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偉人に学べ〜世界の箴言、集めました〜

世界や人間の本質を熟知している人々の言葉には感動させられます。
実生活に役立つものも多いでしょう。
毎週火曜日は、世界の著名人が残した箴言(しんげん――いましめとなる短い句のこと)をその背景とともに紹介していきましょう。

一番乗りは牡蠣を得るが、二番目の人は貝殻しか得られない―――アンドリュー・カーネギー

カーネギーは、アメリカ資本主義発達期の代表的な企業家で、「鉄鋼王」とまで呼ばれた人物です。
しかし、貧しい少年時代を過ごしていたようです。

家族とともにスコットランドから移住し、織物工だった父がアメリカで事業を立ち上げようとするものの失敗します。
カーネギーは13歳の頃から木綿工場やボイラー焚きなどの仕事を転々として、ペンシルバニア鉄道に就職します。
この鉄道会社で手腕を見込まれたカーネギーは、ピッツバーグ地区の監督にまで昇進しました。

しかし、カーネギーはその地位には満足せず、鉄橋製造会社をつくって、稼いだお金を鉄鋼と油田に投資して増やし、南北戦争が終了すると製鉄会社を設立します。
さらには当時の最新技術だったベッセマー式製鋼法をいち早く導入して生産性の向上を図ります。
この技術導入の成果もあって、彼の事業は大成功を収め、次々と他の製鉄会社を買収し、やがては「鉄鋼王」とまで呼ばれるようになりました。
ちなみに、1899年当時、カーネギーが経営する製鉄会社は、アメリカの鉄鋼生産量の25%を支配していたというから驚きです。

無一文から鉄鋼王までのし上がったのには、誰よりも早く最新のアイデアと技術を導入していたからだというのが冒頭の言葉にも表れていますね。

成り上がり者というと、地位や金に執着するイメージがありますが、1901年の鉄鋼大合同によって、USスチール会社が成立すると、あっさりすべての会社を売却してしまいます。
この会社の売却で得た4億8000万ドルという莫大な金で様々な慈善事業を行い、「鉄鋼王」から「慈善王」と呼ばれるようになったということです。
なんともスケールの大きな話ですね。(MH)

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