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英語deエイガ106 試写会に行ってきました8 『西の魔女が死んだ』 at 御堂会館

The Witch Of The West is Dead 2008日本/1時間55分/文部科学省特例選定/厚生労働省社会保障審議会推薦

監督:長崎俊一『八月のクリスマス』
出演:サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、高橋克実、木村祐一

いやあ、試写会久しぶりです。最近なかなかあたらなかったので2008年、初の試写会報告です。劇場映画自体も2週間ぶりでございます。

原作はベストセラー100万部の同名小説、梨木香歩著『西の魔女が死んだ』。主演のサチ・パーカーは日本映画デビュー。あのシャーリー・マックレーンの娘さんらしいですがよく知りません(すみません)。シャーリー・マックレーンはよく知っています。高橋真悠は新人。こういうデリケートな映画ではこういった先入観のない役者さんが演じることで物語に集中できます。

中学一年生の「まい」はある朝、母(りょう)に打ち明けます。「学校に行きたくない」。母は仕事で一日不在、父も出張でめったに家にいません。まいは母方のおばあちゃんち(サチ・パーカー)にしばらく世話になります。まいは外国人の血が1/4入ったクウォーターという設定です。
おばあちゃんちは今の都会とは全く異なった田舎の中の田舎。周りには山しかありません。ご飯を作るときも薪をたきます。毎日がキャンプみたいなものです。自然の中で過ごす生活はゆっくりと時間が過ぎていきます。まるで今までの生活が嘘であったかのように。ある時まいはおばあちゃんに尋ねます。「人は死んだらどうなるの?」。生きることとは何か、そして死ぬとは何か、まいは自然の中で生活していくことで大人になっていく。おばあちゃん(=西の魔女)が最後に残したメッセージを最後にこの映画は終了します。

この映画に出てくる女の子は完全な「おばあちゃんっ子」なんですね。お母さんとはコミュニケーションは取れないけれどおばあちゃんとは何でも話せる。おばあちゃんはまいの行動を一つ一つほめてくれます。でも子供にとってはそれが本当にうれしい。ある時、おばあちゃんは自分が魔女であることを打ち明けるんだけれども、それはハリー・ポッターのようなファンタジーではありません。ちょうどドラマ「ちゅらさん」の「おばあ」みたいな感じなんです。おばあちゃんの言葉には何だか含蓄があって第六感を持っている、みたいな。でも孫のまいにとっては異世界の魔法みたいに感じるんです。もちろんそれは人生で培ってきた一種の「あばあちゃんの知恵」的なものなんですね。設定は映画を観れば「ああ、よくあるなあ」という設定なんだけれども、それを題材に映画として成立させることは至難の業ではないでしょうか。ラスト30分はじんわり涙が出てきてああ映画を観たなあという感じです。エンドクレジットがあまりに短くて泣いているまま場内が明るくなるとちょっとあせってしまいます。ちなみにエンドクレジットで流れる曲は手嶌葵。今の生活に疲れた方、何かストレスがたまっている方、また女性の方、ぜひどうぞ。6/21梅田ガーデンシネマ、京都シネマ、シネ・リーブル神戸他、全国ロードショウ。お勧め度が高いこの映画は第8位。かなり上位ですよ。

2008年度ロードショウ 独断と偏見のランク付け
1.母べえ
2.ガチ☆ボーイ
3.潜水服は蝶の夢を見る(第60回カンヌ映画祭 監督賞/高等技術賞受賞)
4.靖国YASUKUNI
5.魔法にかけられて
6.テラビシアにかける橋
7.ヒトラーの贋札(アカデミー外国語映画賞)
8.西の魔女が死んだ
9.ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(アカデミー主演男優賞/撮影賞)
10.アイ・アム・レジェンド
11.スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(アカデミー美術賞)
12.バンテージ・ポイント
13.4ヶ月、3週と2日(2007カンヌ国際映画祭パルムドール)
14.ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記
15.モンゴル
16.アメリカン・ギャングスター
17.クローバーフィールド
18.エリザベス:ゴールデン・エイジ(アカデミー衣装デザイン賞)
19.ライラの冒険 黄金の羅針盤(アカデミー視覚効果賞)
20.ノーカントリー(アカデミー作品賞/監督賞/助演男優賞/脚色賞)
21.つぐない(アカデミー作曲賞)
22.フィクサー(アカデミー助演女優賞)
23.アイム・ノット・ゼア
24.チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
25.シルク
26.エイリアンズVSプレデター
(2007年12月公開のお正月映画から含む)

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