« 2006年09月 | メイン | 2006年11月 »

2006年10月25日

HAPPY HALLOWEEN★

画像の確認
ラポルテ芦屋校に入るとすぐに目に入るのがコレ!何と!英語科の青山佳代子先生がお花を生けて持って来てくれました。HALLOWEENにちなんでカボチャのぬいぐるみが付いているのがわかりますか?今日から2〜3日限定で見ることができます。写真よりも実際に見る方がとってもキレイでかわいいですよ。ぜひ芦屋校に来て下さい!(^^)!

2006年10月23日

物理化学plus+

電気分解の実用的利用・メッキ

みなさん、こん○○は、森かずさです。
授業では2週間かけて電気分解を行いました。
各電極でどのような反応が起きるか、反応式が書けるように復習しておいてください。
閉館期間を挟んで、次回は「電気分解の応用」を扱います。
しっかり復習しておかないと、大変なことになりますよ。

さて、しっかり復習してくれたであろうみなさんに問題です。
銀電極を用いて硝酸銀水溶液を電気分解しました。
各電極で生じる反応をeを含む反応式で書くとどうなるでしょう。
硝酸銀は銀イオンと硝酸イオンに電離します。
 AgNO3→Ag+NO3
したがって、答えは次の通りです。
 陽極:Ag→Ag+e
 陰極:Ag+e→Ag
陽極で銀が溶け出し、その分と同じだけの銀が陰極で析出するということですね。

このとき、陰極は銀に覆われることになります。
これが銀メッキの原理です。
あらかじめ陰極にメッキをつけたい製品をつないで電気分解すればOK。
銀はイオン化傾向が小さく、腐食されにくいので下地の金属を保護しますし、
見た目も美しいものとなります。
ただ、急速に電気分解を行ってしまうと、析出する金属の粒子が粗くなりますので、
実際は条件を整えた上、穏やかに電気分解を行います。

理科は生活に密着している学問といえます
実際の大学入試でも、環境問題に関する問題など生活に結びついた出題があります。
機会があればこういった知識も増やしておきましょう。

2006年10月21日

英語de エイガ4

ワールド・トレード・センターとmake
(原題World Trade Center)

あの9・11からもう5年。あのテロを映画化した作品がこの夏と秋に公開された。ひとつは「ユナイテッド93」。そしてこの「ワールド・トレード・センター」。「ユナイテッド93」はハイジャックされた飛行機のうち、唯一目標点に到達せずに墜落したユナイテッド93便の中で起こった(であろう)乗客たちの勇気ある行動を描いた映画だ(このユナイテッド93は米軍に墜落させられたとの説もある)。非常に臨場感のある映画だった。今回の「ワールド・トレード・センター」は実際にあった話をもとに映画化した少し色の違う映画だ。監督はオリバー・ストーン。僕がオリバー・ストーンと聞くと「プラトーン」となってしまうのが古いのだが、常にメッセージ性の高い映画を「魅せる」監督。今回は9・11の時、救助のためにビルに入るも崩壊に巻き込まれ、一人も救助することなく、自分が救助される側に回ってしまった港湾警察の二人の実話を元にした映画だ(名前も実名だそうだ)。映画なので実際には助かった二人を描いているわけだが、「死んだ人もいっぱいいるんだ」という批判は早急すぎる。オリバー・ストーンはそんな事は百も承知なのだ。そのあたりは最後の方でちゃんと描いてある。「俺たちに明日はない」じゃないのだからハッピーエンドになるのは当たり前だし、オリバー・ストーンなる監督が裏で言いたい事をしっかり読みとろうではないか。今回はこの瀕死の状態から奇跡的に生還した警察官を演じるニコラス・ケージの家族が家で心配するシーン。"He'll make it" (彼はきっと助かるよ)。makeは「作る」だけでなくいろいろな意味を持つ。makeのコア・イメージは「あるAという物体・状況に手を加えてBという物体・状況に作り上げていくこと」だ。使役動詞のmakeも、あることをしない人を強制的に命令してある動作をmakeさせるというのが本義である。ここのmakeは「困難な状況からよい状況をmakeしてitにする」ことから「やりとげる」「成功する」という意味を持つ。この場合は「助かる」という訳をあてている。アメリカでは全然当たらなかったこの映画(当たりまえかなとも思うが)、一人でも多くの人に見て欲しい。(TK)

2006年10月16日

物理化学plus+

ファラデーって何者?

こん○○は、森かずさです。

第18講 ファラデーの法則を今日終えました。
これで電気化学分野の量的計算はバッチリです。
きちんと理解できていれば、既にセンター試験レベルの問題まで対処可能です。
しっかりと復習して自分のモノにしておいて下さいね。

ところで、この「ファラデーの法則」に名を残すファラデーとはどんな人だったのでしょう。
ファラデーは18世紀に貧しい鍛冶職人の息子として生まれました。
家計を助けるため幼いころから製本屋で働いていたのですが、
仕事の合間に科学系の本に興味をもち、無我夢中で勉強したそうです。
ある日、当時の大化学者であったデービーの講演を聴き、
たいそう感動したファラデーは自分も化学の道を歩みたいと懇願し
ついにデービーに弟子入りしたのです。
その後、ファラデーは授業で取り扱った「ファラデーの(電気分解の)法則」のみならず、
電磁誘導や、「ファラデーの(電磁誘導の)法則」などを発見しました。
よく超人的な科学者と語られる人物ですが、
生い立ちを考えると努力で成功をつかんだ苦労の人と言えるかもしれません。

さて、ファラデーの師であるデービーも偉大な科学者です。
カリウム、ナトリウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、マグネシウムと
6種類もの元素を一人で発見したのです。
化学史上、一人で6種類もの元素を発見したのはデービー唯一人です。
このデービー、晩年にこう語っています。
私の一番の発見はファラデーであった」。
プチ感動秘話であると同時に、いかにファラデーが偉大であったかがわかりますね。

2006年10月12日

英語 de エイガ3 「イルマーレ」とcan

さて今回は絶賛上映中の「イルマーレ」です。
これはいわゆるリメーク(焼き直し)です。もとは2000年の韓国映画。あのチョン・ジヒョンちゃんの売れる前の作品ですね。
今回はこれをキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの因縁の共演(対決)でやろうというのですよ。この二人といえばあの名作「スピード」で共演していったんつき合って別れたといういわくつきのカップルではありませんか! これを観ずしてもはや「スピード」は語れまい、ということで行ってまいりました。

サンドラ・ブロックは引越しのため湖畔の家(原題のLake House)を去るとき、自分の郵便受けに次の住人に向けて手紙を書きます。「もし郵便が来たら、以下の住所に転送してください。追伸。玄関の犬の足跡と屋根裏の箱は前からありました」と。
さて場面は変わって、キアヌ・リーブスの登場。今回父親が建てて長年住んでいなかった湖畔の家を購入します。独身生活を楽しむキアヌの郵便受けに「もし郵便が来たら、以下の住所に転送してください。追伸。玄関の犬の足跡と屋根裏の箱は前からありました」というメモが。
ちょっと待て。ここは長年誰もすんでいなかったぞ。何だこの変な手紙は。もともと玄関に犬の足跡もないし、屋根裏を見ても箱はない。キアヌは「何の事かわかりません。2004年○月○日」と書いた手紙を郵便受けに。
さてこれを受け取ったサンドラ。今は2006年なのに2004年だとか変な手紙が来るもんだから嫌がらせかと思ってしまう。
ある日キアヌは家に新しくペンキで色を塗っていると、どこからか犬がやってきてペンキの受け皿に足を突っ込んだ後、家の中に足跡を残しながら入っていく。こうしてだんだん手紙の書いてある通りのことが起こっていきます。相手の女性の新しい家をたずねるとなんとそこは「建設中」。どうも郵便受けがタイムマシンになっていることにお互い気づき始めます。
だんだん「メル友」のように手紙をやり取りする二人。そしてだんだん「会いたい」という気持ちが。
しかし二人は時間の壁という問題につきあたります。一体どうしたら会えるのか・・・。

さてこの手紙のやり取りの始めの方で「一体こんな事がありうるっていうの?」ということをサンドラが書きます。ここで使われている表現がCan this be happening?" 高校英文法の助動詞を学んだ人は分かりますね。「強い疑念を表すcan」です。郵便受けが2年の差を生み出すタイムマシンになっているなんてそんな馬鹿な、という気持ちが伝わる一文ですね。

2006年10月10日

個人懇談実施中!

今週は中1〜3年生の六甲・甲南女子クラスを対象に個人懇談を実施しています。もうすぐ中間考査も始まります!どんなささいなことでもご相談ください。ご家庭でのご様子・研伸館でのご様子等、双方に情報交換を行うことができる機会です。ご参加お待ちしています。

2006年10月09日

物理化学plus+

電子の授受は何反応?

みなさん、こん○○は。医学部物理化学、担当の森かずさです。
可能な限り授業後に、その週の授業内容に関連する記事を掲載します。

さて先週から、古典的な電池の原理について化学的側面から説明しています。
正極では金属の陽イオンが電子を受け取り、負極では金属が電子を放出する。
この反応を利用して電子の流れを外部回路に取り出すのが電池でしたね。
さて、高校で電池を扱うのはどのような単元においてだと思いますか。
実は「酸化還元反応」の発展内容として扱われるのです。

「えーっ!酸化還元反応って酸素の受け渡しだと習いましたよ?」
「電池に酸素、登場してないじゃないですか!」
確かに多くの中学校では「酸化とは酸素と化合。還元はその逆」と教わります。
ですから、驚かれるかも知れません。
しかし、高校では「電子の受け渡しを伴う反応」が酸化還元反応となります。

例えばです。
亜鉛を空気中で強熱すると酸化亜鉛ができます。
2Zn+O2→2ZnO
この、酸化亜鉛は何結合をしている物質だったか覚えていますか?
夏期講習会で扱いましたね、イオン結合です。
すなわち、酸化亜鉛は亜鉛イオンと酸化物イオンからなることがわかります。
ところで、この反応、亜鉛だけに注目してください。
亜鉛は電子を酸素に与え陽イオンになったとみることができます。
これは、例えばボルタ電池の負極で起きていた反応と同じですよね。
Zn→Zn2++2e
酸素は電子を引き付けやすい(電気陰性度の大きい)元素です。
「酸化される」とは「電子を放出する」と捉えることができるわけです。

当面、ここまで本質的な内容は知らなくても問題が解けるよう授業を行います。
まずは、一つひとつの現象や反応を理解ししておいて下さい。
ただ将来的に、このようなより深い内容にリンクすることも知っておいて下さい。
今は、やや散発的な理科の知識が体系化されるときに役立ってくるはずです。