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英語deエイガ117 『クライマーズ・ハイ』

Climber’s High/2008年/東映

〜日航機墜落事故から23年〜
阪神タイガースが優勝し、中曽根首相が靖国神社公式参拝した1985年。乗客524名中520名の死者を出し世界最大の航空機事故となった8月12日から1週間の(架空の)地方新聞の内情を描いた作品。

監督は『突入せよ!「あさま山荘」事件』の原田眞人。主演は堤真一(『ALWAYS三丁目の夕日』、堺雅人(『アフター・スクール』)。

1985年8月12日、北関東新聞社に「日航機123便、レーダーから消える」の一報が入る。堤真一は社長(山崎努)から日航機事件の「全権」デスクを任される。「全権」とは新聞におけるこの事件に関しての一切の権限を任されることを意味する。記事の締切は午前1時。これを過ぎると印刷から販売店まであらゆる部門に迷惑をかけることになるのだが、堤真一は事件の真相を伝えるべく、各部門との折衝(ケンカ?)に奔走する。そして事件の原因となる「圧力隔壁」のスクープに一世一代の決断を迫られることになるのだが…。

この映画は墜落事故の原因を追究する映画でもドキュメンタリー映画でもない。そこに存在するのは事件報道の一切を任された一新聞記者の「家族と仕事」「上司と部下」「現場とデスク」の対立を描いた映画である。

この映画を観るポイントは2つ。
1つは堤真一の演技のすばらしさ。部長と堤真一の対決は本物のケンカを見るようである。
2つめは圧倒的な映画のテンポ。まるでそこが実際の新聞社のような錯覚を起こさせる緊張感を再現する素早いカットはこれが映画であることを忘れさせる。

題名のclimber’s highとは登山者が極度の緊張からその恐怖感を感じなくなる心理状態のことを指す。堤真一は新聞社の一面を仕切りクライマーズ・ハイにありながらも最後の最後に…。

2008年度劇場映画 独断と偏見のランク付け
1.インディー・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
2.母べえ
3.ガチ☆ボーイ
4.潜水服は蝶の夢を見る(第60回カンヌ映画祭 監督賞/高等技術賞受賞)
5.靖国YASUKUNI
6.魔法にかけられて
7.テラビシアにかける橋
8.ヒトラーの贋札(アカデミー外国語映画賞)
9.JUNO/ジュノ(アカデミー脚本賞)
10.崖の上のポニョ
11.西の魔女が死んだ
12.ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(アカデミー主演男優賞/撮影賞)
13.イースタン・プロミス
14.君のためなら千回でも(アカデミー作曲賞)
15.アフター・スクール
16.アイ・アム・レジェンド
17.スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(アカデミー美術賞)
18.バンテージ・ポイント
19.4ヶ月、3週と2日(2007カンヌ国際映画祭パルムドール)
20.告発のとき
21.ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記
22.クライマーズ・ハイ
23.モンゴル
24.アメリカン・ギャングスター
25.クローバーフィールド
26.エリザベス:ゴールデン・エイジ(アカデミー衣装デザイン賞)
27.ライラの冒険 黄金の羅針盤(アカデミー視覚効果賞)
28.ノーカントリー(アカデミー作品賞/監督賞/助演男優賞/脚色賞)
29.つぐない(アカデミー作曲賞)
30.フィクサー(アカデミー助演女優賞)
31.onceダブリンの街角で(アカデミー歌曲賞)
32.アイム・ノット・ゼア
33.アウェイ・フロム・ハー君を想う
34.チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
35.シルク
36.スピード・レーサー
37.エイリアンズVSプレデター

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