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2011年05月25日

この夏、しっかりとした目標を持ち実行しよう!

みなさん、こんにちは。
 夏に向けて勉強の計画をそろそろ考えていきましょうね。
高1・2生の方は先日実施された到達度判定試験の結果が
そろそろ自宅に届いた頃だと思います。結果はどうでしたか?
クラスがあがった人は、4月までの学習成果が出ているのだと
思います。また、クラスが下がったりコースが変わった人は、もう
一度復習をしっかりとしましょう。
 また、個人面談には積極的に参加してくださいね。
 高3生の方はいよいよ夏期モードに入ってきました。先行申込
の結果とともに夏期受講申請書がまもなく自宅に郵送されます
ので内容をしっかり確認し受講申請してください。
受講講座に迷ったら担当講師や進学アドバイザーにすぐに相談
してください。

2011年05月18日

わかれば「できる」、できれば「楽しい」

こんにちは、休館期間中に納得のいく勉強はできましたか?
高校1、2年生は到達度判定試験が終了し、高校3年生は研伸館センター模試が近づいてきています。
こいうった大きな試験や、普段の勉強でもそうですが、終わった後は忘れないうちに繰り返し復習
することを心がけておいてください。復習すればその度に「わからない」が出てくるはずです。
また、何がわからないか「わからない」という人もいるのではないでしょうか。

「わからない」ということは先生から教わる言葉の意味を理解できてなかったのでは?
「とりあえず正解したから良い」「間違うことが恥ずかしいから合っているフリをする」等、わかった
つもりにはなっていませんか?
こういった問題を解決するためにどんどん勉強内容の質問に行ったり、面談機会があれば積極的に参加
するようにしてください。マイページを利用して質問するという方法も使えますよね。
マイページのログインはコチラ

先生よりアドバイスをうけた後等、心の中にちょっとでも「そのやり方で自分はうまくいくのかな??」
や「やったとしても今は大きく変わらないかも」というネガティブ要素はないですか?ひとまず動いて
みないと始まらないところもありますので、成績を向上させるために邪魔になっている物(気持ち)が
あれば早いうちから取り除いておきましょう。

2011年05月11日

勉強とクラブとのバランス

高校1年生の人は、そろそろ本格的にクラブが始まっているころでしょうか?
高校2年生の人は、先輩の引退に伴い、クラブの中心として活動を始めているのではないですか?

1学期の間に増える相談の一つとして、勉強とクラブの両立についてです。
確かに自分が選んで入部したクラブです。
一生懸命取り組みたいという気持ちはわかります。
しかし、その一方でクラブだけを頑張っても大学へは行けないという現実と向かい合ってください。
クラブに向ける情熱と同じくらい、勉強に、目標の大学へ情熱を向けてください。

どんなにクラブが厳しくても、帰宅してから寝るまでに必ず勉強できる時間はあるはずです。
疲れて帰ると、すぐに寝てしまうという人は、朝早く起きるようにしましょう。
15分あれば、単語を覚えたり、数学の問題を1問解くこともできます。

勉強とクラブの両立が難しくなるというのは、実は自分の生活を見直すチャンスでもあります。
勉強で得る知識、クラブで得る人との絆。
どちらも今後の人生に大きく影響を与えるものです。
どちらか一方ではなく、どちらも1番に考える。
現役合格した先輩たちの中には、そんな人がたくさんいます。

もしどうしても難しいと感じたときは、一人で悩まず、担当の先生や進学アドバイザーに相談してみてください。
過去の先輩たちの例も踏まえ、ベストの状態を提案できると思いますよ。

<合格体験記より>
大阪大学工学部合格
 高2のとき、部活との両立が大変で勉強を犠牲にしてしまう時もありましたが、
 考えこまず気楽に好きな教科を勉強したり、単語を覚えたりすれば受験に役立つと思います。

同志社大学商学部合格
 志望校が決まらず、何がやりたいのかも分からず焦る毎日でした。
 部活で忙しいと思いますが、勉強に慣れたり、姿勢を作り出すことが大切だと思います。

2011年05月09日

サイエンス

2月に発売された吉田信夫先生(研伸館数学科)の著書

 “ガウスとオイラーの整数論〜中学入試算数が語るもの〜”

は読みましたか?

cover2.jpg

灘中の入試算数を例題として初等整数論を紹介しており、大学入試に向けて楽しく整数を学ぶことのできる本です。
少し難しい部分もあるかも知れませんが、ぜひ、チャレンジしてみてください。

実はこの本、技術評論社の“知りたい!サイエンス”というシリーズのうちの1冊になっています。
このシリーズは、「中高生」から「勉強したい大人」までを対象として、「ミクロな生命」から「宇宙の果て」まで、また「生活や震災に関わる科学」から「数学の愉しみ」まで幅広いテーマで展開しています。
先日、このシリーズが100タイトルを超え、それを記念して、多くの書店で「知りたい!サイエンス★100点フェア」が開催されています。
紀伊國屋書店、ジュンク堂書店に加え、阪急西宮ガーデンズのブックファーストや、京都大学生協、同志社大学生協でも開催されています。

書店で見かけたら、手にとってみてくださいね。

2011年05月06日

理科のちょっと面白い話(第7回)

〜それは誤解でした〜 

お久しぶりでございます。今回は植物のお話をひとつ。

水や光,栄養塩類などの資源が限られているとき,それを奪い合うような生物同士の関わり合い(相互作用)を生物学では競争と呼びます。外来植物のセイタカアワダチソウは戦後一気に日本国内で分布域を広げましたが,それは根から他の植物の生育を阻害する物質を分泌することで競争に勝って分布を広げた,とされてきました。このような阻害物質による競争をアレロパシーと呼びます。

 さてセイタカアワダチソウは,アレロパシーによってススキの原をセイタカアワダチソウの原に変えたとも言われてきました。

 ところで,セイタカアワダチソウは何を根拠にアレロパシーを持つと言われたのでしょうか。それは,とある研究者が行った根をすりつぶした抽出液を他の植物に振りかけたところ発芽阻害がみられた,という実験室レベルでの結果によるのです。
 恐ろしい話ですが,じつはこの結果がうわさ話のような形で一人歩きしていたのであって,野外で同様の効果があるのか,そもそも根らかそのような物質が分泌されているのか,証明されていなかったのです。

 ここ10年ほど「ススキがセイタカアワダチソウを排除している場所がある」という観察報告が,西日本を中心にあがるようになってきています。
 そこで,とある研究者がススキ1株とその周囲にセイタカアワダチソウ6株を植えて,8年間生育を観察するという実験を行ったところ,あたりはほとんどススキ原になってしまったという結果が得られました。
 なんとアレロパシーは誤解で,在来種を絶滅させるという話は濡れ衣だったのです。
 現在ではセイタカアワダチソウはアレロパシーを起こさないことが確認されています。

 じつはセイタカアワダチソウの種子には良く飛ぶ性質があります。戦後の高度成長期に整地された空き地が出来ると,真っ先にセイタカアワダチソウの種子が飛んできて根付いたため,在来種を駆逐していた様に見えたというのが真相のようです。
 実際には人間が植物を薙ぎ払って植物の生えない不毛の土地を作り出した犯人で,できた不毛の地にセイタカアワダチソウが真っ先に根付いたと言うだけの話だったようです。
 
 試験管レベルでぱっと答えが出る実験ならともかく,生物の世界では多くの要因が重なり合って働くため,短期間では真実を見抜くことが難しいということが言えます。

 生物学が物理や化学と性格が違うのは,こういう思いもよらない要因が鍵になる事があるからなのでしょう。先入観をもたずに事実のみを見つめるのがいかに難しいかと言う例であるとも言えると思います。

次回はまた別の話題をお送りしたいと思います。では!

(第7回:終わり)

2011年05月01日

今年の数学の入試問題はどうだった? =その4=

ブログ上で、数学科講師が問題を解いた感想についてコメントしていきます。
実際の受験生から聞いた「試験場で解いたときの感想」なども!?


    『2011年の京大文系[5]を解いた感想(吉田信夫)』

研伸館が出した解答速報はコチラ
→ http://tsuwamono.kenshinkan.net/way/answer.php

『0以上の整数を10進法で表すとき、次の問いに答えよ。ただし、0は0桁の数と考えることにする。また、nは正の整数とする。
(1)各桁の数が1または2であるn桁の整数を考える。それらすべての整数の総和をT(n)とする。T(n)をnを用いて表せ。
(2)「省略」』

○Hint○
 例えば2桁なら11, 12, 21, 22の4個ある。それぞれを

     1×10+1, 1×10+2, 2×10+1, 2×10+2

と考えることで、位ごとに分けて考えると、総和は

     2(1 + 2)×10+2(1 + 2)=2(1+2)(1+10)=66

です。
一般には、n桁になるので、ある位に1, 2が入る整数は、残りn−1桁に1, 2を入れる方法が2^(n−1)通りあるので、2^(n−1)個あります。
(注:a^nはaのn乗を表します。例えば3^2=(3の2乗)=9です。)

【こたえ】
 n桁のとき、1の位の数だけ考えると、1, 2がそれぞれ2^(n−1)個あるので、和は

     (1+2)×2^(n−1)=3×2^(n−1)

です。同様に、10の位、100の位、…、10…0の位(0が(n−1)個)だけの和は、

     3×2^(n−1)×10, 3×2^(n−1)×100, …, 3×2^(n−1)×10…0

です。これらを全部足すことで、

     T(n)=3×2^(n−1)×(1+10+100+…+10…00)

       =3×2^(n−1)×(10^n−1)/(10−1) ←等比数列の和の公式

       =2^(n−1)×(10^n−1)/3

となります。

          *           *

「こんなの思いつかない…」と思った人はいませんか?
実は、この考え方、算数でも登場するのです。

2006年 灘中第1日[2]
『4つの異なる数字1, 3, [  ], 9から3つの異なる数字を取り出して並べてできる3桁の整数は24個あり、その平均は555である。』

答えは7ですので、ご自身の手で確認してみてください。

入試算数をやった人には当たり前なんですね。
私が担当していた生徒で京大を受験した人は、みんな受験算数を乗り越えた私立高校の生徒ばかりだったので、すぐに分かったみたいです。

GWや夏などは、数学でガチガチになった頭をほぐすにも、息抜きに算数をやってみるのも良いかも知れませんね。