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英語deエイガ87 『ベニスに死す』

DEATH IN VENICE 1971年イタリア

〜ルキノ・ヴィスコンティの代表作〜

トーマス・マンの同名小説の映画化。作曲家アッシェンバッハは心臓の病で倒れ、長期の休暇が必要ということでベニスにやってきた。とりあえずホテルにチェックインしたその日、美しい少年タジオに目を奪われる。
街を散歩している時、やたら消毒薬を道に撒き散らす風景を目にする。実はコレラが蔓延し、観光客の減少を恐れるゆえ、そのわけを誰も語ろうとしないのだ。
急に用事ができたアッシェンバッハはタジオに語りかけることもなくベニスを去ることになる。しかし荷物の輸送にトラブルがあり、数日間ベニスにとどまることになる。
しかしあまりの暑さと、もとからの病気に加え、コレラ菌はもう彼の体を蝕んでいた。

セリフを極力排し、ナレーションも一切ない。カットバックと美しい映像のみで淡々と語られる。静かに映画は始まり、そして静かに終了する。ロングショットが多用されるのだが、ラストもロングショットで終わり非常に物悲しい映画である。

原題は”DEATH IN VENICE”。 直訳は「ベニスでの死」。deathは名詞で「死」。動詞「死ぬ」がdie、また形容詞のdeadは「死んだ」という意味。現在完了の講で出てきた、My grandfather has been dead for 10 years.は「私の祖父は10年間死んでいる」が直訳。日本語の感覚にはないこの単語もぜひ覚えておこう。(TK)

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