の意味を理解するにはやはり品詞を理解すること、どんな文型になっているのか判別できることが大切なんです。関係詞はこれでおしまい。次回からは比較を勉強していきます。それでは、また。
  
(E-文 826<第21回>おわり。)文責;Mr. O
  
 
From 西宮校の部屋

2008年10月18日

E-文826(第20回)

E-文826
                〜第20回「関係代名詞の慣用表現」〜

こんにちは、Mr. Oです。今日は様々な慣用表現を紹介していきます。1つはwhatを用いた表現。そしてもう1つは疑似関係代名詞と呼ばれるものです。構文らしい構文が登場しますので、1つずつ覚えていって下さいね。

■whatを用いた表現
1. He is what we call a superman.
「彼は、いわゆるスーパーマンだ」
2. Human is to air what fish is to water.
「人間と空気の関係は、魚と水の関係に等しい」
3. He is a violinist, and what is more, a scholar.
「彼はバイオリニストで、その上学者だ」
4. What with work and housework, she is very busy.
「仕事やら家事やらで、彼女は非常に忙しい」
疑似関係代名詞
5. I want the same wine as I had yesterday.
「昨日飲んだのと同じワインがほしい」
6. As is usual with him, he was late for school today.
「彼にはよくあることだが、彼は今日学校に遅刻した」
7. He brings more money than is needed.
「彼は必要以上にお金を持ち歩いている」
8. There is no rule but has some exceptions.
「例外のない規則はない」

それでは解説です。まずはwhatを用いた表現(1〜4番)。
1. He(S) is(V) [what we call a superman](C).「彼は、いわゆるスーパーマンだ」
●what we call=what they call=what is called「いわゆる」という慣用表現です。よく間違われるのですが、「いわゆる」という日本語訳からこの表現を(コンマで挟んで)挿入的に使ってしまう人がいます。しかし、それはできません。He is, what we call, 〜とは書けないんです。名詞のカタマリは[what(C’) we(S’) call(V’) a superman(O’)]です。

2. Human(S) is(V) /to air(M) [what fish is to water](C).「人間と空気の関係は、魚と水の関係に等しい」
●慣用的な表現です。A is to B what C is to Dという形で、「AのBに対する関係はCのDに対する関係に同じである」という意味を表します。A:B=C:Dというイメージでみると分かりやすいですね。[what(C’) fish(S’) is(V’) /to water]という名詞のカタマリが文全体では補語になっています。

3. He(S) is(V) a violinist(C), and what is more, a scholar.「彼はバイオリニストで、その上学者だ」
●what is+比較級で「さらに〜なことに」という訳になります。基本的に、良いことを重ねて言うときはwhat is more、悪いことを重ねて言うときはwhat is worseを使います。日本語訳は「さらに良いことに」、「さらに悪いことに」となりますが、単に「さらに、おまけに」と訳すことも多いです。
ちなみにa scholarの前にhe isが省略されています。
    He(S) is(V) a violinist(C), and what is more, (he is) a scholar.
ということですね。また、what is+比較級の前に接続詞andがつくこと、後ろにコンマを置くことを忘れないで下さい。

4. What with work and housework(M), she(S) is(V) very busy(C).「仕事やら家事やらで、彼女は非常に忙しい」
●what with A and Bは、「AやらBやら」の意味で、たいてい良くないことの原因を並べます。4番ならば、忙しいことの原因が「仕事やら家事やら」なんですね。ちなみに、what with A and (what with) Bという風に、what withが省略されています。

後半は疑似関係代名詞を扱います(5〜8番)。疑似関係代名詞としての働きをもつのはas、but、thanです。これらはもともと接続詞ですが、関係代名詞の働きをすることがあるんです。それでは例文を見ていきましょう。
5. I(S) want(V) [the same wine as I had yesterday](O).「昨日飲んだのと同じワインがほしい」
●関係代名詞として機能するということは、名詞のカタマリに注目するということです。[the same wine as(O’) I(S’) had(V’) /yesterday(M’)]ですね。このように、asが目的語(O)の役目を果たしています。接続詞the same wineと関係代名詞(の働きをもつ)asの関係、見えますか。asがこのような働きをするのはthe sameという語があるからです。いわゆる相関関係になっているんですね。the same A as B「Bと同じA」と覚えておきましょう。
この他に、such A as B「BするようなA」やas A as B「Bと同じくA」も同様にasが関係代名詞のように用いられています。

6. As(S’) is(V’) usual(C’) /with him(M’), he(S) was(V) late(C) /for school today(M).「彼にはよくあることだが、彼は今日学校に遅刻した」
●関係代名詞whichのように、asは主節の一部や全体を先行詞にとることができます。6番はその例です。
先行詞は「学校に遅刻すること」です。それが「よくあること」だと言っているんですね。このように、主節よりもasを含む節が前にくることが多いのも、この形の特長です。
ちなみに同じ意味で別の表現もあります。as is usual with A=as is often the case with A「Aにはよくあることだが」と覚えておきましょう。

7. He(S) brings(V) [more money than is needed](O).「彼は必要以上にお金を持ち歩いている」
●今度はthanが関係代名詞として用いられる場合です。名詞のカタマリ[more money than(S’) is needed(V’)]を見てみると、確かに先行詞more moneyを受けてthanが関係代名詞(主格)としての働きをもっていることが分かります。thanは比較級の語と共に用いられます。7番ならばmoreがそれに当たります。ちなみに数えられない名詞moneyを修飾していますから、moreは形容詞muchの比較級ですよ。

8. There(M) is(V) [no rule but has some exceptions](S).「例外のない規則はない」
●最後は関係代名詞としての働きをするbutです。名詞のカタマリは、[no rule but(S’) has(V’) some exceptions(O’)]です。先行詞no ruleを受けているんですね。このように、butが関係代名詞のように用いられるのは、先行詞が否定の意味をもつときです。
    ここで大切なことは、butがthat 〜 notの意味を表すということです。つまり、
        There(M) is(V) [no rule that does not have some exceptions](S).
    と書き換えられるんです。
        There(M) is(V) [no rule without some exceptions](S).
    と書いても意味が掴みやすいですね。

いかがでしたでしょうか。今回はかなり慣用的な表現を多く取り上げました。このような慣用表現は、とにかく覚えているかどうかが勝負です。紹介した構文を丸ごと暗記してしまいましょう。声に出して読むと頭に入りやすいですよ。それでは、また。
  
(E-文 826<第20回>おわり。) 文責:Mr. O
  
 
From 西宮校の部屋

2008年10月17日

E-文 826<第19回>

E-文826
               〜第19回「先行詞は何だろう」〜
  
こんにちは、Mr. Oです。これまでは、先行詞+関係詞、または関係詞が省略された形の英文を扱ってきました。今回は、逆に先行詞が見あたりません。関係詞が先行詞を含んでいるんです。では、どのような先行詞を含んでいるのか。それを考えながら進んでいって下さい。

■先行詞を含む関係詞
1. Christmas is when we eat out together.
「クリスマスは私たちが一緒に外食する日だ」
2. This is where my father used to live.
「ここが父がかつて住んでいた所だ」
3. Nobody knows why he’s mad.
「なぜ彼が怒っているのか誰も知らない」
4. Did you hear what I said?
「私の言ったことが聞こえましたか」
5. He is not what he used to be.
「彼は昔の彼ではない」
6. She gave the man what money she had.
「彼女は持っていたお金をすべてその人にあげた」
7. He sold what few paintings he had.
「彼は持っているなけなしの絵画を売った」
8. I may be very late tonight, in which case I will call you.
「今晩はかなり遅くなるかもしれないけれど、その場合は電話します」

それでは解説です。今日は先行詞を含む関係詞(1〜8番)ですね。
1. Christmas(S) is(V) [when we eat out together](C).「クリスマスは私たちが一緒に外食する日だ」
●先行詞the dayが関係副詞whenに含まれています。関係副詞が先行詞を含む場合、名詞のカタマリはもちろん関係副詞から始まることになります。その名詞のカタマリは、[when(M’) we(S’) eat out(V’) /together(M’)]です。
また、前回学んだように、先行詞を含まない使い方もありますよ。
        [1] Christmas(S) is(V) [the day when we eat out together](C).
        [2] Christmas(S) is(V) [the day on which we eat out together](C).
    [1]は先行詞+関係副詞、[2]は先行詞+前置詞+関係代名詞の形です。
ちなみに、先行詞the dayではなく、the timeが含まれる場合もあります。[3]がその例で、[4]は先行詞を含まない[3]の例です。
[3] Autumn(S) is(V) [when the garden is very beautiful](C).「秋は庭がとても美しい」
[4] Autumn(S) is(V) [the time when the garden is very beautiful](C).

2. This(S) is(V) [where my father used to live](C).「ここが父がかつて住んでいた所だ」
●今度は先行詞the placeが関係副詞whereに含まれている形です。[where(M’) my father(S’) used to live(V’)]が名詞のカタマリですね。関係副詞whereもまた、先行詞が省略されない形もあります。
        This(S) is(V) [the place where my father used to live](C).

3. Nobody(S) knows(V) [why he’s mad](O).「なぜ彼が怒っているのか誰も知らない」
●関係副詞whyに含まれている先行詞はthe reasonです。名詞のカタマリは[why(M’) he’s(he(S’) is(V’)) mad(C’)]ですよ。先行詞が省略されない形は、
    Nobody(S) knows(V) [the reason why he’s mad](O).
です。ここで1つ注意点を。関係副詞は1〜3番のwhen、where、whyの他にhowがあるとE-文第17回で紹介しました。注意点は、関係副詞howを用いるときは『必ず先行詞がつかない』ということです。the way howとはなりません。

4. Did(Aux) you(S) hear(V) [what I said](O)?「私の言ったことが聞こえましたか」
●今度は先行詞を含む関係代名詞whatです。the thingという先行詞が含まれています。これも、3番のhowと同様、先行詞+whatとなることはありません。
また、whatは関係代名詞ですから、[what(O’) I(S’) said(V’)]という名詞のカタマリ内でwhatが文の要素になっていることに注目して下さい。[what (S’) V’]で「(S’)V’するもの/こと」という訳になります。4番を先行詞the thingを用いて書き換えると、
    Did(Aux) you(S) hear(V) [the thing which I said](O)?
となります。

5. He(S) is not(V) [what he used to be](C).「彼は昔の彼ではない」
●4番と同様、5番も関係代名詞whatです。名詞のカタマリは[what(C’) he(S’) used to be(V’)]です。では、含まれている先行詞は何でしょうか。関係代名詞whatは基本的に先行詞the thingが含まれていると考えて構いません。しかし、the manが含まれていることもあるんです。
先行詞を使って書き換えると、次のようになります。
    He(S) is not(V) [the man that he used to be](C).
これはE-文第17回、11番の構文ですね。なぜ関係代名詞thatを使っているのか。それはE-文第17回、11番でも書いた通り、『先行詞が人の地位、職業、性格などを現す補語の働きをしている』からです。このような場合、関係代名詞thatが主に使われるんでしたね。そして、先行詞を含む関係代名詞whatが補語の働きをしている場合、その先行詞はthe manとなり、「姿、人格、存在」といった意味になります。what S’ isで「現在のS’」という訳になります。いまはbe動詞がused to beになっていますから、what S’ used to be「かつてのS’」となっているんです。

6. She(S) gave(V) the man(O1) [what money she had](O2).「彼女は持っていたお金をすべてその人にあげた」
●名詞のカタマリ[what money(O’) she(S’) had(V’)]のwhat、品詞は何でしょうか。moneyを修飾しているのですから、これは形容詞です。関係形容詞と呼ばれます。関係形容詞whatはall the 〜 thatと書き換えることができます。6番ならば、
    She(S) gave(V) the man(O1) [all the money (that) she had](O2).
と書けるんです。これで6番の意味も掴みやすくなったのではないでしょうか。「持っていたすべてのお金」が名詞のカタマリになっているんですね。ちなみに、関係代名詞thatで書き換えられた英文は、thatが目的格で使われているため、省略可能です。

7. He(S) sold(V) [what few paintings he had](O).「彼は持っているなけなしの絵画を売った」
●関係形容詞whatがもつall the 〜 thatの意味を明確にするために、littleやfewをつけることがあります。[what few paintings(O’) he(S’) had(V’)]が名詞のカタマリです。関係代名詞で書き換えると、
    He(S) sold(V) [all the few paintings (that) he had](O).
「持っているすべての少ない絵画」から派生して、「持っているなけなしの絵画」となっています。fewとlittleは、修飾する名詞が数えられるかどうかによって使い分けて下さい。数えられるときはfew、数えられないときはlittleです。

8. I(S) may be(V) very late(C) /tonight(M), in which case(M’) I(S’) will call(V’) you(O’).「今晩はかなり遅くなるかもしれないけれど、その場合は電話します」
●最後は関係形容詞whichです。特長は継続用法で用いる、ということです。継続用法があやふやな人はE-文第18回を見て下さい。
関係形容詞whichは、前置詞+which+名詞の形で使われることが多いです。このとき、名詞にはaやtheなどの冠詞がつきません。また、継続用法の英文ですから接続詞を用いて書き換えると、
I(S) may be(V) very late(C) /tonight(M), but in this case(M’) I(S’) will call(V’) you(O’).
となります。主節と従属節の繋げ方は、E-文第18回で取り上げた繋げ方と同じです。大まかにand「そして」、as「〜なので」、but「〜だが」のどれかの接続詞で繋げればいいんですね。

いかがでしたでしょうか。先行詞を含む関係副詞や関係代名詞。そして関係形容詞。同じ関係詞を用いても、これまでに登場した用法とは異なります。違いを明確に理解するためにも、いま1度、E-文第16〜18回に戻って見直してみるのもいいですよ。それでは、また。

(E-文 826<第19回>おわり。)文責;Mr. O


From 西宮校の部屋

2008年10月16日

受験情報Tips(第7回)

Mr.Yの受験情報Tips<第7回> 
 
 1週間ぶりの掲載をさせていただく、Mr.Yです。研伸館センター模試を自己採点し、進学アドバイザー
や講師に志望校の相談をする姿が非常に多く見られます。学校によっては、来月にマーク模試を控えているところもありますので、今回の結果(結果というのは各教科の出来・不出来)の反省材料を次回までに潰す努力をして下さい。先週に引き続き、2009年の大学別の入試などに関する大きな変更点を以下に記載致します。授業で受験情報誌ロイヤルナビも配られていると思いますので、受験を考える大学の情報を分析して下さい。

【大阪大学】
<大きな変更点>
前期)2段階選抜の廃止学部の設定
(08年)                  (09年)
文学部:約5倍              文学部:なし
人間科学部:約4倍           人間科学部:なし
外国語学部:約4倍           外国語学部:なし
法学部:約4倍              法学部:なし
経済学部:約5倍             経済学部:なし
医学部(保健学科):約5倍      医学部(保健学科):なし
歯学部:約4倍              歯学部:なし
※入試の門を広げた形になります。
 (2段階選抜の意味を知りたい人は2009ロイヤルナビP145を参照下さい)

後期)医学部(医学科)の面接配点の大幅増
(08年)
小論文:450点 面接:100点
(09年)
小論文:450点 面接:500点
※医師になるための適正を重視する傾向は、全国の医学部で実行されています。大阪大学に限ら
 ず、医学部(医学科)の面接の比率は年々上昇しています。

【神戸大学】
<大きな変更点>
後期)工学部のセンター・2次の配点比率の変更および、科目の変更
”建築”
●センター試験(08)英75・数50・国120・理130・地歴公50→合計425点
          (09)英250・数50・国120・理130・地歴公50→合計600点
●2次試験  (08)英175・数200→合計375点
          (09)数200のみ
”電気電子工”
●センター試験(08)英75・数50・国120・理130・地歴公50→合計425点
          (09)英150・数50・国120・理180・地歴公50→合計550点
●2次試験  (08)英175・数200→合計375点
          (09)数250のみ
”応用化学”
●センター試験(08)英75・数50・国120・理130・地歴公50→合計425点
          (09)英200・数50・国120・理180・地歴公50→合計600点
●2次試験  (08)英175・数200→合計375点
          (09)数200のみ
”市民工”
●センター試験(08)英100・数50・国100・理200・地歴公50→合計500点
          (09)英200・数50・国120・理150・地歴公50→合計550点
●2次試験  (08)英100・数200→合計300点
          (09)数250のみ
”情報知能工”
●センター試験(08)英50・数50・国120・理130・地歴公50→合計400点
          (09)英180・数50・国120・理150・地歴公50→合計550点
●2次試験  (08)英200・数200→合計400点
          (09)数250のみ
※機械工以外の学部では、08年よりセンター試験の配点が大きくなり、更にセンター試験を重視す
 る形になりました。2次試験の英語を廃止した分をセンターの英語に加算しています。
<注意>
前期で大阪大学工学部を目指している人の中には、中期に大阪府大工学部、後期に神戸大学
工学部を考えている人が多いのではないでしょうか?
しかし、今年の配点比率を見た時に、センター試験で英語の点数が芳しくない人は、神戸大学後期
の受験でビハインドをもった状態で、2次試験1科目での勝負の危険性が出てきますので、センター
試験の英語対策は十分に行って下さい。

※入試科目や科目内容に関する変更などは、必ず大学の選抜要項にてご確認下さい。

次回は大阪府立大学・大阪市立大学・兵庫県立大学をとりあげる予定です。

以上

(受験情報Tips<第7回>おわり。文責:Mr.Y)
  
  
From 受験の部屋

2008年10月15日

Biological Stories 36(韓国激動(5))

 
Biological Stories 36
                〜韓国激動(5)〜

国全体としてみるとすでに純債務国となってしまった韓国ですが、経済的に見て、国家レベルでマクロに厳しいだけではありません。
韓国の各家庭そのものが、赤字を積み上げ借金を膨らせ続けているのです。

↓ 引用ここから

個人の借金680兆ウォン、GDPの8割超える

http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2007/10/22/0500000000AJP20071022000500882.HTML

(前略)特に(2007)6月末現在の個人部門の負債残高は699兆1000億ウォンと、3月末から2.7%増加しており、名目GDPに対する割合が8割を超えたのは確実だ。(後略)
(聯合ニュース) 

家計負債、金融危機の導火線に

http://www.chosunonline.com/article/20080901000016

http://www.chosunonline.com/article/20080901000017

全国民が抱える家計負債はすでに適正水準を超えている。韓国銀行が6月に集計した今年1−3月期の家計負債(融資とクレジットローン)と総額は 640兆4724億ウォン(約64兆円)に達した。10年前の1998年と比べ、およそ3倍に膨らみ、今年の国内総生産(GDP)の3分の2を超える計算だ。
(中略)
今年1月末に1万467件だった個人破産申請件数は7月には7万1654件と約7倍に増えた。(後略)
(朝鮮日報) 

物価高による家計の追加負担、上半期10兆ウォン

http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2008/09/16/0500000000AJP20080916000600882.HTML

【ソウル16日聯合】上半期の物価上昇で家計部門の追加負担規模は10兆ウォン(約9370億円)、1世帯当たり57万ウォンに達するなど、前年同期の2倍規模に急増したことが分かった。(後略)
(聯合ニュース)
↑ 引用ここまで


また韓国の場合、背負っている借金の性質もよくありません。
既に充分多額の借金を背負っているようですが、返済期限が来て借金の借り換えをするたびにより期間の短く利率の高い借金しか出来ないようになっていたようです。

↓ 引用ここから

2007年9月26日発行版  1400億ドルに近づく短期外債

http://www.onekoreanews.net/past/2007/200709/news-keizai02_070926.cfm

韓銀は6月末現在の「国際投資現況」で、韓国の短期外債は1378億9000万ドルと明らかにした。
(統一日報) 

2008年6月18日発行版   対外債務増、通貨危機懸念を否定

http://www.chosunonline.com/article/20080618000007

韓国が今後1年以内に償還を迫られる短期対外債務と満期対外債務の合計額(流動対外債務)は2156億ドル(約23兆2760億円)=3月末現在=で、外貨準備高(約2638億ドル=約28兆4800億円)の82%に達した。
(朝鮮日報) 
↑ 引用ここまで


ここ一年ほどの間に、短期対外債務が大幅に増えていることがおわかりいただけるでしょうか?
韓国発のソースを発見できませんでしたのでどこまで本当か分かりませんが、今年9月に満期となる借金の額は 「国債19兆、通貨安定証券9兆、会社債6兆など合計43兆ウォン」という噂を目にした事もあります。

さて、この「短期外債」はウォンでなされた借金ではありません。ウォンは全世界的に取引される通貨ではないので、当然、ドルによる借金ということになります。
当然、返済もウォンではなくドルでなければなりません。

ここで思考実験をしましょう。
この43兆ウォンを全額仮に1年前に借りたとします。
31回に掲載したチャートで、一年前のレートを調べると・・・、大体930ウォンといったところでしょうか。
この数値をもとに、43兆ウォンを930ウォンで割れば、約462億ドル。もし去年のレートで返済するならば、これだけの返済額ですんだのです。

そして9月1日のウォンドル相場は、終値で1ドル1120ウォンあたりです。
このレートで467億ドルをウォンに換算すると52兆3000万ウォンになります。
その差なんと9兆ウォン! なんと年率にして20%近く余分な利子を上乗せされたようなものです。為替差損(レートが不利になったおかげで損した金)が生じたのです。
現在の日本で年率にして20%以上利子のつく借金といえば、消費者金融ぐらいしか思いつきません…。しかし、借金を返さず国際的な信用を失なえば、工業製品をつくる原材料を手に入れることもできず、国民の食料さえも入手できません。
国際社会に先進国としての地位を占め国民が平安に暮らしていくためには、血を吐いてでも返済していくしかないのです。

それにしても高い利回り、短い返済期限に上乗せして為替も不利に動くとは・・・。
まさに恐るべき事態としか言いようがありません・・・。

次回はグローバル化した資本主義の非情さと、韓国を獲物として狙う存在についてお話したいと思います。

(第35回 終わり。 文責:上田@生物)
  
  
From 住吉校の部屋
 

2008年10月14日

E-文 826<第18回>

E-文826
               〜第18回「限定するのか補足するのか」〜

■限定用法と継続用法
1. I have an elder brother, who loves taking photos.
「私には兄がいて、彼は写真を撮るのが大好きだ」
2. I study under Dr. Brown, who does research on metaphor.
「私はブラウン教授を師事していて、彼は比喩の研究をしている」
3. My son was given a book, which he read again and again.
「息子は本をもらい、それを何度も読んだ」
4. The company, for which I was working, offered me job in the US.
「私はその会社で働いていたが、アメリカでの仕事をオファーされた」
5. My uncle visited Italy, where he met my aunt.
「伯父はイタリアを訪れ、そこで伯母に出会った」
6. My friend got married last Sunday, when my sister got engaged.
「友達が先週の日曜日結婚し、その日姉が婚約した」
7. I heard that my friend got married last Sunday, which made me surprised.
「友達が先週の日曜日結婚したと聞いて、驚いた」
8. There were some scenes in the movie, which made me feel scary.
「その映画には怖いシーンがあった」


それでは解説です。今回は限定用法と継続用法です(1〜8番)。限定用法は制限用法、継続用法は非制限用法とも呼ばれます。形の違いは関係詞の直前にコンマがあるかどうかです。意味の違いは何でしょう。限定用法は、『修飾する先行詞を明確にする(限定する)』働きがあります。それに対して、継続用法は『先行詞について補足的な説明を加える』働きがあります。

1. I(S) have(V) an elder brother(O), who(S’) loves(V’) [taking photos](O’).「私には兄がいて、彼は写真を撮るのが大好きだ」
    ●次の2文の違いを比べてみて下さい。
[1] I(S) have(V) an elder brother(O), who(S’) loves(V’) [taking photos](O’).「私には兄がいて、写真を撮るのが大好きだ」
[2] I(S) have(V) [an elder brother who loves taking photos](O).「私には写真を撮るのが大好きな兄がいる」
[1]は4番の英文ですね。継続用法が使われています。それに対して[2]は限定用法が用いられている英文です。[1]は関係詞節までで「兄が1人いる」と言った上で、その兄についての補足的説明をしています。しかし、[2]は違います。[2]は兄が1人だけしかいないかもしれませんが、2人以上いるかもしれません。この英文から分かるのは、「写真を撮るのが大好きな兄」が1人いるということだけです。兄が全部で何人いるかまでは分かりません。
[1]の継続用法は先行詞の補足的説明。[2]の限定用法は先行詞の限定。ニュアンスの違い、つかめますか。

2. I(S) study(V) /under Dr. Brown(M), who(S’) does(V’) [research on metaphor](O’).「私はブラウン教授を師事していて、彼は比喩の研究をしている」
●限定用法は先行詞を限定する。つまり、2番のように先行詞がすでに限定されているので、限定用法は使えないんです。このように、『先行詞が固有名詞』の場合、継続用法を用います。

3. My son(S) was given(V) a book(O), which(O’) he(S’) read(V’) /again and again(M’).「息子は本をもらい、それを何度も読んだ」
●継続用法の関係詞節を挿入する場所は2つあります。文末と文中です。1番のように文末に挿入する場合、その関係詞は接続詞+代名詞に置き換えることができます。ちなみに置き換える接続詞は大まかにand「そして」、as「〜なので」、but「〜だが」のどれかです。
    1番はandで置き換えることができます。つまり、
My son(S) was given(V) a book(O), and he(S’) read(V’) it(O’) /again and again(M’).
    となるんですね。

4. The company(S), for which I(S’) was working(V’), offered(V) me(O1) [job in the US](O2).「私はその会社で働いていたが、アメリカでの仕事をオファーされた」
●2番は継続用法の関係詞節が文中にきています。このように、文中に挿入された場合は単に補足的説明を加えるだけで、接続詞に置き換えるのは不自然になります。
ちなみに関係詞節のもとの文は、I(S) was working(V) /for the company(M)です。このように、前置詞+関係代名詞の形でも継続用法をとります。

5. My uncle(S) visited(V) Italy(O), where(M’) he(S’) met(V’) my aunt(O’).「伯父はイタリアを訪れ、そこで伯母に出会った」
●関係副詞も継続用法をとります。ただし、関係副詞の中で継続用法があるのはwhenとwhereです。whyとhowには継続用法はありません。関係詞節のもとの文はhe(S) met(V) my aunt(O) /in Italy(M)ですよ。

6. My friend(S) got(V) married(C) /last Sunday(M), when(M’) my sister(S’) got(V’) engaged(C’).「友達が先週の日曜日結婚し、その日姉が婚約した」
7. I(S) heard(V) [that my friend got married last Sunday](O), which(S’) made(V’) me(O’) surprised(C’).「友達が先週の日曜日結婚したと聞いて、驚いた」
●次に、継続用法の先行詞について注意すべきことを述べておきたいと思います。6〜7番を比較して見て下さい。6番は問題ないはずです。先行詞はlast Sundayです。
それに対して、7番の先行詞は何でしょうか。last Sundayではありませんよ。もしも先行詞がlast Sundayなら、関係詞節のもとの文はlast Sunday(S) made(V) me(O) surprised(C)となり、「先週の日曜日が私を驚かせた」ことになります。これはおかしいですね。
「私を驚かせた」のは、「先週の日曜日、友達が結婚した」ことです。このように、継続用法の関係詞は語だけでなく、主文の一部をなす句や節、はたまた主文全体を先行詞にとることもできます。

8. There(M) were(V) some scenes(S) /in the movie(M), which(S’) made(V’) me(O’) [feel scary](C’).「その映画には怖いシーンがあった」
●8番の英文の先行詞、分かりますか。直前にあるthe movieではありません。「私を怖がらせるシーン」が映画にあったんですから、先行詞はsome scenesです。このように、先行詞が離れた形もあるんです。
    
いかがでしたでしょうか。形だけを見るとコンマがあるかないかの違いでしかないですが、意味が大きく異なることを感じ取ってもらえましたか。次回は前回も少し登場した、先行詞を含む関係詞を取り上げます。それでは、また。
  
(E-文 826<第18回>おわり。)文責;Mr. O
   
 
From 西宮校の部屋

2008年10月13日

E-文 826<第17回>

E-文826
               〜第17回「関係副詞と完全文」〜
 
こんにちは、Mr. Oです。前回は関係代名詞を扱いました。今回の主役は関係副詞です。関係代名詞と関係副詞の違いは何でしょうか。関係詞節のもとの文を考えれば、その答えは見えてきます。
 
■関係副詞
1. This is the city where my grandfather was born.
「ここが私の祖父が生まれた町だ」
2. That’s the point where you are wrong.
「そこが君の間違えている点だ」
3. Thursday is the day when I am busiest.
「木曜日は私が一番忙しい日だ」
4. I don’t understand the reason why the police started to suspect me.
「警察がなぜ私を疑いだしたのか分からない」
5. This is how you can install the latest version.
「このようにして最新版をインストールできる」


それでは解説です。今回は関係副詞ですね(1〜5番)。関係副詞は接続詞+副詞の働きをします。関係代名詞とはどう違うのか、見ていきましょう。
1. This(S) is(V) [the city where my grandfather was born](C).「ここが私の祖父が生まれた町だ」
●関係副詞も(that以外の)関係代名詞と同様、先行詞によって変わります。1番のように『先行詞が場所』のとき、関係副詞whereを使います。名詞のカタマリを見てみると、[the city where(M’) my grandfather(S’) was born(V’)]となっています。このwhereの文の要素を考えましょう。1番を2文に分けると、
    [1] This(S) is(V) the city(C).
    [2] My grandfather(S) was born(V) /there(M).
となり、[2]のthereを関係副詞whereにして[1]と繋げたのが1番ということが分かります。つまり、関係副詞whereは修飾語(M)なんですね。前回、関係代名詞の後ろには欠落文が続くのが特長だと書きました。しかし、関係副詞は修飾語としての働きを担っているだけなので、関係副詞の後ろには完全文(文の要素が欠けていない)が続きます。
ちなみに、[2]は次のようにも書けます。
    [2’] My grandfather(S) was born(V) /in the city(M).
    このthe cityを関係代名詞whichにして[1]と繋げるとどうなるでしょうか。
        This(S) is(V) [the city in which my grandfather was born](C).
このように、前回学んだ前置詞+関係代名詞の形になります。関係副詞は前置詞+関係代名詞で書き換えることができる、というのもまた1つの特徴です。

2. That’s(That(S) is(V)) [the point where you are wrong](C).「そこが君の間違えている点だ」
●関係副詞whereを使うのは先行詞が場所であることがほとんどです。ただ、堅い表現などでたまに登場するのが2番。『先行詞が状況・立場である』場合です。このときも関係副詞whereを使います。[the point where(M’) you(S’) are(V’) wrong(C’)]という名詞のカタマリ、見えていますか。2番を2文に分けてみましょう。
    [1] That’s(That(S) is (V) the point(C).
    [2] You(S) are(V) wrong(C) /there(M).
ちなみに関係代名詞で書くと次のようになります。
    That’s(That(S) is(V)) [the point at which you are wrong](C).
    [2]は[2’]と書くこともできますからね。
        [2’] You(S) are(V) wrong(C) /at the point(M).

3. Thursday(S) is(V) [the day when I am busiest](C).「木曜日は私が一番忙しい日だ」
●今度は『先行詞が時である』場合です。このとき、関係副詞whenを用います。名詞のカタマリは[the day when(M’) I(S’) am(V’) busiest(C’)]で、関係代名詞を使うと
    Thursday(S) is(V) [the day on which I am busiest](C).
となります。関係詞節のもとの文はI(S) am(V) busiest(C) /on the day(M).ですから、関係副詞whenはやはり修飾語として働いていますよ。

4. I(S) don’t understand(V) [the reason why the police started to suspect me](O).「警察がなぜ私を疑いだしたのか分からない」
●次は『先行詞が理由』のときです。用いる関係副詞はwhyです。[the reason why(M’) the police(S’) started(V’) [to suspect me](O’)]が名詞のカタマリです。

5. This(S) is(V) [how you can install the latest version](C).「このようにして最新版をインストールできる」
●最後は『先行詞が方法である』場合。このとき関係副詞howを使います。名詞のカタマリは[how(M’) you(S’) can install(V’) the latest version(O’)]ですね。ここで気づいたでしょうか。5番には先行詞がありません。関係副詞howは先行詞がつかないんです。ただし、関係代名詞を使うときは別です。5番を2文に分けると、
    [1] This(S) is(V) the way(C).
    [2] You(S) can install(V) the latest version(O) /in the way(M).
    となりますから、the wayを関係代名詞whichにして[1]と結びつけると、
        This(S) is(V) [the way in which you can install the latest version](C).
    となります。関係副詞howには先行詞がつかない。覚えておいて下さい。

いかがでしたでしょうか。関係代名詞と関係副詞の違い、見えてきましたか。欠落文が続く関係代名詞と完全文が続く関係副詞。しかし、どちらの場合でも、やはり名詞のカタマリを見る癖は絶対に忘れないで下さいね。次回は制限用法・継続用法を
取り上げます。それでは、また。
  
(E-文 826<第17回>おわり。)文責;Mr. O
  
  
From 西宮校の部屋
 

2008年10月12日

E-文 826<第16回>

E-文826
               〜第16回「関係代名詞と欠落文」〜
  
こんにちは、Mr. Oです。今回から関係詞が始まります。今回は、その中の関係代名詞にスポットを当てます。解説に進む前に、英文中の[先行詞+関係詞節]という名詞のカタマリを見つける、ということをしてみて下さい。とても大切な練習なんです。
 
■関係代名詞の格
1. I know a lot of people who live in Tokyo.
「私は東京に住んでいる人をたくさん知っている」
2. I have a book which is written in Turkish.
「私はトルコ語で書かれた本を持っている」
3. The museum whose owner is my friend is located in the heart of Kobe.
「私の友達がオーナーの博物館は、神戸の中心部にある」
4. The doctor (whom[who]) I visited yesterday was very kind.
「昨日私が訪れた医者はとても親切だった」
5. At the corner, there is a woman (whom[who]) I think I have ever met before.
「曲りかどに、私が以前会ったことがあると思われる人がいる」
6. You should bring a folder in which you can put some documents.
「書類を入れられるフォルダーを持ってくるべきだ」
7. Do you know the man (whom[who]) she is afraid of?
「彼女が恐れている人を知っていますか」

■関係代名詞that
8. This is the only book that became a best seller last year.
「これが去年唯一ベストセラーになった本だ」
9. Is there anything (that) I can do?
「何かできることはありませんか」
10. As usual, I saw the man and his dog that are walking in the park.
「いつも通り、公園を散歩している男の人と彼の犬を見た」
11. He is not the man (that) he used to be.
「彼はかつての彼ではない」
12. Who that can play the violin will come today?
「バイオリンを弾ける人で、今日は誰が来ますか」

◇それでは解説です。まずは関係代名詞の格から(1〜7番)。
関係代名詞とは、代名詞+接続詞の働きをするもののことです。who、 whose、 whom、 which、 that、 whatがあります。1〜7番ではthatとwhat以外を扱います。thatは8〜12番で、whatは後の回で紹介しますね。ちなみに解説で用いられる用語の「先行詞」とは、関係代名詞に導かれる節に修飾される名詞のことです。

関係代名詞の格
1. I(S) know(V) [a lot of people who live in Tokyo](O).「私は東京に住んでいる人をたくさん知っている」
●関係代名詞を学ぶにあたって、名詞+名詞というカタマリを見ることは非常に大切です。1番であるならば、[a lot of people who live in Tokyo]「東京に住んでいる人」という名詞のカタマリです。この文の先行詞はa lot of peopleで、関係代名詞whoが使われています。ちなみに、関係代名詞節内に注目すると、[a lot of people who(S’) live(V’) /in Tokyo(M’)]となっています。つまり、関係代名詞whoが主語の働きをしているんですね。逆に言うと、whoの後ろはlive in Tokyoという主語が足りない文になっています。これを欠落文(又は不完全文)といいます。関係代名詞には、この欠落文が続くのも特長です。ということは、何が欠落していて、関係代名詞がどの文の要素を補足しているのか考えることが大切なんですね。1番ならば主語(S)です。
1番の文を2文に分けると、
    [1] I(S) know(V) [a lot of people](O).
    [2] They(S) live(V) /in Tokyo(M).
となります。[2]のtheyが関係代名詞whoにして[1]と結び付けられたのが1番の英文、ということです。
さて、関係代名詞は先行詞の種類、そして格(主格、所有格、目的格)によって形を変えます。詳しくは下の表を見て下さい。

先行詞の種類主格所有格目的格
who[that]whosewhom[who, that]
物・動物which[that]whosewhich[that]
人+物・動物that-that
先行詞を含むwhat-what

1番では先行詞が人で、関係代名詞が主格なのでwhoが使われているんですね。

2. I(S) have(V) [a book which is written in Turkish](O).「私はトルコ語で書かれた本を持っている」
●[a book which(S’) is written(V’) /in Turkish(M’)]という名詞のカタマリ、見えましたか。これも1番同様、関係代名詞が主格ですが、先行詞が物なのでwhichが使われています。

3. [The museum whose owner is my friend](S) is located(V) /in the heart of Kobe(M).「私の友達がオーナーの博物館は、神戸の中心部にある」
●さぁ次は所有格です。[The museum whose owner(S’) is(V’) my friend(C’)]が名詞のカタマリですね。上の表の通り、先行詞が人でも物でも(動物でも)所有格の場合はwhoseを使います。

4. [The doctor (whom[who]) I visited yesterday](S) was(V) very kind(C).「昨日私が訪れた医者はとても親切だった」
●目的格に参りましょう。名詞のカタマリは[The doctor (whom[who])(O’) I(S’) visited(V’) /yesterday(M’)]ですね。先行詞は人ですから、whomが使われています。目的格はwhoだと学んでことのある人もいるかもしれませんが、正式にはwhomです。また、目的格の関係代名詞は省略することができます。

5. At the corner(M), there(M) is(V) [a woman (whom[who]) I think I have ever met before](S).「曲りかどに、私が以前会ったことがあると思われる人がいる」
●5番は連鎖関係代名詞と呼ばれるものです。名詞のカタマリの中身を見ると、[a woman (whom[who])(O’) /I think(M’) I(S’) have ever met(V’) /before(M’)]となります。ここで注目すべきはI thinkの存在ですね。このように、関係代名詞の直後にI think「〜だと思われる」やI hear「〜らしい」などが挿入されることがあります。I thinkに惑わされて名詞のカタマリの区切り方を間違えないで下さいね。
ちなみに4番の場合と同様、所有格whomはwhoでも書かれますし、省略することもできます。

6. You(S) should bring(V) [a folder in which you can put some documents](O).「書類を入れられるフォルダーを持ってくるべきだ」
●名詞のカタマリをみると、[a folder in which you(S’) can put(V’) some documents(O’)]となって関係代名詞の直前に前置詞がありますね。この6番の英文は、
You(S) should bring(V) [a folder (which) you can put some documents in](O).
と書いても構いません。しかし、この前置詞inはa folderと結びついてin a folderという前置詞句を作っています。このように先行詞との結びつきが強い場合、前置詞を関係代名詞の直前に持ってくることが多いです。
ちなみに、書き換えられた英文のように、前置詞を後ろに置いた場合、関係代名詞whichは目的格なので省略することができます。in whichと並べている場合は省略できません。

7. Do(Aux) you(S) know(V) [the man (whom[who]) she is afraid of](O)?「彼女が恐れている人を知っていますか」
●7番の名詞のカタマリを見てみると、[the man (whom[who])(O’) she(S’) is afraid of(V’)]と、前置詞で終わっています。7番を1番のときのように2文に分けると、
    [1] Do(Aux) you(S) know(V) the man(O)?
    [2] She(S) is afraid of(V) him(O).
となります。この[2]のhimを関係代名詞whom(who)にして[1]に繋げたのが7番なんですね。これも6番のように前置詞を関係代名詞の直前にもってくることもできますが、7番は句動詞be afraid of A「Aを恐れている」としての結びつきが強いので、一般的には前置詞は7番の位置のままです。このように、前置詞が先行詞と結びつきが強いのか、句動詞としての結びつきが強いのかによって前置詞の位置を使い分けて下さい。

それでは関係代名詞thatの話に入ります(8〜12番)。1番のところで書いた表の通り、関係代名詞thatには主格と目的格しかなく、いつでもthatのままです。さらに、先行詞によって変わることもありません。ちなみにくだけた言い方ではthatがよく使われます。
8. This(S) is(V) [the only book that became a best seller last year](C).「これが去年唯一ベストセラーになった本だ」
●くだけた言い方でなくとも、thatがよく用いられるケースがいくつかあります。それを紹介していきましょう。まずは8番のように、『先行詞に形容詞の最上級、first、onlyなどの限定語がついている』場合。1〜7番と同様、名詞のカタマリのカタマリには常に注意を払ってくださいよ。[the only book that(S’) became(V’) a best seller(C’) /last year(M’)]です。

9. Is(V) there(M) [anything (that) I can do](S)?「何かできることはありませんか」
●2番目に、『先行詞にall、much、little、anything、everything、nothingなどの語句が入っている』場合。名詞のカタマリは[anything (that)(O’) I(S’) can do(V’)]です。

10. As usual/(M), I(S) saw(V) [the man and his dog that are walking in the park](O).「いつも通り、公園を散歩している男の人と彼の犬を見た」
●1番の表にも書いておきましたが、『先行詞が人+物・動物である』場合、ふつう関係代名詞thatを用います。10番の関係代名詞は主節です。[the man and his dog that(S’) are walking(V’) /in the park(M’)]ですよ。

11. He(S) is not(V) [the man (that) he used to be](C).「彼はかつての彼ではない」
●次に、『先行詞が人の地位、職業、性格などを現す補語の働きをしている』場合です。名詞のカタマリが[the man (that)(C’) he(S’) used to be(V’)]となり、先行詞が補語の働きをしていますね。もとはHe(S) used to be(V) the man(C).ですよ。このようなとき、関係代名詞thatが使われます。

12. [Who that can play the violin](S) will come(V) /today(M)?「バイオリンを弾ける人で、今日は誰が来ますか」
●最後は分かりやすいかもしれませんが、『先行詞がwho、whichなどの疑問詞である』場合です。Who whoと続くのは読みにくいですし、言いにくいですね。ちなみに名詞のカタマリは[Who that(S’) can play(V’) the violin(O’)]です。
  
 いかがでしたでしょうか。まずは関係詞の第一歩として、先行詞や格によって形を変える関係代名詞を紹介しました。しつこいようですが、先行詞を含めた名詞のカタマリとしてのカタマリで見ること、忘れないで下さい。それでは、また。
 
(E-文 826<第16回>おわり。)文責;Mr. O


From 西宮校の部屋

2008年10月11日

E-文 826<第15回>

E-文826
          〜第15回「接続詞を補う」〜

■分詞構文の解釈
1. Arriving at the airport, I found that the train had already left.
「空港に到着したとき、電車はすでに出発していた」
2. My pen pal, visiting Japan, came to see me last week.
「私のペンフレンドは先週、日本を訪れて私に会いに来てくれた」
3. She usually studies, listening to the radio.
「彼女はたいていラジオを聞きながら勉強する」
4. Tom spoke to me with his hands moving.
「トムは手を動かしながら私に話した」
5. She was sitting with her eyes closed.
「彼女は目を閉じながら座っていた」
6. My father spoke with a pipe in his mouth.
「父はパイプを口にくわえながら話した」
7. Strictly speaking, there are some mistakes in this book.
「厳密に言って、この本にはいくつか間違いがある」

それでは、解説です。分詞構文の解釈(1〜7番)です。
前回とは逆に、今回は接続詞を使った英文に書き換える練習です。つまり、どの接続詞が省略されているのかを考えなければならない、ということです。

1. Arriving at the airport(M), I(S) found(V) [that the train had already left](O).「空港に到着したとき、電車はすでに出発していた」
●分詞構文が入る位置は大まかに3つあります。文頭、文中、そして文末です。1番は文頭分詞構文と呼ばれるものです。
分詞構文の表す意味は、大まかに言って、〇:when「〜の時」、⊂魴錙if「〜ならば」、8彊・理由:as、because「〜なので」、ぞ歩:though「〜だが」の4つのどれかです。文頭分詞構文では、このどれかと言っていいでしょう。
When I arrived at the airport(M), I(S) found(V) [that the train had already left](O).
辻褄さえ合えば、時の意味を表すとも条件の意味を表すとも考えることができます。これが前回書いた、分詞構文のもつ接続表現の曖昧さなんです。文脈上正しいと思われる接続詞を補う以外ありません。しかし、分詞構文の表す意味を考えるときに、分詞構文の位置はヒントになります。2番を見て下さい。

2. My pen pal(S), /visiting Japan(M), came(V) /to see me(M) /last week(M).「私のペンフレンドは先週、日本を訪れて私に会いに来てくれた」
●2番は文中分詞構文と呼ばれ、文中に含まれている形です。このとき、1番で紹介した4つの意味の他に、「〜して」という意味を表すことがあります。
My pen pal(S) visited(V) Japan(O) and came(V) /to see me(M) /last week(M).

3. She(S) usually studies(V), /listening to the radio(M).「彼女はたいていラジオを聞きながら勉強する」
●文末分詞構文です。分詞構文が文末にあるとき、1番で紹介した4つの意味の他に、「〜して」という出来事の順番や「〜しながら」という付帯状況を表すことがあります。3番は「〜しながら」の例です。
    She(S) usually studies(V) /while she was listening to the radio(M)
ちなみに、付帯状況とは、2つの動作や状態が同時に発生する状況のことを言います。3番では、「勉強する」のと「ラジオを聞く」のが同時に起きてるんですね。

4. Tom(S) spoke(V) /to me(M) /with his hands moving(M).「トムは手を動かしながら私に話した」
●「〜しながら」という意味の付帯状況は、ある特別な形をしていることが多いです。それが4〜6番で紹介する、with O Cという形です。with+独立分詞構文と言うこともできます。with O Cと書いたのは、もちろんOとCの間の主述関係に気をつけてほしいからです。4番を見て下さい。
with his hands movingという句には、his hands were movingという関係があるんです。現在分詞の能動関係、過去分詞の受動関係を思い出して下さいね。

5. She(S) was sitting(V) /with her eyes closed(M).「彼女は目を閉じながら座っていた」
●副詞句の中のher eyes were closedという受動関係、見えましたか。このようにwith O Cという形がでてきたときは付帯状況「〜しながら」という意味になります。Cには現在分詞V’ing、過去分詞V’p.p.、そして6番のような形容詞や副詞もきます。

6. My father(S) spoke(V) /with a pipe in his mouth(M).「父はパイプを口にくわえながら話した」
●6番の副詞句、with a pipe being in his mouthというように、beingが省略されていると考えて下さい。a pipe was in his mouthという関係があるんですね。「パイプが口の中にある状態で」から派生して、「パイプを口にくわえながら」という意味になっています。

7. Strictly speaking(M), there(M) are(V) some mistakes(S) /in this book(M).「厳密に言って、この本にはいくつか間違いがある」
●最後は慣用的な分詞構文を扱って、分詞を終えることにしましょう。7番のもとの文は
If we strictly speak(M), there(M) are(V) some mistakes(S) /in this book(M).
となります。よくみると、主節と従属節の主語は異なっています。しかし、従属節の主語weは残しません。というのも、これは一般の人を表すweだからです。このような分詞構文は、慣用的なものとして覚えておく方がいいでしょう。いくつか紹介しておきます。
generally speaking「一般的にいうと」、judging from A「Aから判断すると」、considering A「Aを考慮すると」、talking of A「Aといえば」、granting that S’V’「S’V’だとしても」

いかがでしたでしょうか。分詞構文への書き換え、そして分詞構文から接続詞を用いた文への書き換え、どちらにも対応できるよう理解を深めておきましょう。分詞はこれでおしまい。次回からは関係詞のお話です。それでは、また。 
 
(E-文 826<第15回>おわり。)文責;Mr. O
  
  
From 西宮校の部屋
 

2008年10月10日

E-文 826<第14回>

E-文826
               〜第14回「主語、時制、分詞構文」〜

こんにちは、Mr. Oです。今回から分詞の発展編、分詞構文です。今回は分詞構文への書き換えに焦点を当てます。主語と時制に注目しながら読み進めていって下さい。
 
■分詞構文の成り立ち
1. Being a lawyer, he knows a lot about law.
「弁護士なので、彼は法律について詳しい」
2. Being sick, I went to a doctor.
「病気だったので、私は医者に行った」
3. Having been a lawyer, he knows a lot about law.
「弁護士だったので、彼は法律について詳しい」
4. Written in French, this book was not easy to read.
「フランス語で書かれていたので、この本は読むのが簡単ではなかった」
5. Scolded by my mother, I felt sad.
「母に怒られたので、私は悲しかった」
6. Not being rich, I can’t afford a good lawyer.
「お金がないので、優秀な弁護士を雇えない」
7. Not having had breakfast, we were all hungry.
「朝食を食べなかったので、私たちは皆お腹がすいていた」
8. It beginning to rain, we took a taxi.
「雨が降り出したので、私たちはタクシーを拾った」
9. There not being a vacant seat in the bus, he kept standing.
「バスに空席がなかったので、彼は立ち続けた」
10. His father having been a good lawyer, he is proud of his father.
「彼の父親は優秀な弁護士だったので、彼は誇りに思っている」
11. The letter not sent to her, she doesn't know the fact.
「その手紙は彼女に送られなかったので、彼女はその事実を知らない」
12. While watching TV, I felt sleepy.
「テレビを見ているときに、私は眠たくなった」
 
◇それでは解説です。分詞構文の成り立ち(1〜12番)です。
分詞は基本的に形容詞の働きをする、と紹介してきました。しかし、今回紹介する英文のように、分詞の導く句が副詞の働きをもつことがあります。これを分詞構文といいます。今回はその分詞構文の作り方を見ていきましょう。まずはその手順を先に紹介します。(ちなみに主節は接続詞のない文、従属節は接続詞のある文と考えて下さい)
分詞構文の作り方:
    その\楝鎧譴鬚箸
    その⊆臉瓩判沼粟瓩亮膰譴鯣罎戮
        同じ →従属節の主語を省略する
        異なる→(基本的に)そのまま残す
    その主節と従属節の時制を比べる
        同じ →従属節の動詞V’をV’ingに書き換える
        異なる→従属節の動詞V’をhaving V’p.p.に書き換える
◇    
1. Being a lawyer/(M), he(S) knows(V) [a lot about law](O).「弁護士なので、彼は法律について詳しい」
    ●下の英文を分詞構文で書き換えたのが1番です。
        As he is a lawyer(M), he(S) knows(V) [a lot about law](O).
    これを上の手順に従って分詞構文を使って書き換えると、
    [1] 接続詞をとる(he is a lawyer, 〜)
    [2] 主節と従属節の主語が同じheなので、省略(is a lawyer, 〜)
    [3] 主節と従属節の時制が同じ(現在形)なので、V’ingにする(Being a lawyer, 〜)
分詞構文の表す意味は次回扱いますから、今回は分詞構文に書き換える方法をマスターして下さいね。ちなみに今回は、12番以外すべて接続詞asが省略されたと考えることができる英文で揃えています。

2. Being sick(M), I(S) went(V) /to a doctor(M).「病気だったので、私は医者に行った」
    ●もとの文は
        As I was sick(M), I(S) went(V) /to a doctor(M).
です。主語はどちらもIで一致しているので省略されています。時制ですが、1番のように現在形であろうと2番のように過去形であろうと、主節と従属節の時制が一致してさえいれば、従属節の動詞V’はV’ingになるんです。一致しているか、していないか。ポイントはあくまでそこです。

3. Having been a lawyer(M), he(S) knows(V) [a lot about law](O).「弁護士だったので、彼は法律について詳しい」
    ●3番は1〜2番とは異なり、主節と従属節の時制が異なっています。
        As he was a lawyer(M), he(S) knows(V) [a lot about law](O).
最初に紹介した手順の通り、時制が異なっているので従属節の動詞V’をhaving V’p.p.に書き換えて下さい。主語は一致していますから、省略していますよ。
ちなみに、3番はもとの文が
As he have been a lawyer(M), he(S) knows(V) [a lot about law](O).「弁護士なので、彼は法律について詳しい」
と、従属節に現在完了形が使われていると考えることもできます。もちろん、このとき意味が異なりますよ。
現在完了形を分詞構文にするときは、助動詞haveを分詞にするだけです。主語が一致しているので省略すれば、3番の出来上がりですね。どちらの意味でとるべきかは、文脈で判断することになります。次回で触れる内容ですが、このような接続関係の曖昧さが分詞構文の特徴なんです。

4. Written in French(M), this book(S) was not(V) easy(C) /to read(M).「フランス語で書かれていたので、この本は読むのが簡単ではなかった」
●4番は現在分詞ではなく、過去分詞が使われていますね。なぜでしょうか。もとの英文を見てみましょう。
As this book was written in French(M), this book(S) was not(V) easy(C) /to read(M).(ただし、主節の主語は代名詞itを用いた方が適切)
このように、受動態が使われています。これを手順通りに書き換えていくと、Being written in French, 〜という英文になります。しかし、このbeingはたいてい省略されます。それゆえに、4番は文頭にwrittenがきているんですね。

5. Scolded by my mother(M), I(S) felt(V) sad(C).「母に怒られたので、私は悲しかった」
●主語が一致しているので省略されています。また、文頭がscoldedという過去分詞なので、4番と同様As I was scolded by my mother, 〜と考えることもできます。しかし、「怒られる」という出来事の後で「悲しい」状態になった、というように、時制がずれていると考えた方が自然です。そう考えると、もとの文は
    As I had been scolded by my mother(M), I(S) felt(V) sad(C).
となります。これを手順通りに書き換えると、Having been scolded by my mother, 〜となります。beingと同様、having beenもたいてい省略します。分詞構文の曖昧さ、再び登場です。

6. Not being rich(M), I(S) can’t afford(V) [a good lawyer](O).「お金がないので、優秀な弁護士を雇えない」
    ●従属節に否定語がついているときはどうすればよいのでしょうか。
        As I am not rich(M), I(S) can’t afford(V) [a good lawyer](O).
これがもとの英文です。分詞の否定語はどこにつけるのか、覚えていますか。分詞の直前でしたね。Not being〜という語順になることに気をつけて下さい。
ちなみに6番は主語、時制ともに一致しています。ちなみに、can afford A「Aをもつ余裕がある」という意味の他動詞affordを使っています。「優秀な弁護士をもつ余裕がない」から派生して、「優秀な弁護士を雇えない」になっているんです。

7. Not having had breakfast(M), we(S) were(V) all hungry(C).「朝食を食べなかったので、私たちは皆お腹がすいていた」
●主語は一致していますが、時制が一致していません。さらに、否定語が使われています。
        As we didn’t have breakfast(M), we(S) were(V) all hungry(C).
完了形の否定形have not V’p.p.の形に惑わされないで下さいね。分詞を用いるときは、否定語は分詞の直前!

8. It beginning to rain(M), we(S) took(V) a taxi(O).「雨が降り出したので、私たちはタクシーを拾った」
●いよいよ主節と従属節の主語が一致しない構文です。このようなものを、独立分詞構文といいます。もとの英文は
         As it began to rain(M), we(S) took(V) a taxi(O).
このように、主語が異なっています。最初の手順で紹介しましたが、主語が異なるときは、従属節の主語をそのまま残して下さい。そして、その従属節の主語の直後に分詞を置くようにする、という流れです。時制は一致しているので、現在分詞beginningが使われていますね。

9. There not being a vacant seat in the bus(M), he(S) kept(V) standing(C).「バスに空席がなかったので、彼は立ち続けた」
    ●主語が一致しておらず、否定語が使われています。もとの英文は
As there was not a vacant seat in the bus(M), he(S) kept(V) standing(C).
というように、従属節にthere VS構文が使われています。このthereは、文法上は主語ではありません。しかし、分詞構文で書くときはこのthereを文頭に出すようにして下さい。肯定文ならばThere being〜となりますが、否定文なので、分詞の直前にnotを置いて、There not being〜になっているんです。

10. His father having been a good lawyer(M), he(S) is proud of(V) his father(O).「彼の父親は優秀な弁護士だったので、彼は誇りに思っている」
●主語が一致していない例、どんどんいきますよ。今度は時制が一致していないパターンです。
As his father was a good lawyer(M), he(S) is proud of(V) his father(O).
基本ルールさえ分かってしまえばあとは単純です。主語が一致していないので、従属節の主語his fatherをそのまま残します。時制が異なるので、wasをhaving beenに書き換えます。his fatherとhaving beenの位置関係は?従属節の主語+分詞の順番です。大丈夫ですね。
ちなみに、これも3番同様、現在完了形で書かれたと解釈することもできます。
As his father has been a good lawyer(M), he(S) is proud of(V) his father(O).「彼の父親は優秀な弁護士なので、彼は誇りに思っている」

11. The letter not sent to her(M), she(S) doesn't know(V) the fact(O).「その手紙は彼女に送られなかったので、彼女はその事実を知らない」
    ●分詞構文の書き換え、こんなのはどうですか。
As the letter was not sent to her(M), she(S) doesn't know(V) the fact(O).
主語は一致していない。時制も異なる。否定語も受動態も使われている。落ち着いて順番にいきましょう。
        [1] 接続詞asを落とします。
  [2] 主語が異なるので、従属節の主語the letterはそのまま残します。
        [3] 時制が異なるので、従属節の動詞wasをhaving beenにします。
        [4] 否定語notは分詞の直前に置きます。(not having been)
ここまでで、The letter not having been sent to her, 〜となり、5番のようにhaving beenを省略して11番の出来上がりです。

12. While watching TV(M), I(S) felt(V) sleepy(C).「テレビを見ているときに、私は眠たくなった」
    ●最後に、少し特殊なものを紹介します。12番のもとの英文は
        While I was watching TV(M), I(S) felt(V) sleepy(C).
という、主語も時制も一致したシンプルなものです。前に少し触れましたが、分詞構文の特徴は接続関係が曖昧であることです。しかし、その接続表現を明確に示したい場合、接続詞を残すことがあります。12番はその例です。once SV「一度SVすると」、 before SV「SVする前に」、 after SV「SVした後で」などがこのような例になりやすい接続詞です。

いかがでしたでしょうか。分詞構文への書き換えは基本ルールさえ押さえておけば、きちんとできます。1〜12すべてにもとの英文を書いてありますから、それを分詞構文に書き換える練習を積み重ねて是非マスターして下さいね。それでは、また。
 
(E-文 826<第14回>おわり。)文責;Mr. O


From 西宮校の部屋


2008年10月09日

入試情報Tips(第6回)

  
Mr.Yの入試情報Tips 第6回
 
センター試験まであと、100日となりました。この3ヶ月強を「あと」と言える人と「もう」と言わざるをえない人など様々だと思いますが、もし、「もう」と言ってしまう人は、すぐに担当講師や進学アドバイザーに相談して、学習計画をたてましょう。1週間に登場させていただくMr.Yです。

いままでのブログで、「募集定員増の大学」や「入試科目の変更」などの大きなテーマで記載していましたが、今回から大学別に絞って、注目すべき点を記載します。例年と変更のない箇所は特には記載しません。もしそれ以外に選抜要項の内容で不明な点があれば、お電話でもご質問下さい。

【京都大学】
 
<大きな変更点>
 
「経済学部」
一般方式・論文入試と新たに”理系入試”を導入
●募集人数:(08)論文50人→(09)論文25人・理系25人となる。

●センター試験:(08)論文/英・国・理・地歴公各50点→合計200点
                   数→得点は第1段階選抜にのみ使用
           (09)論文/英・数・国・理・地歴公の得点は第1段階選抜にのみ利用

●2次試験:(08)論文入試/数学200点・論文600点
        (09)論文入試/英語200点・国語100点・論文300点

「工学部」
2次試験で国語100点を実施(ただし、物理工・電気電子工のB得点のみ国語を課さない)
”物理工”
●センター試験:(08)A得点/外・数・国・理・地歴の得点は第1段階選抜にのみ利用
           (09)A得点/外・国各50点、地歴100点→合計200点
                     数学・理科→得点は第1段階選抜にのみ使用
           (08)B得点/外50点・国語150点・地歴100点→合計300点
                     数学・理科→得点は第1段階選抜にのみ使用
           (09)B得点/外・数・国・理・地歴の得点は第1段階選抜にのみ利用

●2次試験:(08)A得点/外200点、数・理各400点→合計1000点
         (09)A得点/外200点、数・理各250点、国語100点→合計800点
         (08)B得点/外200点、数・理各250点→合計700点
         (09)B得点/外200点、数・理各400点→1000点
”電気電子工”
●センター試験:(08)A得点/外30点、国100点、地歴70点→合計200点
                     数・理の得点は第1段階選抜にのみ利用
           (09)A得点/外・国各50点、地歴100点→合計200点
                     数学・理科→得点は第1段階選抜にのみ使用
           (08)B得点/外50点・国語150点・地歴100点→合計300点
                     数学・理科→得点は第1段階選抜にのみ使用
           (09)B得点/外・数・国・理・地歴の得点は第1段階選抜にのみ利用

●2次試験:(08)A得点/外135点、数500点、理165点→合計800点
         (09)A得点/外200点、数・理各250点、国語100点→合計800点
         (08)B得点/外200点、数・理各250点→合計700点
         (09)B得点/外200点、数・理各400点→1000点
”情報工”
●センター試験:(08)A得点/外50点、国150点、地歴100点→合計300点
                     数・理の得点は第1段階選抜にのみ利用
           (09)A得点/外・国各50点、地歴100点→合計200点
                     数学・理科→得点は第1段階選抜にのみ使用
           (08)B得点/外・地歴各50点・国語150点→合計250点
                     数学・理科→得点は第1段階選抜にのみ使用
           (09)B得点/外・国・地歴各50点→合計150点
                     数学・理科→得点は第1段階選抜にのみ使用

●2次試験:(08)A得点/外200点、数・理各250点→合計700点
         (09)A得点/外200点、数・理各250点、国語100点→合計800点
         (08)B得点/外100点、数500点、理150点→合計750点
         (09)B得点/外100点、数500点、国100点、理150点・→850点
”地球工”
●センター試験:(08)外50点、国150点、地歴100点→合計300点
               数・理の得点は第1段階選抜にのみ利用
           (09)外・国各50点、地歴100点→合計200点
               数学・理科→得点は第1段階選抜にのみ使用
●2次試験:(08)外200点、数・理各250点→合計700点
         (09)外200点、数・理各250点、国語100点→合計800点
”建築”
●センター試験:(08)外50点、国200点、地歴100点→合計350点
               数・理の得点は第1段階選抜にのみ利用
           (09)外・国各50点、地歴100点→合計200点
               数学・理科→得点は第1段階選抜にのみ使用
●2次試験:(08)外200点、数・理各250点→合計700点
         (09)外200点、数・理各250点、国語100点→合計800点
”工業化学”
●センター試験:(08)外50点、国150点、地歴公100点→合計300点
               数・理の得点は第1段階選抜にのみ利用
           (09)外・国各50点、地歴公100点→合計200点
               数学・理科→得点は第1段階選抜にのみ使用
●2次試験:(08)外200点、数・理各250点→合計700点
         (09)外200点、数・理各250点、国語100点→合計800点
  
※入試科目や科目内容に関する変更などは、必ず大学の選抜要項にてご確認 下さい。

次回は大阪大学・神戸大学をとりあげる予定です。

以上
  
  
(入試情報Tips<第6回>おわり。文責:Mr.Y)
 
  
From 受験の部屋

10月です!!

 こんにちわ、松本孝です(^0^)

 特別指導期間が終わりました。
皆さん有意義な時間が過ごせたでしょうか?この一週間に学習した内容は早めに自分のものに出来るように早急に復習をしておきましょうねv(^^)
 また、昨日から10月期の授業が始まりました!気持ち新たに毎日がんばっていきましょう!!

<高1、2生へ>
 現在、到達度試験の結果について面談を行っています。該当者は、これからの勉強について色々聞くことになると思いますので、自分なりにこれからの勉強方法について考えを整理しておいて下さいね。(・ω・)ノ
<高3生へ>
 センター模試お疲れさまでしたd(^^)
 もう自己採点は終わって復習を始められていますか?自己採点の結果については一人で考えるのではなく、必ず進学アドバイザー、講師に相談するようにして下さい!勿論、それと同時に志望校についても考えていきましょう!

PS 先日家の玄関先に体長約8cm、高さ約2cmナメクジ(らしきもの)がいました!(>0<)この大きさはナメクジなのか?????いつも見るサイズを大きくしただけのものだったので、多分そうだと思うのですが。。。

 以上、松本孝でした〜(^0^)/

 From 三田校の部屋

2008年10月08日

Biological Stories 35 (韓国激動(4))

 
Biological Stories 35  
                 〜韓国激動(4)〜
  
韓国は他国から借金を重ねております。しかし、それ自体は経済活動を行う以上避けられないことです。(日本も他国に多額の借金を持っています)下の図は韓国の対外債務(外国からの借金)です。順調に増加しています。

韓国の対外債務
(単位:アメリカ100万ドル)
image35-1.gif
しかし問題は、借金することそのものではありません。借金した額以上に外国へ貸し付けている金額が多ければ何の問題もないのです。実際、韓国が外国へ貸し付けている金額も多く伸びていますね(下の図のAssetが対外債権、つまり貸し付けているお金。Debtは対外債務、つまり借金です)。

韓国の対外資産と対外債務
(単位:アメリカ100万ドル)
image35-2.gif
図を見ると対外債務の急上昇に較べ、対外債権の伸びが力強さに欠けるのが気がかりなところです。
さて、債権から債務を差し引いた韓国の「韓国の対外純資産」はどのような状況なのでしょうか。

↓ 引用ここから

ソース:韓国、8月にも純債務国に転落
http://www.chosunonline.com/article/20080829000015

 対外債務が急増する一方で、海外に貸した対外債権が減少し、韓国は8月にも純債務国に転落する見通しだ。韓国は2000年6月から対外債権が対外債務を上回る純債権国だった。純債務国への転落は8年ぶり。 (後略)
(朝鮮日報/朝鮮日報日本語版)

ソース:韓国、純債務国へ…純債権国となってから8年
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=103992&servcode=300§code=300

韓国が海外に所有している債権から借金を差し引いた純対外債権が無くなった。純債権国になり、8年で債権よりも借金が多い純債務国に転落する境遇に置かれたのだ。
28日、韓国銀行(韓銀)によると、純対外債権(対外債権−対外債務)は6月末に27億1000万ドル(約2954億4568万円)で8年ぶりに最低水準となった。3月末の131億6000万ドル(約1兆4347億円)から104億5000万ドル(約1兆1392億円)減少した金額だ。(後略)
(中央日報 Joins.com  2008.08.29 09:32:44)

↑ 引用ここまで


韓国は仮にも加工貿易国家であるにもかかわらず、対外債務が増大しつづけ、純債務が頭打ちになってしまったのです。いや、それどころか、上の資料では8月末には純債務国へ転落したと報じられています。
image35-3.gif
上のグラフは債権から債務を差し引いた韓国の「韓国の対外純資産」を表したものです。第2四半期までのものなのでまだ純債権を有しているようにあらわされていますが、実際にはこの黒字は尽きてしまっています。

皆さんはどう思われましたか?ぼくは背筋に寒気を感じました。これが貿易国家の状況とするなら、溜息をつくしかありません・・・。
外国との交易で稼ぐことが出来ていないとすれば、国民はどのようにして収入を得ればよいのでしょう?

もちろん、外国から大借金をした挙句、その巨額の借金に対して一方的に返済停止宣言(これをデフォルトといいます。デフォルト:一般に債券の利払いが停滞したり、元本の償還が不能になったことです。借入金の返済ができないときに使うケースもあります)したロシアなどの例もあります。ただロシアなどは資源産出国(石油・天然ガス・金属)で、世界に資源を売り出す立場です。黙っていても買い手のほうからやってきます。

韓国はそのような国家ではありません。日本と同じ「人の知恵」が資源の国家なのです。
また食糧自給率が低いところも日本と良く似ています。下に、日本の農林水産省のまとめた「食料自給率の推移」のデータを示します。
image35-4.gif
韓国の国民が、飢えず豊かに生活していくためには
1. 韓国の製品が信頼され、長く購入しつづけてもらい、それによって利益を上げること
2. 韓国人の人品が信頼され、継続的に取引を続けてもらえること
3. 10年前の経済破綻の傷がいまだいえぬ経済に対して、継続的に投資をしてもらうこと
が絶対に必要なのです。

食料の確保と経済に弱みを持つため、日本と同様、いやそれ以上に世界中から信頼されねばならない立場の韓国が、「デフォルト(借金踏み倒し)」などの暴挙に出れるはずが無いのです。
 
(第34回 終わり. 文責:上田@生物)
  
 
From 住吉校の部屋
 

2008年10月07日

E-文 826<第13回>

E-文826
            〜第13回「第5文型と分詞」〜
  
 こんにちは、Mr. Oです。前回、分詞は基本的に形容詞の働きをすることを紹介しました。そして、形容詞には名詞を修飾する『限定用法』と、文の補語になる『叙述用法』があるんでしたね。前回までに限定用法と、叙述用法のうち、主格補語(SVCのC)になる分詞の構文を勉強しましたから、今回は目的格補語(SVOCのC)になる分詞を扱います。
  
■目的格補語になる分詞
1. He kept his friend waiting for an hour and a half.
「彼は友達を1時間半待たせた」
2. He heard Mary singing the song.
「彼はメアリーがその歌を歌っているのを聞いた」
3. He heard the song sung in English.
「彼はその歌が英語で歌われるのを聞いた」
4. I don’t like you going out at night.
「私は君が夜に出掛けるのは好きではない」
5. She found the movie boring.
「彼女はその映画はつまらないと思った」
6. We successfully made her surprised.
「私たちは彼女を驚かせるのに成功した」

◇それでは解説です。目的格補語になる分詞(1〜6番)。
1. He(S) kept(V) his friend(O) [waiting for an hour and a half](C).「彼は友達を1時間半待たせた」
●思い出して下さい。分詞には現在分詞と過去分詞の2つの形があるんでしたね。そして、現在分詞になるのは能動・進行のとき、過去分詞は受動・完了のときでした。これはもちろん、目的格補語(SVOCのC)に分詞をとったときでも同じですよ。
1番はwaitingという現在分詞が目的格補語にきています。つまり、his friend was waitingという能動関係があるんですね。E-文第2回でも触れましたが、「待たせる」という日本語訳からkept his friend waitedと書いてしまう人が多いですから注意して下さい。見るべきはSVOCのOとCに能動関係があるのか、受動関係があるのか、ということです。

2. He(S) heard(V) Mary(O) singing the song(C).「彼はメアリーがその歌を歌っているのを聞いた」
●1番もそうでしたが、すでに勉強した記憶のある形ですね。知覚動詞hearが使われています。知覚動詞はSVOCのCの位置に原形不定詞、現在分詞、そして過去分詞を置くことができる、ということを思い出して下さい。Mary was singingという能動関係、見えましたね。

3. He(S) heard(V) the song(O) [sung in English](C).「彼はその歌が英語で歌われるのを聞いた」
●知覚動詞、そして前回の現在分詞・過去分詞の違いをきっちり理解した人にとっては全く問題ないはずです。しつこいですが、SVOCのOとCの関係を見るんですよ。過去分詞sungが使われているので、受動・完了ですね。さらに、ここではsing A「A[歌]を歌う」という他動詞が使われていますから、受動・完了のうち受動です。(この判別があやしい人はE-文第12回へ!)the song was sung in Englishです、大丈夫ですね。

4. I(S) don’t like(V) you(O) [going out at night](C).「私は君が夜に出掛けるのは好きではない」
●4番は少し見慣れないかもしれませんが、ここまで理解できた人は構造が見えるはずです。誰が夜出掛けるのかと言うと、目的語のyou「君」です。使役動詞や知覚動詞だけでなく、このようなlikeも目的格補語に分詞をとることができます。他にwant「欲する」も同様の形をとります。

5. She(S) found(V) the movie(O) boring(C).「彼女はその映画はつまらないと思った」
●主格補語でも取り上げた分詞形容詞を使った例文を最後に紹介しましょう。分詞形容詞とは、分詞から派生して形容詞として区別されているもののことでしたね。ここでも注目してもらいことは同じです。現在分詞か、過去分詞か。能動関係か、受動関係か。
5番はboringという現在分詞が使われています。また、bore Aは「Aを退屈させる」という意味の他動詞ですから、boringは「退屈させるような」つまり「つまらない」という意味になるんでしたね。the movie was boring「その映画はつまらなかった」という関係、明確に見えていますね。

6. We(S) successfully made(V) her(O) surprised(C).「私たちは彼女を驚かせるのに成功した」
●6番は他動詞surprise A「Aを驚かせる」の過去分詞です。つまり、「(自分が)驚く」という自動詞の意味をもつようになるんです。だから、she was surprised「彼女は驚いた」という関係が成立するんですね。E-文第12回では、現在分詞の分詞形容詞を紹介しましたので、今回はそれらが過去分詞の形をとったものを紹介して終わることにしましょう。他動詞が過去分詞になる、つまり受動の意味を持つんですから、「自分が」という自動詞の意味をもっているんですよ。excited「興奮している」、disappointed「がっかりしている」、bored「退屈している」、pleased「喜んでいる」などが例です。
 
いかがでしたでしょうか。今回は簡単だと思った人は、分詞が身についてきている証拠です。形容詞の働きをもつ分詞はこれで終わり。次回は副詞の働きをもつ分詞構文のお話です。しっかりついてきて下さいね。それでは、また。

(E-文 826<第13回>おわり。)文責;Mr. O


From 西宮校の部屋

2008年10月06日

今週の予定

 
今週の予定
 
・〜10月7日(火)  特別講義期間
・10月8日(水)    10月期スタート
・10月13日(祝・月) 授業あり
 
冬期講習校外生の募集が始まっています。
  
<イベント予定>
10月下旬: 現役合格の扉(高2対象)
11月16日(日)・23日(日)・24日(祝月) プレウインターフェスタ
 
 
From 研伸館からのお知らせ

2008年10月05日

E−文826(第12回)

E-文826
              〜第12回「能動・進行vs受動・完了」〜
  
 こんにちは、Mr. Oです。今回から分詞に話を移します。分詞には現在分詞・過去分詞とあり、使われ方が異なっています。その違いを理解するとともに、分詞が修飾する語は何か、ということにも注目してみて下さい。
 
■分詞の修飾関係
1. She looked at the sleeping baby.
「彼女は寝ている赤ちゃんを見た」
2. There was a baby sleeping in the next room.
「隣の部屋に寝ている赤ちゃんがいた」
3. A baby sleeping in the next room, you should speak more quietly.
「隣の部屋に赤ちゃんが寝ているので、もっと静かに話すべきだ」
4. The broken bicycle is mine.
「その壊れた自転車は私のだ」
5. The movie played by the actor was fantastic.
「その俳優が演じた映画はすばらしかった」
6. The package just arrived is from my cousin.
「たった今届いた荷物は従兄弟からだ」
主格補語になる分詞
7. My father loved watching baseball on TV.
「父はテレビで野球を見るのが大好きだ」
8. Terry sat surrounded by his students.
「テリーは生徒に囲まれて座っていた」
9. Please remain seated until the seatbelt sign in turned off.
「シートベルトのサインが消えるまで座席をお立ちにならないようお願い致します」
10. The game we watched last Saturday was exciting.
「私たちが先週の日曜日みた試合は面白かった」
11. The result was disappointing to the members.
「結果はメンバーにとって期待はずれだった」

◇それでは解説です。分詞の最も基本的な働きは、形容詞としての働きです。そして、形容詞には2つの用法があるんです。1つが『名詞を修飾する』という限定用法、そしてもう1つが『文の補語になる』という叙述用法です。
前半部は分詞の修飾関係(1〜6番)。名詞を修飾する、限定用法に焦点を当てます。

1. She(S) looked at(V) [the sleeping baby](O).「彼女は寝ている赤ちゃんを見た」
●1番は、E-文第9回で少しだけ取り上げた英文です。動名詞と分詞の違いとして扱いました。下のような英文でしたね。
[The zipper on my sleeping bag](S) was broken(V).「寝袋のジッパーは壊れていた」
sleeping bagは寝袋。the bag for sleeping「寝るための袋」という形が大切なんでしたね。そして、bagとsleepには主述関係がありませんでした。
それに対して1番のsleeping babyは「寝ている赤ちゃん」、つまりthe baby was sleepingという主述関係があるんです。どちらもV’ing+[名詞]という形をもっているので判別が難しく感じるかもしれませんが、分詞のときには主述関係があり、動名詞のときにはない、という決定的な違いがあります。
ところで、1番の分詞sleepingが修飾している語は何でしょうか。もちろん、babyですね。このように、分詞を用いて名詞を修飾するとき、その分詞が1語であるときは、分詞を名詞の前に起きます。1語のときだけですよ。

2. There(M) was(V) [a baby sleeping in the next room](S).「隣の部屋に寝ている赤ちゃんがいた」
●1番が分詞を名詞の前に置く、前置修飾であったのに対して、2番は分詞を名詞の後ろに起きます。後置修飾と呼ばれるものです。後置修飾は、分詞が2語以上のカタマリであるときに置きます。
1〜2番をまとめると、名詞を修飾するとき、分詞が1語だけなら[分詞+名詞]という語順、分詞が2語以上のカタマリなら[名詞+分詞]の語順にするということです。

3. A baby sleeping in the next room(M), you(S) should speak(V) /more quietly(M).「隣の部屋に赤ちゃんが寝ているので、もっと静かに話すべきだ」
●3番は実は限定用法ではないのですが、1〜2番と対比させるために紹介しておきます。一見[名詞+分詞]という2番と同じ形をしているように見えます。しかし、文の要素を考えると2番とは全く異なっていることが分かります。2番はa baby sleeping in the next room名詞句として働いています。しかし、3番は全く同じカタマリですが副詞句として働いているんです。この3番、分詞構文と呼ばれるものです。これは、後で詳しく取り上げます。いま理解してもらいたいのは、分詞(又は分詞のカタマリ)がどの品詞の働きをもっているかが分詞の用法を決定するということです。ここでも文型の大切さが分かります。

4. [The broken bicycle](S) is(V) mine(C).「その壊れた自転車は私のだ」
●1〜3番はV’ingという現在分詞を用いた英文でした。今度はV’p.p.という過去分詞を使った英文を紹介しましょう。過去分詞もまた、限定用法で使われます。名詞bicycleを修飾していますね。そして、分詞が1語ですから名詞の前に置いています。前置修飾です。
ここで、現在分詞と過去分詞の違いについて触れておきます。現在分詞の形をとるのは能動関係と進行形。そして過去分詞の形をとるのは受動関係と完了形なんです。受動と完了は意味が全く異なってしまいますから、その判別が大切です。その判別をするためには、動詞をみればいいんです。5〜6番に移りましょう。

5. [The movie played by the actor] was(V) fantastic(C).「その俳優が演じた映画はすばらしかった」
●過去分詞は受動と完了、と書きました。さらに詳しく言うと、他動詞のときは受動、自動詞のときは完了です。5番を見て下さい。playという動詞は他動詞です。つまり、受動で使われているんですね。the movie was played by the actorという受動関係が見えますね。

6. [The package just arrived](S) is(V) /from my cousin(M).「たった今届いた荷物は従兄弟からだ」
●6番は自動詞arriveが使われています。自動詞ですから、完了です。the pack has just arrivedという関係です。自動詞と他動詞の区別が怪しい人はE-文第1回に戻ってください。

後半は主格補語です(7〜11番)。1〜6番で限定用法を取り上げましたので、今度は叙述用法(文の補語になる)です。その中でも今回は主格補語だけに焦点を当てます。主格補語とは、SVC第2文型のCのことです。

7. My father(S) loved(V) [watching baseball on TV](C).「父はテレビで野球を見るのが大好きだ」
    ●現在分詞ですから、能動・進行ですよ。「父が見る」んですね。基本は同じです。

8. Terry(S) sat(V) [surrounded by his students](C).「テリーは生徒に囲まれて座っていた」
●今度は過去分詞です。受動・完了でしたよね。さらに、surround A「Aを囲む」は他動詞ですから、8番は受動です。Terry was surroundedという受動関係が見えて下さいね。

9. Please(M) remain(V) seated(C) /until the seatbelt sign in turned off(M).「シートベルトのサインが消えるまで座席をお立ちにならないようお願い致します」
●飛行機に乗ると必ず聞くこのフレーズを聞きますね。これも分詞の限定用法、主格補語です。seatという動詞の意味を「座る」だと勘違いしている人はいませんか?これはseat A「Aを座らせる」という他動詞なんです。他動詞の過去分詞ということは、受動関係。そして、「座らせる」を受動態にしてようやく「座る」という意味になるんです。これで9番になぜ過去分詞が使われているのか、明確につかめましたね。

10. [The game we watched last Saturday](S) was(V) exciting(C).「私たちが先週の日曜日みた試合は面白かった」
●最後に、分詞形容詞を紹介しておきます。分詞形容詞とは、分詞から派生したもので、分詞とは形容詞として区別されているものです。他動詞excite A「Aを興奮させる」を現在分詞にするとexciting「興奮させるような」となります。ここから派生して「面白い」という意味に繋がっています。10番がその例です。

11. The result(S) was(V) [disappointing to the members](C).「結果はメンバーにとって期待はずれだった」
●11番も同様です。disappoint A「Aをがっかりさせる」、disappointing「がっかりさせるような」から派生して「期待はずれな」という意味になっています。このような分詞形容詞はexciting「面白い」、disappointing「期待はずれな」の他に、surprising「意外な」、boring「つまらない」、pleasing「楽しい」などがあります。
  
いかがでしたでしょうか。現在完了と過去完了が含む意味の違い、見えてきましたか。能動・進行という現在分詞、受動・完了という過去分詞、という見方をしていれば、きっとこれまで以上に読みやすくなってくると思います。その際に、自動詞と他動詞の区別をする練習も怠らないで下さいね。何事も基本が大事なんです。それでは、また。
  
  
(E-文 826<第12回>おわり。)文責;Mr. O
  
  
From 西宮校の部屋
  

2008年10月04日

E−文826(第11回)

E-文826
                 〜第11回「動名詞を用いた表現」〜
  
 こんにちは、Mr. Oです。今回で動名詞は終わりです。動名詞を使った、様々な特徴的な慣用構文を取り上げていきますね。それでは、スタートです。

■動名詞を用いた表現
1. This bike needs repairing.
「この自転車は修理する必要がある」
2. It is worth while visiting the museum in Chicago.
「シカゴにあるその美術館は訪れる価値がある」
3. It goes without saying that Kenshinkan is the best preparatory school.
「研伸館が一番良い予備校であることは言うまでもない」
4. On seeing me, he ran away.
「私を見るとすぐに彼は逃げた」
5. On her entering the room, he ran away.
「彼女が部屋に入ってくるとすぐに彼は逃げた」
6. It is no use crying over spilt milk.
「覆水盆に返らず」

◇それでは解説です。動名詞を用いた表現です(1〜6番)。
1. This bike(S) needs(V) repairing(O).「この自転車は修理する必要がある」
●1番は受動動名詞と呼ばれる形です。なぜこのような名前がついているのでしょうか。この本動詞need(助動詞needではないですよ。違いはE-文第5回参照!)は、不定詞のときは能動、動名詞のときは受動の意味を表します。
    [1] This bike(S) needs(V) repairing(O).
    [2] This bike(S) needs(V) to be repaired(O).
    [3] I(S) need(V) [to repair this bike](O).
[1]は1番の英文で、[2]はそれをto不定詞で書き換えた英文です。先ほど書いた通り、本動詞needはto不定詞のときは能動を表しますので、to be repairedと受動態で書かなければなりません。バイクが修理するんではなくて、「修理される」んですからね。しかし、[2]の形はあまり用いられません。[1]の形で書くか、主語を変えてしまいましょう。[3]のように「私が修理する」という英文ならば能動の意味ですからto不定詞が使えますね。
このような受動動名詞をとる動詞は他に、want「必要がある」やdeserve「価値がある」などがあります。

2. It(仮S) is(V) worth while [visiting the museum in Chicago](真S).「シカゴにあるその美術館は訪れる価値がある」
●2番は形式主語構文が使われています。動名詞句が真主語ですね。worth while V’ing=worth while to V’で「V’する価値がある」という意味の構文です。このwhileは「時間」という意味の名詞。だからこそ、その後ろには動名詞もto不定詞もくることができるんです。

3. It(S) goes(V) /without saying that Kenshinkan is the best preparatory school(M).「研伸館が一番良い予備校であることは言うまでもない」
●It goes without saying that S’V’「S’がV’するのは言うまでもない」という慣用表現です。とても忘れられやすいですから、何度も声に出して暗唱しましょう。

4. On seeing me(M), he(S) ran away(V).「私を見るとすぐに彼は逃げた」
    ●on V’ingで「V’するとすぐに」という意味になります。書き換えると、
        As soon as he saw me(M), he(S) ran away(V).
です。onは前置詞なので4番では動名詞句が続いていますが、as soon asは接続詞ですから、書き換えた英文は後ろにhe(S’) saw(V’) me(O’)という節がきています。

5. On her entering the room(M), he(S) ran away(V).「彼女が部屋に入ってくるとすぐに彼は逃げた」
●前回勉強した、動名詞の意味上の主語があります。4番と同じようにas soon asという接続詞で書き換えてみます。
        As soon as she entered the room(M), he(S) ran away(V).
As soon asを含んだ副詞節の主語(she)は、文全体の主語(he)とは異なっていますね。「彼女が部屋に入って」、「彼が逃げた」んです。
    ちなみに、in V’ing「V’したとき」という表現もありますからここで紹介しておきますね。これも意味上の主語を用いてin A(’s) V’ing「AがV’したとき」と表現することができます。

6. It(S) is(V) no use(C) /crying over spilt milk(M).「覆水盆に返らず」
●6番はことわざですね。It is no use V’ing=There is no use V’ing「V’しても無駄だ」という構文を使っています。「こぼしてしまったミルクを嘆いても無駄だ」という日本語訳から「覆水盆に返らず」ということわざに繋がっているんですね。
    最後に、動名詞を用いた慣用例文をもう少し紹介しておきます。cannot help V’ing「V’せざるを得ない」、feel like V’ing「V’したい気がする」、There is no V’ing「V’することはできない」、never V without V’ing=whenever S’V’, SV「(Sが)Vすると必ず(S’が)V’する」などがあります。

いかがでしたでしょうか。今回は6つと少なめでしたが、どれも覚えておくべき大切な慣用構文です。書きながら、発音しながら、五感をフル活用して少しずつ覚えていきましょう。それでは、また。
  
(E-文 826<第11回>おわり。)文責;Mr. O


From 西宮校の部屋

2008年10月03日

E−文826(第10回)

E-文826
                〜第10回「動名詞句⇔that節」〜
 
 こんにちは、Mr. Oです。今回も動名詞。その中でも意味上の主語、否定、そして時制をとりあげます。これらは動名詞句を使わずにthat節で書き換えたときに間違えやすいですから、しっかりついてきて下さい。

 ところで、今回から1回分で取り上げる量を減らし、代わりに更新頻度を増やすようにします。これまで以上にコツコツ積み上げていきましょう。
  
■意味上の主語・否定
1. I was afraid of missing the last train.
「最終列車に間に合わないのではないかと心配だった」
2. Thank you for (your) coming.
「来てくれてありがとう」
3. I don’t like his talking rudely.
「彼が無礼に話すのが好きではない」
4. Do you mind John coming to the party too?
「ジョンもパーティに来て構いませんか」
5. He insisted on not going there.
「彼はそこに行かないと主張した」
動名詞の時制
6. He is proud of his father being a doctor.
「彼は父親が医者であることを誇りに思っていた」
7. He was proud of his father having been a doctor.
「彼は父親が医者であったことを誇りに思っている」
8. I don’t understand him not having been awarded the first prize.
「彼が1等賞をもらわなかったわけが分からない」

◇それでは解説です。最初は動名詞の意味上の主語・否定から(1〜5番)。
1. I(S) was afraid of(V) [missing the last train](O).「最終列車に間に合わないのではないかと心配だった」
●不定詞の場合と同様、動名詞も文の主語と一致しているとき、意味上の主語は普通書きません。1番は以下のように書き換えられます。
        I(S) was afraid(V) [that I might miss the last train](O).
    このように意味上の主語と文の主語が一致しているから、省略されているんです。

2. Thank(V) you(O) /for (your) coming(M).「来てくれてありがとう」
●2番の動名詞coming、意味上の主語はyouです。しかし「感謝している」のは「私」ですね。意味上の主語が、直前の動詞の目的語であるとき、1番と同様意味上の主語を普通書きません。しかし、よく使われる構文ですし、2番の英文をそのまま覚えてしまいましょう。

3. I(S) don’t like(V) [his talking rudely](O).「彼が無礼に話すのが好きではない」
    ●不定詞の意味上の主語をどのように表したか、覚えていますか。
It(仮S) won’t be(V) hard(C) [for him to pass the exam](真S).「彼が試験に通るのは難しくないだろう」
It(S) is(V) very nice(C) /of you to help me move out(M).「引っ越しを手伝ってくれるなんて、君はとても親切だ」
このように、前置詞forやofに目的格が続く形でしたね。この違いについてはE-文第8回を見て下さい。
さて、動名詞の意味上の主語はどのように表すのか、3番を見て下さい。他動詞like+所有格his+動名詞talkingという形になっています。このように、動名詞の意味上の主語を表すとき、前置詞は用いません。また、所有格hisを目的格himで書いても構いません。つまり、
    I(S) don’t like(V) him(O) [talking rudely](C).
でもいいんですね。意味は変わりませんが、目的格を使ったときの方がくだけだ言い方になります。

4. Do(Aux) you(S) mind(V) John(O) [coming to the party](C) /too(M)?「ジョンもパーティに来て構いませんか」
●Do you mind V’ing?「V’しても構いませんか」という構文は以前にも出てきましたね。たとえばE-文第5回21番。
Would(Aux) you(S) mind(V) [closing the window](O) /for me(M)?「窓を閉めていただけますか」
この英文の動名詞句「窓をしめること」の意味上の主語は誰でしょうか。省略されているんですから、文の主語であるyouですよ。「あなたが窓を閉めること」を「イヤだと思う」かどうか尋ねているんです。しかし、4番は違います。意味上の主語Johnがありますね。ちなみに目的格で使われています。「ジョンも来ること」を「あなたがイヤだと思う」かどうか尋ねています。

5. He(S) insisted on(V) [not going there](O).「彼はそこに行かないと主張した」
●5番は動名詞の否定です。不定詞のときと同様、否定語notの位置に注目して見て下さい。動名詞の直前ですね。「そこに行くこと」という動名詞句を否定するのですから、その直前においてnot going there「そこに行かないこと」として下さい。

◇それでは動名詞の時制です(6〜8番)。
6. He(S) is proud of(V) his father(O) [being a doctor](C).「彼は父親が医者であることを誇りに思っている」
    ●6番の英文をthat節を使って書き換えると、
        He(S) is proud(V) [that his father is a doctor](O).
となります。不定詞でも扱った、動名詞の時制と述語動詞の時制の差ですね。6番動名詞と述語動詞が同じ時をあらわすので、that節のisを動名詞に換えたbeingが使われています。

7. He(S) was proud of(V) his father(O) [having been a doctor](C).「彼は父親が医者であったことを誇りに思っていた」
●6番に対して7番は完了形が使われています。というのも、述語動詞の表す時より前に動名詞の表す時があるからです。「誇りに思っていた」ときよりも、「父親が医者であった」ときの方が昔ですね。このとき、助動詞haveを動名詞にし、have+V’p.p.とします。ちなみに7番を書き換えると、次のようになります。
        He(S) was proud (V) [that his father had been a doctor](C).
that節内の時制と文全体の時制が異なりますから、過去完了形・大過去の用法が使われています。

8. I(S) don’t understand(V) him(O) [not having been awarded the first prize](C).「彼が1等賞をもらわなかったわけが分からない」
●8番はいろいろ混ざっています。意味上の主語、否定語、時制のずれ、そして受動態です。まずはthat節で書き換えましょう。
        I(S) don’t understand(V) [that he wasn’t awarded the first prize](C).
「彼が1等賞をもらわなかった」ことについて「私が分からない」んですね。意味上の主語が文の主語と異なっています。また、「もらわなかった」と否定語が使われている上に、「もらわなかった」ときと「分からない」ときとは異なります。ここで注意しておいてもらいたいのは、that節で書き換えたとき、いつでも過去完了形を使えばよい訳ではないことです。文全体の時制は現在形ですから、過去形を使って下さい。もちろん、彼は賞を「授与される」んですから受動態です。動名詞を使うときはbeing+V’p.p.という形になります。8番は完了形と組み合わせて使っているので、having been+V’p.p.です。

いかがでしたでしょうか。動名詞句をthat節に書き換える練習だけでなく、逆にthat節を動名詞句に書き換える練習もしていって下さいね。それでは、また。
  
(E-文 826<第10回>おわり。)文責;Mr. O
    
  
From 西宮校の部屋

2008年10月02日

入試情報Tips(第5回)

 
Mr.Yの入試情報Tips 第5回
 

こんにちは、1週間ぶりとなりますMr.Yです。本格的に寒くなり始めています。

乗り物や建物内でも暖房がついているところも増え、寒暖差の影響で風邪を引い

たという連絡を聞くようになりました。高3生はこれからの3ヶ月が正念場です

ので、体調の管理には充分気をつけましょう。

進路相談を受けて、よく耳にすることとして、あまり多くの大学に設置されていない

学部を希望した場合に、大学選びが難しいという声を聞きます。

また、国公立にはそれなりに存在するが、私立にはあまり設置されていない学部に

関しても相談をうけます。もし見つけることができない場合は、まず研伸館の進学

アドバイザーに相談いただければ、条件に即した大学を一緒に探します。

今回は、今年の新設大学・学部・学科の一部を掲載させていただきます。その中に

は私立では余り多く設置していない学部・学科も選んだつもりですので、一度ご確

認いただき、興味のある学部・学科を見つけることができれば、是非、大学案内を

取り寄せてみて下さい。

<大学の新設>

大阪保健医療大学 保健医療学部  リハビリテーション学科
          (理学療法学専攻60人 作業療法学専攻40人)

<学部の新設>

関西学院大学   教育学部  幼児・初等教育学科/臨床教育学科
            (幼児・初等教育学科280人 臨床教育学科70人)

神戸国際大学   リハビリテーション学部  理学療法学科80人

<学部の設置届出>

同志社大学    心理学部  心理学科150人

同志社女子大学  表象文化学部 (英語英文学科160人 日本語日本文学科130人)

甲南大学     フロンティアサイエンス学部 生命科学科35人

         マネジメント創造学部 マネジメント創造学科180人

<学科の設置届出>

神戸女子大学   健康福祉学部  健康スポーツ栄養学科60人

などが一部としてあげられます。それ以外にもたくさんの大学が今年も学部・学科

の改組や設置などをしていますので、一度各校舎の情報スペースなどで、情報誌を

確認してみるのもいいかと思います。
 
以上

(入試情報Tips<第4回>: 文責:Mr.Y)
 
 
From 受験の部屋

2008年10月01日

Biological Stories 34(韓国激動(3))

Biological Stories 34
                   〜韓国激動(3)〜

【ソウル2日聯合】政府が対日貿易赤字の解消を目指し短期対策を進める方針を固めた。知識経済部は2日、国会知識経済委員会に提出した業務現況報告を通じ、対日貿易赤字の解消に向けた対日輸出支援策などを明らかにした。

知識経済部は対日輸出市場の開拓と輸入代替に苦慮する貿易業界を対象に、資金や人材、
マーケティングなどの総合支援対策を設ける方針だ。支援対策には、日本の大手流通企業の購買担当者を招いての商談会開催、インターネットショッピングモールを通じた日本の通信販売市場への進出、輸出マーケティングのための現地ネットワーク強化、対日輸出保険支援の強化などの内容が盛り込まれる予定だ。

対日貿易は部品・素材のみならず自動車など消費財部門の不均衡も深刻で、年初から先月20日までの対日貿易収支は222億3000万ドルの赤字を記録し、前年同期の188億5000万ドルに比べ18%急増した。対日貿易赤字は2006年に254億ドル、2007年に299億ドルと2年連続で過去最高を更新し、今年は300億ドルを超えることが確実視されている。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2008/09/02/0200000000AJP20080902001400882.HTML

↑ 引用ここまで

これは9月2日付の韓国発の記事です。
韓国で莫大な対日赤字が発生し続け、その解消のために政府主導で総合支援対策を設ける方針だ、ということを知らせています。

ウォン安はこの増え続ける対日赤字に悪影響を及ぼしてしまうのです。

韓国型加工貿易

日本は「他国より原材料を輸入して素材や部品をつくりだし、それを組み立てて製品化し商品として輸出」している加工貿易国家です。
韓国は「他国(後述)から部品を輸入して加工し、商品にして輸出」している貿易国家です。

・・・一見両国は似た産業体制に見えます。

ウォン安になると「まず部品を輸入する値段」が上がってしまい、結果的に
売り出す商品の値段も上がってしまうのです。

しかし、日本では円安は歓迎されていたはずです。円安になれば株価(日経平均)が上昇して景気が良くなり、円高になれば株価が低迷して何となく不景気になる・・・。
なぜ、韓国ではこれと同様の流れにならないのでしょうか?

話は簡単です。
日本の場合、輸入している物の多くは石油や鉱石などの、人の手が加えられる前の単なる物質だからです。ですので、輸入量が膨大なわりに安いのです。
円安になると確かに石油や鉱石などの仕入れ値が上がりはしますが、そこから部品や工業素材、工業製品を作り出す過程で大きな技術料を上乗せしていますので、通貨安で少々材料費が上がりコストがかさんでも、大赤字になってしまうほどの大損害にはなりにくいのです。
それよりも、円高で製品が売れなくなってしまうと、せっかく造った製品に込められた技術料を受け取ることができなくなります。よって日本の場合、材料費がかさむ面より商品が売れやすくなる面を重視して円安を歓迎する空気があるのでしょう。

それに対して韓国の場合、石油や鉱石から製品を作り出しているのではありません。
いや、石油でさえ一度日本が輸入した物をさらに日本から買っているといわれています。
韓国が(比較的高品質・比較的低価格で)売り出している製品は、多くの場合、日本の企業が作り出した工業部品を取り寄せて、韓国内で組み立てて製品化しているのです。
つまり、輸入した部品には既に日本の技術料が上乗せされており、仕入れた時点でそれなりの高価な値段になっているのです。

この構造がある故に、ウォン安(本当は円高)は韓国に悪影響を及ぼすのです。

かといって、日本からの部品輸入を止め、他国の部品にかえることはできません。
韓国産の工業製品の(他の発展途上国産工業製品に対する)技術的優位は、日本産の工業部品を利用することで生じたものだからです。
それに製品を加工する産業機械そのものが日本産なので、急にヨーロッパ製部品等に切り替えられないとも言われています。

とはいえウォン安のコストに耐えきれずに価格を上昇させると、
→似たような値段なら消費者はより高性能な日本製品を買う。

価格を一定に保つため性能の低い安い部品を使うと、 
→似たような性能なら消費者はより低価格な中国製品を買う。

となってしまいます。
「低価格、それなりの性能」という位置づけで韓国の製品は世界中に売られてきたのですが、ウォン安によって韓国製品はどちらの面でも魅力的でなくなりつつあるのです。

韓国消費者の特徴

しかも上にも引用しましたが韓国人にとって、韓国内でつくられた食料品や生活雑貨・家電や車は余り魅力的でないようです。
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↓引用ここから

対日貿易は部品・素材のみならず自動車など消費財部門の不均衡も深刻で、年初から先月20日までの対日貿易収支は222億3000万ドルの赤字を記録し、前年同期の188億5000万ドルに比べ18%急増した。対日貿易赤字は2006年に254億ドル、2007年に299億ドルと2年連続で過去最高を更新し、今年は300億ドルを超えることが確実視されている。

↑引用ここまで
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アメリカ産牛肉の輸入に反対して、国内が混乱する程の規模のデモしたにも関わらず、アメ牛肉が輸入再開するとたった5時間で売り切れたというニュースもある程です。

精肉店で販売された米国産牛肉、5時間で売り切れ
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=101992&servcode=300§code=300次回は、さらに、韓国経済が抱える問題点とウォン安の悪影響についてお話いたしましょう。
  
(Biological Stories 第34回 終わり。 文責:上田@生物)
  
  
From 住吉校の部屋