祝!今年度劇場30本目! 英語deエイガ110 『イースタン・プロミス』 第80回アカデミー賞シリーズ
原題EASTERN PROMISES/2007年イギリス・カナダ/100分
2008年第80回アカデミー賞主演男優賞ノミネート(ヴィゴ・モーテンセン)
2008年ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)作品賞、主演男優賞、音楽賞ノミネート
2007年トロント国際映画祭観客賞受賞
監督:デビッド・クローネンバーグ『ザ・フライ』
出演:ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、シニード・キューザック
半年で30本ということは年間60本のペースですね。学生時代に比べるとなかなか映画を観にいけませんが何とか50本はクリアしたいと思います。
マイナーですが今年度アカデミー賞の主演男優賞候補作が6月にやっと神戸で公開。あのハエ男の恐怖を描いたデヴィッド・クローネンバーグ監督がイギリスのロシア系マフィアを撮りました。
舞台はイギリス。助産婦アンナのところに妊娠した身元不明の少女が運び込まれてきます。彼女は赤ちゃんを出産した後、残念ながら死亡。アンナは少女が持っていたロシア語で書かれた日記を持ち帰ります。何とか赤ちゃんを親戚の元に届けたい、その手がかりがあると思ったからです。日記に挟まれた一枚のレストランの名前。ここを訪れたことから彼女は今まで何の関係もなかったロシア系マフィアと絡んでいくことになっていきます。秘密を知ってしまった彼女とその家族の運命は…。
ヴィゴ・モーテンセンの演技はすばらしいです。ノミネートされたのも納得。ヴィゴ・モーテンセンと主演男優賞を受賞したダニエル・デイ・ルイス、いい勝負です。
それに負けず劣らず素晴らしいのは監督のD・クローネンバーグでした。何とも言えない恐怖というか緊張感をかもし出していました。ラストがちょっとあいまいですが(観客に任せた!ということですか?)、各役者さんのいいところをまんべんなく引き出していて監督賞をあげたいくらいです。
さて原題のEASTERN PROMISESは直訳すると「東の約束(複数形)」ですが、この「東」というのはイギリスから見た東欧を指すらしいです。その東欧(ソビエト)から少女たちがロシア系マフィアたちによって連れてこられ、イギリスで人身売買されているんですね。この映画は自由主義社会で安心した生活を約束(PROMISE)されながらも(もちろん嘘)イギリスでひどい目にあっている人々の現状をあぶりだしています。
ヴィゴ・モーテンセンの演技に感銘を受け今回は第11位です。シネ・リーブル神戸、シネ・リーブル梅田で公開中。
2008年度ロードショウ 独断と偏見のランク付け
1.母べえ
2.ガチ☆ボーイ
3.潜水服は蝶の夢を見る(第60回カンヌ映画祭 監督賞/高等技術賞受賞)
4.靖国YASUKUNI
5.魔法にかけられて
6.テラビシアにかける橋
7.ヒトラーの贋札(アカデミー外国語映画賞)
8.JUNO/ジュノ(アカデミー脚本賞)
9.西の魔女が死んだ
10.ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(アカデミー主演男優賞/撮影賞)
11.イースタン・プロミス
12.君のためなら千回でも(アカデミー作曲賞)
13.アイ・アム・レジェンド
14.スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(アカデミー美術賞)
15.バンテージ・ポイント
16.4ヶ月、3週と2日(2007カンヌ国際映画祭パルムドール)
17.ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記
18.モンゴル
19.アメリカン・ギャングスター
20.クローバーフィールド
21.エリザベス:ゴールデン・エイジ(アカデミー衣装デザイン賞)
22.ライラの冒険 黄金の羅針盤(アカデミー視覚効果賞)
23.ノーカントリー(アカデミー作品賞/監督賞/助演男優賞/脚色賞)
24.つぐない(アカデミー作曲賞)
25.フィクサー(アカデミー助演女優賞)
26.once ダブリンの街角で(アカデミー歌曲賞)
27.アイム・ノット・ゼア
28.チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
29.シルク
30.エイリアンズVSプレデター
(2007年12月公開のお正月映画から含む)