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数学のススメ〜オリンピックで起きた奇跡〜

さて、本日6月8日(日)はスーパー模試が実施されます。
今日はいつもとは少し内容を変更して、数字がもたらす奇妙な事件についてお知らせ致しましょう。

1988年のソウル・オリンピックでの出来事です。
女子100メートル背泳の予選で事件は起こりました。

オーストラリアのカレン・ロード選手とイタリアのマヌエラ・カロッシ選手は、決勝を目指して予選に臨みました。
二人がエントリーしていたのは、それぞれ別の組でした。

二人のタイムは、1分4秒69でした。
100分の1秒までまったく同じタイムでした。

これだけのことなら、ありそうなお話ですが、二人のタイムは予選8位だったのです。
タイムに関する限り、どちらも決勝に進む権利があります。
しかし、コースは8コースまでしかありません。

そこで、決勝進出をかけた世にも稀なプレーオフが行われることになりました。

そして。

そこで2度目の奇跡が起こったのです。

プレーオフでの二人は、1分5秒05という同じタイムを叩き出したのです。
オリンピック競泳史上、同タイムが同じ二人の選手によって2回続けた出たことはないでしょう。

かくして2回目のプレーオフが行われることになりました。
前半の50メートルはまったく同じペースで泳ぎ、50のターンで電子時計が示した数字は32秒25の同タイム。

しかし、今回はゴールで決着がつきました。
カロッシ選手が1分4秒62で泳ぎ切り、0.13秒差で決勝に進むことになりました。

きわめて精度の高い電子時計が3度までもまったく同タイムを示したことは、本当に珍しいことであるのはいうまでもないでしょう。
その後決勝戦がどうなったのかまでは残念ながらわからないです。
気になる人は調べてみて下さい。(MH)

泳ぎをおぼえたければ思いきって水に入ることだ。そして問題を解くことをおぼえたかったら、解いてみるのがよい。――――――(ポーヤ)

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