日本「誤」録〜あなたの辞書に間違いはない?〜
言葉の数が豊富な人は、それだけで鋭い感性をふりまき、「あの人はどこか違う」と一目置かれます。
これからの時代を担う中学生が、大人の仲間入りを果たしていくためにも、「言葉の常識力」を高めていきましょう。
◆「居眠り」と「うたた寝」はどう違うの?
いよいよ春本番。
ポカポカ陽気でついつい眠たくなってしまうこの時期。
電車の中でついつい居眠り? それともうたた寝? をしてしまっていないでしょうか。
この2つの違いは何かご存知でしょうか。
電車の中や授業中に(してはいけません!)、座った状態で眠るのが「居眠り」です。
眠るつもりはないのに、横になっているうちに眠ってしまうのが「うたた寝」です。(「ころび寝」ともいいます。)
うたた寝はかなり古い言葉で、小野小町の歌にも「うたた寝に恋しき人を見てしより夢てふものは頼みそめてき」と登場しています。
電車の中での居眠りは許されても、うたた寝は許されませんからご注意下さい。
◆「未明」と「早朝」はどちらが暗いの?
「今日の未明に地震がありました」「今日の早朝に地震がありました」。
ニュースなどでよく耳にする言い方ですが、この2つの言葉の使い分け方はきちんと理解できていますか?
「未明」とは「夜がまだ明けきれないとき」をいい、夜に属する時間帯です。
「早朝」とは「朝の早いうち」のことを指します。
そもそも「朝」とは、「夜明けからしばらくの間」を意味しますので、「早朝」は特に「夜が明けた直後」をいいます。
したがって、「未明」はまだ夜の明けない暗いときで、「早朝」は既に夜が明けて明るいときということになります。
いかがだったでしょうか。
皆さんのよく間違えて覚えていそうな言葉を取り上げていきますので、「この言葉の意味は?」「この敬語正しいの?」といった疑問があればお知らせ下さい。(MH)