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2007年02月16日

英語 de エイガ18 『エラゴン 遺志を継ぐ者』

英語 de エイガ18 『エラゴン 遺志を継ぐ者』
eragon 2006年アメリカ

〜親子みんなで楽しめるファンタジー映画〜
エラゴンは農家の息子。ある時森へ狩りに出かけると大きな石を見つける。しかしそれはドラゴンの卵だった。
かつてはドラゴンとそれに乗るドラゴンライダーが共存していた平和な時代。しかしある時権力を求めたドラゴンライダー、ガルバトリックスは仲間たちを全て倒し、王となった。だがかつてのドラゴンライダーを待ち望む勢力はまだいた。ドラゴンの卵は3つ残っているのだ。ドラゴンの卵はドラゴンライダーと認める勇気ある青年の前でのみ孵化すると言われている。その1つがエラゴンの目の前で孵化したのだ。普通の農家の息子からいきなり英雄化されたエラゴンは悪を倒すことが出来るのか?

エラゴン役のエド・スペリーアスは新人。しかし周りにはジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコビッチ、ドラゴンの声にレイチェル・ワイズ、など結構大きな人がキャスティングされている。ハリー・ポッターの大ヒット後、2匹目のどじょうを狙う映画がいっぱいでてきたが、一体これはどうなのか?
若干日本では知名度が…。

Tomorrow will come sooner than you expect.(思うより明日はすぐ来るわよ)
ラストでドラゴンがエラゴンに言うセリフ。第2作をお楽しみに、という意味だろう。than以下には主節と異なる内容のものを持ってくることも可能。全3部作の予定だが、第3作は現在作者が執筆中だそう。(TK)

英語 de エイガ17 「トゥモロー・ワールド」

英語 de エイガ17 「トゥモロー・ワールド」
Children of Men 2006年イギリス

〜原題と邦題〜
P・D・ジェイムズの「人類の子供たち」が原作の近未来SF。実はこの邦題「トゥモロー・ワールド」は原題ではない。原題はこの小説の題名と同じ"Children of Men"である。最近は原題をカタカナにしたまま封切ることが多いのだが(007トゥモロー・ネバー・ダイとか)、この映画はなぜか英語にしてあるのにそれが原題と全く異なる。映画会社の方、なぜですか?(こんなことはまあたまにあるんですけど)

2027年、人類に子供が誕生しなくなって18年が経過した。
ある時18歳の人類最後の子供がテロに巻き込まれて死亡したというニュースが世界を駆け巡る。世界は無秩序になり、イギリスが唯一武力で何とか治安を維持している。

セオ(クライブ・オーウェン)はその昔は反政府運動のリーダーだったが今では政府側の機関に属している。ある日セオは、昔の妻ジュリアン(ジュリアン・ムーア。役名と同じだ)がいる反政府組織のアジトに連れて行かれる。ある人間を逃がすために通行証を都合して欲しいというのだ。セオは何とか通行証を都合したが、実はその中の一人の女性が「妊娠」していたのだ。人類の希望となるこの子を存在があるかどうかも分からない、新しい人類社会を作るという「ヒューマン・プロジェクト」に渡すためなのだ。
ヒューマン・プロジェクトは存在するのか、この子供を政治に利用しようとする政府に渡すことなく逃げ切れるのか。

ラストの6分にわたる、長回し(カットせずにそのシーンを一本撮りすること)が圧巻。それはまるで戦場カメラマンの視線である。監督はアルフォンソ・キュアロン。「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を撮った監督だ。つまりは映画としての撮り方はうまいのだが、そのストーリー的なものが終盤ちょっと?というのが私の感想だ。もうちょっとだれずに撮れたのでは?という気持ちが残る。

昨年イギリス・日本で公開され、やっと12月にアメリカで封切られてから興業3位(07年1月段階)にのし上がってきたのが驚きだ。日本では殆ど知られる事なく終わってしまったのだが。クライブ・オーウェンとかジュリアン・ムーアとか言ってもみんな見に行かないものね。

映画の前の方でクライブ・オーウェンに"How are you doing?"(調子はどうだい?)と言われたマイケル・ケインが"Your Rebel with a Lost Cause."(理由の失われた反抗者さ)と答えるところがある。これはジェームズ・ディーンの映画「理由なき反抗」"Rebel Without A Cause"をもじっているのだろう。rebelは反逆者。プログレスという教科書にも出てきますよね。こうやって昔の映画はきちっと日本語に訳してあったし、分かりにくい時は映画会社の人がうまい邦題をつけていたものだ。例えば「ブッチ・キャシディーとサンダンス・キッド」を「明日に向って撃て!」とかね。(TK)