日本「誤」録〜あなたの辞書に間違いはない?〜
言葉の数が豊富な人は、それだけで鋭い感性をふりまき、「あの人はどこか違う」と一目置かれます。
これからの時代を担う中学生が、大人の仲間入りを果たしていくためにも、「言葉の常識力」を高めていきましょう。
◆「鑑賞」と「観賞」はどう違うの?
「鑑賞」というのは、芸術作品を理解し、味わうことです。
「観賞」というのは、見て楽しむことです。
通常、芸術作品を見るときは「絵画鑑賞」や「美術鑑賞」など「鑑賞」を使うのが正ししです。
一方の「観賞」は、植物や熱帯魚などを見る場合に使われて、「観賞植物」「観賞魚」などと使います。
では、映画は?
映画の場合も、「映画観賞」が一般的なのですね。
たとえ芸術的な映画作品であっても「鑑賞」は使わないようです。
ただ、最近では芸術を気楽に楽しもうという傾向もあり、芸術であっても意図的に「観賞」という言葉を使う人もいるようです。
◆「祝日」と「祭日」はどう違うの?
暦の上で休日となっている日について、いまだに「祝祭日」という言い方をする人がいますが、正しくは「祝日」というということは知っていますか。
「祝日」というのは、正式には「国民の祝日」といい、「国民の祝日に関する法律」で定められており、この日は原則休日となります。
※研伸館では、祝日でも授業がある場合もありますので、詳細はハンドブックを確認しましょう!
一方で、「祭日」は皇室で祭典が行われる日のことです。
戦前までは皇室の重要行事が行われる日を「祭日」としていましたが、「国民の祝日に関する法律」のもとでは「祭日」はなくなってしまいました。
ただ、いくつかは「祝日」として引き継がれています。
2月11日の「建国記念の日」はもとは紀元節ですし、11月23日の「勤労感謝の日」はもとは新嘗祭です。
いかがだったでしょうか。
皆さんのよく間違えて覚えていそうな言葉を取り上げていきますので、「この言葉の意味は?」「この敬語正しいの?」といった疑問があればお知らせ下さい。(MH)