偉人に学べ〜世界の箴言、集めました〜
世界や人間の本質を熟知している人々の言葉には感動させられます。
実生活に役立つものも多いでしょう。
毎週火曜日は、世界の著名人が残した箴言(しんげん――いましめとなる短い句のこと)をその背景とともに紹介していきましょう。
人生最大の報酬は知的活動によって得られる―――マリー・キュリー
放射性物質の研究で有名なマリー・キュリーは、ノーベル賞を2度も受賞した唯一の女性です。
他にも「物理学賞と化学賞を受けた唯一の人物」「夫婦での共同受賞」「親子で受賞」などの数々のユニークな受賞記録を持っています。
ポーランドのワルシャワに生まれたマリーは、両親ともに教育者の家庭で育ち、15歳で女学校を卒業すると働き始めなければならなかったようです。
その後1891年にパリへ赴きソルボンヌ大学への入学を果たします。
それから僅か2年で物理学の学位を得ると、翌年には数学の学位も得たというから驚きです。
マリーの興味の対象は、当時レントゲンとベクレルによって発見された謎の光線にありました。
彼女はその光線を「放射能」と名づけて研究を進めた結果、1898年に夫とともにポロニウムとラジウムを発見し、その功績によって1903年に最初のノーベル賞(物理学賞)を受賞します。
その8年後には、ラジウムの精製に成功した功績によって、2度目のノーベル賞(化学賞)を受賞します。
ラジウムは放射線治療には欠かせない物質ですが、マリーは精製技術の特許を取得せず、万人にその技術を公開しました。
冒頭の言葉は、「特許をとっておけば莫大な報酬が得られたはずなのに」という進言に対する彼女の答えです。(MH)