アタリマエほど恐ろしい〜あなたの常識、ウソ?ホント?〜
世の中には「こんなの常識でしょう」といわれている事柄がたくさんあります。
当たり前すぎて今まで何の疑問も感じずに信じてきた人は少なくないでしょう。
でも本当なのか気になりませんか?
木曜日は信じられてきた「常識」を疑って検証してみようということで、追求してみました。
◆「睡眠学習で寝ている間に勉強できる」というのは本当?
最近はあまり耳にしなくなったものの、少し前には睡眠学習と呼ばれる勉強法が一世を風靡したものですね。
寝ている間も脳は機能していることから、それなら睡眠中に脳に記憶させてしまおうといううまい(甘い?)考え方なわけですね。
例えば寝ている間に英会話のテープを流し続けていると、自然と英語力が身につくのではないかというわけです。
実験では、寝ていても外の刺激に脳が反応していることは証明されているようです。
また、1970年代に行われた睡眠学習の実験では、統計学的には被験者の正答率が上がったとも報告されています。
しかし、これはあくまで偶然よりは確率が高いといった程度で、睡眠学習によって飛躍的に成績があがるかといえば、それは難しい。
結論としては、「睡眠学習の効果はほとんどない」ようです。
ただし、睡眠と学習には密接な関係があります。
例えば、記憶は深い睡眠状態にあるときに、しっかりと脳に収められます。
しかもその記憶は寝る直前に覚えたものほど、うまく脳の中に定着するといいます。
だから、大事なことを記憶するなら寝る直前に学習し、覚えたと確信できたら、すぐにぐっすりと眠るとよいわけですね。
また、脳の中では、覚えることと思い出すこととは別の機能になっています。
そのため、効率的な学習法としては、ただ覚えることだけではなく、思いだす訓練が大切なのです。
せっかく覚えても、その知識が脳の中にあるだけで、いざというときに取り出せないとしたら、全く役に立たないのですから。
思い出すことで、蓄積した記憶を自由自在に使いこなせるようになって、はじめて学習したといえるのではないでしょうか。
いかがだったでしょうか。
これからも皆さんの「常識」を検証していきますので、次回をお楽しみに。(MH)