E-文 826<第81回>
E-文826
〜第82回「意味を付け足す挿入」〜
こんにちは、Mr. Oです。今日は挿入を勉強します。文中や文末に語句や節を置いて、意味を付け足すものです。主にコンマやダッシュ、カッコなどを用いて表されます。
■挿入
1. It is unclear, however, whether the method is effective or not.
「しかしながら、その方法が効果的であるかどうかは不明だ」
2. Sam is more likely than Richard to get grumpy.
「サムはリチャードより不機嫌になりやすい」
3. She is, as far as I know, considerate of others.
「彼女は、私の知る限りでは他人に思いやりがある」
4. Mike (his major is statistics) can help you with that.
「統計学を専攻しているマイクが、その手助けができるよ」
5. Too much drinking, you know, causes bad health.
「飲みすぎは、ご存知のように健康に悪い」
6. When does the letter say the party will start?
「手紙によるといつパーティが始まるんですか」
7. She is the person who I think will be a help to you.
「彼女は君にとっての助けとなる人だと思う」
8. I have no heart, to tell the truth, to tell him the truth.
「実を言うと、彼に真実を伝える勇気がない」
9. My pen pal, visiting Japan, came to see me last week.
「私のペンフレンドは先週、日本を訪れて私に会いに来てくれた」
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それでは解説です。今日は挿入を勉強しましょう(1〜9)。
1. It(仮S) is(V) unclear(C), /however/(M), [whether the method is effective or not](真S).「しかしながら、その方法が効果的であるかどうかは不明だ」
●文中に、独立的に語句を入れることを挿入といいます。例えば1番ならば、however「しかしながら」という副詞が挿入されていますね。もちろん、このhoweverは文頭に置くこともできます。
挿入される語句は慣用的なので、そういった語句を覚えておくのが便利でしょう。例えばindeed「実際」、nevertheless「それにも関わらず」、therefore「したがって」といった語。さらに、as a rule「一般に」、in fact「実は」、for sure「確実に」などといった句も挿入されます。
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2. Sam(S) is more likely(V) /than Richard/(M) to get(V) grumpy(C).「サムはリチャードより不機嫌になりやすい」
● Sam(S) is more likely to get(V) grumpy(C) /than Richard(M).
という形が一般的ですね。(be likely to V’を句動詞として捉えています。)しかし、2番のように、than以下が比較級の直後の挿入されることもあります。
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3. She(S) is(V), /as far as I know/(M), considerate(C) /of others(M).「彼女は、私の知る限りでは他人に思いやりがある」
●語句だけでなく、節が挿入されるケースもあります。3番ならばas far as I know「私の知る限り」という節が挿入されていますね。これもやはり、文頭や文末に置くこともできます。
ちなみに、as far as I knowを削除しても文として成立します。
She(S) is(V) considerate(C) /of others(M).
このように、挿入部分を無視しても、原則それ以外の語句で文の構造が成立しているのが挿入である、ということもできます。逆に言うと、挿入に気づいたら無視して考えてみるのも一手です。シンプルな形の英文を考えてから、意味を付け足している挿入部分を考える、という手順を踏めばいいんですね。
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4. Mike (his major is statistics)(S) can help(V) you(O) /with that(M).「統計学を専攻しているマイクが、その手助けができるよ」
●4番は、カッコを用いた挿入です。このような、注釈的な節の挿入を行う場合はダッシュやカッコを用いることが多いのが特徴です。
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5. Too much drinking(S), /you know/(M), causes(V) bad health(O).「飲みすぎは、ご存知のように健康に悪い」
●5番はyou know「君は知っている」の目的語が「飲みすぎは健康に悪いこと」という構造が、もとの形です。このように、主節が文中に置かれる形の挿入もあります。このyou knowの代わりに、たとえばI think「私は思う」などをもってきても、もちろんいいですよ。
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6. When(M) /does the letter say/(M) the party(S) will start(V)?「手紙によるといつパーティが始まるんですか」
●6番のように、疑問詞のあとに主節を置くケースは、E-文第58回5番で勉強しました。
When(M) will(Aux) the party(S) start(V).「いつパーティが始まるんですか」
という形の英文の、疑問詞の後ろにdoes the letter sayが置かれたものです。(このとき、疑問文の形はdoes the letter sayがすでに作っているので、will the party startは、the party will startという語順に変化します。)
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7. She(S) is(V) [the person who I think will be a help to you](O).「彼女は君にとっての助けとなる人だと思う」
●7番は関係代名詞の後ろにI think「私は思う」が挿入されたものです。名詞節内の構造をみると、[the person (who(S) /I think/(M) will be(V) a help(C) /to you(M))]となっています。やはり、I thinkという挿入部分を無視しても文の構造が成立していますね。
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8. I(S) have(V) [no heart, to tell the truth, to tell him the truth](O).「実を言うと、彼に真実を伝える勇気がない」
●8番では、to tell the truth「実を言うと」という慣用的な表現が挿入されています。(これは独立不定詞と呼ばれるものです。E-文第9回6〜7番で紹介しました。)もちろん、これも文頭・文末に置いても構いません。
他にも、to be sure「確かに」やneedless to say「言うまでもなく」、to make matters worse「さらに困ったことには」など様々な独立不定詞がありますよ。
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9. My pen pal(S), /visiting Japan/(M), came(V) /to see me(M) /last week(M).「私のペンフレンドは先週、日本を訪れて私に会いに来てくれた」
●最後の9番は、E-文第15回2番の英文です。これは分詞構文ですね。ですから、これまでと同様、文頭や文末に置くことができます。これもやはり、visiting Japanを無視しても文の構造が成り立ちますね。挿入です。
いかがでしたでしょうか。あくまで意味を付け足しているのが挿入ですから、挿入に気づいたら目を奪われすぎず、基本の英文の意味や構造から考えるよう心がけたいですね。そのためにも、練習(そして暗唱)あるのみです。それでは、また。
(E-文 826<第81回>おわり。)文責;Mr. O
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