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Biological Stories<第53回>

第53回 試験に出る軟体動物

 前回に引き続き、今回も動物の写真を使って分類の勉強をしていきましょう。

前回のブログで扱った甲殻類は「節足動物門」の下の分類単位である「甲殻亜門」のグループでした。甲殻類という動物集団は、門としてひとかたまりで扱えるほど他の節足動物たちとかけ離れているわけではないのですが、「綱」のレベルで扱えるほどよく似た生物の集団と言うわけでもないので、やや中途半端な「亜門」という分類上の単位になっています。

しかし、「綱」なのか「亜門」なのかについては、入試問題として問うには細かすぎる内容なので「甲殻類」とあいまいな分類単位であつかわれています。

今回扱うのは、「脊椎動物門」とか「節足動物門」などと同じほど地球上で繁栄している動物の一大グループである「軟体動物門」です。

この軟体動物はグループの見た目の差異が大きいので説明されてもちょっと同じ仲間とは信じるにくく、注意が必要です。(だからこそ入試問題に出題されるのですが)

とりあえず軟体動物には、どんな動物たちが含まれるかあげていくことにしましょう。

・ 二枚貝の仲間・・・斧足綱
・ 巻貝の仲間・・・腹足綱
・ イカ・タコの仲間・・・頭足綱

あと、教科書には出てきませんがヒザラガイの仲間(多板綱)等もあります。
この他に掘足綱(ツノガイの仲間)や単板綱などがいるそうですが、一般的ではないので無視しても問題ないと思います。

まず二枚貝の仲間の写真から見ていきましょう。
二枚貝の仲間には、ハマグリ、アサリ、シジミ、ホタテガイなどがいます。
有名なハマグリの写真から。

0218_image_01.gif
(写真の出所)
http://www.eonet.ne.jp/~namadu/hamaguri.htm

さらにハマグリをもう一枚。
0218_image_02.gif
この写真だと二枚貝であると言うことはよく分かるのですが、生物的な興味より食欲をそそってしまうのが悲しいところです。

(写真の出所)
http://auction.jp.msn.com/item/75945468


次は、巻貝の仲間。こちらには、サザエやタニシがいます。陸棲のものにはカタツムリなどがあります。

0218_image_03.gif
(写真の出所)
http://pasoin.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_b331.html

この写真をみると、タニシのような巻貝はカタツムリと良くにていることが分かります。
というかカタツムリは分類上は立派な巻貝の仲間なのです。

0218_image_04.gif
(写真の出所)
http://namihit.at.webry.info/200707/article_14.html

あと、アメフラシ、ウミウシ、ナメクジなどは貝殻を背負っていませんが、分類上は巻貝の仲間に分類されます。


軟体動物といえばもうひとつわすれてはいけないのがイカ・タコの仲間である頭足類です。(試験には何の関係もありませんが、頭足類は海にすむ無脊椎動物の中で最も頭がいいといわれています。)

0218_image_05.gif
(写真の出所)
http://aquablueworld.net/archives/2005/04/23_squid.php

イカの写真を載せたのでタコの写真はやめておきましょうか。見慣れていると思いますし・・・。
頭足類の仲間にはこの他にオウムガイや絶滅したアンモナイトなどが含まれます。
このように現在では、軟体動物とひとくくりにされている生物たちは、姿もかたちも全く違ってしまっていますが、彼らは同じ軟体動物の仲間です。

今回も写真をよく見て、軟体動物にはどのような動物が含まれるか良く覚えてきましょう。

(Biological Stories<第53回>終わり。文責:上田@生物)
  
  
From 住吉校の部屋
  

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