日本「誤」録〜あなたの辞書に間違いはない?〜
言葉の数が豊富な人は、それだけで鋭い感性をふりまき、「あの人はどこか違う」と一目置かれます。
これからの時代を担う中学生が、大人の仲間入りを果たしていくためにも、「言葉の常識力」を高めていきましょう。
今回は知っているようで知らない言葉にスポットライトをあててみましょう。
◆「関西地方」と「近畿地方」はどう違うの?
もともと「関西」は、関東に対して「逢坂の関(現在の滋賀県大津市)」から西を指す名称でした。
一方の「近畿」は畿内(山城、大和、摂津、河内、和泉の五国)の近隣という意味でした。
そこから考えると、「関西」は二府四県(京都・大阪・滋賀・兵庫・奈良・和歌山)を指し、「近畿」はそこに三重県を加えた地域を指しているといえるのではないでしょうか。
ただし、現在では関西と近畿の使い方にはほとんど厳密な区別はありません。
民間では「関西経済同好会」など「関西」を使い、行政では「近畿運輸局」など主に近畿を使うことが多い、といった違いがあるようですが、これも慣例にすぎないようです。
◆「バルコニー」と「ベランダ」はどう違うの?
花や格子で飾ってあるのが「バルコニー」で、洗濯物を干しているのが「ベランダ」かな、なんてイメージを持っているのでしたら、これを機に改めましょう。
「バルコニー」は南ヨーロッパなどで、日光を楽しむために2階以上の部屋に付けられた人工の庭のことです。
一方の「ベランダ」は、外に張り出した「縁」のことで、通常、庇がついています。
日本でいえば「縁側」のようなものですね。
建築上の定義では、2階以上の部屋に付けられた屋根なしの「庭」がバルコニー、1階、2階を問わず屋根などのついた「縁」がベランダです。
いかがだったでしょうか。
皆さんのよく間違えて覚えていそうな言葉を取り上げていきますので、「この言葉の意味は?」「この敬語正しいの?」といった疑問があればお知らせ下さい。(MH)