英語deエイガ124 『カンフー・パンダ』
原題:Kung Fu Panda/アメリカ/92分
声:ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ルーシー・リュウ、ジャッキー・チェン
〜『シュレック』シリーズのドリーム・ワークスが送るカンフーアニメ〜
ぶよぶよの体に、ぐうたらパンダのポーはラーメン屋の息子。将来はラーメン屋を継ぐように言われているが、自分が好きなのは「カンフー」。ラーメン屋を継ぐことなんて全く考えていない。ある時、ウーグウェイ導師がドラゴン・ウォリヤー(龍の戦士)を指名するということで大きなイベントが開かれることになる。実は昔、タイ・ランという悪のカンフーの使い手が牢獄にいたが脱走したというのだ。タイ・ランをやっつけることが出来るのはただ一人、ドラゴン・ウォリアーだというのだ。そのイベントを一目みたいと駆けつけたのがカンフーおたくのポー。有り得ない方法で忍び込んだポーを何とウーグウェイ導師は指名してしまう!! 一体食いしん坊でぶよぶよのパンダがこの町を救うことができるのか??
ストーリーは英語deエイガ118でご紹介した『ドラゴン・キングダム』と同じ流れだ。カンフーなんてやったことがないカンフーおたくがひょんなことで選ばれて悪を倒すという設定。
いずれにせよ、最後にカンフーをマスターしたパンダが悪を倒すというありきたりなストーリーであることは想像に難くないし、実際に映画はその通りの進行だ。しかし、この映画には大きな見どころがある。
1つはカンフーのテイストをしっかりと理解してできた作品であるということ。一昔前の、何だか怪しい東洋人が出てきます、というのではなく(登場人物?が全て動物だから当たり前だけど)、しっかりと中国の思想やカンフー映画を研究したであろうことが伝わってくるのだ。
2つ目は伏線。前半に仕込まれた伏線がドラマの後半になってどんどん際立ってくるのだ。はっきり言うとカンフーの修行はせいぜい1週間くらいだから絶対勝てないはずなんだけれど、その伏線があるから、なるほどはいはい、と観客を納得させるだけでなく何と笑わせてもくれる。
ぶよぶよのパンダ、ポーのカンフー指導をするのがシーフーというマスターなのだが、なかなかうまくいかないポーに声をかける。
Today is a gift, that is why it is called the present.
(今日という日は贈り物なのだ。だからプレゼント(「現在」の意味)というのだよ)
presentが「贈り物」という意味と「現在」という意味のダブルミーニングになっているシャレなんだけれども、終わったことを悔やんでもしかたない。未来を心配しても無駄だ、今を生きなさい、というメッセージなんだけれども、何とか字幕版ではルビをふることによって英語のシャレは処理していた。吹き替え版はどうなっているんだろう?(TK)
2008年度劇場映画 独断と偏見のランク付け
1.ひめゆり
2.インディー・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
3.母べえ
4.ガチ☆ボーイ
5.潜水服は蝶の夢を見る(第60回カンヌ映画祭 監督賞/高等技術賞受賞)
6.靖国YASUKUNI
7.魔法にかけられて
8.テラビシアにかける橋
9.ドラゴン・キングダム
10.ヒトラーの贋札(アカデミー外国語映画賞)
11.JUNO/ジュノ(アカデミー脚本賞)
12.崖の上のポニョ
13.西の魔女が死んだ
14.ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(アカデミー主演男優賞/撮影賞)
15.イースタン・プロミス
16.君のためなら千回でも(アカデミー作曲賞)
17.アフター・スクール
18.アイ・アム・レジェンド
19.スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(アカデミー美術賞)
20.バンテージ・ポイント
21.4ヶ月、3週と2日(2007カンヌ国際映画祭パルムドール)
22.告発のとき
23.ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記
24.クライマーズ・ハイ
25.モンゴル
26.アメリカン・ギャングスター
27.クローバーフィールド
28.エリザベス:ゴールデン・エイジ(アカデミー衣装デザイン賞)
29.ライラの冒険 黄金の羅針盤(アカデミー視覚効果賞)
30.ノーカントリー(アカデミー作品賞/監督賞/助演男優賞/脚色賞)
31.つぐない(アカデミー作曲賞)
32.フィクサー(アカデミー助演女優賞)
33.onceダブリンの街角で(アカデミー歌曲賞)
34.ハプニング
35.アイム・ノット・ゼア
36.アウェイ・フロム・ハー君を想う
37.カンフー・パンダ
38.チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
39.シルク
40.スピード・レーサー
41.エイリアンズVSプレデター